4行目: |
4行目: |
| **[[スーパーロボット大戦OG外伝]] | | **[[スーパーロボット大戦OG外伝]] |
| **[[第2次スーパーロボット大戦OG]] | | **[[第2次スーパーロボット大戦OG]] |
− | *声優:---
| |
| *種族:地球人 | | *種族:地球人 |
| *性別:男 | | *性別:男 |
17行目: |
16行目: |
| | | |
| 自らの研究を先の段階へと進めること以外は一切考慮の対象にはなく、全て自身の研究にとって有用であるか、有用であるとすればどのように研究に役立てられるかといった価値基準でしか判断を行わない冷酷な人物。その一方で、研究を進めるために試作実験機に成果をあげさせて上層部に働きかけ、研究費を捻出するなど、悪役(とは言い切れないものの、間違いなく良心的な人間ではない)の科学者としては世知に長けた一面も見られる。 | | 自らの研究を先の段階へと進めること以外は一切考慮の対象にはなく、全て自身の研究にとって有用であるか、有用であるとすればどのように研究に役立てられるかといった価値基準でしか判断を行わない冷酷な人物。その一方で、研究を進めるために試作実験機に成果をあげさせて上層部に働きかけ、研究費を捻出するなど、悪役(とは言い切れないものの、間違いなく良心的な人間ではない)の科学者としては世知に長けた一面も見られる。 |
− |
| |
− | ザパトは[[ロシア語]]で「西」を意味する。
| |
| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
31行目: |
28行目: |
| 役柄はMXと同じだが、本作では[[ツェントル・プロジェクト]]初期、生体兵器の開発に従事していた彼の様子が描かれている。 | | 役柄はMXと同じだが、本作では[[ツェントル・プロジェクト]]初期、生体兵器の開発に従事していた彼の様子が描かれている。 |
| | | |
− | 彼はOG2の頃にクライ・ウルブズを使役して秘かに捕獲していた[[アインストレジセイア]]に[[ラズムナニウム]]を注入し、「[[イェッツトレジセイア]]」を創造。ミタールはその力に新たな研究の可能性を見出し狂喜するものの、イェッツトレジセイアは制御不能となり暴走し、彼の手から離れることとなってしまう。その後、[[アルベロ・エスト|アルベロ]]を騙してイェッツトを活性化するエネルギー弾を撃ち込ませる(これが契機となってイェッツトは活性化し、[[クライ・ウルブズ]]は壊滅に至る)ものの、[[イェッツトレジセイア]]は殲滅され、彼の研究結果は水の泡となる。その後はMXのストーリーをなぞる形になり、機械による機動兵器の開発に着手。MXと変わらない立ち位置のまま、ガイアセイバーズを根城に活動する。MXと比べてマッドサイエンティストな面が強調されているものの、それ以上に[[エルデ・ミッテ|マッドな方]]がいる上に[[アルテウル・シュタインベック|スポンサー]]の[[ユーゼス・ゴッツォ|正体]]もあり、どこか道化じみている印象がある。 | + | 彼はOG2の頃にクライ・ウルブズを使役して秘かに捕獲していた[[アインストレジセイア]]に[[ラズムナニウム]]を注入し、「[[イェッツトレジセイア]]」を創造。ミタールはその力に新たな研究の可能性を見出し狂喜するものの、イェッツトレジセイアは制御不能となり暴走し、彼の手から離れることとなってしまう。その後、[[アルベロ・エスト|アルベロ]]を騙してイェッツトを活性化するエネルギー弾を撃ち込ませる(これが契機となってイェッツトは活性化し、[[クライ・ウルブズ]]は壊滅に至る)ものの、[[イェッツトレジセイア]]は殲滅され、彼の研究結果は水の泡となる。その後はMXのストーリーをなぞる形になり、機械による機動兵器の開発に着手。MXと変わらない立ち位置のまま、ガイアセイバーズを根城に活動する。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
44行目: |
41行目: |
| :MXとほとんど同じ立ち位置で登場。今回はアースクレイドルから「[[イーグレット・ウルズ|何か]]」と「[[イーグレット・フェフ|誰か]]」を回収しており、プロジェクトに使おうとしている。イェッツトの件もあってMX以上にマッドな印象だったが…… | | :MXとほとんど同じ立ち位置で登場。今回はアースクレイドルから「[[イーグレット・ウルズ|何か]]」と「[[イーグレット・フェフ|誰か]]」を回収しており、プロジェクトに使おうとしている。イェッツトの件もあってMX以上にマッドな印象だったが…… |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦OG]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG]] |
− | :MXと同様の立ち回り。今回はガイアセイバーズに所属し、ヒューゴを薬剤で釣って酷使する。丁度、MXにおけるゼーレの立ち位置がガイアセイバーズに変わっただけである。 ただ違うのはアルベロの弱味を握っているという点と[[ユーゼス・ゴッツォ|異星人]]に利用されているという点である。外伝で見せた鬼畜っぷりは健在だったが、'''それを[[エルデ・ミッテ|遥かに上回る人]]がいた'''のだった…… | + | :MXと同様の立ち回り。今回はガイアセイバーズに所属し、ヒューゴを薬剤で釣って酷使する。丁度、MXにおけるゼーレの立ち位置がガイアセイバーズに変わっただけである。 ただ違うのはアルベロの弱味を握っているという点と[[ユーゼス・ゴッツォ|異星人]]に利用されているという点である。外伝で見せた鬼畜っぷりに加えMXと比べてマッドサイエンティストな面が強調されているものの、それ以上に[[エルデ・ミッテ|遥かに上回るマッドな方]]がいる上に[[アルテウル・シュタインベック|スポンサー]]の[[ユーゼス・ゴッツォ|正体]]もあり、どこか道化じみている印象がある。 |
| | | |
| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
73行目: |
70行目: |
| :第28話「月下の惨劇」より。[[メディウス・ロクス]]に敗れたヒューゴの「修理」に当たる際、下卑た笑みと共に発した台詞。「今度は」という点に、彼の醜悪な人物像が窺える。とはいえ、同話冒頭で「最近送られてくるデータ内容は良好だ」と評していたり、本当に宣言通り薬の要らない身体にしている辺りからは、ヒューゴを高く評価している事が窺えなくもない。…パーツ扱いされている当人にしてみれば、良い気分はしないだろうが。 | | :第28話「月下の惨劇」より。[[メディウス・ロクス]]に敗れたヒューゴの「修理」に当たる際、下卑た笑みと共に発した台詞。「今度は」という点に、彼の醜悪な人物像が窺える。とはいえ、同話冒頭で「最近送られてくるデータ内容は良好だ」と評していたり、本当に宣言通り薬の要らない身体にしている辺りからは、ヒューゴを高く評価している事が窺えなくもない。…パーツ扱いされている当人にしてみれば、良い気分はしないだろうが。 |
| :『PORTABLE』では薬が不要になっていないため、この台詞は存在しない。 | | :『PORTABLE』では薬が不要になっていないため、この台詞は存在しない。 |
− | ;「私の理論が正しいことを証明するため…」<br/>「そして、金と名誉を得るためだよ。そうでなければ、研究を続けることが出来んからな」<br/>「故に、私は軍や委員会を利用し…また、彼らも私を利用するのだ」 | + | ;「私の理論が正しいことを証明するため…そして、金と名誉を得るためだよ。そうでなければ、研究を続けることが出来んからな」<br/>「故に、私は軍や委員会を利用し…また、彼らも私を利用するのだ」 |
| :第41話(『PORTABLE』では第42話)「ここより永遠に」より。TEアブゾーバーを作り出したそもそもの理由。私利私欲の為と公言してはいるが、あくまで研究のために欲しており、また直前にデビルガンダムの二の舞を避けたがっているなど、他のマッドサイエンティスト達とは違っている面も見受けられる。 | | :第41話(『PORTABLE』では第42話)「ここより永遠に」より。TEアブゾーバーを作り出したそもそもの理由。私利私欲の為と公言してはいるが、あくまで研究のために欲しており、また直前にデビルガンダムの二の舞を避けたがっているなど、他のマッドサイエンティスト達とは違っている面も見受けられる。 |
| ;「私を俗物と軽蔑するかね? しかし、君も私と同じく、己の欲求には非常に素直な人間であるはずだ」<br/>「そして、君にとっても他人とは自分の研究に利用できるか、できないか…そのどちらかの存在でしかないはず」<br/>「我々は似た者同士…互いの研究目的や利益のため、もっと利用しあうべきなのだよ」 | | ;「私を俗物と軽蔑するかね? しかし、君も私と同じく、己の欲求には非常に素直な人間であるはずだ」<br/>「そして、君にとっても他人とは自分の研究に利用できるか、できないか…そのどちらかの存在でしかないはず」<br/>「我々は似た者同士…互いの研究目的や利益のため、もっと利用しあうべきなのだよ」 |
83行目: |
80行目: |
| ;「この際だ、はっきり言っておこう。これ以上、君の歪んだ愛情に付き合う気はない」<br />「AI1は危険だ。何度でも言うが、あれをMODEL-Xに搭載させるつもりはない」<br />「私のTEアブゾーバーにあのような物は不要なのだよ」 | | ;「この際だ、はっきり言っておこう。これ以上、君の歪んだ愛情に付き合う気はない」<br />「AI1は危険だ。何度でも言うが、あれをMODEL-Xに搭載させるつもりはない」<br />「私のTEアブゾーバーにあのような物は不要なのだよ」 |
| :OG2nd「紅の聖誕祭(前篇)」より。AI1を危険視する彼はついにエルデを見限る事を決心するが…。 | | :OG2nd「紅の聖誕祭(前篇)」より。AI1を危険視する彼はついにエルデを見限る事を決心するが…。 |
− | ;「エ、エルデ! 正気か!?」<br />「こ、ここで私を殺せば、君もただでは済まんぞ!」<br />「わ……分かった! 君の言う通りにしよう! だから、命だけは…」:彼女に銃を突き付けられ、取り乱した様子で命乞いをするも…。 | + | ;「エ、エルデ! 正気か!?」<br />「こ、ここで私を殺せば、君もただでは済まんぞ!」<br />「わ……分かった! 君の言う通りにしよう! だから、命だけは…」 |
− | ;「なっ……!!」:第2次OGでの断末魔。アルベロを殺害した事実には彼も愕然とした。 | + | :彼女に銃を突き付けられ、取り乱した様子で命乞いをするも…。 |
| + | ;「なっ……!!」 |
| + | :第2次OGでの断末魔。アルベロを殺害した事実には彼も愕然とした。 |
| | | |
| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
− | ;「クッ……ククク……フフフフ……ハハハ……」<br />「ハハハ! 素晴らしい、素晴らしいよ! ハハハハハハ!!」<br />「あのイェッツトは、あのような機能を持つまでに至っていたか!」 | + | ;「クッ……ククク……フフフフ……ハハハ……ハハハ! 素晴らしい、素晴らしいよ! ハハハハハハ!!あのイェッツトは、あのような機能を持つまでに至っていたか!」 |
| :『OG外伝』「放たれた凶獣」より。[[イェッツトレジセイア|イェッツト]]へと変貌した[[アインストレジセイア|ヘッド]]の能力を目の当たりにし、狂喜する……が、ミタールは'''俗物ではあっても後先省みないマッドサイエンティストではなく'''、はっきり言ってキャラが違う。結局狂気を見せたのはこの時のみであり、『OG2nd』では元の性格に立ち戻った。 | | :『OG外伝』「放たれた凶獣」より。[[イェッツトレジセイア|イェッツト]]へと変貌した[[アインストレジセイア|ヘッド]]の能力を目の当たりにし、狂喜する……が、ミタールは'''俗物ではあっても後先省みないマッドサイエンティストではなく'''、はっきり言ってキャラが違う。結局狂気を見せたのはこの時のみであり、『OG2nd』では元の性格に立ち戻った。 |
| | | |
101行目: |
100行目: |
| ;[[イェッツトレジセイア]] | | ;[[イェッツトレジセイア]] |
| :OGシリーズで開発した生体兵器…のはずだが。 | | :OGシリーズで開発した生体兵器…のはずだが。 |
| + | |
| + | == 余談 == |
| + | ザパトは[[ロシア語]]で「西」を意味する。 |
| | | |
| {{バンプレストオリジナル}} | | {{バンプレストオリジナル}} |