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| ;「カラになったこの身体に人の総意を引き受け、彼らが願うところを願うとしよう」<BR/>「ニュータイプ……可能性 はもう要らない。無為な存在ならそれに相応しく、小さく自足できる環境をくれてやろう」<BR/>「……おかしなものだ。これではまるで、復讐を誓っているようではないか。誰の為の復讐だ? シャア……それもいい。人がそう望むなら、私はシャアになろう」 | | ;「カラになったこの身体に人の総意を引き受け、彼らが願うところを願うとしよう」<BR/>「ニュータイプ……可能性 はもう要らない。無為な存在ならそれに相応しく、小さく自足できる環境をくれてやろう」<BR/>「……おかしなものだ。これではまるで、復讐を誓っているようではないか。誰の為の復讐だ? シャア……それもいい。人がそう望むなら、私はシャアになろう」 |
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− | ;「熱……暖かな光……こんなものがいくら集まっても、何も……!」 | + | ;「熱……暖かな光……こんなものがいくら集まっても、何も……そう、何も……!」 |
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− | ;「潮時……か……」<BR/>「君に……託す……成すべきと……思ったことを……」
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| + | ;「潮時……か……」<BR/>「君に……託す……成すべきと、思ったことを……」 |
| + | :最期。絶望を払われた男は、次代を担う者に可能性を託して宇宙の闇に去って行った。ほんの一時だけ地球に現れては消える、彗星のように。 |
| === 原作小説版 === | | === 原作小説版 === |
| ;「…………人の想いが、光になって宇宙を包むのを見た。光に巻かれて、地球圏の外に押し出された。この目で、宇宙の深遠を覗きもした。そのような奇跡を目の当たりにしてもなお、人は変わらなかった。変わっても意味がないと悟った。ここより先には何もない。どこまで行っても同じ、暗黒が続くだけだ。たとえ銀河の外に漕ぎ出す術を得ようと、いつか全ては暗黒に帰る」 | | ;「…………人の想いが、光になって宇宙を包むのを見た。光に巻かれて、地球圏の外に押し出された。この目で、宇宙の深遠を覗きもした。そのような奇跡を目の当たりにしてもなお、人は変わらなかった。変わっても意味がないと悟った。ここより先には何もない。どこまで行っても同じ、暗黒が続くだけだ。たとえ銀河の外に漕ぎ出す術を得ようと、いつか全ては暗黒に帰る」 |
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| ;「直に分かる。究極の感応を得ることが、どういうことか。真のニュータイプとなる代償に、君はそのマシーンに喰われる。バナージ・リンクスという器は失われる。究極のニュータイプの完成だよ」<BR/>「言っただろう。君はもう、“みんな”の中には帰れないと」 | | ;「直に分かる。究極の感応を得ることが、どういうことか。真のニュータイプとなる代償に、君はそのマシーンに喰われる。バナージ・リンクスという器は失われる。究極のニュータイプの完成だよ」<BR/>「言っただろう。君はもう、“みんな”の中には帰れないと」 |
| :小説版最後の台詞で、フロンタル流のニュータイプの定義。分かり合うことの目的は融和だが、その究極の形は「一つになった意志」であるという。[[人類補完計画]]や[[イデ]]に通じるものがある。事実、この直後にフロンタルを葬ったバナージは……[[ユニコーンガンダム|。]] | | :小説版最後の台詞で、フロンタル流のニュータイプの定義。分かり合うことの目的は融和だが、その究極の形は「一つになった意志」であるという。[[人類補完計画]]や[[イデ]]に通じるものがある。事実、この直後にフロンタルを葬ったバナージは……[[ユニコーンガンダム|。]] |
| + | :ちなみにこれらの台詞はOVA版では若干ニュアンスが変わっており、現実を突きつけようとする小説版とは異なり、バナージに対してフロンタルなりの論理を説明するものになっている。 |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
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| :天獄篇予告にて、ラプラスの箱を評して曰く。会話している相手はシャア、場所はネオ・ジオンの彼の部屋であるため、決戦後に舞い戻ってきているようだ。 | | :天獄篇予告にて、ラプラスの箱を評して曰く。会話している相手はシャア、場所はネオ・ジオンの彼の部屋であるため、決戦後に舞い戻ってきているようだ。 |
| :なお「神の存在」と言うフレーズは、ルルーシュがかつて接触したアーカーシャの剣の「集合無意識」に対しても使われている。「火の文明」から「太陽の輝き」への道標たるラプラスの箱、「太陽の輝き」の象徴たる集合無意識。この意味は……。 | | :なお「神の存在」と言うフレーズは、ルルーシュがかつて接触したアーカーシャの剣の「集合無意識」に対しても使われている。「火の文明」から「太陽の輝き」への道標たるラプラスの箱、「太陽の輝き」の象徴たる集合無意識。この意味は……。 |
| + | ;「どうだろうな。だが、私は確かに絶望を味わった」<BR/>「人の心の光を見せてもなお、変わらない人類……だが、それは彼ら自身のせいではない」<BR/>「''所詮、人は神にはなれないし、神を超えることも出来ない''」 |
| + | :「虹の彼方へ」クリア時、「刻の果ての虚無」の中でバナージに対して。 |
| + | ;「これが火の文明……人が自ら生み出したものは人に新たな力を与える……それは、誰かと共に希望を信じる力……」 |
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| + | ;「バナージ君……ガンダムに導かれた者達……そして、シャア・アズナブル……君達ならば、私が超えられなかった絶望の向こうに虹を見つけられるかも知れない」<BR/>「そして、それすら超えた向こうに未来を見つけてくれ」<BR/>「君に……託す。為すべきと……思ったことを……」 |
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| == スパロボシリーズの迷台詞 == | | == スパロボシリーズの迷台詞 == |