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− | == ムネタケ・サダアキ(Sadaaki Munetake) ==
| + | *外国語表記:[[外国語表記::Sadaaki Munetake]] |
| *[[登場作品]]:[[機動戦艦ナデシコ]] | | *[[登場作品]]:[[機動戦艦ナデシコ]] |
| *[[声優]]:真殿光昭 | | *[[声優]]:真殿光昭 |
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| *キャラクターデザイン:後藤圭二 | | *キャラクターデザイン:後藤圭二 |
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− | 地球連合宇宙軍提督。[[フクベ・ジン|フクベ]]とは軍時代の同僚で、[[第1次火星会戦|第一次火星会戦]]においては、フクベと共に連合宇宙軍第一艦隊旗艦リアトリスに乗艦していた。キノコ状の髪型とオネエ口調が特徴という気色悪い外見な上に、保身と独善に満ちた傲慢な発言が多いという一種の嫌われるタイプであるが、組織の人間としては真面目で忠実な人物で、宇宙連合軍の意向に逆らう素振りは見せない。しかし、優秀な軍人である父親に憧れ、連合宇宙軍提督となる道を選んだり、精神的に追い詰められた時には少年時代の父との写真を見つめる等、どこか純粋で繊細な面もある。 | + | == 概要 == |
| + | 地球連合宇宙軍提督。 |
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− | [[ナデシコ]]を接収するという軍の命令を受けたことで、上官であるフクベの意向に反し、武装した部下を率いてナデシコを一時占拠し反対するクルーを捕縛するも、[[テンカワ・アキト|アキト]]たちの反攻と[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]の機転で艦を奪い返され逆に捕虜となる。しかし、防衛衛星での戦闘のどさくさに紛れて部下と共に脱走を図り、運悪く目撃した[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]を射殺した。 | + | [[フクベ・ジン]]とは軍時代の同僚で、[[第1次火星会戦]]においては、フクベと共に連合宇宙軍第一艦隊旗艦リアトリスに乗艦していた。 |
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| + | キノコ状の髪型とオネエ口調が特徴という気色悪い外見な上に、保身と独善に満ちた傲慢な発言が多いという一種の嫌われるタイプであるが、組織の人間としては真面目で忠実な人物で、宇宙連合軍の意向に逆らう素振りは見せない。しかし、優秀な軍人である父親に憧れ、連合宇宙軍提督となる道を選んだり、精神的に追い詰められた時には少年時代の父との写真を見つめる等、どこか純粋で繊細な面もある。 |
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| + | [[ナデシコ]]を接収するという軍の命令を受けたことで、上官であるフクベの意向に反し、武装した部下を率いてナデシコを一時占拠し反対するクルーを捕縛するも、[[テンカワ・アキト]]たちの反攻と[[ミスマル・ユリカ]]の機転で艦を奪い返され逆に捕虜となる。しかし、防衛衛星での戦闘のどさくさに紛れて部下と共に脱走を図り、運悪く目撃した[[ダイゴウジ・ガイ]]を射殺した。 |
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| 後にネルガルと連合宇宙軍が協定を結んだことで、ナデシコが宇宙軍に編入された後は、図々しくも提督として戻ってくる。事あるごとにナデシコを「アタシのナデシコ」と言っていたり、自分の意に全く従わないクルー達の行動や態度にヒステリックになっていることで、クルー達からは完全に目の上のタンコブ扱いされており、南国の島「テニシアン島」での休息の際には、埋められて何度も波に飲まれた挙句、置き去りにされてしまうという仕打ちを受けている。 | | 後にネルガルと連合宇宙軍が協定を結んだことで、ナデシコが宇宙軍に編入された後は、図々しくも提督として戻ってくる。事あるごとにナデシコを「アタシのナデシコ」と言っていたり、自分の意に全く従わないクルー達の行動や態度にヒステリックになっていることで、クルー達からは完全に目の上のタンコブ扱いされており、南国の島「テニシアン島」での休息の際には、埋められて何度も波に飲まれた挙句、置き去りにされてしまうという仕打ちを受けている。 |
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− | [[木星蜥蜴]]の正体が人間であることを知った際には、パニックを防ぐために秘密裏に捜索を行うことを命令するが、後にその事実を連合宇宙軍が[[ネルガル]]と共謀し隠蔽していた事実を[[エリナ・キンジョウ・ウォン|エリナ]]から聞かされて、酷く動揺する。ムネタケが非道な手段を行使してきたのも、連合宇宙軍が地球の正義であると信じていたからこそであったが、その先にあったのは、木星蜥蜴が木連として攻撃してきた原因が連合宇宙軍にあったという実態と、それらの最重要極秘事項をナデシコのクルーに漏洩してしまった責任で降格されるという、理不尽な仕打ちだけであった。 | + | [[木星蜥蜴]]の正体が人間であることを知った際には、パニックを防ぐために秘密裏に捜索を行うことを命令するが、後にその事実を連合宇宙軍が[[ネルガル]]と共謀し隠蔽していた事実を[[エリナ・キンジョウ・ウォン]]から聞かされて、酷く動揺する。ムネタケが非道な手段を行使してきたのも、連合宇宙軍が地球の正義であると信じていたからこそであったが、その先にあったのは、木星蜥蜴が木連として攻撃してきた原因が連合宇宙軍にあったという実態と、それらの最重要極秘事項をナデシコのクルーに漏洩してしまった責任で降格されるという、理不尽な仕打ちだけであった。 |
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− | それまで信じていたものに手酷い裏切りを受けてしまったムネタケは、精神の拠り所を失ったことで追い込まれていたが、[[ウリバタケ・セイヤ|ウリバタケ]]がこっそり製作していた「[[Xエステバリス改|Xエステバリス]]」で自身の復権を図ろうとする。しかし、心の何処かで罪悪感を覚えていたガイ射殺の事実をアキトに突きつけられ、更にはXエステバリスが失敗作に終わってしまい、完全孤立してどうにもならなくなってしまったムネタケは、ノイローゼ状態にまで陥ってしまう。その後、完全に自暴自棄になったムネタケは、自らに[[IFS]]を打ち込み、その幻覚作用によって合流したドッグ艦のコスモスを敵と誤認。「[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー]]の[[歌]]」を歌いながらXエステバリスで出撃してしまう。失敗作であったXエステバリスは、当然自己崩壊を始めていくが、ゲキ・ガンガーに乗って助けに来たガイの幻を見たムネタケは、涙を流しながら感謝の言葉を言って、「ゲキガン・フレア」の叫びと共にオーバーロードで[[自爆]]して散った。 | + | それまで信じていたものに手酷い裏切りを受けてしまったムネタケは、精神の拠り所を失ったことで追い込まれていたが、[[ウリバタケ・セイヤ]]がこっそり製作していた「[[Xエステバリス改|Xエステバリス]]」で自身の復権を図ろうとする。しかし、心の何処かで罪悪感を覚えていたガイ射殺の事実をアキトに突きつけられ、更にはXエステバリスが失敗作に終わってしまい、完全孤立してどうにもならなくなってしまったムネタケは、ノイローゼ状態にまで陥ってしまう。その後、完全に自暴自棄になったムネタケは、自らに[[IFS]]を打ち込み、その幻覚作用によって合流したドッグ艦のコスモスを敵と誤認。「[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー]]の[[歌]]」を歌いながらXエステバリスで出撃してしまう。失敗作であったXエステバリスは、当然自己崩壊を始めていくが、ゲキ・ガンガーに乗って助けに来たガイの幻を見たムネタケは、涙を流しながら感謝の言葉を言って、「ゲキガン・フレア」の叫びと共にオーバーロードで[[自爆]]して散った。 |
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| 序盤から中盤にかけてはただの嫌味なキャラクターでしかなかったが、その最期が描かれる第17話ではムネタケの人間的な弱さも描かれ、自らの信じた正義に裏切られて居場所をなくし、孤独死に等しい結末を迎えた末路には、視聴者に哀れみを抱かせずにはいられないものがあった。 | | 序盤から中盤にかけてはただの嫌味なキャラクターでしかなかったが、その最期が描かれる第17話ではムネタケの人間的な弱さも描かれ、自らの信じた正義に裏切られて居場所をなくし、孤独死に等しい結末を迎えた末路には、視聴者に哀れみを抱かせずにはいられないものがあった。 |