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:母。フリットが7歳の時に屋敷を襲撃され落命。その際、AGEデバイスを手渡した。
:母。フリットが7歳の時に屋敷を襲撃され落命。その際、AGEデバイスを手渡した。
;[[エミリー・アモンド]](エミリー・アスノ)
;[[エミリー・アモンド]](エミリー・アスノ)
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:幼馴染。後に結婚する。'''[[小説|小説版]]の描写によるとら、恐妻家な一面も見受けられる'''。
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:幼馴染。後に結婚する。'''[[小説|小説版]]の描写によると、恐妻家な一面も見受けられる'''。
;バルガス・ダイソン
;バルガス・ダイソン
:エミリーの祖父で、後に義理の祖父となる。ガンダムAGE-1開発を支援した。
:エミリーの祖父で、後に義理の祖父となる。ガンダムAGE-1開発を支援した。
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;[[フェザール・イゼルカント]]
;[[フェザール・イゼルカント]]
:ヴェイガンの首魁であり、宿敵。
:ヴェイガンの首魁であり、宿敵。
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:フリットは彼のことを「邪悪な存在」「人類の敵」「魔王」などと口を極めて痛罵しており、一方ならぬ憎しみを抱いている。
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:フリットは独善的な目的で多くの人間の命を奪ってきた彼のことを「邪悪な存在」「人類の敵」「魔王」などと口を極めて痛罵しており、激しい憎しみを抱いている。
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:しかしながら、小説版第5巻にてキオが批判したとおり、フリットとイゼルカントの両名は「過去にとらわれ、過去を言い訳にして、憎悪と哀しみだけを広げている存在」でもあり、'''「同じコインの裏表」の関係であった'''とも言える。
;デシル・ガレット
;デシル・ガレット
:フリット編において敵対関係となる。若干7歳でありながら、AGE-1を強奪するなど数多くの煮え湯を飲まされることとなる。しかし、アセム編においては戦闘経験を積んだフリットの敵では無かった。
:フリット編において敵対関係となる。若干7歳でありながら、AGE-1を強奪するなど数多くの煮え湯を飲まされることとなる。しかし、アセム編においては戦闘経験を積んだフリットの敵では無かった。
:デシルは、ユリンおよびウルフを死亡させた元凶であり、フリットにとって「不倶戴天の怨敵」と言える存在である(ただし、最期はフリットの息子アセムによって引導を渡された)。
:デシルは、ユリンおよびウルフを死亡させた元凶であり、フリットにとって「不倶戴天の怨敵」と言える存在である(ただし、最期はフリットの息子アセムによって引導を渡された)。
:結果的に、'''フリットが殲滅主義者と化す一因となり、結果的に[[地球]]と[[ヴェイガン]]との和平を困難にした遠因を作った'''罪作りな人物と言えよう。
:結果的に、'''フリットが殲滅主義者と化す一因となり、結果的に[[地球]]と[[ヴェイガン]]との和平を困難にした遠因を作った'''罪作りな人物と言えよう。
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;ギーラ・ゾイ
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:フリット編に登場した宇宙要塞アンバットの司令官。
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:撃破したMSデファースから降りた彼と対面して、フリットらは「UE(ヴェイガン)の正体が自分達と同じ人間である」という衝撃的な事実を知った。
;ドール・フロスト
;ドール・フロスト
:青年フリット編の「アーシュランス戦役」にてフリットと交戦した血気盛んなXラウンダー。
:青年フリット編の「アーシュランス戦役」にてフリットと交戦した血気盛んなXラウンダー。
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:デシルを撃破後、心を通わせた一人の少女すら守れなかった事に対しての慟哭。この時から、フリットはUE([[ヴェイガン]])への憎しみを募らせていく事となる…。
:デシルを撃破後、心を通わせた一人の少女すら守れなかった事に対しての慟哭。この時から、フリットはUE([[ヴェイガン]])への憎しみを募らせていく事となる…。
;「お前達は人間じゃない! どんな姿をしてようと人間なんかじゃない! 罪の無い人達を巻き込んで、母さんだって…ユリンだって…お前達が殺したんだ!!」
;「お前達は人間じゃない! どんな姿をしてようと人間なんかじゃない! 罪の無い人達を巻き込んで、母さんだって…ユリンだって…お前達が殺したんだ!!」
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:第15話より。UEと呼ばれたヴェイガンの正体が自分達と同じ人間である事実を知った直後の台詞。
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:フリット編の最終和である第15話より。UEと呼ばれたヴェイガンの正体が自分達と同じ人間である事実を知った直後の台詞。
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;「なるんだ…! UEを倒して…僕が救世主になる!」
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:宇宙要塞アンバットでの戦い(いわゆる「コウモリ退治戦役」)の終結後、フリットはユリンら大切な人達を喪った悲しみを振り払い、再び「救世主」になる決意を固めた。胸にUE(ヴェイガン)に対する復讐心を抱いて…。
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:そんなフリットを[[エミリー・アモンド|エミリー]]は、遠くから見守る事しか出来なかった。フリット編における彼の最後の台詞である。
=== アセム編 ===
=== アセム編 ===
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:なお、この時ウルフを殺したのはユリンの時と同様デシル(もっとも、アセムの手によって討ち取られたが)であり、フリットのヴェイガンへの憎悪はさらに加速していくこととなる…。
:なお、この時ウルフを殺したのはユリンの時と同様デシル(もっとも、アセムの手によって討ち取られたが)であり、フリットのヴェイガンへの憎悪はさらに加速していくこととなる…。
;「元よりそのつもりだ。私が目指すのは…ヴェイガンの殲滅なのだから!!」
;「元よりそのつもりだ。私が目指すのは…ヴェイガンの殲滅なのだから!!」
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:アセム編最終話(第28話)においてクーデターを決行し地球連邦首相フロイ・オルフェノアの罪を暴き、彼を前にして、堂々の殲滅宣言。この台詞を放った際のフリットの強い憎悪を滲ませた瞳も非常に印象的な場面である。
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:アセム編の最終話である第28話より。クーデターを決行し地球連邦首相フロイ・オルフェノアの罪を暴き、彼を前にして、堂々の殲滅宣言。この台詞を放った際のフリットの強い憎悪を滲ませた瞳も非常に印象的な場面である。
:以後、フリットはオルフェノアをはじめとするヴェイガンとの内通者を次々と粛清していくなど、手段を選ばないようになる。
:以後、フリットはオルフェノアをはじめとするヴェイガンとの内通者を次々と粛清していくなど、手段を選ばないようになる。
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:ちなみに、この場面では「苦悩するフリットが額を寄せるガラスの向こう側に、少年時代の彼の姿が映っている」という演出がなされている。
:ちなみに、この場面では「苦悩するフリットが額を寄せるガラスの向こう側に、少年時代の彼の姿が映っている」という演出がなされている。
;「じゃあ…どうすればいいんだよ…」<br />「あいつらだって苦しいのは解ってるさ…でも…」<br />「奴らはユリンを…それに…この僕だって君を…」<br />「僕はユリンを守れなかった!」
;「じゃあ…どうすればいいんだよ…」<br />「あいつらだって苦しいのは解ってるさ…でも…」<br />「奴らはユリンを…それに…この僕だって君を…」<br />「僕はユリンを守れなかった!」
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:最終話より。セカンドムーンへとプラズマダイバーミサイルを発射させようとするが、キオに静止され[[Xラウンダー]]の能力で精神世界へと誘われる。
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:最終話より。ヴェイガンの移動コロニー「セカンドムーン」へと大量破壊兵器「プラズマダイバーミサイル」を発射させようとするが、キオに静止され[[Xラウンダー]]の能力で精神世界へと誘われる。
:精神世界の中で少年時代へと若返っていたフリットは、長年抱えていた自責の念を吐露するが、そこへ[[ユリン・ルシェル|ユリン]]を始めとするヴェイガンの攻撃で散っていった大切な人々が現れ、激励を受ける。
:精神世界の中で少年時代へと若返っていたフリットは、長年抱えていた自責の念を吐露するが、そこへ[[ユリン・ルシェル|ユリン]]を始めとするヴェイガンの攻撃で散っていった大切な人々が現れ、激励を受ける。
:ちなみに、この場面では挿入歌として1stエンディングテーマ『君の中の英雄』のバラードバージョンが流れる。'''「劇中流れる挿入歌の歌詞が、フリットがこれまで歩んできた人生と重なっていく」'''心憎い演出であると言えよう。
:ちなみに、この場面では挿入歌として1stエンディングテーマ『君の中の英雄』のバラードバージョンが流れる。'''「劇中流れる挿入歌の歌詞が、フリットがこれまで歩んできた人生と重なっていく」'''心憎い演出であると言えよう。
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:エスペランス・ゾーン攻防戦にて、暴走した[[ティエルヴァ]]のビットがキオを撃とうとしているのに気づき、やむなくティエルヴァを撃墜した後に。孫を救うためとはいえ、分かり合えたはずの相手を殺し、己の手で悲劇を生み出してしまった事実に慟哭する。
:エスペランス・ゾーン攻防戦にて、暴走した[[ティエルヴァ]]のビットがキオを撃とうとしているのに気づき、やむなくティエルヴァを撃墜した後に。孫を救うためとはいえ、分かり合えたはずの相手を殺し、己の手で悲劇を生み出してしまった事実に慟哭する。
;「嬰児殺しの罪を被るつもりはある! EXA-DBのデータも吸収したガンダムの進化ならば、太陽系のヴェイガンのことごとくを殲滅することは可能だ! その後で私という独裁者を討って平和を取り戻すのは、キオでもナトーラでも、若者がやればいい!」
;「嬰児殺しの罪を被るつもりはある! EXA-DBのデータも吸収したガンダムの進化ならば、太陽系のヴェイガンのことごとくを殲滅することは可能だ! その後で私という独裁者を討って平和を取り戻すのは、キオでもナトーラでも、若者がやればいい!」
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:最終決戦にて。FXバーストモードの影響を受けて精神世界へと沈み、ユリンを始めとする「守れなかった者達」からもういいのだ、と語りかけられるが、アニメ版と異なり真っ向から拒絶する。
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:最終決戦にて。FXバーストモードの影響を受けて精神世界へと沈み、ユリンをはじめとする守れなかった者達から「もういいのだ」と語りかけられるが、アニメ版と異なり真っ向から拒絶する。
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:フリットにとっては、イゼルカントのエゴも、ヴェイガンの堕落も、何より自分自身を許すことは絶対に出来なかった。だからこそ、ヴェイガンを残らず滅ぼし、虐殺者となった自分を若者が討てば全て解決する、と妄執にも似た叫びを叩き付ける。が……。
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:フリットにとっては、イゼルカントのエゴも、ヴェイガンの堕落も、何より自分自身を許すことは絶対に出来なかった。だからこそ、「ヴェイガンを残らず滅ぼし、虐殺者となった自分を若者が討てば全て解決する」と、妄執にも似た叫びを叩き付ける。が…。
;「フリット・アスノ! あなたは、間違っているッ!!」
;「フリット・アスノ! あなたは、間違っているッ!!」
:記憶の彼方に消えたはずの声が響き、グランサの前に白いモビルスーツが現れる。全ての始まりとなった懐かしき姿、ガンダムAGE-1ノーマル。それを駆り、フリットを否定したのは、他でもない少年時代の彼自身だった。
:記憶の彼方に消えたはずの声が響き、グランサの前に白いモビルスーツが現れる。全ての始まりとなった懐かしき姿、ガンダムAGE-1ノーマル。それを駆り、フリットを否定したのは、他でもない少年時代の彼自身だった。