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− 叔母マーサから表と裏の仕事両方を任されるなど、能力そのものは優秀ではあるが父カーディアスのようになれない自分にコンプレックスを抱いている。また、自分を認めてもらえない怒りからカーディアスに対して発砲した罪悪感が自身を次第に蝕んでいくなど、根は非情になりきれない子供じみた小心者である。+
− 物語序盤でUC計画におけるアナハイム及びビスト財団のお目付け役として登場し、[[ネェル・アーガマ]]に同乗する。+
− そこで、戦闘時の被弾により艦から放り出されかけた際に捕虜となっていたマリーダに助けられたことで彼女に特別な思いを抱くようになる。
− 地上に降りてからは再調整されたマリーダのマスターとして設定され、叔母の意向に従い命令を下していくが、彼の本心は彼女を手元に置いておきたいというものであり彼女の体を気遣うなど甘さも見せた。
− 原作小説とOVAで終盤の行動が大きく異なる。そもそもリディに同行しているか否かという時点から違うため原作では宇宙に居るのに対してOVAでは地上でラストを迎える。+
− 小説版ではその活躍が鮮烈であったこともあり、小説とOVAの違いを論じる上でファンの間ではしばしば『一番割を喰った人物』の候補として上げられる。
− 小説終盤での彼はマリーダにOVA以上に熱をあげており、彼女に再び会うために周囲の反対を押しきりリディに同行して宇宙に上がる。+
− また、荒れているリディの暴力を身を挺して止めたり、自身のふがいなさから自ら[[強化人間|強化]]を望む彼に対して「強化で強い心が手に入るなら自分がとっくにやっている」と自分の経験を基に諭すなど、マリーダを得たいというごく私的な動機とはいえ自分自身の行動目的を持ち、叔母の言いなりになっていたころとは異なる芯のある態度を見せるようになる。
− 最終決戦時にはほぼ最前線といって言い場所に赴き、マリーダの死亡時にも付近にいたため「私を愛してくれた人」としてマリーダの思念と邂逅している。
− この時、マリーダの思念に直接触れたことでリディ同様自身を見つめ直し、ラストのコロニーレーザー阻止の場面ではバナージを助けるために付近の宙域に元々はリディの援護として用意していた「ユニコーンがもう一機つくれる」ほどの大量のサイコフレームを危険を顧みずにばらまくなど遺恨を乗り越えて異母弟に対して彼にできる最大限の助力をした。
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− OVA版ではそもそも宇宙に行かずマーサにくっついて地上でコロニーレーザーを発射する側にいる。
− マリーダの死を知って落胆するも、発射を止めようとマーサやローナンを説得を試みる。
− しかし、マリーダをがむしゃらに追いかけた小説のような勢いが付いていなかったせいもあってかあっさりと失敗。彼が戦場にリディが居る、という一言を放った時には既に手遅れであった。
− その後マリーダの死に加えてコロニーレーザーを止めたバナージの光を見たことでなにかが吹っ切れたらしくマーサを諭して、彼女を退かせた。
− その時の彼の表情や言動は小説版のような激しい変化こそなかったものの一連の騒動でしっかりと成長したことを感じさせるものであった。
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− OVA版は叔母に言われるがままであった状況から一転、愛に生き、愛する人に(マリーダの死後とは言え)背中を押してもらい、憎しみを乗り越えて命の危険を顧みず異母弟を助けるという大活躍を果たした小説版と比べると最後の最後まで良いところなしなうえ、見せ場を削られ、 肝心のマリーダへの愛すら描写を削られるという彼にとっては辛い扱いであった。
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− もっともあくまで「割を喰った候補」であり、本編には他にも割を喰った人物が多々いるのだが。
− 他にはバナージとの良い雰囲気を削られ、父の狂気を移植され原型を留めないほど性格を変えられてしまったロニや大幅に出番が削られ、見せ場の戦闘シーンが全カットというトライスターの面々なども良く上げられる。
− 彼等に比べれは一応、見せ場も成長描写もあっただけマシという声もある。
編集の要約なし
*キャラクターデザイン:安彦良和(オリジナル)、高橋久美子
*キャラクターデザイン:安彦良和(オリジナル)、高橋久美子
[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム社]]の重役を務める男性。
[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム社]]の重役を務める男性。[[カーディアス・ビスト]]と正妻エレン・ビストとの間に生まれた息子であり、[[バナージ・リンクス]]の異母兄にあたる。叔母マーサから表と裏の仕事両方を任されるなど、能力そのものは優秀ではあるが父カーディアスのようになれない自分にコンプレックスを抱いている。また、自分を認めてもらえない怒りからカーディアスに対して発砲した罪悪感が自身を次第に蝕んでいくなど、根は非情になりきれない子供じみた小心者である。
[[カーディアス・ビスト]]と正妻エレン・ビストとの間に生まれた息子であり、[[バナージ・リンクス]]の異母兄にあたる。
物語序盤でUC計画におけるアナハイム及びビスト財団のお目付け役として登場し、[[ネェル・アーガマ]]に同乗する。そこで、戦闘時の被弾により艦から放り出されかけた際に捕虜となっていたマリーダに助けられたことで彼女に特別な思いを抱くようになる。地上に降りてからは再調整されたマリーダのマスターとして設定され、叔母の意向に従い命令を下していくが、彼の本心は彼女を手元に置いておきたいというものであり彼女の体を気遣うなど甘さも見せた。
原作小説とOVAで終盤の行動が大きく異なる。そもそもリディに同行しているか否かという時点から違うため原作では宇宙に居るのに対してOVAでは地上でラストを迎える。小説版ではその活躍が鮮烈であったこともあり、小説とOVAの違いを論じる上でファンの間ではしばしば『一番割を喰った人物』の候補として上げられる。
小説終盤での彼はマリーダにOVA以上に熱をあげており、彼女に再び会うために周囲の反対を押しきりリディに同行して宇宙に上がる。また、荒れているリディの暴力を身を挺して止めたり、自身のふがいなさから自ら[[強化人間|強化]]を望む彼に対して「強化で強い心が手に入るなら自分がとっくにやっている」と自分の経験を基に諭すなど、マリーダを得たいというごく私的な動機とはいえ自分自身の行動目的を持ち、叔母の言いなりになっていたころとは異なる芯のある態度を見せるようになる。最終決戦時にはほぼ最前線といって言い場所に赴き、マリーダの死亡時にも付近にいたため「私を愛してくれた人」としてマリーダの思念と邂逅している。この時、マリーダの思念に直接触れたことでリディ同様自身を見つめ直し、ラストのコロニーレーザー阻止の場面ではバナージを助けるために付近の宙域に元々はリディの援護として用意していた「ユニコーンがもう一機つくれる」ほどの大量のサイコフレームを危険を顧みずにばらまくなど遺恨を乗り越えて異母弟に対して彼にできる最大限の助力をした。
OVA版ではそもそも宇宙に行かずマーサにくっついて地上でコロニーレーザーを発射する側にいる。マリーダの死を知って落胆するも、発射を止めようとマーサやローナンを説得を試みる。しかし、マリーダをがむしゃらに追いかけた小説のような勢いが付いていなかったせいもあってかあっさりと失敗。彼が戦場にリディが居る、という一言を放った時には既に手遅れであった。その後マリーダの死に加えてコロニーレーザーを止めたバナージの光を見たことでなにかが吹っ切れたらしくマーサを諭して、彼女を退かせた。その時の彼の表情や言動は小説版のような激しい変化こそなかったものの一連の騒動でしっかりと成長したことを感じさせるものであった。
OVA版は叔母に言われるがままであった状況から一転、愛に生き、愛する人に(マリーダの死後とは言え)背中を押してもらい、憎しみを乗り越えて命の危険を顧みず異母弟を助けるという大活躍を果たした小説版と比べると最後の最後まで良いところなしなうえ、見せ場を削られ、 肝心のマリーダへの愛すら描写を削られるという彼にとっては辛い扱いであった。尤もあくまで「割を喰った候補」であり、本編には他にも割を喰った人物が多々いるのだが。他にはバナージとの良い雰囲気を削られ、父の狂気を移植され原型を留めないほど性格を変えられてしまったロニや大幅に出番が削られ、見せ場の戦闘シーンが全カットというトライスターの面々なども良く上げられる。彼等に比べれは一応、見せ場も成長描写もあっただけマシという声もある。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==