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:66の軍団を率いる序列1番の悪魔。「バアル」とも言う。召喚される際には「猫、人間、蛙の頭、蜘蛛の足を合わせ持った姿」で現れる。
:66の軍団を率いる序列1番の悪魔。「バアル」とも言う。召喚される際には「猫、人間、蛙の頭、蜘蛛の足を合わせ持った姿」で現れる。
:人間を透明にする能力や人間を賢くさせる能力を持つ。
:人間を透明にする能力や人間を賢くさせる能力を持つ。
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:実は、オリエント世界で崇拝されていた「バアル」と呼ばれる高位の神であったが、『旧約聖書』では悪魔という扱いになっている。その名は「主人」を意味し、地方によって「バアル・○○」と後ろに地名などが続く。その為「バアル」の名を持ち悪魔に堕とされた神には、ベルゼブブ(元の名前は「バアル・ゼブル(崇高なる主神の意)」。詳細は[[#悪魔の一覧|後述]])、ベルフェゴール(元の名前は「バアル・ペオル(ペオル山の主神の意)」。キリスト教における七つの大罪の一つ「怠惰」や、クリフォトの第6セフィラ「醜悪(カイツール)」を司る)など複数いる。
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:実は、オリエント世界で崇拝されていた「バアル」と呼ばれる高位の神であったが、『旧約聖書』では悪魔という扱いになっている。その名は「主人」を意味し、地方によって「バアル・○○」と後ろに地名などが続く。その為「バアル」の名を持ち悪魔に堕とされた神には、ベルゼブブ(元の名前は「バアル・ゼブル(崇高なる主神の意)」。詳細は[[#悪魔の一覧|後述]])、ベルフェゴール(元の名前は「バアル・ペオル(ペオル山の主神の意)」。こちらは、キリスト教における七つの大罪の一つ「怠惰」や、クリフォトの第6セフィラ「醜悪(カイツール)」を司る)等、複数存在している。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[バアル]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[バアル]]の名前元として使われている。
;ベリアル(Beliar)
;ベリアル(Beliar)
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:*[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]では[[海動剣]]のコードネーム「アモン6」の名前元(正確には、『デビルマン』に登場するデーモンの勇者アモンに由来)として使われている。
:*[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]では[[海動剣]]のコードネーム「アモン6」の名前元(正確には、『デビルマン』に登場するデーモンの勇者アモンに由来)として使われている。
;フォルネウス(Forneus)
;フォルネウス(Forneus)
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:29の軍団を率いる序列30番の悪魔。
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:29の軍団を率いる序列30番の悪魔。召喚される際には「[[海]]に棲む怪物」の姿で現れる。
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:召喚した人間に対して、[[言語]]の知識や立派な命名ができる能力を持つ。また、敵を友人の様に召喚した人間を愛するようにさせるる能力も持っている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[カーツ・フォルネウス]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[カーツ・フォルネウス]]の名前元として使われている。
;フェネクス(Phenex)
;フェネクス(Phenex)
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;サブナック(Sabnac)
;サブナック(Sabnac)
:50の軍団を率いる序列43番の悪魔。召喚される際には「ライオンの頭を持つ戦士」の姿で現れる。
:50の軍団を率いる序列43番の悪魔。召喚される際には「ライオンの頭を持つ戦士」の姿で現れる。
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:上記のハルファスと似た能力を持つ他、人を[[変身]]させる力を持つ。
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では登場人物[[オルガ・サブナック]]の名前元として使われている。
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では登場人物[[オルガ・サブナック]]の名前元として使われている。
;アンドラス(Andras)
;アンドラス(Andras)
:30の軍団を率いる序列63番の悪魔。召喚される際には「天使の身体に黒い鳥の頭を持った」姿で現れる。
:30の軍団を率いる序列63番の悪魔。召喚される際には「天使の身体に黒い鳥の頭を持った」姿で現れる。
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:'''召喚した者を殺害しようとする一面が有る'''物騒極まりない悪魔である。
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では登場人物[[シャニ・アンドラス]]の名前元として使われている。
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では登場人物[[シャニ・アンドラス]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[修羅神]]の一体[[アンドラス]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[修羅神]]の一体[[アンドラス]]の名前元として使われている。
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;ブエル(Buer)
;ブエル(Buer)
:50の軍団を率いる序列10番の悪魔。召喚される際には「半人半馬の姿」の姿で現れる。
:50の軍団を率いる序列10番の悪魔。召喚される際には「半人半馬の姿」の姿で現れる。
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:哲学および薬の知識を教え、弱った人(特に、男性)を癒す力を持つという。
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では登場人物[[クロト・ブエル]]の名前元として使われている。
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では登場人物[[クロト・ブエル]]の名前元として使われている。
;グラシャ=ラボラス(Glasya-Labolas)
;グラシャ=ラボラス(Glasya-Labolas)
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:36の軍団を率いる序列25番の悪魔。召喚される際には「翼を持った犬」の姿で現れる。過去と未来に関する知識と、人を透明化する力を持つとされる。
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:36の軍団を率いる序列25番の悪魔。召喚される際には「翼を持った犬」の姿で現れる。
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:過去と未来に関する知識と、人を透明化する力を持つとされる。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[修羅神]]の一体[[グラシャラボラス]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[修羅神]]の一体[[グラシャラボラス]]の名前元として使われている。
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== 悪魔の一覧 ==
== 悪魔の一覧 ==
;サタン(Satan)
;サタン(Satan)
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:サタンは楽園でアダムをそそのかして知恵の実を食べさせた蛇(通称「赤い竜」あるいは「黙示録の獣」)と同一視される。また、生命の樹を反転させた「邪悪の樹(クリフォト)」の第1セフィラ「無神論(バチカル)」を司る存在でもある。
:サタンは楽園でアダムをそそのかして知恵の実を食べさせた蛇(通称「赤い竜」あるいは「黙示録の獣」)と同一視される。また、生命の樹を反転させた「邪悪の樹(クリフォト)」の第1セフィラ「無神論(バチカル)」を司る存在でもある。
:なお、サタンは、キリスト教における七つの大罪の一つ「憤怒」を司る。
:なお、サタンは、キリスト教における七つの大罪の一つ「憤怒」を司る。
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:*[[獣神ライガー (TV)|獣神ライガー]]では[[ドル・サタン]]の名前元として使用されている。
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:*[[SDガンダム外伝]]では[[ネオブラックドラゴン]]の仮の姿である「魔王サタンガンダム」の名前元として使われている。
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:*[[絶対無敵ライジンオー]]では[[ジャークサタン]]の名前元として使用されている。
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:*[[獣神ライガー (TV)|獣神ライガー]]では[[ドル・サタン]]の名前元として使われている。
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:*[[絶対無敵ライジンオー]]では[[サタンJr.]]、[[ジャークサタン]]、[[グレートジャークサタン]]の名前元として使われている。
;リリス(Lilith)
;リリス(Lilith)
:「最初の男性」アダムの最初の妻。男児を害する女性の悪魔であり、[[第1使徒アダム|アダム]]と交わって多くの悪魔(リリン)を生んだという。
:「最初の男性」アダムの最初の妻。男児を害する女性の悪魔であり、[[第1使徒アダム|アダム]]と交わって多くの悪魔(リリン)を生んだという。
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::リリスがアダムとの間に儲けた子供達。ヘブライ語のリリス(Lilith)の複数形である。また、「リリム(Lilim)」とも言う。
::リリスがアダムとの間に儲けた子供達。ヘブライ語のリリス(Lilith)の複数形である。また、「リリム(Lilim)」とも言う。
::リリンは新生児を襲ったり、あるいは夢魔として睡眠中の男性を誘惑するという。それ故か、リリンは女性型の夢魔「サキュバス」と関連付けられる場合もある。
::リリンは新生児を襲ったり、あるいは夢魔として睡眠中の男性を誘惑するという。それ故か、リリンは女性型の夢魔「サキュバス」と関連付けられる場合もある。
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::*新世紀エヴァンゲリオン(および旧劇場版)ではリリン(第2使徒リリスから生まれた原始生命の進化の先に位置する現在の人類)の名前元として使用されている。
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::*新世紀エヴァンゲリオン(および旧劇場版)ではリリン(第2使徒リリスから生まれた原始生命の進化の先に位置する現在の人類)の名前元として使われている。
;ベヒモス(Behemoth)
;ベヒモス(Behemoth)
:『旧約聖書』に登場する[[陸|陸地]]に生息する巨大な怪物。その名は、ヘブライ語で「獣」の意味を持つ単語「Behamath」の複数形に由来する。巨大なカバやサイ、もしくは象の様な外見で描かれる事が多い。
:『旧約聖書』に登場する[[陸|陸地]]に生息する巨大な怪物。その名は、ヘブライ語で「獣」の意味を持つ単語「Behamath」の複数形に由来する。巨大なカバやサイ、もしくは象の様な外見で描かれる事が多い。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では[[次元獣リヴァイダモン]]および[[真次元獣リヴァイダモン]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[次元獣リヴァイダモン]]および[[真次元獣リヴァイダモン]]の名前元として使われている。
;ベルゼブブ(Beelzebub)
;ベルゼブブ(Beelzebub)
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:ベルゼバブとも表記される。フランス語読みはベルゼビュート。『新約聖書』の一節「マタイによる福音」に登場する悪魔。ヘブライ語でバアル・ゼブブ、「蝿の王」を意味する。名前の通り巨大な蝿として描かれることが多い。キリスト教における七つの大罪の一つ「暴食」や、クリフォトの第2セフィラ「愚鈍(エーイーリー)」を司るという。
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:ベルゼバブとも表記される。[[フランス語]]読みはベルゼビュート。『新約聖書』の一節「マタイによる福音」に登場する悪魔。[[ヘブライ語]]でバアル・ゼブブ、「蝿の王」を意味する。名前の通り巨大な蝿として描かれることが多い。キリスト教における七つの大罪の一つ「暴食」や、クリフォトの第2セフィラ「愚鈍(エーイーリー)」を司るという。
:ペリシテ人の町であるエクロンの神「バアル・ゼブル(『崇高なる主神』の意)」が悪魔として扱われた姿とされる。
:ペリシテ人の町であるエクロンの神「バアル・ゼブル(『崇高なる主神』の意)」が悪魔として扱われた姿とされる。
:*[[絶対無敵ライジンオー]]では[[ベルゼブ]]および[[ファルゼブ]]の名前元として使われている。
:*[[絶対無敵ライジンオー]]では[[ベルゼブ]]および[[ファルゼブ]]の名前元として使われている。