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== 御使い(みつかい/Angel)==
 
== 御使い(みつかい/Angel)==
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[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]に登場する存在。「根源的災厄」の正体にして、神々の戦いである真戦の勝者たる高次元生命体。「[[太極|至高神ソル]]」に仕え、神の力を操る。
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[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]に登場する存在。「根源的災厄」の正体にして、神々の戦いである真戦の勝者たる高次元生命体。「[[太極|至高神ソル]]」に仕え、[[神]]の力を操る。
    
=== 人物 ===
 
=== 人物 ===
その精神構造は傲慢と独善そのものであり、自分達以外全ての存在を見下し、銀河を片っ端から積み木感覚で破壊するなど文字通りやりたい放題である。唯一の穏健派とも言えるサクリファイですらその精神構造が当てはまってしまっている程。自分が絶対の存在であると確信する究極の自己愛と行っていることは何よりも正しいと強制し、その様に陶酔している極限の自己満足で形成されており、彼らが司る「喜怒哀楽」の感情も所詮、それら傲慢と独善が生み出したものに過ぎない。そして彼らが人類の真化を許さないのは、自分達以外の人類が進化し、やがて真化に至り、自らに追いつく事を恐れていた為である。
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その精神構造は傲慢と独善そのものであり、自分達以外全ての存在を見下し、銀河を片っ端から積み木感覚で破壊するなど文字通りやりたい放題である。唯一の穏健派とも言える[[哀しみのサクリファイ|サクリファイ]]ですらその精神構造が当てはまってしまっている程。自分が絶対の存在であると確信する究極の自己愛と行っていることは何よりも正しいと強制し、その様に陶酔している極限の自己満足で形成されており、彼らが司る「喜怒哀楽」の感情も所詮、それら傲慢と独善が生み出したものに過ぎない。そして彼らが人類の真化を許さないのは、自分達以外の人類が進化し、やがて真化に至り、自らに追いつく事を恐れていた為である。
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そのような存在であるため他者の言葉に耳を傾けることは一切なく、アサキムや次元将たちは最初から対話による解決を放棄、戦って打倒するためにとにかく力を集めていた(対話による解決は確かに最良の手段だが、相手が強大な上に話をする気が一切なければ無意味)。
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そのような存在であるため他者の言葉に耳を傾けることは一切無く、[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]や[[次元将]]達は最初から対話による解決を放棄、戦って打倒するためにとにかく力を集めていた(対話による解決は確かに最良の手段だが、相手が強大な上に話をする気が一切なければ無意味)。
    
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
全ての宇宙で最初にオリジン・ローに触れ、それによって1億2000万年前に転生した[[惑星エス・テラン]]に生まれしモノ。エス・テランの全ての[[霊子]]がひとつに融合し、そこから人間の基本感情である喜怒哀楽を象徴する4人に分離したことで誕生した。
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全ての[[宇宙]]で最初にオリジン・ローに触れ、それによって1億2000万年前に転生した[[惑星エス・テラン]]に生まれしモノ。エス・テランの全ての[[霊子]]がひとつに融合し、そこから人間の基本感情である喜怒哀楽を象徴する4人に[[分離]]したことで誕生した。
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[[真化]]を果たした当初は、自らの責務として、いずれ真化を遂げて高次元生命体となるだろう種を導く役目を課した。しかし、彼らの行為は徐々に神の傲慢さを伴った行為へと変わっていった。
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[[真化]]を果たした当初は、自らの責務として、いずれ真化を遂げて高次元生命体となるだろう種を導く役目を課した。しかし、彼らの行為は徐々に[[神]]の傲慢さを伴った行為へと変わっていった。
    
シリーズ開始の1万2000年前(時空震動の連続で時間軸が狂っているため断定できないが、一番古い世界から数えて1万2000年前だと思われる)、オリジン・ロー制御システム「至高神ソル」が意志に目覚め、御使いたちの行いと、それに依拠する己の存在を否定し自らを破壊。[[スフィア]]と[[黒の英知]]に砕け、並行世界へと飛び散ってしまった。
 
シリーズ開始の1万2000年前(時空震動の連続で時間軸が狂っているため断定できないが、一番古い世界から数えて1万2000年前だと思われる)、オリジン・ロー制御システム「至高神ソル」が意志に目覚め、御使いたちの行いと、それに依拠する己の存在を否定し自らを破壊。[[スフィア]]と[[黒の英知]]に砕け、並行世界へと飛び散ってしまった。
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従来通りの宇宙の管理に関しては既に至高神抜きでも問題ないレベルまでその力を高めていたものの、1億2000万年に一度の大崩壊を逃れるにはソルの力が必要であり、そのために[[スフィア・リアクター]]を求め、自省の行動として主導をとったアドヴェントを追放した。なお、宇宙で起きる出来事が、地球の時間である「年」で計算されていたこと、スフィアの名が地球から見える星座(十二星座に限らず、星座は全て'''地球から見える星の配列につけられた名'''である)の名を冠していたのは、彼らも元は地球人だからであった。
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従来通りの宇宙の管理に関しては既に至高神抜きでも問題ないレベルまでその力を高めていたものの、1億2000万年に一度の大崩壊を逃れるにはソルの力が必要であり、そのために[[スフィア・リアクター]]を求め、自省の行動として主導をとった[[アドヴェント]]を追放した。なお、宇宙で起きる出来事が、地球の時間である「年」で計算されていたこと、スフィアの名が[[地球]]から見える星座([[黄道十二星座]]に限らず、星座は全て'''地球から見える星の配列につけられた名'''である)の名を冠していたのは、彼らも元は地球人だからであった。
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Zシリーズの世界の破界と再世は、生命の力=「存在しようとする力」と死の力=「消滅しようとする力」のぶつかり合いによって起き、事象制御の抵抗となる生命を滅ぼすことは、存在しようとする力を削る=消滅しようとする力を強める=宇宙の崩壊を進めることに他ならない。そのため、並行世界に満ちる命を次々と抹殺し、銀河を破壊し、存在しようとする力を削り続ける御使いこそが、宇宙の崩壊を呼ぶ原因である。「'''根源的'''災厄」とはそのような意味である。このため「'''命ある者全ての敵'''」、「'''真の[[バアル]]'''」とも呼ばれる。
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[[Zシリーズ]]の世界の破界と再世は、生命の力=「存在しようとする力」と死の力=「消滅しようとする力」のぶつかり合いによって起き、事象制御の抵抗となる生命を滅ぼすことは、存在しようとする力を削る=消滅しようとする力を強める=宇宙の崩壊を進めることに他ならない。そのため、並行世界に満ちる命を次々と抹殺し、銀河を破壊し、存在しようとする力を削り続ける御使いこそが、宇宙の崩壊を呼ぶ原因である。「'''根源的'''災厄」とはそのような意味である。このため「'''命ある者全ての敵'''」、「'''真の[[バアル]]'''」とも呼ばれる。
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最終的に3人の御使いは[[至高神Z]]誕生の為にアドヴェントに取り込まれ消滅、[[Z-BLUE]]に敗れたアドヴェントも残った「消滅しようとする力」の余剰を抱え、[[AG]]と共に[[因果地平|因果地平の彼方]]へと去っていった。
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最終的に3人の御使いは[[至高神Z]]誕生の為にアドヴェントに取り込まれ消滅し、[[Z-BLUE]]に敗れたアドヴェントも残った「消滅しようとする力」の余剰を抱え、[[AG]]と共に[[因果地平|因果地平の彼方]]へと去っていった。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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:実はこの時点では設定が違い、'''スフィア・リアクターの異称'''として使われていた(そもそもこの段階では「リアクター」の単語自体がなく、「スフィアを持つ者」の呼称だった)。
 
:実はこの時点では設定が違い、'''スフィア・リアクターの異称'''として使われていた(そもそもこの段階では「リアクター」の単語自体がなく、「スフィアを持つ者」の呼称だった)。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
:[[アネモネ]]や[[アイム・ライアード|アイム]]等、一部のキャラがその名を口にしている。恐らくこの時点で現在の設定が完成したと思われる。
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:[[アネモネ]]や[[アイム・ライアード|アイム]]等、一部のキャラがその名を口にしている。おそらく、この時点で現在の設定が完成したと思われる。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
:「根源的な災厄」として[[黒の英知]]に触れた者達から徐々にその存在を語られる。
 
:「根源的な災厄」として[[黒の英知]]に触れた者達から徐々にその存在を語られる。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:アドヴェントが[[クロノ]]改革派の行動隊長を名乗って登場。終盤[[アンチスパイラル]]が、「根源的災厄」の正体は「神の怒りによる宇宙の滅亡」であると語る。
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:アドヴェントが[[クロノ]]改革派の行動隊長を名乗って登場。終盤[[アンチスパイラル]]が、「根源的災厄」の正体は「[[神]]の怒りによる[[宇宙]]の滅亡」であると語る。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
:これまでの戦いの裏に存在した全ての黒幕であり、[[多元世界]]最大にして最後の敵として、遂に表舞台に姿を現す。
 
:これまでの戦いの裏に存在した全ての黒幕であり、[[多元世界]]最大にして最後の敵として、遂に表舞台に姿を現す。
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:哀しみの御使い。一応の穏健派だが、行動を端的に言えばありがた迷惑。[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]を作り出した張本人。
 
:哀しみの御使い。一応の穏健派だが、行動を端的に言えばありがた迷惑。[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]を作り出した張本人。
 
;[[楽しみのテンプティ]]
 
;[[楽しみのテンプティ]]
:楽しみの御使い。全ての行為を己の楽しみと捉えて遊びまわる。恐らく御使いの中で一番タチの悪い存在。
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:楽しみの御使い。全ての行為を己の楽しみと捉えて遊びまわる。おそらく、御使いの中で最もタチの悪い存在。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*本来「御使い」とは、使者を意味する語であり、キリスト教における主の使いである。
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*本来「御使い」とは、使者を意味する語であり、[[宗教 #実在の宗教|キリスト教]]における[[天使・悪魔|主の使い]]である。
 
*実は本来の意味で『真化』を行なっていない(彼らは'''物理的融合'''によって高次元生命体に至った存在)ため、消滅しようとする力を使用し存在しようとする力を忌み嫌う。
 
*実は本来の意味で『真化』を行なっていない(彼らは'''物理的融合'''によって高次元生命体に至った存在)ため、消滅しようとする力を使用し存在しようとする力を忌み嫌う。
 
*彼らの傲慢さは上記の通り感情を4つに分けていたことも大きい。アドヴェントが自身の目的のために他の3人を取り込んだ結果、その感情も取りこんだことになり、再び喜怒哀楽が一つになったそれは、精神が再度「人間」になったことを示すものであった。アドヴェントが最後の最後で対話に応じたのはこの点も大きいだろう。
 
*彼らの傲慢さは上記の通り感情を4つに分けていたことも大きい。アドヴェントが自身の目的のために他の3人を取り込んだ結果、その感情も取りこんだことになり、再び喜怒哀楽が一つになったそれは、精神が再度「人間」になったことを示すものであった。アドヴェントが最後の最後で対話に応じたのはこの点も大きいだろう。
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