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| == ヴェーダ(Veda) == | | == ヴェーダ(Veda) == |
− | 『[[機動戦士ガンダム00]]』に登場する[[ソレスタルビーイング]]の垣根となる量子型演算処理システム(コンピュータ)。語源は[[インド神話|インドのバラモン宗教文書]]の総称「知識」に由来する。 | + | 『[[機動戦士ガンダム00]]』に登場する私設武装組織[[ソレスタルビーイング]]の行動の根幹となる量子型演算処理システム(コンピュータ)。語源は[[インド神話|インドのバラモン宗教文書]]の総称「知識」に由来する。 |
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− | その実態は要するに「超高性能コンピュータ」で、世界中のコンピュータを監視している。より正確に言うならば、世界中のコンピュータ一つ一つがヴェーダの端末であり、全てのコンピュータが織りなす世界規模の並列コンピュータネットワークがヴェーダである。[[イオリア・シュヘンベルグ]]がCBの計画を実行するため、ヴェーダの端末としての機能を持つコンピュータを世界中に普及し、その結果として世界中のコンピュータを並列したヴェーダが作られた。そのため、世界中の電子機器をハッキングする事すら可能としている。そして内包している知識は数兆レベルを有に超えている。これにアクセスできるのは[[脳量子波]]を持つものと、ヴェーダがアクセス権を認めた人物に限られており、閲覧できる内容もレベル7まで段階分けされて存在する。レベル7には、[[ガンダムマイスター]]と[[GNドライヴ]]の情報が含まれている。また、外伝では特殊なアクセス権限を持つ[[イノベイド]]が登場している。
| + | その実態は要するに「超高性能コンピュータ」で、世界中のコンピュータを監視している。より正確に言うならば、「世界中のコンピュータ一つ一つがヴェーダの端末であり、全てのコンピュータが織りなす世界規模の並列コンピュータネットワークがヴェーダ」である。[[イオリア・シュヘンベルグ]]がCBの計画を実行するため、ヴェーダの端末としての機能を持つコンピュータを世界中に普及し、その結果として世界中のコンピュータを並列したヴェーダが作られた。そのため、世界中の電子機器をハッキングする事すら可能としている。そして、内包している知識は数兆レベルを有に超えている。これにアクセスできるのは[[脳量子波]]を持つ者と、ヴェーダがアクセス権を認めた人物に限られており、閲覧できる内容もレベル7まで段階分けされて存在する。レベル7には、[[ガンダムマイスター]]と[[GNドライヴ]]の情報が含まれている。また、外伝では特殊なアクセス権限を持つ[[イノベイド]]が登場している。 |
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− | レベル7までアクセスできるのは現時点で[[ティエリア・アーデ]]と[[リボンズ・アルマーク]]の両名。[[スメラギ・李・ノリエガ]]はレベル4、[[アレハンドロ・コーナー]]を始めとする監視者達はレベル3に限られている。[[ネーナ・トリニティ]]もレベル7までアクセスできると思われる([[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]が[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]の過去を知っているので)。
| + | レベル7までアクセスできるのは、現時点で[[ティエリア・アーデ]]と[[リボンズ・アルマーク]]の両名。[[スメラギ・李・ノリエガ]]はレベル4、[[アレハンドロ・コーナー]]を始めとする監視者達はレベル3に限られている。[[ネーナ・トリニティ]]もレベル7までアクセスできると思われる([[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]が[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]の過去を知っているので)。 |
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− | 当初ソレスタルビーイングは、ヴェーダのバックアップを受け大規模な武力介入とガンダムの操縦支援システムを用いていたが、アレハンドロ・コーナーが[[リボンズ・アルマーク]]の協力でヴェーダを掌握した際には一時機能不全に陥った。また、二期以降も殆どの擬似太陽炉搭載機はヴェーダのバックアップを受けて稼動している。 | + | 当初ソレスタルビーイングは、ヴェーダのバックアップを受け大規模な武力介入とガンダムの操縦支援システムを用いていたが、アレハンドロ・コーナーが[[リボンズ・アルマーク]]の協力でヴェーダを掌握した際には一時機能不全に陥った。また、2ndシーズン以降も殆どの[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]搭載機はヴェーダのバックアップを受けて稼動している。 |
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− | [[計画]]遂行のためにメンバーの提案を積極的に受け入れており、事実申請すれば大概の事案は通る。しかし、これはあくまで『演算装置』でしかないヴェーダが人間を理解できていないため、「下手に手を出すよりも通した方が後々の懸案が少ない」というかなり消極的な理由である。さらに、「計画に致命的な影響を及ぼすものではない」と判断すれば、'''ソレスタルビーイングへの反逆ですら通す'''。アレハンドロやリボンズがヴェーダを掌握するギリギリまで干渉されなかったのもそのためである。ヴェーダにとっての計画遂行の基準とは「人類が滅亡するほどの戦争が起きない」というものであり、恒久平和が実現したとして、それが'''人の意志の介在しない機械的な社会であっても問題は無い'''のである。 | + | [[計画]]遂行のためにメンバーの提案を積極的に受け入れており、事実申請すれば大概の事案は通る。しかし、これはあくまで「演算装置」でしかないヴェーダが人間を理解できていないため、「下手に手を出すよりも通した方が後々の懸案が少ない」というかなり消極的な理由である。さらに、「計画に致命的な影響を及ぼすものではない」と判断すれば、'''ソレスタルビーイングへの反逆ですら通す'''。アレハンドロやリボンズがヴェーダを掌握するギリギリまで干渉されなかったのもそのためである。ヴェーダにとっての計画遂行の基準とは「人類が滅亡するほどの戦争が起きない」というものであり、恒久平和が実現したとして、それが'''人の意志の介在しない機械的な社会であっても問題は無い'''のである。 |
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− | ちなみに「世界中のコンピュータを監視している」と前記したが、その性質上'''ネットワークに繋がっていないスタンドアローンの端末には干渉不能'''という根本的な欠点が存在し、そういう場合は[[イノベイド]]達の出番となる。劇場版以降はティエリアによって管理が行われている。 | + | ちなみに「世界中のコンピュータを監視している」と前記したが、その性質上'''ネットワークに繋がっていないスタンドアローンの端末には干渉不能'''という根本的な欠点が存在し、そういう場合は[[イノベイド]]達の出番となる。[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]以降はティエリアによって管理が行われている。 |
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| 本編では明かされていないが、実は[[アロウズ]]結成の遠因はヴェーダにある。詳細は以下の通り。 | | 本編では明かされていないが、実は[[アロウズ]]結成の遠因はヴェーダにある。詳細は以下の通り。 |
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− | 外伝「00F」の主人公フォン・スパークは本編の1st終盤に当たる時期、理念の違いからソレスタルビーイングのバックアップ組織であるフェレシュテから離反。ファクトリー戦艦「エウクレイデス」を奪取すると共にイノベイドと一時結託し、アステロイド群を衛星軌道で爆破して大量のデブリを作り出して[[太陽|太陽光]]を遮るという人類史上前代未聞の[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]][[テロリスト|テロ]]を敢行した。フォンの目的はヴェーダの掌握で、この状況下で優先的に電力が供給される場所にヴェーダの本体があるはずと考えていた。事実彼が見当をつけた場所にヴェーダは存在したが、リボンズはその機能をソレスタルビーイング号に移送していた。しかし、リボンズの行動も予測の範囲内だったフォンは、'''抜け殻ではあるが再起動できる'''本体を確保し姿を消す。
| + | 外伝『機動戦士ガンダム00F』(SRW未参戦)の[[主人公]]であるフォン・スパークは本編の1stシーズン終盤に当たる時期、理念の違いからソレスタルビーイングのバックアップ組織であるフェレシュテから離反。ファクトリー戦艦「エウクレイデス」を奪取すると共にイノベイドと一時結託し、アステロイド群を衛星軌道で爆破して大量のデブリを作り出して[[太陽|太陽光]]を遮るという人類史上前代未聞の[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]][[テロリスト|テロ]]を敢行した。フォンの目的はヴェーダの掌握で、この状況下で優先的に電力が供給される場所にヴェーダの本体があるはずと考えていた。事実、フォンが見当を付けた場所にヴェーダは存在したが、リボンズはその機能をソレスタルビーイング号に移送していた。しかし、リボンズの行動も予測の範囲内だったフォンは、'''抜け殻ではあるが再起動できる'''本体を確保し姿を消す。 |
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− | このテロによって生じたデブリ処理のため、[[宇宙]]へ労働者が送り出されると同時に宇宙開発が推し進められ、対テロ政策のため独立治安維持部隊が発足。これがアロウズである。 | + | このテロによって生じたデブリ処理のため、[[宇宙]]へ労働者が送り出されると同時に宇宙開発が推し進められ、対テロ政策の独立治安維持部隊が発足。これがアロウズである。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |