1行目:
1行目:
−
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を始めとする[[宗教]]の聖典や伝承に登場する存在。天使は「神の使い」で、悪魔は「神に敵対する存在」を指している。<br/>
+
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を始めとする[[宗教]]の聖典や伝承に登場する存在。天使は「[[神]]の使い」で、悪魔は「神に敵対する存在」を指している。<br/>
本項では「天使」「悪魔」そのものやそれに関わる人物、それに由来する要素(ネーミング)などスパロボにおける「天使」「悪魔」にまつわるデータを取り扱う。
本項では「天使」「悪魔」そのものやそれに関わる人物、それに由来する要素(ネーミング)などスパロボにおける「天使」「悪魔」にまつわるデータを取り扱う。
8行目:
8行目:
=== 上位三隊「父」 ===
=== 上位三隊「父」 ===
;熾天使(Seraphim)
;熾天使(Seraphim)
−
:名は「燃える」、「炎のような」を意味し、人間に神の聖愛を伝える存在。人前に現れる時は、三対六枚の翼と四つの顔の姿で現れる。「熾(燃えている)」天使の名の由来は、その体が神への愛と情熱によって燃えているからである。
+
:名は「燃える」、「炎のような」を意味し、人間に[[神]]の聖愛を伝える存在。人前に現れる時は、三対六枚の翼と四つの顔の姿で現れる。「熾(燃えている)」天使の名の由来は、その体が神への愛と情熱によって燃えているからである。
:*[[機動戦士ガンダム00]]ではMS[[セラヴィーガンダム]]および[[セラフィムガンダム]]の名の由来となっている。
:*[[機動戦士ガンダム00]]ではMS[[セラヴィーガンダム]]および[[セラフィムガンダム]]の名の由来となっている。
:*また、アーマード・コアシリーズに登場する「ナインボール・セラフ」の由来でもある。
:*また、アーマード・コアシリーズに登場する「ナインボール・セラフ」の由来でもある。
21行目:
21行目:
=== 中位三隊「子」 ===
=== 中位三隊「子」 ===
;主天使(Dominions、Κυριοτητες)
;主天使(Dominions、Κυριοτητες)
−
:名は「統治」、「支配」をあらわし、神の威光を世に知らしめる任を背負い、神の主権を広める事から「主」天使と呼ばれている。その一方で、人間への慈愛伝達をしたりもする。
+
:名は「統治」、「支配」をあらわし、[[神]]の威光を世に知らしめる任を背負い、神の主権を広める事から「主」天使と呼ばれている。その一方で、人間への慈愛伝達をしたりもする。
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では戦艦[[ドミニオン]]の名の由来となっている。
:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では戦艦[[ドミニオン]]の名の由来となっている。
:*[[機動戦士ガンダム00]]ではMS[[ガンダムキュリオス]]の名の由来となっている。
:*[[機動戦士ガンダム00]]ではMS[[ガンダムキュリオス]]の名の由来となっている。
97行目:
97行目:
:[[英語]]ではマイケル、[[フランス語]]ではミシェル、スペイン語ではミゲルと呼ばれ、広く名前として使われている。
:[[英語]]ではマイケル、[[フランス語]]ではミシェル、スペイン語ではミゲルと呼ばれ、広く名前として使われている。
:ラファエル同様、セフィロトの第6セフィラ「美(ティファレト)」の守護天使でもある。なお、ウリエルだけは外典にしか登場しないためか、セフィラの守護天使ではない。
:ラファエル同様、セフィロトの第6セフィラ「美(ティファレト)」の守護天使でもある。なお、ウリエルだけは外典にしか登場しないためか、セフィラの守護天使ではない。
+
:*[[忍者戦士飛影]]では[[マイク・コイル]]の名の由来となっている。
:*[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]では[[マイケル・チャン]]の名の由来となっている。
:*[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]では[[マイケル・チャン]]の名の由来となっている。
:*[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]では[[ミケル・ニノリッチ]]の名の由来となっている。
:*[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]では[[ミケル・ニノリッチ]]の名の由来となっている。
107行目:
108行目:
:*[[マクロスF]]では[[ミハエル・ブラン]]の名前の由来となっている。
:*[[マクロスF]]では[[ミハエル・ブラン]]の名前の由来となっている。
;ルシファー(Lucifer)
;ルシファー(Lucifer)
−
:堕天使の長。その名は[[ラテン語]]で「明けの明星」「光をもたらす者」を意味する。キリスト教における七つの大罪の一つ「傲慢」を司る。悪魔「サタン」と同一視されることもある。ダンテの叙事詩『神曲』やミルトンの叙事詩『失楽園』にも登場する。
+
:堕天使の長。その名は[[ラテン語]]で「明けの明星」「光をもたらす者」を意味する。
+
:ルシファーは元は高位の天使であったのだが、創造主たる[[神]]に対して反逆し、堕天使となる。なお、神への反逆の理由は「高位の天使だった故に傲慢な気持ちを抱いた」あるいは「神に対して嫉妬心を抱いた」等の諸説が存在している。
+
:堕天使ルシファーはキリスト教における七つの大罪の一つ「傲慢」を司り、悪魔「サタン」と同一視されることもある。また、ダンテの叙事詩『神曲』やミルトンの叙事詩『失楽園』にも登場する。
:サタンは楽園でアダムをそそのかして知恵の実を食べさせた蛇(通称「赤い竜」あるいは「[[マスターテリオン|黙示録の獣]]」)と同一視される。また、生命の樹を反転させた「邪悪の樹(クリフォト)」の第1セフィラ「無神論(バチカル)」を司る存在でもある。
:サタンは楽園でアダムをそそのかして知恵の実を食べさせた蛇(通称「赤い竜」あるいは「[[マスターテリオン|黙示録の獣]]」)と同一視される。また、生命の樹を反転させた「邪悪の樹(クリフォト)」の第1セフィラ「無神論(バチカル)」を司る存在でもある。
:*[[マクロスF]]では[[VF-27γ ルシファー]]の名前元として使われている。
:*[[マクロスF]]では[[VF-27γ ルシファー]]の名前元として使われている。
+
<!-- :*[[バンプレストオリジナル]]では[[至高神Z|新たな神]]になろうとした[[アドヴェント|聖アドヴェント]]の人物像のモデルになっている。 -->
;アリオク(Arioch)
;アリオク(Arioch)
:名は[[ヘブライ語]]で「獰猛な獅子」を意味する。元々は人間や悪魔の名前であるが、ミルトンの叙事詩『失楽園』では堕天使として登場する。別名は「アリオーシュ」。
:名は[[ヘブライ語]]で「獰猛な獅子」を意味する。元々は人間や悪魔の名前であるが、ミルトンの叙事詩『失楽園』では堕天使として登場する。別名は「アリオーシュ」。
128行目:
132行目:
:66の軍団を率いる序列1番の悪魔。「バアル」とも言う。召喚される際には「猫、人間、蛙の頭を合わせ持った姿」で現れる。
:66の軍団を率いる序列1番の悪魔。「バアル」とも言う。召喚される際には「猫、人間、蛙の頭を合わせ持った姿」で現れる。
:人間を透明にする能力や人間を賢くさせる能力を持つ。
:人間を透明にする能力や人間を賢くさせる能力を持つ。
−
:実は、オリエント世界で崇拝されていた「バアル・ゼブル(『崇高なるバアル』の意)」と呼ばれる高位の神であったが、『旧約聖書』では悪魔「バアル・ゼブブ([[ヘブライ語]]で『蝿の王』の意。ベルゼブブ、ベルゼバブとも言う。[[フランス語]]読みでは「ベルゼビュート」と言う)」という扱いになっている。ベルゼブブはキリスト教における七つの大罪の一つ「貪欲(暴食)」や、クリフォトの第2セフィラ「愚鈍(エーイーリー)」を司るという。
+
:実は、オリエント世界で崇拝されていた「バアル・ゼブル(『崇高なるバアル』の意)」と呼ばれる高位の神であったが、『旧約聖書』では悪魔「バアル・ゼブブ([[ヘブライ語]]で『蝿の王』の意。ベルゼブブ、ベルゼバブとも言う。[[フランス語]]読みではベルゼビュートと言う)」という扱いになっている。ベルゼブブはキリスト教における七つの大罪の一つ「貪欲(暴食)」や、クリフォトの第2セフィラ「愚鈍(エーイーリー)」を司るという。
:*[[機神咆吼デモンベイン]]では[[鬼械神]]の一体[[ベルゼビュート]]の名前元として使われている。
:*[[機神咆吼デモンベイン]]では[[鬼械神]]の一体[[ベルゼビュート]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ベルゼルート]]および[[ベルゼルート・ブリガンディ]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ベルゼルート]]および[[ベルゼルート・ブリガンディ]]の名前元として使われている。
151行目:
155行目:
:人々を盗みに働くように誘惑したり、泥棒と和解させることができる等、盗賊と関連の深い悪魔とされている。
:人々を盗みに働くように誘惑したり、泥棒と和解させることができる等、盗賊と関連の深い悪魔とされている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[修羅神]]の一体[[ビレフォール]]の名前元として使われている。
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[修羅神]]の一体[[ビレフォール]]の名前元として使われている。
+
;エリゴス(Eligos)
+
:60の軍団を率いる序列15番目の悪魔。「エリゴール」または「アビゴル」とも言う。召喚される際には「槍等を持つ端正な騎士」の姿で現れる。
+
:未来を予見する力を持っており、隠された物や戦争について語ると言われる。また、召喚した人間は、王や偉人からの寵愛を受けると言う。
+
:*[[機動戦士Vガンダム]]ではMS[[アビゴル]]の名前元として使われている。
;ベリト(Berith)
;ベリト(Berith)
:26の軍団を率いる序列28番の悪魔。「ボフリィ」とも言う。召喚される際には「赤い衣服と王冠を身につけ、赤い馬にまたがった兵士」の姿で現れる。
:26の軍団を率いる序列28番の悪魔。「ボフリィ」とも言う。召喚される際には「赤い衣服と王冠を身につけ、赤い馬にまたがった兵士」の姿で現れる。
169行目:
177行目:
:詩作に優れていて話す言葉が詩になる程であるが、人間の姿を取った時には聞き苦しい声でしゃべると言う。
:詩作に優れていて話す言葉が詩になる程であるが、人間の姿を取った時には聞き苦しい声でしゃべると言う。
:実は、[[ギリシア神話]]に登場する不死鳥フェニックスが悪魔として扱われたものである。
:実は、[[ギリシア神話]]に登場する不死鳥フェニックスが悪魔として扱われたものである。
+
:*[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]では鳥類型[[戦闘獣]][[ゴールドフェニックス]]の名前元として使われている。
:*[[GEAR戦士電童]]では[[フェニックスエール]]の名前元として使われている。
:*[[GEAR戦士電童]]では[[フェニックスエール]]の名前元として使われている。
:*[[マクロスゼロ]]では[[VF-0 フェニックス]]の名前元として使われている。
:*[[マクロスゼロ]]では[[VF-0 フェニックス]]の名前元として使われている。