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| === [[OGシリーズ]] === | | === [[OGシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]] | | ;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]] |
− | :[[ベルゼルート]]が搭乗機になることが決定している。デザイン面で大幅な変化はないが、『J』では生足だったのに対し今回はストッキングを履いている。 | + | :[[ベルゼルート]]が搭乗機になる。デザイン面で大幅な変化はないが、『J』では生足だったのに対し今回はストッキングを履いている。 |
| :担当声優の浅野真澄氏は当作品でスパロボ初参加。 | | :担当声優の浅野真澄氏は当作品でスパロボ初参加。 |
− | :PV1のナレーションも担当しており、「アシュアリー・クロイツェル社時代からベルゼルートにテニアと共に乗り込んでいた」「テニアと共にアシュアリー・クロイツェル社が壊滅した事件に巻き込まれた」事が語られ、Jの冒頭から設定が変更されている。PV1では壊滅した月面でアル=ヴァンと対決しているが… | + | :PV1のナレーションも担当しており、「アシュアリー・クロイツェル社時代からベルゼルートにテニアと共に乗り込んでいた」「テニアと共にアシュアリー・クロイツェル社が壊滅した事件に巻き込まれた」事が語られ、『J』の冒頭から設定が変更されている。 |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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| === 地球人 === | | === 地球人 === |
− | ;[[カティア・グリニャール]] / [[メルア・メルナ・メイア]] | + | ;[[カティア・グリニャール]]、[[メルア・メルナ・メイア]] |
| :パートナーたち。カティアがカルヴィナを呼ぶ時に使う「ミストレス」とは「マスター」の女性形を指す<ref>メルアもカティアもフェステニアも第34話を境にして唐突に“カルヴィナ”と呼ぶようになる(それまではクーランジュと呼んでいた)。</ref>。 | | :パートナーたち。カティアがカルヴィナを呼ぶ時に使う「ミストレス」とは「マスター」の女性形を指す<ref>メルアもカティアもフェステニアも第34話を境にして唐突に“カルヴィナ”と呼ぶようになる(それまではクーランジュと呼んでいた)。</ref>。 |
| ;[[フェステニア・ミューズ]] | | ;[[フェステニア・ミューズ]] |
− | :パートナーの一人。明朗闊達で健啖家な少女。緋色の髪が特徴的。OGMDでは初登場時のパートナーは彼女で固定となる。 | + | :パートナーの一人。明朗闊達で健啖家な少女。緋色の髪が特徴的。『OGMD』では初登場時のパートナーは彼女で固定となる。 |
− | ;[[紫雲統夜]] | + | <!--;[[紫雲統夜]] |
| :MDで初共演予定。どのような関係となるのか注目される。 | | :MDで初共演予定。どのような関係となるのか注目される。 |
| + | 判明してからどうぞ |
| + | --> |
| ;フランツ・ツェッペリン | | ;フランツ・ツェッペリン |
| :アシュアリー・クロイツェル社に勤務する開発者。物語開始時にはすでに敵方に殺害されており、生前の彼にプログラムされた電子空間内に存在する疑似人格として登場する。 | | :アシュアリー・クロイツェル社に勤務する開発者。物語開始時にはすでに敵方に殺害されており、生前の彼にプログラムされた電子空間内に存在する疑似人格として登場する。 |
− | :エ=セルダ・シューン(統夜の父)やアル=ヴァンとは友人関係にあり、彼らが太陽系外の来訪者であることを察していた。誘拐されていた三人の少女はフューリーの施設内で生前のフランツの姿を目撃したことがあるという。エ=セルダの手引きである可能性が最も高そうだが、ゲーム内ではとくに説明されることはない。 | + | :エ=セルダ・シューン(統夜の父)やアル=ヴァンとは友人関係にあり、彼らが太陽系外の来訪者であることを察していた。誘拐されていた三人の少女はフューリーの施設内で生前のフランツの姿を目撃したことがあるという。エ=セルダの手引きである可能性が最も高そうだが、ゲーム内では特に説明されることはない。 |
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| == 版権作品との人間関係 == | | == 版権作品との人間関係 == |
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| :ともに経験豊富なパイロットで会話も多い。出会った当初は呼び名に関して、アル=ヴァン以外からは名前を呼ばれたくないと拒否反応を示していた。 | | :ともに経験豊富なパイロットで会話も多い。出会った当初は呼び名に関して、アル=ヴァン以外からは名前を呼ばれたくないと拒否反応を示していた。 |
| ;[[マリュー・ラミアス]] | | ;[[マリュー・ラミアス]] |
− | :アル=ヴァンとの再会後に情緒不安定になった彼女を案じ、戦いを続けられるかどうか見極めようとする。なお、彼女はカルヴィナに対する呼び方の変遷が激しく、20話では名字、50話では名前、52話ではさん付けで呼んでいるが、これは制作側のミスと思われる。 | + | :アル=ヴァンとの再会後に情緒不安定になった彼女を案じ、戦いを続けられるかどうか見極めようとする。なお、彼女はカルヴィナに対する呼び方の変遷が激しく、第20話では名字、第50話では名前、第52話ではさん付けで呼んでいるが、これは制作側のミスと思われる。 |
| ;[[カガリ・ユラ・アスハ]] | | ;[[カガリ・ユラ・アスハ]] |
| :後述のイベントでパートナー達に掴みかかっていた場面で彼女に非難されてしまう。 | | :後述のイベントでパートナー達に掴みかかっていた場面で彼女に非難されてしまう。 |
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| :ヘッドハントに現れたネルガルのスタッフ。カルヴィナの現状をプレイヤーに説明する役割も持っている。トラウマを掘り返された事から、苦手としている。 | | :ヘッドハントに現れたネルガルのスタッフ。カルヴィナの現状をプレイヤーに説明する役割も持っている。トラウマを掘り返された事から、苦手としている。 |
| ;[[相良宗介]] | | ;[[相良宗介]] |
− | :「元少尉殿」などと堅苦しく、なおかつ妙な呼び方をするため少々彼女を辟易させる(最終的には『クーランジュ殿』で妥協した模様。ちなみに彼女を敬称で呼ぶ際は『退役少尉殿』が妥当な呼び方ではある)。カルヴィナが神経を尖らせていたときには、彼なりに励ましの言葉をかけていた。 | + | :「元少尉殿」などと堅苦しく、なおかつ妙な呼び方をするため少々彼女を辟易させる(最終的には「クーランジュ殿」で妥協した模様。ちなみに彼女を敬称で呼ぶ際は「退役少尉殿」が妥当な呼び方ではある)。カルヴィナが神経を尖らせていたときには、彼なりに励ましの言葉をかけていた。 |
| ;[[メリッサ・マオ]] | | ;[[メリッサ・マオ]] |
| :カルヴィナ以上の戦歴をもつベテランパイロットであり、対等に話せる相手。アル=ヴァンと再会したイベントの直後、尋問同然でパートナーに掴みかかっていたカルヴィナを殴り倒し叱責することもあった。その後も思いつめないように度々忠告を行う。 | | :カルヴィナ以上の戦歴をもつベテランパイロットであり、対等に話せる相手。アル=ヴァンと再会したイベントの直後、尋問同然でパートナーに掴みかかっていたカルヴィナを殴り倒し叱責することもあった。その後も思いつめないように度々忠告を行う。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| ;「ヤンデレ」という評価について | | ;「ヤンデレ」という評価について |
− | :「復讐者の女主人公」という点では、Jの直前に発売された[[第3次α]]の[[セレーナ・レシタール]]と同類である。しかし、セレーナの物語がダークヒーロー路線の明快な復讐譚であるのに対し、カルヴィナの物語は脚本の完成度がいまいちで、本来この手の愛憎が絡むシナリオで最も重要であるはずの彼女の感情の推移がプレイヤー側から理解しづらいきらいがあった。加えて作中の「'''愛しているから殺す'''」という発言に象徴されるような、愛憎の情をむき出しにしたオリジナルキャラクターはスパロボ史上でも彼女だけであろう。そういった姿や復縁後の様子から、ヤンデレと見なされることが多くなった。 | + | :「復讐者の女主人公」という点では、『J』の直前に発売された『[[第3次α]]』の[[セレーナ・レシタール]]と同類である。しかし、セレーナの物語がダークヒーロー路線の明快な復讐譚であるのに対し、カルヴィナの物語は脚本の完成度がいまいちで、本来この手の愛憎が絡むシナリオで最も重要であるはずの彼女の感情の推移がプレイヤー側から理解しづらいきらいがあった。加えて作中の「'''愛しているから殺す'''」という発言に象徴されるような、愛憎の情をむき出しにしたオリジナルキャラクターはスパロボ史上でも彼女だけであろう。そういった姿や復縁後の様子から、ヤンデレと見なされることが多くなった。 |
| :ところで、[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AC Wikipediaの「ヤンデレ」の項目]には、その定義についてこのように記されている。<blockquote>広義には、精神的に病んだ状態にありつつ他のキャラクターに愛情を表現する様子を指す。その一方、狭義では好意を持ったキャラクター(「デレ」)が、その好意が強すぎるあまり、次第に精神的に病んだ状態になることを指す。</blockquote> | | :ところで、[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AC Wikipediaの「ヤンデレ」の項目]には、その定義についてこのように記されている。<blockquote>広義には、精神的に病んだ状態にありつつ他のキャラクターに愛情を表現する様子を指す。その一方、狭義では好意を持ったキャラクター(「デレ」)が、その好意が強すぎるあまり、次第に精神的に病んだ状態になることを指す。</blockquote> |
| :ときおりカルヴィナが見せた激しい怒りや攻撃性の背景には、同僚を皆殺しにされた苛烈な経験だけではなく、アル=ヴァンへの愛が裏切られたという感情が存在しているのは間違いない。また、「愛しているから殺す」という例の発言に注目するなら、広義のヤンデレに該当するといえるかもしれない。 | | :ときおりカルヴィナが見せた激しい怒りや攻撃性の背景には、同僚を皆殺しにされた苛烈な経験だけではなく、アル=ヴァンへの愛が裏切られたという感情が存在しているのは間違いない。また、「愛しているから殺す」という例の発言に注目するなら、広義のヤンデレに該当するといえるかもしれない。 |
− | :28話の[[ネリー・キム]]との会話を見る限り、彼女の心情の核心は、許せない相手であるアル=ヴァンを心の奥底ではまだ愛してしまっていて、その矛盾の重さに彼女自身が耐えられないという点にあり、この二つの感情の相克がカルヴィナ編の主題と言える。だが実際のところ、シナリオの中ではこの点が丁寧に描かれたとはいえず、同僚を殺された無念や怒りと、最後にアル=ヴァンを許し彼への愛を語るその姿との間にいまいち整合性を提供できていないため、とりあえずヤンデレとして理解するのが手っ取り早いと思われたのであろうと推測できる。 | + | :第28話の[[ネリー・キム]]との会話を見る限り、彼女の心情の核心は、許せない相手であるアル=ヴァンを心の奥底ではまだ愛してしまっていて、その矛盾の重さに彼女自身が耐えられないという点にあり、この二つの感情の相克がカルヴィナ編の主題と言える。だが実際のところ、シナリオの中ではこの点が丁寧に描かれたとはいえず、同僚を殺された無念や怒りと、最後にアル=ヴァンを許し彼への愛を語るその姿との間にいまいち整合性を提供できていないため、とりあえずヤンデレとして理解するのが手っ取り早いと思われたのであろうと推測できる。 |
− | *アンソロ漫画において、彼女の機体の武器名を変更し、セクハラ発言を言わせる、というネタがあった。(例『巨乳でドカーン』『彼氏募集中』) | + | *アンソロ漫画において、彼女の機体の武器名を変更し、セクハラ発言を言わせる、というネタがあった。(例「巨乳でドカーン」「彼氏募集中」) |
| *『J』のイメージソングとして『CASTAWAY』(歌・玉置成実)が制作されCMで流されたが、その歌詞の内容は直接的ではないものの、カルヴィナを想起させうるものとなっている(castawayという言葉は'''「捨てられた」「見捨てられた人」'''といった意味)。 | | *『J』のイメージソングとして『CASTAWAY』(歌・玉置成実)が制作されCMで流されたが、その歌詞の内容は直接的ではないものの、カルヴィナを想起させうるものとなっている(castawayという言葉は'''「捨てられた」「見捨てられた人」'''といった意味)。 |
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