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| *メカニックデザイン:{{メカニックデザイン|宮武一貴}} | | *メカニックデザイン:{{メカニックデザイン|宮武一貴}} |
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| + | == 概要 == |
| [[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]が開発したスペースノア級万能戦闘[[母艦]]の弐番艦。軍でのコールサインは『スティール2』。 | | [[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]が開発したスペースノア級万能戦闘[[母艦]]の弐番艦。軍でのコールサインは『スティール2』。 |
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− | 宙間航行のみならず、大気圏内での飛行や、潜水しての活動も可能である。[[パーソナルトルーパー]]など機動兵器の搭載能力や対艦戦闘能力にも優れ、『ISA(Integrated Synchronizing Attack)』と呼ばれる、空母の役割を果たす機動戦艦と搭載された人型機動兵器による電撃戦という戦術を連邦軍側で実現するに至った。 | + | 宙間航行のみならず、大気圏内での飛行や、潜水しての活動も可能である。[[パーソナルトルーパー]]など機動兵器の搭載能力や対艦戦闘能力にも優れ、『ISA』(Integrated Synchronizing Attack)と呼ばれる、空母の役割を果たす機動戦艦と搭載された人型機動兵器による電撃戦という戦術を連邦軍側で実現するに至った。 |
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| スペースノア級万能母艦は『地球脱出計画』と『地球圏防衛計画』という相反するプランの中で誕生した。政治的には前者の計画が優勢であったのだが、後者の計画を推進する側が彼らの裏をかくような形で戦闘能力を付与する事となった。 | | スペースノア級万能母艦は『地球脱出計画』と『地球圏防衛計画』という相反するプランの中で誕生した。政治的には前者の計画が優勢であったのだが、後者の計画を推進する側が彼らの裏をかくような形で戦闘能力を付与する事となった。 |
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| [[DC戦争]]や[[L5戦役]]、[[インスペクター事件]]の後半までは[[ダイテツ・ミナセ]]が艦長だったが、[[オペレーション・プランタジネット]]の最終局面で彼は戦死し、ハガネも大破する。その後、副長だった[[テツヤ・オノデラ]]が航行可能な[[クロガネ]]に搭乗して艦長代理となり、修復後は正式に彼がハガネの艦長となった。なお、この修復と同期して艦首モジュールの1つ『トロニウム・バスターキャノン』も強化されたのか、発射可能な装弾数が1発から5発へと大幅に増加しており、クロガネに勝るとも劣らぬ戦闘力を手に入れた。 | | [[DC戦争]]や[[L5戦役]]、[[インスペクター事件]]の後半までは[[ダイテツ・ミナセ]]が艦長だったが、[[オペレーション・プランタジネット]]の最終局面で彼は戦死し、ハガネも大破する。その後、副長だった[[テツヤ・オノデラ]]が航行可能な[[クロガネ]]に搭乗して艦長代理となり、修復後は正式に彼がハガネの艦長となった。なお、この修復と同期して艦首モジュールの1つ『トロニウム・バスターキャノン』も強化されたのか、発射可能な装弾数が1発から5発へと大幅に増加しており、クロガネに勝るとも劣らぬ戦闘力を手に入れた。 |
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− | なお、無事とは全くもって言えないもののブリッジに直撃弾を受けても轟沈しなかったロボットものでは珍しい戦艦である(本来は艦橋を潰されただけで大爆発を起こす方がおかしいのだが)。版権作品では劇場版マクロスFの[[マクロス・クォーター]]がブリッジに直撃を受け、穴が開くもしばらく戦闘を継続している(ブリッジ要員は全員無事)。
| + | == 装備されたモジュール == |
| + | 上述したとおり、本艦の艦首は換装によって目的に応じた運用が可能となっている。ただし、この換装はシナリオ的なものであり、実際にゲームシステムとしての『[[換装]]』が可能な訳ではない。ここでは、ハガネが換装・装備した事のあるモジュールについて取り上げる。 |
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| + | === トロニウム・バスターキャノン === |
| + | [[トロニウム]]を媒介とした本艦最大の威力を誇る重金属粒子砲で、この武装によりハガネは様々な危機を乗り切ってきた。 |
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− | 『電撃スパロボ魂!』2013年春号のピンナップによれば、現実の空母同様「HAGWANE TIMES」なる電子上の艦内新聞が発行されている様子。
| + | L5戦役の最終決戦・オペレーションSRWでは、艦首モジュールの損傷により、最大出力で砲撃を行えなくなった本武装で[[ネビーイーム]]([[ホワイトスター]])の結界を破壊する為、テツヤの発案により、発射の際に来る凄まじい反動を逆用し、発射と同時に重力ブレーキを解除し、直後に艦首モジュールをパージした。それによって、艦体を巻き込ませずに零距離射撃を成功させている。 |
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− | ちなみに、バンプレストの公式資料や設定画での英語表記は『HAGWANE』となっている(同じくシロガネは『SHILOGWANE』、クロガネは『KULOGWANE』表記)。
| + | この戦術は[[オペレーション・プランタジネット]]の最終局面でも使用されており、同様の方法<ref>ただし、艦首モジュールはパージしていない。</ref>により、バスターキャノンをブースター代わりに満身創痍となった本艦を戦線から離脱させるという離れ業も行っている。 |
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− | == 艦首モジュールについて ==
| + | 弾数制武器として扱われており、正に『切り札』と呼ぶに相応しい武装になっている。基本的に[[SRX]]([[バンプレイオス]])の「ハイパー・トロニウム・バスターキャノン」と同一の武器であるため、SRX単体で艦首モジュールを使う事も可能。 |
− | 上述したとおり、本艦の艦首は換装によって目的に応じた運用が可能となっている。ただし、この換装はシナリオ的なものであり、実際にゲームシステムとしての『[[換装]]』が可能な訳ではない。ここでは、ハガネが換装・装備した事のあるモジュールについて取り上げる。
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− | ;トロニウム・バスターキャノン
| + | === 格納庫及びカタパルト === |
− | :[[トロニウム]]を媒介とした本艦最大の威力を誇る重金属粒子砲で、この武装によりハガネは様々な危機を乗り切ってきた。<br />L5戦役の最終決戦・オペレーションSRWでは、艦首モジュールの損傷により、最大出力で砲撃を行えなくなった本武装で[[ネビーイーム]]([[ホワイトスター]])の結界を破壊する為、テツヤの発案により、発射の際に来る凄まじい反動を逆用し、発射と同時に重力ブレーキを解除し、直後に艦首モジュールをパージした。それによって、艦体を巻き込ませずに零距離射撃を成功させている。<br />この戦術はオペレーション・プランタジネットの最終局面でも使用されており、同様の方法(=ただし、艦首モジュールはパージしていない)により、バスターキャノンをブースター代わりに満身創痍となった本艦を戦線から離脱させるという離れ業も行っている。<br />弾数制武器として扱われており、正に『切り札』と呼ぶに相応しい武装になっている。基本的に[[SRX]]([[バンプレイオス]])の「ハイパー・トロニウム・バスターキャノン」と同一の武器であるため、SRX単体で艦首モジュールを使う事も可能。
| + | [[シロガネ]]が装備しているものと同タイプの艦首モジュールで、艦載機の搭載数を増やす事を目的にした艦首モジュール。シロガネの物より簡略化されてるのか連装副砲がない。 |
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− | ;格納庫及びカタパルト
| + | 武装ではない為、戦闘における貢献度はプレイヤーには体感できない。また、搭載数という面でも、プレイヤーが出撃させる事が出来るユニット数が増えるわけではないので、特に恩恵には預かれない。トロニウム・バスターキャノンが使用可能になるまでの繋ぎという意味合いが強い艦首モジュールである。 |
− | :[[シロガネ]]が装備しているものと同タイプの艦首モジュールで、艦載機の搭載数を増やす事を目的にした艦首モジュール。シロガネの物より簡略化されてるのか連装副砲がない。<br />武装ではない為、戦闘における貢献度はプレイヤーには体感できない。<br />また、搭載数という面でも、プレイヤーが出撃させる事が出来るユニット数が増えるわけではないので、特に恩恵には預かれない。<br />トロニウム・バスターキャノンが使用可能になるまでの繋ぎという意味合いが強い艦首モジュールである。
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− | ;空間転移装置
| + | === 空間転移装置 === |
− | :[[ゾヴォーク]]枢密院より、ヒリュウ改に続いて転移装置が組み込まれた。
| + | [[ゾヴォーク]]枢密院より、ヒリュウ改に続いて転移装置が組み込まれた。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| :OGMDではこちら。 | | :OGMDではこちら。 |
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− | == [[BGM|機体BGM]] == | + | == 機体[[BGM]] == |
| ;「鋼の方舟、天翔ける龍」 | | ;「鋼の方舟、天翔ける龍」 |
| :GBA版の曲名。当時は[[ヒリュウ改]]も同じBGMだった。 | | :GBA版の曲名。当時は[[ヒリュウ改]]も同じBGMだった。 |
| ;「鋼の方舟」 | | ;「鋼の方舟」 |
− | :OGS以後曲名が変更され、正式にハガネのBGMとなった。重厚かつ勇壮なオーケストラマーチであり、歴戦の艦長たるダイテツにふさわしい曲と言える。<br/>ボーカルヴァージョンの歌い手は水木一郎アニキ。なお、ヒリュウ改には新曲の『天翔る龍』が用意された。 | + | :OGS以後曲名が変更され、正式にハガネのBGMとなった。重厚かつ勇壮なオーケストラマーチであり、歴戦の艦長たるダイテツにふさわしい曲といえる。 |
| + | :ボーカルヴァージョンの歌い手は水木一郎アニキ。なお、ヒリュウ改には新曲の『天翔る龍』が用意された。 |
| ;「鋼の方舟(Ver.M)」 | | ;「鋼の方舟(Ver.M)」 |
| :OGS以後追加された『鋼の方舟』のアレンジバージョン。上記ボーカルバージョンのインストアレンジ。Mはおそらく水木のM。 | | :OGS以後追加された『鋼の方舟』のアレンジバージョン。上記ボーカルバージョンのインストアレンジ。Mはおそらく水木のM。 |
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| **元地球脱出用という建造経緯、[[沖田十三|年配の艦長]]と[[古代進|若い後任]]、超強力な艦首の大砲など設定面は言うまでもなく、「'''艦首大砲の反動による急速離脱'''」「'''破壊される第三艦橋'''」など作中の活躍も完全にヤマトのそれである(第三艦橋の件はOG1リュウセイ編「冥王の島」にて確認できる)。 | | **元地球脱出用という建造経緯、[[沖田十三|年配の艦長]]と[[古代進|若い後任]]、超強力な艦首の大砲など設定面は言うまでもなく、「'''艦首大砲の反動による急速離脱'''」「'''破壊される第三艦橋'''」など作中の活躍も完全にヤマトのそれである(第三艦橋の件はOG1リュウセイ編「冥王の島」にて確認できる)。 |
| **特にトロニウムバスターキャノンの演出は年々エスカレートしており、[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|RoA]]では「'''トリガー式の発射制御装置'''」、第2次OGでは「'''艦橋に窓にシャッター'''」「'''対ショック・対閃光防御の号令'''」までついてしまった。 | | **特にトロニウムバスターキャノンの演出は年々エスカレートしており、[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|RoA]]では「'''トリガー式の発射制御装置'''」、第2次OGでは「'''艦橋に窓にシャッター'''」「'''対ショック・対閃光防御の号令'''」までついてしまった。 |
− | **寺田プロデューサーもデザイナーの宮武氏にハガネの主砲を三つにと注文した際に「寺田君、それはヤマトだよ」と言われた。さらに言うと、宮武氏は、テレビアニメ版とPS2版ゲームの両方で、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する艦船のデザインを担当していた。 | + | **寺田プロデューサーもデザイナーの宮武氏にハガネの主砲を三つにと注文した際に「寺田君、それはヤマトだよ」と言われた。さらに言うと、宮武氏は、テレビアニメ版とPS2版ゲームの両方で、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する艦船のデザインを担当していた。 |
| **復活篇のヤマトは波動砲が6連射可能になっているが、トロニウムバスターキャノンの弾数が5発に増えたことと関係があるかは不明。 | | **復活篇のヤマトは波動砲が6連射可能になっているが、トロニウムバスターキャノンの弾数が5発に増えたことと関係があるかは不明。 |
| + | *無事とは全くもって言えないものの、ブリッジに直撃弾を受けても轟沈しなかった、ロボットものでは珍しい戦艦である(本来は艦橋を潰されただけで大爆発を起こす方がおかしいのだが)。版権作品では劇場版マクロスFの[[マクロス・クォーター]]がブリッジに直撃を受け、穴が開くもしばらく戦闘を継続している(ブリッジ要員は全員無事)。 |
| + | *『[[電撃スパロボ魂!]]』2013年春号のピンナップによれば、現実の空母同様「HAGWANE TIMES」なる電子上の艦内新聞が発行されている様子。 |
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| {{バンプレストオリジナル}} | | {{バンプレストオリジナル}} |