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== 概要 ==
 
== 概要 ==
ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)のアイドルプロデュース体験ゲーム『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』を原案とするアニメ作品。だが、ストーリーは全く異なり、意思を持つロボット「iDOL(アイドル)」と、そのパイロットである少女「アイドルマスター」の関係を描くものとなっている。また、原案とは''キャラクターの[[声優]]のキャスティングをはじめとした諸々の設定が異なる''点も特徴である。<ref>ただし、『XENOGLOSSIA』に登場するキャラクターの[[誕生日]]および血液型は、本家の『THE IDOLM@STER』における同名のキャラクターのものと同じ設定になっている。</ref>
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キャッチコピーは'''「あなたの、アイドルになりたい」'''。ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)のアイドルプロデュース体験ゲーム『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』を原案とするアニメ作品。だが、ストーリーは全く異なり、意思を持つロボット「iDOL(アイドル)」と、そのパイロットである少女「アイドルマスター」の関係を描くものとなっている。また、原案とは''キャラクターの[[声優]]のキャスティングをはじめとした諸々の設定が異なる''点も特徴である。<ref>ただし、『XENOGLOSSIA』に登場するキャラクターの[[誕生日]]および血液型は、本家の『THE IDOLM@STER』における同名のキャラクターのものと同じ設定になっている。</ref>
    
タイトルの「XENOGLOSSIA(ゼノグラシア)」は本来「習ったことがないはずの[[言語]]を話す現象」を指す言葉だが、本作品のプロデューサー古里尚丈氏は「[[妖精]]や精霊という意味と、[[神]]や[[宇宙]]の言葉がわかる巫女的存在という意味」と説明している。
 
タイトルの「XENOGLOSSIA(ゼノグラシア)」は本来「習ったことがないはずの[[言語]]を話す現象」を指す言葉だが、本作品のプロデューサー古里尚丈氏は「[[妖精]]や精霊という意味と、[[神]]や[[宇宙]]の言葉がわかる巫女的存在という意味」と説明している。
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== スーパーロボット大戦への参戦 ==
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=== スーパーロボット大戦への参戦の経緯 ===
『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』第467回にて、本作品のスパロボ参戦について語られている。
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『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』第467回にて、本作品のスパロボ参戦秘話が明かされている(本頁の[[#余談|余談]]の欄も参照)。
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寺田プロデューサーは「アイマスがスパロボに絡むとは思わなかった」「『X-Ω』制作側から『XENOGLOSSIA』を出したいと言われて『何言ってんだ』と思った」「快諾してもらえるとは思わなかった」と発言し、これに対し原作総合プロデューサーの坂上陽三氏も「『XENOGLOSSIA』を拾ってあげたいと考えていたがロボットアニメという事で悩んでいたところスパロボ参戦の話をもらい、『その手があったか』と思い、快諾した。むしろどんどん出してほしい」「アイマスとスパロボは同じ会社(バンダイナムコ)なのに『XENOGLOSSIA』のスパロボ参戦は思いつかなかった」と発言している。
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寺田プロデューサーは「アイマス<ref>『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』の公式略称。</ref>がスパロボに絡むとは思わなかった」「『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』制作側から『XENOGLOSSIA』を出したいと言われて、『何言ってんだ』と思った」「快諾してもらえるとは思わなかった」と発言している。
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実のところ、『X-Ω』参戦以前も『XENOGLOSSIA』はスパロボ参戦作品候補に挙げられていたが、寺田プロデューサー曰く「出すにしても本家アイマスがアニメ化した後にしたい」という事で後回しにされていたとの事。
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これに対し、原作総合プロデューサーの坂上陽三氏も「『XENOGLOSSIA』を拾ってあげたいと考えていたが、ロボットアニメという事で悩んでいたところスパロボ参戦の話をもらい、『その手があったか』と思い、快諾した。むしろ、どんどん出してほしい」「アイマスとスパロボは同じ会社(バンダイナムコ)なのに、『XENOGLOSSIA』のスパロボ参戦は思いつかなかった」と発言している。
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…実のところ、『X-Ω』参戦以前も『XENOGLOSSIA』はスパロボ参戦作品候補に挙げられていたが、寺田プロデューサー曰く「スパロボに出すにしても、本家アイマスがアニメ化した後にしたい」という配慮で、スパロボへの参戦を後回しにされていたとの事。
    
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
[[月]]の崩壊「ロスト・アルテミス」から100年あまり経った復興歴107年。月の破片「ドロップ」落下の危機に晒される世界において、他の国が[[核ミサイル|核兵器]]でドロップを迎撃する中、非核三原則によって核を持たない[[日本]]は意思を持つ巨大ロボット「iDOL」によってドロップを除去していた。
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[[月]]の崩壊「ロスト・アルテミス」から100年あまり経った復興歴107年。月の破片「ドロップ」落下の危機に晒される世界において、他の国が[[核ミサイル|核兵器]]でドロップを迎撃する中、非核三原則によって核兵器を持たない[[日本]]は意思を持つ巨大ロボット「iDOL」によってドロップを除去していた。
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芸能オーディションに合格し上京した天海春香は、iDOLを巡って争う組織「モンデンキント」と「トゥリアビータ」の戦いに巻き込まれる。窮地に陥る春香はモンデンキントのiDOL「インベル」に救われ、モンデンキントに保護される。オーディションがアイドルではなくiDOLのパイロット「アイドルマスター」を探しだすためのものだったと知らされ春香は呆気にとられるが、モンデンキントの格納庫でインベルと再会し、アイドルマスターになることを決意する。
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芸能オーディションに合格し上京した天海春香は、iDOLを巡って争う組織「モンデンキント」と「トゥリアビータ」の戦いに巻き込まれる。窮地に陥る春香はモンデンキントのiDOL「インベル」に救われ、モンデンキントに保護される。オーディションがアイドルではなく、iDOLのパイロット「アイドルマスター」を探しだすためのものだったと知らされ春香は呆気にとられるが、モンデンキントの格納庫でインベルと再会し、アイドルマスターになることを決意する。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
 
;[[インベル]]
 
;[[インベル]]
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:プロメテウスシリーズ1体目のiDOL。本編から16年前に起きた「夜明けの紫月事件」以来、活動を停止していたモンデンキント所属のiDOL。
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:インベルが以前から興味を持っていた春香と直接出会った事が切っ掛けで再起動を果たす。なお、マスターである春香に対して特別な感情を抱いている模様。
 
;ネーブラ
 
;ネーブラ
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:プロメテウスシリーズ2体目のiDOL。本編開始時に唯一稼働していたモンデンキント所属のiDOL。マスターは伊織と真(任務によって、どちらかが操縦する)。
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;ヌービアム
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:プロメテウスシリーズ3体目のiDOL。本編から16年前に強奪され、トゥリアビータの所属となっているiDOL。マスターは千早。
 
;テンペスタース
 
;テンペスタース
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:プロメテウスシリーズ4体目のiDOL。本編から7年前に、マスターである真美と共に行方不明となっている。
;ヌービアム
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;ヒエムス
 
;ヒエムス
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:プロメテウスシリーズ5体目のiDOL。第11話にて、アイスランドに所在するグリムス山のマグマ溜まりで眠っている所を発見される。
 
;エピメテウス
 
;エピメテウス
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:上記のプロメテウスシリーズのiDOLを模した人造の[[量産機]]。なお、リファからは「'''エピちゃん'''」という[[異名|あだ名]]で呼ばれている。
    
== 組織 ==
 
== 組織 ==
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:春香達が所属するのは、モンデンキントJP([[日本]])の一部門である「特殊隕石対策実行係」アイドルマスター課。
 
:春香達が所属するのは、モンデンキントJP([[日本]])の一部門である「特殊隕石対策実行係」アイドルマスター課。
 
;トゥリアビータ
 
;トゥリアビータ
:モンデンキントから分離した[[組織]]。モンデンキントの所有するiDOLの奪取を目論む。
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:本編開始から16年前にモンデンキントから離反した[[組織]]。モンデンキントの所有するiDOLの奪取を目論む。
    
== 用語 ==
 
== 用語 ==
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:iDOLの感覚器のような機能も持っているらしく、これを通してマスターを観察したり、iDOLの反応に伴い発光するなどの現象も見える。
 
:iDOLの感覚器のような機能も持っているらしく、これを通してマスターを観察したり、iDOLの反応に伴い発光するなどの現象も見える。
 
:また、iDOLはアイが無くとも勝手に動き出す場合もあるので、必ずしも起動に必要というわけではないようである。
 
:また、iDOLはアイが無くとも勝手に動き出す場合もあるので、必ずしも起動に必要というわけではないようである。
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;夜明けの紫月事件
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:本編から16年前に起きたiDOL強奪事件。モンデンキントから離反した一派がiDOLの一機であるヌービアムを強奪し、対抗組織トゥリアビータを結成した。
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:なお、この事件においてインベルは強奪を免れたが、春香から直接声を掛けられるまでモンデンキントJP・アイドルマスター課の第7格納庫の内部で引き籠る事となる。
    
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
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*原案のゲームとは異なるロボットアニメとして制作された『アイドルマスター XENOGLOSSIA』だが、本作の放送から4年後になる2011年に放送されたアニメ『THE IDOLM@STER』(こちらは原作ゲームを元にしたアイドルプロデュースを題材とした作品)の第15話「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」にて'''ロボットものの[[劇中劇]]『無尽合体キサラギ』(正確に言えば、『劇場版 無尽合体キサラギ ~宇宙の果てまで行ってきM@S~』 の予告編CM)が登場'''しており、一部のファンの間で話題となった。
 
*原案のゲームとは異なるロボットアニメとして制作された『アイドルマスター XENOGLOSSIA』だが、本作の放送から4年後になる2011年に放送されたアニメ『THE IDOLM@STER』(こちらは原作ゲームを元にしたアイドルプロデュースを題材とした作品)の第15話「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」にて'''ロボットものの[[劇中劇]]『無尽合体キサラギ』(正確に言えば、『劇場版 無尽合体キサラギ ~宇宙の果てまで行ってきM@S~』 の予告編CM)が登場'''しており、一部のファンの間で話題となった。
 
**劇中劇『無尽合体キサラギ』のパートの制作には、一部『[[天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン]]』のスタッフが関わっている。
 
**劇中劇『無尽合体キサラギ』のパートの制作には、一部『[[天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン]]』のスタッフが関わっている。
**ついでに、劇中劇『無尽合体キサラギ』の詳細な内容については、App Store/Google Play向けアプリケーション『ボイノベ』(スマホ用の声付き電子書籍)にて、「アイドルマスター『無尽合体キサラギ』」(前篇・後編)というタイトルで配信されていた(2014年10月7日~2015年2月16日)。
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**ついでに、劇中劇『無尽合体キサラギ』の詳細な内容については、App Store/Google Play向けアプリケーション『ボイノベ』(スマホ用の声付き電子書籍)にて、「アイドルマスター『無尽合体キサラギ』」(前編・後編)というタイトルで配信されていた(2014年10月7日~2015年2月16日)。
*『アイドルマスター XENOGLOSSIA』は『'''ゼノグラシア'''』と[[略語|略称]]されたり、あるいは『THE IDOLM@STER』の公式略称である『アイマス(IM@S)』にちなんで『'''ゼノマス'''』という[[俗語・俗称|俗称]]で呼ばれる場合もある。また、2011年に本家のアイドル版のアニメが作成される前までは『'''アニマス'''』とも呼ばれていた。
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*『アイドルマスター XENOGLOSSIA』は『'''ゼノグラシア'''』と[[略語|略称]]されたり、あるいは『THE IDOLM@STER』の公式略称である『アイマス(IM@S)』にちなんで『'''ゼノマス'''』という[[俗語・俗称|俗称]]で呼ばれる場合もある。また、2011年に原作ゲームを元にした本家のアニメ版『THE IDOLM@STER』が制作・放送される前までは『'''アニマス'''』とも呼ばれていた。
 
**なお、本作に登場するキャラクターは、本家の『THE IDOLM@STER』における同名のキャラクターと区別する意味で、「'''ゼノ~'''」という接頭語を付けて呼ばれる事が多い(一例を挙げれば、『ゼノグラシア』における[[天海春香]]を「ゼノ春香」と呼称する等)。
 
**なお、本作に登場するキャラクターは、本家の『THE IDOLM@STER』における同名のキャラクターと区別する意味で、「'''ゼノ~'''」という接頭語を付けて呼ばれる事が多い(一例を挙げれば、『ゼノグラシア』における[[天海春香]]を「ゼノ春香」と呼称する等)。
 
*原作とは全く別路線になってしまった本作は、ファンの間で賛否両論が激しく、本作の放映から8年経過した2015年現在でも論争が続いている。また、原作サイドも公式サイトやイベントで本作の存在に言及しないため、一時は「ゼノグラシアはアイマス原作サイドからも[[黒歴史]]扱いされている」という通説があった。
 
*原作とは全く別路線になってしまった本作は、ファンの間で賛否両論が激しく、本作の放映から8年経過した2015年現在でも論争が続いている。また、原作サイドも公式サイトやイベントで本作の存在に言及しないため、一時は「ゼノグラシアはアイマス原作サイドからも[[黒歴史]]扱いされている」という通説があった。
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