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一方で、パラダイム社社長[[アレックス・ローズウォーター]]のドーム外の人々を軽蔑する考えのためもあり、ドーム内外の軋轢は消えることがない。パラダイムシティは現在の[[ニューヨーク]]のマンハッタンにあるという設定で、劇中にもジョン・F・ケネディ空港の廃墟などが登場する。パラダイムシティの特徴として、街全体が[[記憶喪失]]であることがあげられる。40年前に起きた、[[メガデウス]]を用いたジェノサイドと見られる「何か」のために、それ以前の記憶、資料の大半を失ってしまったのである。この失われた記憶は通常「[[メモリー]]」と呼ばれる。
 
一方で、パラダイム社社長[[アレックス・ローズウォーター]]のドーム外の人々を軽蔑する考えのためもあり、ドーム内外の軋轢は消えることがない。パラダイムシティは現在の[[ニューヨーク]]のマンハッタンにあるという設定で、劇中にもジョン・F・ケネディ空港の廃墟などが登場する。パラダイムシティの特徴として、街全体が[[記憶喪失]]であることがあげられる。40年前に起きた、[[メガデウス]]を用いたジェノサイドと見られる「何か」のために、それ以前の記憶、資料の大半を失ってしまったのである。この失われた記憶は通常「[[メモリー]]」と呼ばれる。
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しかし、実際には終盤で[[ビッグ・イヤー]]が言及した通り、'''「40年前の記憶がない街」という設定で何者かが作り上げた「舞台」であり、そもそも40年前の「何か」などは最初から存在していなかった。'''街の住人達は「役割に関するメモリーだけを持った人物」と「40年前の『何か』をも知る人物」という二つの役柄に分けられ、さらにその上でそれぞれ個別の役割([[ロジャー・スミス|ロジャー]]ならば[[ネゴシエイター|交渉人]]、[[ダン・ダストン|ダストン]]なら[[警察官|軍警察]]、ビッグ・イヤーなら情報屋)を演じていたにすぎなかった。街の住人はロジャーを含むその殆どがアンドロイドに近い存在であり、個々人の役割に関するメモリーのみを持たされて街に配置された可能性が高い。
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しかし、実際には終盤で[[ビッグ・イヤー]]が言及した通り、'''「40年前の記憶がない街」という設定で何者かが作り上げた「舞台」であり、そもそも40年前の「何か」などは最初から存在していなかった。'''街の住人達は「役割に関するメモリーだけを持った人物」と「40年前の『何か』をも知る人物」という二つの役柄に分けられ、さらにその上でそれぞれ個別の役割([[ロジャー・スミス|ロジャー]]ならば[[ネゴシエイター|交渉人]]、[[ダン・ダストン|ダストン]]なら[[警察官|軍警察]]、ビッグ・イヤーなら情報屋)を演じていたにすぎなかった。街の住人はロジャーを含むその殆どがアンドロイドに近い存在であり、個々人の役割に関するメモリーのみを持たされて街に配置された可能性が高い。言ってみればこの街は超巨大な舞台の上に敷かれた大掛かりな装置であり、ロジャーたちはそこで与えられた劇を演じる役者。そして視聴者は、彼彼女らが右往左往していく様をテレビの向こう側という席で視聴していくのである。
    
街の上空は常に厚い雲に覆われているが、実際にはその上に[[空]]などは存在せず、一つ一つがメガデウスサイズという舞台照明が照らしていた(そのうちの一つはビッグデュオ・インフェルノの激突で破損している)。この「舞台」を造り上げたのが何者かは不明だが、演出に携わっていたのが[[エンジェル]]である。Act:24の描写からすると、パラダイムシティという舞台のもとになったイメージは彼女の記憶=メモリーである可能性が高い。
 
街の上空は常に厚い雲に覆われているが、実際にはその上に[[空]]などは存在せず、一つ一つがメガデウスサイズという舞台照明が照らしていた(そのうちの一つはビッグデュオ・インフェルノの激突で破損している)。この「舞台」を造り上げたのが何者かは不明だが、演出に携わっていたのが[[エンジェル]]である。Act:24の描写からすると、パラダイムシティという舞台のもとになったイメージは彼女の記憶=メモリーである可能性が高い。
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