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− さらに長谷川氏の漫画作品である『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』及び『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]』、時系列的には後だが描かれたのはそれ以前の『[[機動戦士Vガンダム|機動戦士Vガンダム外伝]]』には木星船団のリーダーで「'''木星じいさん'''」の通称で呼ばれる'''グレイ・ストーク'''という人物が登場する。アメリカの小説家エドガー・ライス・バローズの小説『ターザン』の主人公の家族が持つ爵位「グレイストーク卿」そのままの名前(劇中人物には実際に「グレイストーク卿」と呼ばれるシーンがある)は本名ではないらしく、自身で明らかにしている経歴やその風貌、さらに彼が愛着を持って乗っている大型[[モビルスーツ]]「ガンプ」が明らかに[[ΖΖ]]を修復したものであるなど、ジュドーである可能性が示唆されている。+
− もっとも長谷川氏の自作である『スカルハート』や『鋼鉄の7人』には『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』とのクロスオーバーが存在しているが、同作には後年に発表された『機動戦士ガンダムUC』と描写の矛盾するミネバ・ラオ・ザビが登場している。更に『ΖΖ』ラストの木星船団ジュピトリスIIへの参加から一年後に、ジュドーはフォン・ブラウンにて仲間との再会を約束している……つまり木星圏にはとどまらず、地球圏に帰還するという描写もあり、「映像化=正史」というサンライズの見解から考えても「グレイ・ストーク」=「ジュドー・アーシタ」が正史と見なす事は些か早計であると言えるだろう。+
→『機動戦士ガンダムΖΖ』以後
====『木星じいさん』ことグレイ・ストーク====
====『木星じいさん』ことグレイ・ストーク====
さらに長谷川氏は『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』及び『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]』、時系列的には後だが描かれたのはそれ以前の『[[機動戦士Vガンダム|機動戦士Vガンダム外伝]]』には木星船団のリーダーで「'''木星じいさん'''」の通称で呼ばれる'''グレイ・ストーク'''という人物が登場させている。アメリカの小説家エドガー・ライス・バローズの小説『ターザン』の主人公の家族が持つ爵位「グレイストーク卿」そのままの名前(劇中人物には実際に「グレイストーク卿」と呼ばれるシーンがある)は本名ではないらしく、自身で明らかにしている経歴やその風貌、さらに彼が愛着を持って乗っている大型[[モビルスーツ]]「ガンプ」が明らかに[[ΖΖ]]を修復したものであるなど、ジュドーである可能性が示唆されている。
ガンプとグレイ・ストークはカードゲームやGジェネレーションシリーズに登場しており、前者では同一人物・後者では「別ユニット」と扱いが異なる。ただしどちらの作品でもグレイ・ストークを演じているのは初登場時からジュドー役の矢尾氏である。
ガンプとグレイ・ストークはカードゲームやGジェネレーションシリーズに登場しており、前者では同一人物・後者では「別ユニット」と扱いが異なる。ただしどちらの作品でもグレイ・ストークを演じているのは初登場時からジュドー役の矢尾氏である。
もっとも長谷川氏は「(自分の設定は)オフィシャルではない」と読者に釘を刺している。事実『スカルハート』や『鋼鉄の7人』には『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』とのクロスオーバーが存在しているが、同作には後年に発表された『機動戦士ガンダムUC』と描写の矛盾するミネバ・ラオ・ザビが登場している。更に『ΖΖ』ラストシーンは、ジュドーが木星船団ジュピトリスIIへの参加から一年後にフォン・ブラウンにて仲間たちとの再会を約束している……つまり木星圏にはとどまらず、地球圏に帰還するという描写である。「映像化=正史」というサンライズの見解から考えても「グレイ・ストーク」=「ジュドー・アーシタ」が正史と見なす事は些か早計であると言えるだろう。
なおジュドーとグレイ・ストークが同一人物だった場合、年齢は『スカルハート』の時点で約60歳、『[[機動戦士Vガンダム]]』の時点では80歳目前となり、長谷川氏のキャラクター造形はそれを踏まえたものになっている。
なおジュドーとグレイ・ストークが同一人物だった場合、年齢は『スカルハート』の時点で約60歳、『[[機動戦士Vガンダム]]』の時点では80歳目前となり、長谷川氏のキャラクター造形はそれを踏まえたものになっている。