この装置は、元々光速航行やワープアウト時などの亜光速状態から、通常航行に移る際の手段として開発されたものである。従来宇宙空間での減速は、逆噴射を行うしかなく、しかも現在の自分の『速度』が相対観測でしか分からないという非常に難しい行為だったが、この装置の登場によって、推進剤を使用せず尚且つ確実に運動エネルギーを中和して『停止』状態に近付ける事が可能になった。日本語では、'''慣性中和装置'''と訳されている。つまり、名前が慣性中和なところからわかる通り、本来はバリアの様な機能の装備ではなく'''宇宙ブレーキ'''といったところである。 | この装置は、元々光速航行やワープアウト時などの亜光速状態から、通常航行に移る際の手段として開発されたものである。従来宇宙空間での減速は、逆噴射を行うしかなく、しかも現在の自分の『速度』が相対観測でしか分からないという非常に難しい行為だったが、この装置の登場によって、推進剤を使用せず尚且つ確実に運動エネルギーを中和して『停止』状態に近付ける事が可能になった。日本語では、'''慣性中和装置'''と訳されている。つまり、名前が慣性中和なところからわかる通り、本来はバリアの様な機能の装備ではなく'''宇宙ブレーキ'''といったところである。 |