本来想定していなかった形態のため動力部と主砲は変形しただけでは完全には繋がらず、なんと変形のたびに搭乗員やバトロイドが巨大な回線を抱えて艦内を走り回り、手作業で接続している。その上艦内のそれらの接続コネクタの位置は、1200m級という艦体の巨大さと応急的な変形シーケンスゆえに全く同じ位置に固定されることは少なく、変形のたびに数十m単位で誤差を伴っていた。また巨体ゆえに変形には3分以上の時間を必要し、さらに対空・迎撃のために配備されている味方部隊も変形の際は一旦艦内に収容されるため、変形中は防空体制が脆弱化してしまう。しかも要塞型の際の航法システムとは噛合わず、推進系や重力制御系に不都合が生じ変形後は巡航速度が極端に低下する。あくまで敵艦など大型目標に対する主砲発射の戦闘用形態のため、接近してくる敵小型機動兵器の迎撃はバルキリーなど航空部隊の奮闘に期待するしかなかった。 | 本来想定していなかった形態のため動力部と主砲は変形しただけでは完全には繋がらず、なんと変形のたびに搭乗員やバトロイドが巨大な回線を抱えて艦内を走り回り、手作業で接続している。その上艦内のそれらの接続コネクタの位置は、1200m級という艦体の巨大さと応急的な変形シーケンスゆえに全く同じ位置に固定されることは少なく、変形のたびに数十m単位で誤差を伴っていた。また巨体ゆえに変形には3分以上の時間を必要し、さらに対空・迎撃のために配備されている味方部隊も変形の際は一旦艦内に収容されるため、変形中は防空体制が脆弱化してしまう。しかも要塞型の際の航法システムとは噛合わず、推進系や重力制御系に不都合が生じ変形後は巡航速度が極端に低下する。あくまで敵艦など大型目標に対する主砲発射の戦闘用形態のため、接近してくる敵小型機動兵器の迎撃はバルキリーなど航空部隊の奮闘に期待するしかなかった。 |