1行目: |
1行目: |
− | == 戒道幾巳(Ikumi Kaidou) == | + | == 戒道幾巳(かいどう いくみ / Ikumi Kaidou) == |
− | *[[登場作品]] | + | *[[登場作品]]: |
| **[[勇者王ガオガイガー]] | | **[[勇者王ガオガイガー]] |
| **[[勇者王ガオガイガーFINAL]] | | **[[勇者王ガオガイガーFINAL]] |
14行目: |
14行目: |
| *所属:カモメ第一小学校小学3年1組兼[[ジェイアーク]]乗組員 | | *所属:カモメ第一小学校小学3年1組兼[[ジェイアーク]]乗組員 |
| | | |
− | 戒道幾巳(かいどう いくみ)と読む。
| + | [[天海護]]や[[初野華]]とは同じクラスメート。寡黙な子供で目立たないが、時折不思議な力を見せていた。しかし、[[東京タワー]]へ社会見学の際に[[EI-01]]と[[GGG]]の戦いに巻き込まれ、東京タワー展望台から投げ出されて自己防衛により自身の封印を解除。本来の使命に目覚めた。 |
| | | |
− | [[天海護]]や[[初野華]]とは同じクラスメート。寡黙な子供で目立たないが、時折不思議な力を見せていた。しかし、[[東京タワー]]へ社会見学の際に[[EI-01]]と[[GGG]]の戦いに巻き込まれ、東京タワー展望台から投げ出されて自己防衛により自身の封印を解除。本来の使命に目覚めた。
| + | 正体は[[赤の星]]で生み出された「生体兵器アルマ」の一人であり、幼き頃にジェイアークと共に[[地球]]へ逃れ、阿蘇山で偶然保護した戒道夫人によって育てられた。アルマはラテン語で「道具」または「兵器」であるが、別の言葉では「魂」の意。東京中がゾンダーメタルプラントと化す騒ぎの中で姿を消したため、FINALで帰還するまでの2年間家族やクラスメートには行方不明者扱いだった。 |
− | 彼の正体は[[赤の星]]で生み出された「生体兵器アルマ」の一人であり、幼き頃にジェイアークと共に[[地球]]へ逃れ、阿蘇山で偶然保護した戒道夫人によって育てられた。アルマはラテン語で「道具」または「兵器」であるが、別の言葉では「魂」の意。東京中がゾンダーメタルプラントと化す騒ぎの中で姿を消したため、FINALで帰還するまでの2年間家族やクラスメートには行方不明者扱いだった。
| |
| | | |
| 使命に目覚めた戒道は[[ゾンダリアン]]化した[[ピッツァ]]と[[ペンチノン]]を、元の[[ソルダートJ]]と[[トモロ0117]]へと浄解。そして阿蘇山に眠るジェイアークを復活させ、[[機界31原種]]との戦いに望む。三重連太陽系の記憶を持ち兵器として自覚のある戒道は地球人に対して一線を引きつつも、自身の正体に戸惑う護を時に導き、また共闘しながら原種を浄解していく。[[Zマスター]]との最終決戦では[[ソルダートJ]]と[[トモロ0117]]と共に[[ザ・パワー]]の暴走を引き起こし、[[キングジェイダー]]ごとZマスターの崩壊に巻き込まれ護への感謝の言葉を残して姿を消した。 | | 使命に目覚めた戒道は[[ゾンダリアン]]化した[[ピッツァ]]と[[ペンチノン]]を、元の[[ソルダートJ]]と[[トモロ0117]]へと浄解。そして阿蘇山に眠るジェイアークを復活させ、[[機界31原種]]との戦いに望む。三重連太陽系の記憶を持ち兵器として自覚のある戒道は地球人に対して一線を引きつつも、自身の正体に戸惑う護を時に導き、また共闘しながら原種を浄解していく。[[Zマスター]]との最終決戦では[[ソルダートJ]]と[[トモロ0117]]と共に[[ザ・パワー]]の暴走を引き起こし、[[キングジェイダー]]ごとZマスターの崩壊に巻き込まれ護への感謝の言葉を残して姿を消した。 |
24行目: |
23行目: |
| | | |
| 周囲に感情を見せず常に寡黙で冷静な性格であるが、それは異星で作られた生体兵器としての自覚から本来の豊かな感情を押し殺しているだけである。内面は友人思いの心優しい少年であり、実は動物好き。兵器としての使命達成だけではなく友達や地球を守りたいという気持ちも持って戦っていた。 | | 周囲に感情を見せず常に寡黙で冷静な性格であるが、それは異星で作られた生体兵器としての自覚から本来の豊かな感情を押し殺しているだけである。内面は友人思いの心優しい少年であり、実は動物好き。兵器としての使命達成だけではなく友達や地球を守りたいという気持ちも持って戦っていた。 |
| + | |
| なおノベライズ版ではレプリ地球を訪れた際、複製されたGアイランドシティにて自宅に通りがかり、行方不明の息子を想う養母の愛を目の当たりにして、誰もいなくなった養母のベッドの上で一人で泣きながら寝て一晩過ごした描写があり、いつもの落ち着き払った戒道の普通の子供としての一面を見せた。 | | なおノベライズ版ではレプリ地球を訪れた際、複製されたGアイランドシティにて自宅に通りがかり、行方不明の息子を想う養母の愛を目の当たりにして、誰もいなくなった養母のベッドの上で一人で泣きながら寝て一晩過ごした描写があり、いつもの落ち着き払った戒道の普通の子供としての一面を見せた。 |
| | | |
| 「生体兵器アルマ」とは赤の星の指導者アベルのクローンを元に、[[天海護|ラティオ]]の遺伝子情報を加えて能力付加された生体兵器であり、兵器としての最終目的は原種との対消滅であったとされる。アベルのクローンを元にしているため、同じくアベルのコピーであるパルス・アベルとは外見が良く似ており声も略同じ。また31体の原種を確実に仕留めるため男女計31体製作されていたが現在は戒道幾巳ただ一人が生き残っている。生体兵器として原種に対する浄解と探知能力を持つほか、自己防衛のための強力なサイコキネシスを持ち、またラティオの持つGパワーとアベルの持つ超能力の複合によって「絶対防御壁」を張ることが出来る。ただし絶対防御壁は大抵の攻撃をシャットアウトすることが出来る代わりにバリアを展開している間は動くことが出来なくなるため諸刃の剣でもある。能力の発露の際には、全身が赤く発光、頭頂にJを象った光輪を抱き、背には孔雀の尾羽に似た形状の光の羽が開く。この変化もパルス・アベルと同一。光の羽を開いた姿であれば飛行はもちろん宇宙空間でも生身での活動が可能である。また、ソルダートJ及びジェイアークはアルマの護衛として生み出されており、もし強大な戦闘能力を持つソルダート及びジェイアークが暴走した際のセーフティとして、アルマは自身が担当するソルダートJ及びジェイアークに対する緊急停止コードを実行する権限を持つ。護がサイボーグ凱に行っていたようにソルダートJに対してアジャストを行い回復させるといった力も持っている。 | | 「生体兵器アルマ」とは赤の星の指導者アベルのクローンを元に、[[天海護|ラティオ]]の遺伝子情報を加えて能力付加された生体兵器であり、兵器としての最終目的は原種との対消滅であったとされる。アベルのクローンを元にしているため、同じくアベルのコピーであるパルス・アベルとは外見が良く似ており声も略同じ。また31体の原種を確実に仕留めるため男女計31体製作されていたが現在は戒道幾巳ただ一人が生き残っている。生体兵器として原種に対する浄解と探知能力を持つほか、自己防衛のための強力なサイコキネシスを持ち、またラティオの持つGパワーとアベルの持つ超能力の複合によって「絶対防御壁」を張ることが出来る。ただし絶対防御壁は大抵の攻撃をシャットアウトすることが出来る代わりにバリアを展開している間は動くことが出来なくなるため諸刃の剣でもある。能力の発露の際には、全身が赤く発光、頭頂にJを象った光輪を抱き、背には孔雀の尾羽に似た形状の光の羽が開く。この変化もパルス・アベルと同一。光の羽を開いた姿であれば飛行はもちろん宇宙空間でも生身での活動が可能である。また、ソルダートJ及びジェイアークはアルマの護衛として生み出されており、もし強大な戦闘能力を持つソルダート及びジェイアークが暴走した際のセーフティとして、アルマは自身が担当するソルダートJ及びジェイアークに対する緊急停止コードを実行する権限を持つ。護がサイボーグ凱に行っていたようにソルダートJに対してアジャストを行い回復させるといった力も持っている。 |
| | | |
− | スパロボシリーズでは、GGGイベントでの出番はかなりあるのだが、明るい護と違い無口であまり他人と関わろうとしない性格の子供故か、これまでのところ他版権作品キャラとは全くと言っていいほど絡んでいない。
| + | == 登場作品と役柄 == |
| + | GGGイベントでの出番はかなりあるのだが、明るい護と違い無口であまり他人と関わろうとしない性格の子供故か、他作品のキャラと絡むことは少ない。 |
| | | |
− | == 登場作品と役柄 ==
| |
| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] |
37行目: |
37行目: |
| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | :今回はサブパイロットとしても参戦。覚える精神コマンドがソルダートJとトモロの精神を補完するので使い勝手がかなり良くなる。ついでにというかなんというか気合と覚醒を覚えるためWの精神バグ→覚醒による無限行動も使えてしまう。これはひどい。 | + | :今回はサブパイロットとしても参戦。覚える精神コマンドがソルダートJとトモロの精神を補完するので使い勝手がかなり良くなる。ついでにというかなんというか気合と覚醒を覚えるため『W』の精神バグ→覚醒による無限行動も使えてしまう。これはひどい。 |
| ;[[スーパーロボット大戦BX]] | | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
| :本作もサブパイロットとして参戦。担当声優の紗ゆり氏は2012年に亡くなったため、戒道としては初のライブラリ出演となっている。 | | :本作もサブパイロットとして参戦。担当声優の紗ゆり氏は2012年に亡くなったため、戒道としては初のライブラリ出演となっている。 |
76行目: |
76行目: |
| ;「テンペルム、ムンドゥース、インフィニ、トゥーム、レディーレ」 | | ;「テンペルム、ムンドゥース、インフィニ、トゥーム、レディーレ」 |
| :浄解の呪文であり、「[[ラテン語]]」である。直訳すると聖域、秩序正しい宇宙、無限、それから、直ちに、帰るとなる。 | | :浄解の呪文であり、「[[ラテン語]]」である。直訳すると聖域、秩序正しい宇宙、無限、それから、直ちに、帰るとなる。 |
− | ;「僕たちは地球の子じゃない...いつか別れの時が来る。だから、僕は誰も愛さず誰にも愛されないように生きてきた」<br>「僕がいなくなっても誰も悲しまない...君のようにつらい思いをしなくてすむ」 | + | ;「僕たちは地球の子じゃない...いつか別れの時が来る。だから、僕は誰も愛さず誰にも愛されないように生きてきた」<br />「僕がいなくなっても誰も悲しまない...君のようにつらい思いをしなくてすむ」 |
| :養母に連絡を取らなくていいのかと尋ねられた戒道の台詞。原種との対消滅を使命に持つ兵器として生まれた戒道は、己の使命に目覚めると同時に養母に黙って姿を消した。 | | :養母に連絡を取らなくていいのかと尋ねられた戒道の台詞。原種との対消滅を使命に持つ兵器として生まれた戒道は、己の使命に目覚めると同時に養母に黙って姿を消した。 |
| :何も知らず育ててくれた養母を戦いに巻き込みたくない彼の優しさでもあり、「いってきます」と地球の家族に言うことができる護への嫉妬も混ざった言葉。 | | :何も知らず育ててくれた養母を戦いに巻き込みたくない彼の優しさでもあり、「いってきます」と地球の家族に言うことができる護への嫉妬も混ざった言葉。 |
| ;「ありがとう…地球の友達」 | | ;「ありがとう…地球の友達」 |
| :Zマスターと共に滅びようとするところに声をかけた護への返答。原種と共に消滅するのは彼の果たすべき使命だったが、赤の星の対原種用兵器に対してではなく、地球の友人として戒道に「死なないで」と言ってくれた護に対し、感謝した。 | | :Zマスターと共に滅びようとするところに声をかけた護への返答。原種と共に消滅するのは彼の果たすべき使命だったが、赤の星の対原種用兵器に対してではなく、地球の友人として戒道に「死なないで」と言ってくれた護に対し、感謝した。 |
− | ;トモロ「J…アルマ…」<br/>J「我々は最後まで一緒だ」<br/>戒道「僕らの目的はこれで達成される…」(母さん…) | + | ;トモロ「J…アルマ…」<br />J「我々は最後まで一緒だ」<br/>戒道「僕らの目的はこれで達成される…」(母さん…) |
− | :TV版における最後の台詞。第3次α、BXでは[[DVE]]。 | + | :TV版における最後の台詞。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では[[DVE]]。 |
− | ;「――天海、僕はいつか…謝ろうと思ってたことがある」<br/>「Zマスターとの決戦の直前のことだ。僕は君に『哀れだ』と言ってしまった……」<br/>「あれは…ウソだった。本当に哀れだったのは、僕の方だ。あのときの僕は、それを認める勇気を、持ってなかった」 | + | ;「――天海、僕はいつか…謝ろうと思ってたことがある」<br/>「Zマスターとの決戦の直前のことだ。僕は君に『哀れだ』と言ってしまった……」<br />「あれは…ウソだった。本当に哀れだったのは、僕の方だ。あのときの僕は、それを認める勇気を、持ってなかった」 |
− | :小説版「FINAL」のラストシーン、ESミサイル内での護に対しての告白。TV版では、アルマとしての使命感もあって上記のようにしか言えなかった自分を振り返り、護に謝罪している。直前にも護に「ラティオ」ではなく「天海」と呼びかけており、またこの後の護の予想外な発言に声が裏返るほど驚くなど、Jの言葉を受けてアルマとしての使命から解放されたことを感じさせる。 | + | :小説版『FINAL』のラストシーン、ESミサイル内での護に対しての告白。TV版では、アルマとしての使命感もあって上記のようにしか言えなかった自分を振り返り、護に謝罪している。直前にも護に「ラティオ」ではなく「天海」と呼びかけており、またこの後の護の予想外な発言に声が裏返るほど驚くなど、Jの言葉を受けてアルマとしての使命から解放されたことを感じさせる。 |
| | | |
| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
95行目: |
95行目: |
| | | |
| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *勇者王ガオガイガーFINALの後日談ではGGGやジェイアークを助け出すために[[覚醒人1号|覚醒人]]と[[ガオガイガー]]の技術を結集させて作り出されたガオガイゴーのメインパイロットになる設定が公開されている。 | + | *『勇者王ガオガイガーFINAL』の後日談ではGGGやジェイアークを助け出すために[[覚醒人1号|覚醒人]]と[[ガオガイガー]]の技術を結集させて作り出されたガオガイゴーのメインパイロットになる設定が公開されている。 |
| | | |
| + | {{DEFAULTSORT:かいとう いくみ}} |
| [[category:登場人物か行]] | | [[category:登場人物か行]] |
| [[category:勇者王ガオガイガー]] | | [[category:勇者王ガオガイガー]] |
− | {{DEFAULTSORT:かいとう いくみ}}
| |