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| 全身に装備したスラスターに加え、[[ニュータイプ]]パイロットの脳内操縦イメージを思考波としてMS内部の[[サイコフレーム]]に感受させ、機体の挙動へダイレクトに反映させる「'''インテンション・オートマチック・システム'''」を搭載しており、極めて高い追従性と機動性を獲得した。だが、その極端なまでに機動性に特化した「きわめて端的な」設計とその限界を突き詰めた性能ゆえに、並みのパイロットでは[[トールギス|凄まじい加速]][[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム|によるG]]と脳波を読み取られるシステムに耐えることが出来ない。そのため、有人機としては欠陥品と呼ばざるを得ない機体となったシナンジュだったが、「赤い彗星の再来」と謳われる[[フル・フロンタル]]というパイロットを得ることで、机上の空論と化していたその凄まじい性能を十二分に発揮することとなった。それもそのはず、この機体は最初から人智を超えたパイロットに渡すべく造られた代物だったのである。 | | 全身に装備したスラスターに加え、[[ニュータイプ]]パイロットの脳内操縦イメージを思考波としてMS内部の[[サイコフレーム]]に感受させ、機体の挙動へダイレクトに反映させる「'''インテンション・オートマチック・システム'''」を搭載しており、極めて高い追従性と機動性を獲得した。だが、その極端なまでに機動性に特化した「きわめて端的な」設計とその限界を突き詰めた性能ゆえに、並みのパイロットでは[[トールギス|凄まじい加速]][[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム|によるG]]と脳波を読み取られるシステムに耐えることが出来ない。そのため、有人機としては欠陥品と呼ばざるを得ない機体となったシナンジュだったが、「赤い彗星の再来」と謳われる[[フル・フロンタル]]というパイロットを得ることで、机上の空論と化していたその凄まじい性能を十二分に発揮することとなった。それもそのはず、この機体は最初から人智を超えたパイロットに渡すべく造られた代物だったのである。 |
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− | コンセプト上[[ファンネル]]やメガ粒子砲を持たず、武装はヘッドバルカン以外は手持ち武器だけだが、その優れた機動性から繰り出される攻撃は火力の平凡さを補ってあまりある。背面と脹脛側面の推力偏向スラスターのほか、全身に多数のスラスターを装備し、いかなる姿勢においても高い機動性を発揮する。青い軌跡を引いて宇宙空間を駆け抜ける真紅の機体は、乗り手ともども'''「赤い彗星の再来」'''と呼ばれ、ネオ・ジオンには崇拝の対象となり、連邦軍には恐怖の象徴となった。推力偏向スラスターは翼を想起させる形状になっており、最大出力時には羽ばたくような挙動を行う。背面の推力偏向スラスターの下部には、サザビーに比べて大型のプロペラントタンクが配置されており、これを意図的に切り離すことで囮としても利用する奇策も見られた。 | + | コンセプト上[[ファンネル]]やメガ粒子砲を持たず、[[νガンダム]]と同じく武装はヘッドバルカン以外は手持ち武器だけだが、その優れた機動性から繰り出される攻撃は火力の平凡さを補ってあまりある。背面と脹脛側面の推力偏向スラスターのほか、全身に多数のスラスターを装備し、いかなる姿勢においても高い機動性を発揮する。青い軌跡を引いて宇宙空間を駆け抜ける真紅の機体は、乗り手ともども'''「赤い彗星の再来」'''と呼ばれ、ネオ・ジオンには崇拝の対象となり、連邦軍には恐怖の象徴となった。推力偏向スラスターは翼を想起させる形状になっており、最大出力時には羽ばたくような挙動さえ見せる。推力偏向スラスターの下部には、サザビーに比べて大型のプロペラントタンクが配置されており、これを意図的に切り離すことで囮としても利用する奇策も見られた。 |
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− | 一見[[サザビー]]に似た豪奢な外見だが[[νガンダム]]にも似せてデザインされている。改修元が[[地球連邦軍|連邦軍]]向けの機体なので、武装は連邦系とジオン系の混合である。一方、型式番号と戦法は[[シャア専用ザク]](MS-06S)になっており、元ネタは幅広い。 | + | 一見[[サザビー]]に似た豪奢な外見だがνガンダムにも似せてデザインされている。改修元が[[地球連邦軍|連邦軍]]向けの機体なので、武装は連邦系とジオン系の混合である。一方、型式番号と戦法は[[シャア専用ザク]](MS-06S)になっており、元ネタは幅広い。 |
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| [[小説|小説版]]ではインダストリアル7宙域での激闘で左腕部を失いバーニアも損傷する、という機動力命の機体には致命傷のダメージを負ったにも関わらず、もはや人間の域を外れつつあるフロンタルの狂気と虚無に衝き動かされるまま、'''フルコンディションの[[ユニコーンガンダム|ユニコーン]]と[[バンシィ]]を相手に互角'''という離れ業を通り越して化け物じみた強さを見せた。ツイン・ビーム・マグナムで両足を吹き飛ばされ推力偏向スラスターも溶融するも、'''ビームを正面から断ち割って前進してくる'''という物の怪の様相を呈する。しかも、この時スラスターから発したのはバーニア光ではなく、黒い霧のようなナニカ(ユニコーンのサイコ・フィールドと同質のもので、フロンタルの精神構造をそのまま投影したと思われる)。極め付けに、これは機体というよりフロンタルの方だが、'''コクピットをビーム・トンファーで貫通されてもまだ無事'''という異常事態が起きていた。最後にはビーム・トンファーの最大出力で粉砕されたが、コクピットだけは無事だった(中のフロンタルは死亡)。 | | [[小説|小説版]]ではインダストリアル7宙域での激闘で左腕部を失いバーニアも損傷する、という機動力命の機体には致命傷のダメージを負ったにも関わらず、もはや人間の域を外れつつあるフロンタルの狂気と虚無に衝き動かされるまま、'''フルコンディションの[[ユニコーンガンダム|ユニコーン]]と[[バンシィ]]を相手に互角'''という離れ業を通り越して化け物じみた強さを見せた。ツイン・ビーム・マグナムで両足を吹き飛ばされ推力偏向スラスターも溶融するも、'''ビームを正面から断ち割って前進してくる'''という物の怪の様相を呈する。しかも、この時スラスターから発したのはバーニア光ではなく、黒い霧のようなナニカ(ユニコーンのサイコ・フィールドと同質のもので、フロンタルの精神構造をそのまま投影したと思われる)。極め付けに、これは機体というよりフロンタルの方だが、'''コクピットをビーム・トンファーで貫通されてもまだ無事'''という異常事態が起きていた。最後にはビーム・トンファーの最大出力で粉砕されたが、コクピットだけは無事だった(中のフロンタルは死亡)。 |
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| :『[[MSV|UC-MSV]]』に登場するシナンジュが[[袖付き]]に改修される前の状態。真っ白で直線的なフォルムが特徴で[[νガンダム]]に近く、メインカメラもツインアイ型。また、ビームライフルの形状が[[νガンダムHWS装備型]]のハイパー・メガ・ライフルに瓜二つ。 | | :『[[MSV|UC-MSV]]』に登場するシナンジュが[[袖付き]]に改修される前の状態。真っ白で直線的なフォルムが特徴で[[νガンダム]]に近く、メインカメラもツインアイ型。また、ビームライフルの形状が[[νガンダムHWS装備型]]のハイパー・メガ・ライフルに瓜二つ。 |
| :ちなみに「スタイン」とは、[[ドイツ語]]で「原石」の意味。開発陣はスタイン01の開発コードを揶揄の意味を込めて与えたとされ、元々データ取得後は袖付きの手で真紅に生まれ変わる計画だったようだ。 | | :ちなみに「スタイン」とは、[[ドイツ語]]で「原石」の意味。開発陣はスタイン01の開発コードを揶揄の意味を込めて与えたとされ、元々データ取得後は袖付きの手で真紅に生まれ変わる計画だったようだ。 |
| + | :デザイナーのカトキ氏によると、[[Hi-νガンダム]]を意識してデザインされたらしい。 |
| ;[[ネオ・ジオング]] | | ;[[ネオ・ジオング]] |
| :OVA版第7巻に登場するオリジナル機体。シナンジュをコア・ユニットにしたニュータイプ専用巨大[[モビルアーマー]]。 | | :OVA版第7巻に登場するオリジナル機体。シナンジュをコア・ユニットにしたニュータイプ専用巨大[[モビルアーマー]]。 |
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| :[[サイコフレーム]]を初めて導入したニュータイプ専用機。この機体に似せて作られている。 | | :[[サイコフレーム]]を初めて導入したニュータイプ専用機。この機体に似せて作られている。 |
| ;[[νガンダム]] | | ;[[νガンダム]] |
− | :先述の様にこちらの要素も取り入れられている。むしろ、開発の経緯や過程としては、サザビーよりこちらの後継機種に当たる。 | + | :先述の様にこちらの要素も取り入れられている。むしろ、開発の経緯やシナンジュ・スタインの外見や武装を見ると、サザビーよりこちらの後継機種に当たると言える。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |