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「ZEUTH」が多元世界の修復を行ってしまっては快楽の源が失われると考え、自らが開発した機体「[[カオス・レムレース]]」に搭乗し、[[司令クラスター]]付近にて彼らZEUTHと対峙し、倒された。だが、それでも復活して[[特異点|大特異点]]に接触しようとする彼らを邪魔立てするが、[[主人公]]([[ランド・トラビス]] or [[セツコ・オハラ]])の[[スフィア]]による干渉を受け、動きを止めた。最後は多元世界修復の余波により、ジ・エーデルもまた自身の望む理想の世界が崩れゆく様を見届けながら消息不明となった。
 
「ZEUTH」が多元世界の修復を行ってしまっては快楽の源が失われると考え、自らが開発した機体「[[カオス・レムレース]]」に搭乗し、[[司令クラスター]]付近にて彼らZEUTHと対峙し、倒された。だが、それでも復活して[[特異点|大特異点]]に接触しようとする彼らを邪魔立てするが、[[主人公]]([[ランド・トラビス]] or [[セツコ・オハラ]])の[[スフィア]]による干渉を受け、動きを止めた。最後は多元世界修復の余波により、ジ・エーデルもまた自身の望む理想の世界が崩れゆく様を見届けながら消息不明となった。
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快楽を追求するジ・エーデルだが、その中の一つに「『[[太極]]』を屈服させる」というものがある。[[ツィーネ・エスピオ]]を[[アサキム・ドーウィン]]に張り付かせたのもそのため。「[[呪われし放浪者]]」という自称も真実味が浮かび上がり、同位体の1人である[[エルガン・ローディック]]は実際に「放浪者」である。実は並行世界などに関する膨大な知識は、並行存在の1人が「[[黒の英知]]」に触れた影響が伝播したものであり、このジ・エーデルはその影響を特に強く受けている。無数の並行存在の人格を統合しているのも恐らくはその影響であると思われ、ランド編で現れた同位体二人も同じらしい。エルガンやジエーという、外見・性格があまりに違いすぎるキャラが同位体のため、以降に出る別作品にも実は関わっていたりする可能性がある。
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快楽を追求するジ・エーデルだが、その中の一つに「『[[太極]]』を屈服させる」というものがある。[[ツィーネ・エスピオ]]を[[アサキム・ドーウィン]]に張り付かせたのもそのため。「[[呪われし放浪者]]」という自称も真実味が浮かび上がり、並行世界の同一存在の1人である[[エルガン・ローディック]]は実際に「放浪者」である。実は並行世界などに関する膨大な知識は、並行存在の1人が「[[黒の英知]]」に触れた影響が伝播したものであり、このジ・エーデルはその影響を特に強く受けている。無数の並行存在の人格を統合しているのも恐らくはその影響であると思われ、ランド編で現れたジ・エーデルのコピー二人も同じらしい。エルガンやジエーという、外見・性格があまりに違いすぎるキャラが同一人物のため、以降に出る別作品にも実は関わっていたりする可能性がある。
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続編『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』では、エルガンの推察から「このジ・エーデル」の自己快楽は、「[[黒の英知]]」によって垣間見た「[[Zシリーズ]]」の生命体に待つ「根源的な災厄による絶望の未来」からの逃避であったとされる。「このジ・エーデル」は並行世界の数だけ存在する同位体の中でも並外れて強力な個体であるが、その彼をしても「根源的な災厄=神の怒りによる絶望の未来」に抗う気力はなく、心を折られて諦めてしまったらしい。最終決戦においてZEUTHに倒されたが、現段階では生死不明で生存している可能性がある。また、彼の同位体はまだ複数存在しており、エルガンは別の同位体と会話をしている様子が見受けられる。
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続編『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』では、エルガンの推察から「このジ・エーデル」の自己快楽は、「[[黒の英知]]」によって垣間見た「[[Zシリーズ]]」の生命体に待つ「根源的な災厄による絶望の未来」からの逃避であったとされる。「このジ・エーデル」は並行世界の数だけ存在するジ・エーデル達の中でも並外れて強力な個体であるが、その彼をしても「根源的な災厄=神の怒りによる絶望の未来」に抗う気力はなく、心を折られて諦めてしまったらしい。最終決戦においてZEUTHに倒されたが、現段階では生死不明で生存している可能性がある。また、並行世界のジ・エーデルはまだ複数存在しており、エルガンはさらに別のジ・エーデルと会話をしている様子が見受けられる。
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しかし、最終章である第3次Z天獄篇においては、その行動の本意が、自己認識を共有した同位体であるジエーから語られることになった。
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しかし、最終章である第3次Z天獄篇においては、その行動の本意が、自己認識を共有したジエーから語られることになった。
    
=== 真相 ===
 
=== 真相 ===
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これに先立ち、ジ・エーデルとなった人物の中でもっとも強い力を持っていたジエー・ベイベルは、誕生した多元世界([[UCW]])において自らの趣味である「多元世界を楽しむ」ことと、捨ててはならない大目的「御使いの打倒」を両立すべく、人造人間エーデルを傀儡に[[カイメラ]]を組織した。カオス・シリーズはそれぞれ[[カオス・レオー|スフィアの奪取]]、[[カオス・アングイス|次元力の抽出]]、[[カオス・カペル|スフィアの力の再現]]を目的に作られたものであり、最高傑作たるカオス・レムレースは御使いを封印するためのシステム「天獄」を組み込まれていた。しかし、カイメラは二人のスフィア・リアクターを擁する(ゲーム中では[[ランド・トラビス|どちらか]][[セツコ・オハラ|一人]]だが、シリーズの歴史ではこうなっているらしい)ZEUTHに敗北し、ジエー自身が「ジ・エーデル」を名乗って搭乗したカオス・レムレースも敗北。趣味を優先して時空修復を妨害しようとしたものの失敗、UCWは多元世界のまま安定することになった。
 
これに先立ち、ジ・エーデルとなった人物の中でもっとも強い力を持っていたジエー・ベイベルは、誕生した多元世界([[UCW]])において自らの趣味である「多元世界を楽しむ」ことと、捨ててはならない大目的「御使いの打倒」を両立すべく、人造人間エーデルを傀儡に[[カイメラ]]を組織した。カオス・シリーズはそれぞれ[[カオス・レオー|スフィアの奪取]]、[[カオス・アングイス|次元力の抽出]]、[[カオス・カペル|スフィアの力の再現]]を目的に作られたものであり、最高傑作たるカオス・レムレースは御使いを封印するためのシステム「天獄」を組み込まれていた。しかし、カイメラは二人のスフィア・リアクターを擁する(ゲーム中では[[ランド・トラビス|どちらか]][[セツコ・オハラ|一人]]だが、シリーズの歴史ではこうなっているらしい)ZEUTHに敗北し、ジエー自身が「ジ・エーデル」を名乗って搭乗したカオス・レムレースも敗北。趣味を優先して時空修復を妨害しようとしたものの失敗、UCWは多元世界のまま安定することになった。
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この後、スフィアの力を思い知ったジエーは、御使いを打倒するにはどうしても本物のスフィアが必要と考え、並行世界に散らばる同位体と交信しつつスフィアを探索。[[ADW]]の同位体・エルガンは幸運にも[[クロノ]]が保持していた「揺れる天秤」の奪取に成功し、これを[[アクシオン財団]]経由でスコート・ラボに持ち込んだ。続けて起きた破界事変と再世戦争のタイミングで、擬似真化のため同位体に召集をかけたジエーは、消えつつあったエルガンの精神を引っ張り上げて存在を統合、[[AG]]として活動を開始した。
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この後、スフィアの力を思い知ったジエーは、御使いを打倒するにはどうしても本物のスフィアが必要と考え、並行世界に散らばる自分自身と交信しつつスフィアを探索。[[ADW]]のエルガンは幸運にも[[クロノ]]が保持していた「揺れる天秤」の奪取に成功し、これを[[アクシオン財団]]経由でスコート・ラボに持ち込んだ。続けて起きた破界事変と再世戦争のタイミングで、擬似真化のため他のジ・エーデルに召集をかけたジエーは、消えつつあったエルガンの精神を引っ張り上げて存在を統合、[[AG]]として活動を開始した。
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強い意思を持つスフィア・リアクターはどうやっても思い通りにならないことを知ったジエーは、自分自身がリアクターになることを決断。ジェミナイに存在していた「いがみ合う双子」を奪取すべく、カオス・レムレースをダウンサイジングして再設計した[[ジェミニア]]のイミテーション機・[[ジェニオン]]を開発した。その乗り手として選んだのが、召集に応じず[[西条涼音]]の精神で眠っていた同位体、自称「アムブリエル」であった。が、肝心のジェニオンに接触したのは、近くにいた[[ヒビキ・カミシロ]]の方であり、やむを得ず当初の計画に近づける形でヒビキと接触、彼がリアクターとして成長するよう計らいつつ、保険としてスズネを丸め込んでジェニオンに乗せていた。
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強い意思を持つスフィア・リアクターはどうやっても思い通りにならないことを知ったジエーは、自分自身がリアクターになることを決断。ジェミナイに存在していた「いがみ合う双子」を奪取すべく、カオス・レムレースをダウンサイジングして再設計した[[ジェミニア]]のイミテーション機・[[ジェニオン]]を開発した。その乗り手として選んだのが、召集に応じず[[西条涼音]]の精神で眠っていた別人格、自称「アムブリエル」であった。が、肝心のジェニオンに接触したのは、近くにいた[[ヒビキ・カミシロ]]の方であり、やむを得ず当初の計画に近づける形でヒビキと接触、彼がリアクターとして成長するよう計らいつつ、保険としてスズネを丸め込んでジェニオンに乗せていた。
    
AGとなった後のジ・エーデルはジエーの人格が主体であるため、欲望に忠実で自虐趣味な性格が健在であるものの、エルガンを始めとする他の人格の影響もあり協調性は高く空気も読める。また、統合に応じたジ・エーデルの総意として、御使いの打倒こそが第一義であり、そのためなら他者を道具として扱うことも、また他者と協力することも躊躇せず、時に人道を外れた手段を取ることも厭わない、という目的優先の存在となっていた(相手が相手なので無理もないが)。
 
AGとなった後のジ・エーデルはジエーの人格が主体であるため、欲望に忠実で自虐趣味な性格が健在であるものの、エルガンを始めとする他の人格の影響もあり協調性は高く空気も読める。また、統合に応じたジ・エーデルの総意として、御使いの打倒こそが第一義であり、そのためなら他者を道具として扱うことも、また他者と協力することも躊躇せず、時に人道を外れた手段を取ることも厭わない、という目的優先の存在となっていた(相手が相手なので無理もないが)。
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ちなみに、『スーパーロボット大戦Z』において彼が成した次元力の使い道は、
 
ちなみに、『スーパーロボット大戦Z』において彼が成した次元力の使い道は、
 
*自我を残したまま並行存在と成り代わる
 
*自我を残したまま並行存在と成り代わる
*別世界から同位体を呼ぶ='''並行世界の同一人物を同次元・同時間軸に存在させる'''
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*別世界から並行する自分自身を呼ぶ='''並行世界の同一人物を同次元・同時間軸に存在させる'''
 
*破壊された僚機を無傷で再生させる
 
*破壊された僚機を無傷で再生させる
*撃墜された同位体の「死」をなかったことにする
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*撃墜された並行存在の「死」をなかったことにする
 
など少ないながらも強烈な部類であり、カオス・レムレースを「人造スフィア」と評したとおり、次元力制御の第3段階である「事象の制御」を可能としている。
 
など少ないながらも強烈な部類であり、カオス・レムレースを「人造スフィア」と評したとおり、次元力制御の第3段階である「事象の制御」を可能としている。
 
これらの事象制御は第3次Zにおける高次元生命体達も実行していた内容であり、カオス・レムレースの完成度を伺わせる。
 
これらの事象制御は第3次Zにおける高次元生命体達も実行していた内容であり、カオス・レムレースの完成度を伺わせる。
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:彼の名前を皮肉るような発言をする。彼にとってジ・エーデルは、[[フロスト兄弟]]と同じく絶対許せない存在。
 
:彼の名前を皮肉るような発言をする。彼にとってジ・エーデルは、[[フロスト兄弟]]と同じく絶対許せない存在。
 
;[[ティファ・アディール]]
 
;[[ティファ・アディール]]
:ジ・エーデルの精神構造を「複雑に絡み合って底が見えない」と表現。ここからすると、[[黒の英知]]に触れた反動で同位体同士の精神がリンクしているらしい。
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:ジ・エーデルの精神構造を「複雑に絡み合って底が見えない」と表現。ここからすると、[[黒の英知]]に触れた反動でジ・エーデル同士の精神がリンクしているらしい。
 
;[[ロラン・セアック]]
 
;[[ロラン・セアック]]
 
:彼を挑発・嘲笑する為に悪意をこめてわざと[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]を真似て「ローラ」呼ばわりするが、対するロランはグエンを私欲の為に利用したジ・エーデルのやり方に激怒した。
 
:彼を挑発・嘲笑する為に悪意をこめてわざと[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]を真似て「ローラ」呼ばわりするが、対するロランはグエンを私欲の為に利用したジ・エーデルのやり方に激怒した。
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== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
;[[カオス・レムレース]]
 
;[[カオス・レムレース]]
:ジ・エーデル・ベルナル自ら操縦するため開発した機体。「[[次元力]]」(ジ・エーデル曰く「源理の力」)を限定的に行使できる能力を持つ。[[ランド・トラビス|ランド]]編では平行世界の同位体と連携する事で、スペックは低いが3機同時に出現するのに対し、[[セツコ・オハラ|セツコ]]編では高スペックだが単機で出現する。
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:ジ・エーデル・ベルナル自ら操縦するため開発した機体。「[[次元力]]」(ジ・エーデル曰く「源理の力」)を限定的に行使できる能力を持つ。[[ランド・トラビス|ランド]]編では並行世界の自分自身と連携する事で、スペックは低いが3機同時に出現するのに対し、[[セツコ・オハラ|セツコ]]編では高スペックだが単機で出現する。
 
:しかし、同ターンで3機全てを撃墜する必要がある事や、敵フェイズ時に[[マップ兵器]]3連発を受ける可能性がある事や、[[脱力]]の使用対象を絞れない事を考えると、ランド編の方が厄介だといえる。セツコ編は狙いを単機に絞れる為、集中攻撃による撃墜が容易である(ついでに言えば、ハードでの総HPはセツコ編が502400、ランド編が242400×3の727200)。
 
:しかし、同ターンで3機全てを撃墜する必要がある事や、敵フェイズ時に[[マップ兵器]]3連発を受ける可能性がある事や、[[脱力]]の使用対象を絞れない事を考えると、ランド編の方が厄介だといえる。セツコ編は狙いを単機に絞れる為、集中攻撃による撃墜が容易である(ついでに言えば、ハードでの総HPはセツコ編が502400、ランド編が242400×3の727200)。
 
;[[レムレース]]
 
;[[レムレース]]
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