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外交などを行い、国家関係を円滑に進める穏やかな人柄の持ち主。また、物腰や言動は柔らかく、周囲からの信頼も厚い。自身が有利になるような選択肢を行うこともあり、時として敵を糾弾する手段は問わないなど、政治家としての顔も見える。政治に興味を示さないシャルルには以前から不信を抱いており、最終的にはクーデターを敢行し、他者が望んだ事で自らが皇帝になろうと謀った。
 
外交などを行い、国家関係を円滑に進める穏やかな人柄の持ち主。また、物腰や言動は柔らかく、周囲からの信頼も厚い。自身が有利になるような選択肢を行うこともあり、時として敵を糾弾する手段は問わないなど、政治家としての顔も見える。政治に興味を示さないシャルルには以前から不信を抱いており、最終的にはクーデターを敢行し、他者が望んだ事で自らが皇帝になろうと謀った。
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一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には、欲望を否定する反面、自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、「他人が自分にそうすることを望むから」で、他者が望むのであれば「神」にもなろうとする。<br />他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。端的に言えば自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心のない人物といえよう。
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一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には、欲望を否定する反面、自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、「他人が自分にそうすることを望むから」で、他者が望むのであれば「神」にもなろうとする。他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。端的に言えば自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心のない人物といえよう。
    
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
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兄の[[オデュッセウス・ウ・ブリタニア|オデュッセウス]]の政治家としての能力が凡庸であった為に、殆どの実務をシュナイゼルが請け負っている。政治家として敏腕を振るい、[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]の死後は、彼の部下であったバトレーを傘下に加え、思考エレベーター等の研究も引き継いでいる。
 
兄の[[オデュッセウス・ウ・ブリタニア|オデュッセウス]]の政治家としての能力が凡庸であった為に、殆どの実務をシュナイゼルが請け負っている。政治家として敏腕を振るい、[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]の死後は、彼の部下であったバトレーを傘下に加え、思考エレベーター等の研究も引き継いでいる。
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妹の[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]の提唱した「行政特区日本」の設立に関しては、政治的な利用価値があると判断して賛成している。しかし、「ゼロのギアス」の暴走という予想外の事態によって、ユーフェミアの日本人虐殺を映像越しで目の当たりにする事になり、普段冷静なシュナイゼルも、妹がし得ないこの無残な光景には、驚愕の表情を隠せずにいた。<br />このユーフェミアの事件に関しては、シュナイゼル自身も強く疑問を抱いていた様で、事件が起こる直前にユーフェミアと二人で会談を行っていたゼロについて、秘密裏に独自の調査を行う事になった模様。
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妹の[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]の提唱した「行政特区日本」の設立に関しては、政治的な利用価値があると判断して賛成している。しかし、「ゼロのギアス」の暴走という予想外の事態によって、ユーフェミアの日本人虐殺を映像越しで目の当たりにする事になり、普段冷静なシュナイゼルも、妹がし得ないこの無残な光景には、驚愕の表情を隠せずにいた。このユーフェミアの事件に関しては、シュナイゼル自身も強く疑問を抱いていた様で、事件が起こる直前にユーフェミアと二人で会談を行っていたゼロについて、秘密裏に独自の調査を行う事になった模様。
    
==== R2編 ====
 
==== R2編 ====
 
前作と変わらず、政治家及び策略家として優秀な能力を発揮。また、[[ブラックリベリオン]]の際に、アッシュフォード学園で爆発騒動を引き起こした[[ニーナ・アインシュタイン]]が独自に編み出したウランの核分裂、ウラン濃縮の理論に目をつけ、彼女を自らの研究チーム「インヴォーク」のチーフに抜擢し、最強の殲滅兵器「[[フレイヤ]]」の開発に成功させている。
 
前作と変わらず、政治家及び策略家として優秀な能力を発揮。また、[[ブラックリベリオン]]の際に、アッシュフォード学園で爆発騒動を引き起こした[[ニーナ・アインシュタイン]]が独自に編み出したウランの核分裂、ウラン濃縮の理論に目をつけ、彼女を自らの研究チーム「インヴォーク」のチーフに抜擢し、最強の殲滅兵器「[[フレイヤ]]」の開発に成功させている。
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E.U.との戦争を優位に進めつつ、[[中華連邦]]との宥和外交も急速に進展させ、兄のオデュッセウスと天子の政略結婚によって、中華連邦との同盟を締結させようと、特派やラウンズのメンバーを率いて中華連邦に赴く。結婚式の前日に開かれたパーティーにて対面したゼロとチェスの勝負を行うが、この時のゼロの駒の動かし方から、彼の正体について、看破したかのような素振りを見せている。<br />しかし結婚式当日、[[黎星刻]]達のクーデターに乗じて襲撃してきた[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に天子を誘拐され、自ら天子奪還の指揮を取る事になるが、天子を平気で使い捨ての道具に扱う大宦官達のあまりにも醜い私利私欲に走る様が、民衆達に通信で知れ渡ってしまった結果、民衆達の暴動が起こった上に大宦官達も抹殺された事で、中華連邦が黒の騎士団側についた事を悟り、手を引く事になる。
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E.U.との戦争を優位に進めつつ、[[中華連邦]]との宥和外交も急速に進展させ、兄のオデュッセウスと天子の政略結婚によって、中華連邦との同盟を締結させようと、特派やラウンズのメンバーを率いて中華連邦に赴く。結婚式の前日に開かれたパーティーにて対面したゼロとチェスの勝負を行うが、この時のゼロの駒の動かし方から、彼の正体について、看破したかのような素振りを見せている。しかし結婚式当日、[[黎星刻]]達のクーデターに乗じて襲撃してきた[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に天子を誘拐され、自ら天子奪還の指揮を取る事になるが、天子を平気で使い捨ての道具に扱う大宦官達のあまりにも醜い私利私欲に走る様が、民衆達に通信で知れ渡ってしまった結果、民衆達の暴動が起こった上に大宦官達も抹殺された事で、中華連邦が黒の騎士団側についた事を悟り、手を引く事になる。
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第二次トウキョウ決戦直前、密かに[[ギルバート・G・P・ギルフォード|ギルフォード]]や[[グラストンナイツ]]にスザクの尾行させる事で、ルルーシュの捕獲に成功。彼の正体がゼロである事を確信する。第二次トウキョウ決戦後は、ルルーシュの元から脱出した[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]も同行させて、黒の騎士団の旗艦である斑鳩に来訪。これまで集めた資料のデータを基に、ゼロの正体が自分と同じブリタニアの皇子である事や、彼の持つ「ギアス」について暴露。更にはギアスに掛けられたユーフェミアを始めとする被害者リストを見せて、自身もギアスに操られているかもしれないという恐怖を演じて、黒の騎士団のルルーシュへの不信や怒りを増大させ、[[扇要|扇]]の「日本返却」の要求を呑むことで、ルルーシュの捕獲には失敗したが、黒の騎士団から追放し、孤立させる事には成功した。<br />スザクの提案によって、兼ねてより父・シャルルの王としての責任力の無さに不満を抱いていたシュナイゼルは、シャルルを抹殺して自らが皇帝の座に就く事を決意。「ナイトオブワン」の称号を与える事を条件に、スザクにシャルルの暗殺を命令する。スザクが「Cの世界」に向かっている間、シャルルやマリアンヌの同志であった[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]に、シャルルの計画の完遂後はブリタニアを自由にして良いと言われていたが、ルルーシュとスザクの二人にシャルルとマリアンヌが抹殺された事で計画は頓挫。皇帝の座はルルーシュの手に渡り、自らが皇帝の座に就く事は叶わなかった。
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第二次トウキョウ決戦直前、密かに[[ギルバート・G・P・ギルフォード|ギルフォード]]や[[グラストンナイツ]]にスザクの尾行させる事で、ルルーシュの捕獲に成功。彼の正体がゼロである事を確信する。第二次トウキョウ決戦後は、ルルーシュの元から脱出した[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]も同行させて、黒の騎士団の旗艦である斑鳩に来訪。これまで集めた資料のデータを基に、ゼロの正体が自分と同じブリタニアの皇子である事や、彼の持つ「ギアス」について暴露。更にはギアスに掛けられたユーフェミアを始めとする被害者リストを見せて、自身もギアスに操られているかもしれないという恐怖を演じて、黒の騎士団のルルーシュへの不信や怒りを増大させ、[[扇要|扇]]の「日本返却」の要求を呑むことで、ルルーシュの捕獲には失敗したが、黒の騎士団から追放し、孤立させる事には成功した。スザクの提案によって、兼ねてより父・シャルルの王としての責任力の無さに不満を抱いていたシュナイゼルは、シャルルを抹殺して自らが皇帝の座に就く事を決意。「ナイトオブワン」の称号を与える事を条件に、スザクにシャルルの暗殺を命令する。スザクが「Cの世界」に向かっている間、シャルルやマリアンヌの同志であった[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]に、シャルルの計画の完遂後はブリタニアを自由にして良いと言われていたが、ルルーシュとスザクの二人にシャルルとマリアンヌが抹殺された事で計画は頓挫。皇帝の座はルルーシュの手に渡り、自らが皇帝の座に就く事は叶わなかった。
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コーネリア、[[カノン・マルディーニ|カノン]]、[[ディートハルト・リート|ディートハルト]]、[[アーニャ・アールストレイム|アーニャ]]らと共にブリタニアから離反した後、カンボジアのトロモ機関へと身を移していたが、皇帝となったルルーシュが日本で超合衆国と会談を行っている隙を突いて、多数のフレイヤを搭載した巨大天空要塞「[[ダモクレス]]」を起動させ、ブリタニアの首都・[[ペンドラゴン]]をリミッターを解除したフレイヤで殲滅。首都で暮らす民衆はおろか、ルルーシュの傀儡に成り下がった異母兄弟達殆どをも抹殺してしまった。<br />その後、全世界をダモクレスに搭載されたフレイヤの射程圏内におく作戦を計画し、人々を恐怖で従属させることで世界平和を実現する「神」になろうとする。更には、第二次トウキョウ決戦時に、密かに救出していたナナリーを、対ルルーシュの切り札として次期ブリタニアの皇帝に擁立させようとするが、世界を恐怖で支配しナナリーまで政治の道具として利用しようとする自身のやり方にコーネリアが異を唱えた事で、銃撃して彼女を退陣させる。そして、超合衆国の首脳陣を人質に取られ身動きが出来なくなった[[黒の騎士団]]のメンバーをも自らの傘下に収め、ルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に移る。
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コーネリア、[[カノン・マルディーニ|カノン]]、[[ディートハルト・リート|ディートハルト]]、[[アーニャ・アールストレイム|アーニャ]]らと共にブリタニアから離反した後、カンボジアのトロモ機関へと身を移していたが、皇帝となったルルーシュが日本で超合衆国と会談を行っている隙を突いて、多数のフレイヤを搭載した巨大天空要塞「[[ダモクレス]]」を起動させ、ブリタニアの首都・[[ペンドラゴン]]をリミッターを解除したフレイヤで殲滅。首都で暮らす民衆はおろか、ルルーシュの傀儡に成り下がった異母兄弟達殆どをも抹殺してしまった。<その後、全世界をダモクレスに搭載されたフレイヤの射程圏内におく作戦を計画し、人々を恐怖で従属させることで世界平和を実現する「神」になろうとする。更には、第二次トウキョウ決戦時に、密かに救出していたナナリーを、対ルルーシュの切り札として次期ブリタニアの皇帝に擁立させようとするが、世界を恐怖で支配しナナリーまで政治の道具として利用しようとする自身のやり方にコーネリアが異を唱えた事で、銃撃して彼女を退陣させる。そして、超合衆国の首脳陣を人質に取られ身動きが出来なくなった[[黒の騎士団]]のメンバーをも自らの傘下に収め、ルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に移る。
    
アヴァロンにフレイヤを撃たない事を条件に、全ての指揮権を得たシュナイゼルは、その卓越した戦略眼でルルーシュのブリタニア軍を追い詰めていくが、ルルーシュとスザクのフレイヤ・エリミネイターを用いた連携によって隙が生じてしまい、ダモクレスへの侵入を許してしまう。そこで、シュナイゼルはカノンとディートハルトを連れ、ナナリーを囮にしてルルーシュをダモクレスごと抹殺しようとするが、管制室を制圧したルルーシュに先手を打たれてしまう。シュナイゼルはルルーシュが自身の命を奪う事を確信し、自らの生命活動に連動してダモクレスを自爆させるよう仕組んでいたが、その考えすらもルルーシュに読まれてしまっており、最後は「自身の抹殺」ではなく「ゼロに仕えよ」という「ギアスによる服従」によってルルーシュに敗北するという死よりも屈辱的な結末となった。ダモクレス攻防戦後、ブリタニアへの反乱分子の代表格として、ナナリー同様晒し者にされる形で処刑を待つ身となっていたが、皇帝ルルーシュが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に討たれた事で、解放された。
 
アヴァロンにフレイヤを撃たない事を条件に、全ての指揮権を得たシュナイゼルは、その卓越した戦略眼でルルーシュのブリタニア軍を追い詰めていくが、ルルーシュとスザクのフレイヤ・エリミネイターを用いた連携によって隙が生じてしまい、ダモクレスへの侵入を許してしまう。そこで、シュナイゼルはカノンとディートハルトを連れ、ナナリーを囮にしてルルーシュをダモクレスごと抹殺しようとするが、管制室を制圧したルルーシュに先手を打たれてしまう。シュナイゼルはルルーシュが自身の命を奪う事を確信し、自らの生命活動に連動してダモクレスを自爆させるよう仕組んでいたが、その考えすらもルルーシュに読まれてしまっており、最後は「自身の抹殺」ではなく「ゼロに仕えよ」という「ギアスによる服従」によってルルーシュに敗北するという死よりも屈辱的な結末となった。ダモクレス攻防戦後、ブリタニアへの反乱分子の代表格として、ナナリー同様晒し者にされる形で処刑を待つ身となっていたが、皇帝ルルーシュが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に討たれた事で、解放された。

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