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− 地上に比べると宇宙空間は地形適性が一種類の為、宇宙が苦手なパイロットや機体は少ない傾向にあった。だが[[スーパーロボット大戦Z|Z]]や[[スーパーロボット大戦K|K]]ではユニットごとの地形適応が個性的に設定されるようになり、本来宇宙に出ることが想定されていない機体は宇宙適応がB以下になるケースが多くなった。このため該当機体は[[強化パーツ]]やフル[[改造]]ボーナスで適応を上げたり、[[精神コマンド]]を活用して対策を練らないとエース級でも立ち回りが厳しくなっている。<br />[[ボスボロット]]は初期のSRWでは出撃できなかった。+
− また、地形カテゴリとしての宇宙が存在しない作品もごく一部であるが存在する(『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』などが該当)。+
− 余談ではあるが、[[宇宙世紀|UC]][[ガンダムシリーズ]]ではよくこう書いて「'''そら'''」と読む。[[F]]では「ロンド・ベル、宇宙へ」というシナリオがあるが、攻略本にて寺田プロデューサーは「『ロンド・ベル、そらへ』と読んでください」と解説していた。+
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== 地形としての宇宙 ==
== 地形としての宇宙 ==
[[地形]]の一つで、宇宙空間のうち惑星表面を除く全域に適用される(Kなど一部作品では、[[月]]や一部の外惑星の表面で[[飛行]]した場合、宇宙地形として判定される場合がある)。全体的に障害物は少ないが、所々に移動コストが若干高めの[[暗礁空域]]や[[スペースコロニー]]、或いはその残骸などが点在する。移動時は1マスごとに[[EN]]を1(OEのみ3)消費。宇宙空間用の装備がない機体は性能ダウンしてしまう。
[[地形]]の一つで、宇宙空間のうち惑星表面を除く全域に適用される(『K』など一部作品では、[[月]]や一部の外惑星の表面で[[飛行]]した場合、宇宙地形として判定される場合がある)。全体的に障害物は少ないが、所々に移動コストが若干高めの[[暗礁空域]]や[[スペースコロニー]]、或いはその残骸などが点在する。移動時は1マスごとに[[EN]]を1(『[[OE]]』のみ1移動力ぶんごとに3)消費。宇宙空間用の装備がない機体は性能ダウンしてしまう。
地上に比べると宇宙空間は地形適性が一種類の為、宇宙が苦手なパイロットや機体は少ない傾向にあった。だが『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』や『[[スーパーロボット大戦K|K]]』ではユニットごとの地形適応が個性的に設定されるようになり、本来宇宙に出ることが想定されていない機体は宇宙適応がB以下になるケースが多くなった。このため該当機体は[[強化パーツ]]やフル[[改造]]ボーナスで適応を上げたり、[[精神コマンド]]を活用して対策を練らないとエース級でも立ち回りが厳しくなっている。また、そもそも出撃自体が不可能になるケース(初期における[[ボスボロット]]、『OE』での陸戦専用機等)もある。
地形カテゴリとしての宇宙が存在しない作品も、ごく一部であるが存在する(『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』などが該当)。
発売前情報として、参戦作品が発表されると「'''あの機体は宇宙で戦えるのか?'''」という疑問が出るのはお約束である。
発売前情報として、参戦作品が発表されると「'''あの機体は宇宙で戦えるのか?'''」という疑問が出るのはお約束である。
== 宇宙の地形適応が高い機体 ==
この中には'''本来は地上で運用できない'''という機体も少なくない。
;[[νガンダム]]
:原作中では宇宙でしか戦闘を行ってないこともあってか、宇宙適応がSになっていることも少なくない。
;一部[[モビルアーマー]]
:元々大気圏内での運用がなく宇宙戦に特化しているものも少なくないため、それらは宇宙Sにされる場合が多い。
;[[ガンダム試作3号機]]
:原作でも宇宙戦しかしていない関係上、スパロボでもかつては完全な宇宙専用機であったが、『α外伝』から大気圏内も飛ばせるようになったのに伴って、宇宙の方が適応が高いという扱いが採られるようになった。
;追加パック装着時の[[バルキリー]]
:質量が増えて重力下での運用がしづらくなる分、重力のない宇宙空間では使いやすくなるということか、[[空]]適応が落ちる代わりに宇宙適応がSになったりする。
;[[0G戦フレーム]]・[[月面フレーム]]装着時の[[エステバリス]]
:これらはそもそも無重力・低重力下での運用が前提のフレームなので、当然適応が高い。
== 宇宙の地形適応が低い機体 ==
== 宇宙の地形適応が低い機体 ==
:原作通り宇宙空間での運用は想定されていない為、宇宙戦は苦手。宇宙で活躍するには[[ガンダム試作1号機Fb]]になってから。
:原作通り宇宙空間での運用は想定されていない為、宇宙戦は苦手。宇宙で活躍するには[[ガンダム試作1号機Fb]]になってから。
;[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]系ユニット
;[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]系ユニット
:登場兵器のほとんどが陸戦仕様なため、[[アプサラス計画|アプサラス]]シリーズを除いて宇宙適正はどれも低い。のだが、APでは[[ジム・カスタム]]のデータを使用したことで[[ガンダムEz-8]]が最初から宇宙A、果てには[[グフカスタム]]まで宇宙適応Aになっていた。
:登場兵器のほとんどが陸戦仕様なため、[[アプサラス計画|アプサラス]]シリーズを除いて宇宙適正はどれも低い。のだが、PSP版『A』では[[ジム・カスタム]]のデータを使用したことで[[ガンダムEz-8]]が最初から宇宙A、果てには[[グフカスタム]]まで宇宙適応Aになっている。
:なお、OEでは出撃すらできない('''正確には宇宙空間に出られない'''だけで、コネクトステーション等の足場があるMAPでは足場の上でのみ出撃可能)。
:なお、『[[OE]]』では出撃すらできない('''正確には宇宙空間に出られない'''だけで、コネクトステーション等の足場があるMAPでは足場の上でのみ出撃可能)。
;[[ボスボロット]]
;[[ボスボロット]]
:パイロットの[[ボス]]と合わせて、宇宙の適応が低い。旧シリーズではスーパー系全般が宇宙の適応が低い傾向にあったが、それが見直された近年においても彼は低いままである。機体の気密性に問題があるからなのかもしれない。
:パイロットの[[ボス]]と合わせて、宇宙の適応が低い。[[旧シリーズ]]ではスーパー系全般が宇宙の適応が低い傾向にあったが、それが見直された近年においても彼は低いままである。機体の気密性に問題があるからなのかもしれない。
:ただし、'''携帯機シリーズでは平然と宇宙Aになっている'''。
;[[マジンガー]]系ユニット
;[[マジンガー]]系ユニット
:ボスボロット程ではないにしろ、旧シリーズ等では主役格の[[マジンガーZ]]でも宇宙適応Bであった。翼が「ジェット」なせいだろうか。
:ボスボロット程ではないにしろ、旧シリーズ等では主役格の[[マジンガーZ]]でも宇宙適応Bであった。翼が「ジェット」なせいだろうか。
:[[ダイアナンA]]に至っては機密性が低いどころかむき出しだが、Bで済んでたりする。
;[[真・ゲッター2]]
;[[真・ゲッター2]]
:機体本体の宇宙の適応自体は良好だが、旧シリーズでは必殺技のドリルテンペストが宇宙で使用不可であった。
:機体本体の宇宙の適応自体は良好だが、旧シリーズでは必殺技のドリルテンペストが宇宙で使用不可であった。
:殆どの機体が宇宙空間での戦闘に対応していないという原作設定に則り、[[コスモダイバー]]を除いて宇宙適応B。
:殆どの機体が宇宙空間での戦闘に対応していないという原作設定に則り、[[コスモダイバー]]を除いて宇宙適応B。
;[[ダイ・ガード]]
;[[ダイ・ガード]]
:宇宙運用以前のローテク設計ゆえ宇宙適応は当然ながら低い。[[赤木駿介|パイロット]]の宇宙適応も低いため養成する余裕がない際は[[スラスターモジュール]]は必須。
:宇宙運用以前のローテク設計ゆえ宇宙適応は当然ながら低い。[[赤木駿介|パイロット]]の宇宙適応も低いため養成する余裕がない際は[[スラスターモジュール]]等は必須。
;[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]系ユニット
;[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]系ユニット
:[[オーラバトラー]]もオーラシップも気密性は低く、宇宙適応は低い。近年では[[ダンバイン]]や[[ビルバイン]]等主役格ユニットは宇宙の適応が見直されている。
:[[オーラバトラー]]もオーラシップも気密性は低く([[オーラバリア]]でこの問題はクリアしている場合もあるが)、宇宙適応は低い。近年では[[ダンバイン]]や[[ビルバイン]]等主役格ユニットは宇宙の適応が見直されている。
;[[0G戦フレーム|0G戦]]・[[月面フレーム|月面]]以外のフレーム時の[[エステバリス]]
:いずれも宇宙適応は低い傾向にある(BどころかCになる場合も)。アダプター系のパーツや宇宙A/Sの機体ボーナスを持つ機体とのPUで強引に使えなくはないが、基本的には素直に[[換装]]した方が早い。
;[[ウォーカーマシン]]
;[[ウォーカーマシン]]
:ガソリンエンジンで駆動しているため総じて宇宙適応は低い。と言うより稼動には酸素が必要となるガソリンエンジンをどうやって宇宙で動かしているのだろうか? 尤も、ザブングルの作風からして「アニメだから」の一言で片付きそうなのだが(実は、この手の楽屋ノリは終盤に少し見られた程度)。
:ガソリンエンジンで駆動しているため総じて宇宙適応は低い。と言うより稼動には酸素が必要となるガソリンエンジンをどうやって宇宙で動かしているのだろうか? 尤も、ザブングルの作風からして「アニメだから」の一言で片付きそうなのだが(実は、この手の楽屋ノリは終盤に少し見られた程度)。
:同作品の機体は全般的に宇宙の適応が低い。特に、気密性ゼロの[[ガチコ]]はその問題が顕著だったが、シナリオ面でその問題を解決し、宇宙に上がる頃には[[エンペランザ]]へと乗り換えている。
:同作品の機体は全般的に宇宙の適応が低い。特に、気密性ゼロの[[ガチコ]]はその問題が顕著だったが、シナリオ面でその問題を解決し、宇宙に上がる頃には[[エンペランザ]]へと乗り換えている。
;[[ゾイド]]系ユニット
;[[ゾイド]]系ユニット
:同シリーズの機体はいずれも宇宙戦を行なっておらず、また宇宙戦闘に不向きな獣型のデザインをしている為、宇宙への適応が低い。
:同シリーズの機体はいずれも宇宙戦を行なっておらず、また宇宙戦闘に不向きな獣型のデザインをしている為、宇宙への適応が低い。『OE』ではこちらも足場のない宇宙空間のみのステージでは出撃不可となる。
;[[アーマード・トルーパー]]全般
;[[アーマード・トルーパー]]全般
:一部機体及び換装形態を除き宇宙適応C。パイロット側の適応は全員宇宙Aのため[[A-アダプター]]で適応問題はクリアできる。
:一部機体及び換装形態を除き宇宙適応C。パイロット側の適応は全員宇宙Aのため[[A-アダプター]]で適応問題はクリアできる。『OE』ではその手のパーツが存在しないので、やはり足場のない宇宙ステージには[[バーコフ分隊|一部]]除いて出撃不可。
;飛行能力を持たない[[ナイトメアフレーム]]
;飛行能力を持たない[[ナイトメアフレーム]]
:飛行できないという点から宇宙適応B。
:飛行できないという点から宇宙適応B。こちらも『OE』ではやはり足場のない宇宙ステージには出撃不可。
;[[AV-98イングラム]]
;[[AV-98イングラム]]等の[[レイバー]]
:原作ではボスボロットと同様に機密に問題があり、水中に入ると溺れる描写がある。スパロボでは宇宙戦仕様に改修され宇宙ステージでも戦闘は可能だが、空間戦闘には対応しておらず、足場のない宇宙空間のみのステージでは出撃不可となる。
:原作ではボスボロットと同様に機密に問題があり、水中に入ると溺れる描写がある。スパロボ(『OE』)では宇宙戦仕様に改修され宇宙ステージでも戦闘は可能だが、空間戦闘には対応しておらず、足場のない宇宙空間のみのステージでは出撃不可となる。
;[[GAIL]]製通常兵器
;[[GAIL]]製通常兵器
:戦車やヘリコプターや装甲車なので宇宙適応C。逆に言えば'''キャタピラやローターや装輪で宇宙で活動できる。'''まさにGAIL驚異のメカニズム。
:[[エスクワィアー|戦車]]や[[ガンシップ|ヘリコプター]]や[[キャリア・ビーグル|装甲車]]なので宇宙適応C。逆に言えば'''キャタピラやローターや装輪で宇宙で活動できる。'''まさにGAIL驚異のメカニズム。
;[[魔装機]]全般
;[[魔装機]]全般
:宇宙が存在しない[[ラ・ギアス]]製であり、宇宙での運用を想定して設計されていないため総じて宇宙適応は低い。
:宇宙が存在しない[[ラ・ギアス]]製であり、宇宙での運用を想定して設計されていないため総じて宇宙適応は低い。
:とにかく宇宙適応が低い。養成ができるようになった近年の作品でも、地形適応をかなり養成しないといけない。
:とにかく宇宙適応が低い。養成ができるようになった近年の作品でも、地形適応をかなり養成しないといけない。
;[[兜甲児]] / [[剣鉄也]]
;[[兜甲児]] / [[剣鉄也]]
:マジンガーシリーズの主役も旧シリーズでは宇宙適応がBであったため、次第に出番が減っていった。グレンダイザーの面々が登場するシリーズでは宇宙戦を得意とするグレンダイザー組(甲児は除く)に[[マジンガーZ]]と[[グレートマジンガー]]を奪われたのが良く見られた。
:[[マジンガー]]シリーズの主役も旧シリーズでは宇宙適応がBであったため、次第に出番が減っていった。『[[UFOロボ グレンダイザー|グレンダイザー]]』の面々が登場するシリーズでは宇宙戦を得意とするグレンダイザー組(甲児は除く)に[[マジンガーZ]]と[[グレートマジンガー]]を奪われたのが良く見られた。
;[[巴武蔵]] / [[車弁慶]]
;[[巴武蔵]] / [[車弁慶]]
:ゲッター3パイロットは現在でも宇宙の適応が低く、機体のゲッター3やゲッターポセイドンも宇宙を苦手としている為、終盤出番がほとんどない。
:ゲッター3系パイロットは現在でも宇宙の適応が低く、機体のゲッター3やゲッターポセイドンも宇宙を苦手としている為、終盤出番がほとんどない。
;[[葵豹馬]]
;[[葵豹馬]]
:旧シリーズでは宇宙適応B。
:旧シリーズでは宇宙適応B。
:全体的に宇宙適応が低い。近年では[[ショウ・ザマ]]等エース級パイロットは宇宙適応Aへと見直されている。
:全体的に宇宙適応が低い。近年では[[ショウ・ザマ]]等エース級パイロットは宇宙適応Aへと見直されている。
;[[戦闘メカ ザブングル|ザブングル]]系パイロット
;[[戦闘メカ ザブングル|ザブングル]]系パイロット
:例外なく宇宙適応が低い。Zシリーズでは地形適応の仕様上、パイロット側の適応も養成しなければならないのも難点。PPに余裕が無い場合、[[スラスターモジュール]]必須。
:例外なく宇宙適応が低い。[[Zシリーズ]]では地形適応の仕様上、パイロット側の適応も養成しなければならないのも難点。PPに余裕が無い場合、[[スラスターモジュール]]必須。
;[[オーバーマン キングゲイナー|キングゲイナー]]系パイロット
;[[オーバーマン キングゲイナー|キングゲイナー]]系パイロット
:同上。
:同上。
;[[スラスターモジュール]]
;[[スラスターモジュール]]
:[[強化パーツ]]。ユニットと武器の地形適応が「宇宙A」(Sが最高の場合は「宇宙S」)になる。
:[[強化パーツ]]。ユニットと武器の地形適応が「宇宙A」(Sが最高の場合は「宇宙S」)になる。
== 余談 ==
*[[ガンダムシリーズ]](特に[[宇宙世紀]]作品)ではよくこう書いて「'''そら'''」と読む。『[[F]]』では「ロンド・ベル、宇宙へ」というシナリオがあるが、攻略本にて寺田プロデューサーは「『ロンド・ベル、そらへ』と読んでください」と解説していた。
*またガンダムシリーズには「AMBAC」という、簡単に言えば「機体の手足をうまく振り回すことで、スラスターを使わずに宇宙空間で姿勢制御する」手法の概念がある。よくよく考えるとスラスターや推進器の類がないのでまともに宇宙移動できないであろう機体が、スパロボで平然と宇宙に出てもあまり突っ込まれないのはこのお陰とも言える。
**逆に言えば、'''GAILの通常兵器ばかりにツッコミが集中した'''のもそのためであろう(当然、これらの機体には手足などない)。
{{DEFAULTSORT:うちゆう}}
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[[Category:地形]]
[[Category:地形]]
[[Category:地名]]
[[Category:地名]]