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| 『[[機動戦士ガンダム00]]』にて登場する組織『[[ソレスタルビーイング]]』のセカンドチーム。 | | 『[[機動戦士ガンダム00]]』にて登場する組織『[[ソレスタルビーイング]]』のセカンドチーム。 |
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− | メンバーは全員が[[デザイナーベビー|デザインベイビー]]による兄妹であり、[[プトレマイオス]]チームとは独立して行動する。そして疑似太陽炉「[[GNドライヴ[Τ]]]」を動力とするガンダム、「ガンダムスローネ」シリーズの[[ガンダムマイスター|マイスター]]でもある。 | + | メンバーは全員が[[デザイナーベビー|デザインベイビー]]による兄妹であり、[[プトレマイオス]]チームとは独立して行動する。そして擬似太陽炉「[[GNドライヴ[Τ]]]」を動力とするガンダム、「ガンダムスローネ」シリーズの[[ガンダムマイスター|マイスター]]でもある。 |
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| プトレマイオスチーム同様、目的は「武力による戦争根絶」だが、プトレマイオスチームのやり方を生ぬるいと評価し、こちらは軍事基地や[[企業|工場]]もろとも[[民間人]]をも巻き込む程の過激な武力介入を行った。挙句、最早「武力介入」ですらない個人感情による「虐殺」同然の行動も引き起こし、その結果、プトレマイオスチームからは紛争の幇助者とみなされ決別されている。 | | プトレマイオスチーム同様、目的は「武力による戦争根絶」だが、プトレマイオスチームのやり方を生ぬるいと評価し、こちらは軍事基地や[[企業|工場]]もろとも[[民間人]]をも巻き込む程の過激な武力介入を行った。挙句、最早「武力介入」ですらない個人感情による「虐殺」同然の行動も引き起こし、その結果、プトレマイオスチームからは紛争の幇助者とみなされ決別されている。 |
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| しかし、メンバーすら知らないトリニティに与えられた真の役割は'''「ガンダムに対する世界の敵意を煽り、世界の統一を促す」'''というものであり、監視者である[[アレハンドロ・コーナー]]の'''捨て駒'''に過ぎなかった。最終的に[[国連|国連軍]]の結成により役目を終えたと判断され、刺客として放たれた[[アリー・アル・サーシェス]]の襲撃により、ネーナ一人だけを残して壊滅した。そのうちに、ミハエルの[[ガンダムスローネツヴァイ]]もサーシェスに奪取され国連軍の戦力に組み込まれた。そしてチームトリニティが行った過激な武力介入への憎悪はプトレマイオスチームへと向けられていき、彼らは窮地に陥ることになる。 | | しかし、メンバーすら知らないトリニティに与えられた真の役割は'''「ガンダムに対する世界の敵意を煽り、世界の統一を促す」'''というものであり、監視者である[[アレハンドロ・コーナー]]の'''捨て駒'''に過ぎなかった。最終的に[[国連|国連軍]]の結成により役目を終えたと判断され、刺客として放たれた[[アリー・アル・サーシェス]]の襲撃により、ネーナ一人だけを残して壊滅した。そのうちに、ミハエルの[[ガンダムスローネツヴァイ]]もサーシェスに奪取され国連軍の戦力に組み込まれた。そしてチームトリニティが行った過激な武力介入への憎悪はプトレマイオスチームへと向けられていき、彼らは窮地に陥ることになる。 |
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− | 捨て駒に過ぎないせいか各人のパイロット能力はそれほど高くなく、機体性能に依存している部分が多い。原作では、当初は圧倒的な機体性能を見せつけてガンダムに比べて性能的に劣る敵を一方的に蹂躙していたものの、各国家軍にガンダムと同等の性能を持つ[[GN-X]]が提供されると、瞬く間に追い詰められた。生身での戦闘能力もあまり高い訳では無いようで、サーシェスが不意打ちを仕掛けた際には何も出来ずに[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]が銃殺され、[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]も負傷した(無論、サーシェスの生身の戦闘力が凄過ぎるという解釈は出来る)。その間、[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]は(ガンダムに乗っていたにもかかわらず)何も出来なかった(好意的に解釈するなら、ヨハンを巻き添えにする攻撃が出来なかったため、とも受け取れるが)。
| + | 捨て駒に過ぎない所為か各人のパイロット能力はそれほど高くなく、機体性能に依存している部分が多い。原作では、当初は圧倒的な機体性能を見せつけてガンダムに比べて性能的に劣る敵を一方的に蹂躙していたものの、[[ユニオン (00)|三大]][[人類革新連盟|国家]][[AEU|群]]に[[ガンダムタイプ|ガンダム]]と同等の性能を持つ[[GN-X]]が提供されると、瞬く間に追い詰められた。 |
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− | 上記のような点や、機体性能に胡座をかいて意気がる行動・発言が多く(特にミハエルとネーナ)、そのくせ不測の事態にはほとんど対応できずかつ実力で勝る敵に相対するとあっさり敗北を喫する点などから「かませ犬」「虎の威を借る狐」「弱い者いじめ専門」という風に見られている節も少なからずある(彼らの活躍があまり描写されていないことも一因だろうが)。
| + | ついでに、生身での戦闘能力もあまり高い訳では無いようで、サーシェスが不意打ちを仕掛けた際には何も出来ずに[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]が銃殺され、[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]も負傷した(無論、サーシェスの生身の戦闘力が凄過ぎるという解釈は出来る)。その間、[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]は(ガンダムに乗っていたにもかかわらず)何も出来なかった<ref>好意的に解釈するならば、「[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]は長兄[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]を巻き添えにする攻撃が出来なかったため」とも受け取れるが。</ref>。 |
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| + | 上記のような点や、機体性能に胡座をかいて意気がる行動・発言が多く(特にミハエルとネーナ)、そのくせ不測の事態にはほとんど対応できずかつ実力で勝る敵に相対するとあっさり敗北を喫する点などから「かませ犬」「虎の威を借る狐」「弱い者いじめ専門」という風に見られている節も少なからずある<ref>もっとも、チームトリニティの活躍が『[[機動戦士ガンダム00|00]]』劇中であまり描写されていないことも一因だろうが…。</ref>。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] |
− | :初登場作品。共通ルートでは顔見せ程度でしか登場せず、直接戦えるのはCBと同行するルートに入ったときのみ。原作のように瞬殺出来るほど弱くはないが、さして強いわけでもなく、加えて出番も多くない(しかも1回しか戦えない)のでかませ犬っぽさは原作以上。 | + | :初登場作品。共通ルートでは顔見せ程度でしか登場せず、直接戦えるのはCBと同行するルートに入ったときのみ。原作のように瞬殺出来るほど弱くはないが、さして強いわけでもなく、加えて出番も多くない(しかも1回だけしか戦えない)ので、かませ犬っぽさは原作以上。 |
− | :世界中が[[新帝国インペリウム]]や様々な外敵の脅威に晒されている状況下でも武力介入を続ける様は、排除対象である[[紅月カレン|テロリスト]]はおろか、[[竹尾ワッ太|小学生]]からも「状況が理解できていない」「空気が読めていない」などと評されるほどであった。今作では原作とは違い[[GN-X]]と一度も戦うことなく退場した(他作品のキャラクター達とも戦っていない)。 | + | :世界中が[[新帝国インペリウム]]や様々な外敵の脅威に晒されている状況下でも武力介入を続ける様は、排除対象である[[紅月カレン|テロリスト]]はおろか、[[竹尾ワッ太|小学生]]からも「状況が理解できていない」「空気が読めていない」等と評されるほどであった。しかも、本作では原作とは違いチームトリニティは[[GN-X]]と一度も戦うことなく退場することとなる(他作品のキャラクター達とも戦っていない)。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
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| == 人物 == | | == 人物 == |
| ;[[ヨハン・トリニティ]] | | ;[[ヨハン・トリニティ]] |
− | :長兄。冷静沈着なチームのまとめ役。[[ガンダムスローネアイン]]のマイスター。サーシェスにモビルスーツ戦を挑むも、抵抗空しく撃墜された。 | + | :長兄。冷静沈着なチームトリニティの[[まとめ役]]。[[ガンダムスローネアイン]]のマイスター。サーシェスにモビルスーツ戦を挑むも、抵抗空しく撃墜された。 |
| ;[[ミハエル・トリニティ]] | | ;[[ミハエル・トリニティ]] |
| :次兄。短気かつ攻撃的で残忍。[[ガンダムスローネツヴァイ]]のマイスター。 | | :次兄。短気かつ攻撃的で残忍。[[ガンダムスローネツヴァイ]]のマイスター。 |
− | :原作ではサーシェスに瞬殺されたので断末魔も一切無し。破界篇では死亡したことを分かり易くプレイヤーに伝えるためか、一応死亡時に台詞が追加された。 | + | :原作ではサーシェスに瞬殺されたので断末魔も一切無し。『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では死亡した事を分かり易くプレイヤーに伝える為か、一応死亡時に台詞が追加された。 |
| ;[[ネーナ・トリニティ]] | | ;[[ネーナ・トリニティ]] |
| :長女(末っ子)。無邪気な子供ようにわがままで、そして残忍。[[ガンダムスローネドライ]]のマイスター。チームトリニティでは唯一サーシェスからの殺害を免れた。 | | :長女(末っ子)。無邪気な子供ようにわがままで、そして残忍。[[ガンダムスローネドライ]]のマイスター。チームトリニティでは唯一サーシェスからの殺害を免れた。 |
− | :2ndではサーシェスに復讐しようとするも、自身の手で狂わされた[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]によって討たれた。 | + | :2ndシーズンではサーシェスに復讐しようとするも、自身の手で狂わされた[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]によって討たれた。 |
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| == 関連人物 == | | == 関連人物 == |
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| :彼女の先祖がアレハンドロに遺伝子を提供している。なお、隔世遺伝故か容貌がネーナに似ている。 | | :彼女の先祖がアレハンドロに遺伝子を提供している。なお、隔世遺伝故か容貌がネーナに似ている。 |
| ;クレーエ・リヒカイト | | ;クレーエ・リヒカイト |
− | :ソレスタルビーイングの監視者。外伝『00I』に登場。アレハンドロの命令によってトリニティ三兄妹を創り上げた。いわば、彼等の生みの親である。 | + | :ソレスタルビーイングの監視者。公式外伝『機動戦士ガンダム00I』に登場。アレハンドロの命令によってトリニティ三兄妹を創り上げた。いわば、彼等の生みの親である。 |
− | :後に、[[モビルアーマー]]に襲撃されて死亡する(リィアンと思しき機影から、下手人はネーナであると思われる)。SRW未登場。 | + | :後に、[[モビルアーマー]]に襲撃されて死亡する<ref>なお、リィアンと思しき機影から、下手人は[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]であると思われる。</ref>。SRW未登場。 |
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| == 他作品の関連人物 == | | == 他作品の関連人物 == |
| ;[[エイーダ・ロッサ]] | | ;[[エイーダ・ロッサ]] |
− | :一時的に手を組んでいたが、周りの状況を見ずに介入し続けるチームトリニティに内心嫌悪している。 | + | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではチームトリニティと一時的に手を組んでいたが、周りの状況を見ずに介入し続けるチームトリニティに内心嫌悪している。 |
| ;[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]、[[シン・アスカ]]、[[ルナマリア・ホーク]] | | ;[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]、[[シン・アスカ]]、[[ルナマリア・ホーク]] |
− | :直接的な関係はないが、彼等が第2次Zの世界に転移した時に、自身達が[[OZ]]の輸送機を攻撃した後、追ってきたOZの部隊が彼等をソレスタルビーイングの一員と勘違いをしてしまう。 | + | :『第2次Z破界篇』ではチームトリニティと直接的な関係は無いが、彼等が[[ADW|『第2次Zの世界』]]に転移した時に、チームトリニティが[[OZ]]の輸送機を攻撃した後、追ってきたOZの部隊がキラ一行をソレスタルビーイング(チームトリニティ)の一員と勘違いをしてしまう。 |
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| == 関連用語 == | | == 関連用語 == |
| ;[[ソレスタルビーイング]] | | ;[[ソレスタルビーイング]] |
− | :チームトリニティが所属する私設武装組織。彼らの過激な武力介入によって世界の敵意を集め、ソレスタルビーイングは壊滅に追いやられることとなる。 | + | :チームトリニティが所属する私設武装組織。彼等の過激な武力介入によって世界の敵意を集め、プトレマイオスチームもろとも壊滅に追いやられることとなる。 |
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| + | == 余談 == |
| + | *チームトリニティは、'''[[ニンテンドーDS]]用ソフト『機動戦士ガンダム00』において[[ラストボス]]として登場する'''。 |
| + | **ちなみに、上記の作品におけるチームトリニティは「ソレスタルビーイングの監視者からプトレマイオスチームへ差し向けられた刺客」という設定になっている。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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| {{ガンダムシリーズ}} | | {{ガンダムシリーズ}} |