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− 登場した際は零号機の起動実験中に事故に遭い、重傷を負っていた。
− 普段は第3新東京市の旧市街地にある人気のないマンションに住んでおり、生活能力は極めて乏しく、家具も必要最少限のものしかない部屋の様子からして、人間的な生活感を全く見せない。+
− 設定によると室内のチェストの上にある本は精神や遺伝に関する医学書であるという。
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− 彼女自身は自炊もせず、劇中で確認されている食事シーンは屋台の「'''ニンニクラーメンのチャーシュー抜き'''(なんと現実に商品化もされている)」のみ。
− 他は発作を抑える為の錠剤を飲んでいる程度であったが、シンジとの関わりが多くなった結果、自分からお茶を入れようとした事もある。また、彼の思わぬ発言に頬を染めたり、戸惑う表情も見せたりした。
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− 計画発動後、LCLに帰化した全ての人類の未来の決定権をシンジに委ね、リリスの精神世界で対話と葛藤を果たしたシンジは、「傷付きながらも『他人』のいる世界」を選択。レイは補完計画を破綻させるべく、人外となった自らの身体を自己崩壊させ、カヲルと共に魂でシンジの前に現れ、永遠の別れを告げるのだった…。
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− 原作の末路ゆえ、シリーズによっては永久離脱する場合がある。<br />+
− また人気キャラだけあって存在感はあるものの、あまり他作品のキャラクターと絡む機会に恵まれていない。また原作の行動の為[[精神コマンド]]には[[熱血]]は持たず、[[自爆]]がよくあるが、[[EVA]]の修理費が恐ろしく高いのでまず使わない。使う場合は、『テム・レイの回路』が必須である。
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− ;「私は[[コーディネイター]]じゃないわ」+
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=== 旧世紀版 ===
=== 旧世紀版 ===
<!-- 庵野監督によりTV版、旧劇場版は旧世紀版と呼ばれます -->
<!-- 庵野監督によりTV版、旧劇場版は旧世紀版と呼ばれます -->
[[EVA零号機]]([[EVA零号機改|改]])のパイロット。過去の経歴は一切不明。
[[EVA零号機]]([[EVA零号機改|改]])のパイロット。過去の経歴は一切不明。登場した際は零号機の起動実験中に事故に遭い、重傷を負っていた。
色素の薄い水色のショートヘアと、赤い瞳、透き通るような白い肌が特徴(ただしアルビノではない)。寡黙でめったに口を開かず、感情表現も乏しいが、[[碇シンジ|シンジ]]らと行動を共にするうちに、次第に人間らしい部分を見せるようになる。キャラクターデザインとコミカライズを担当した貞本義行が原作者でもある庵野秀明監督に教えられた言に寄れば、正確には感情が「ない」のではなく、「知らない」ということらしい。
色素の薄い水色のショートヘアと、赤い瞳、透き通るような白い肌が特徴(ただしアルビノではない)。寡黙でめったに口を開かず、感情表現も乏しいが、[[碇シンジ|シンジ]]らと行動を共にするうちに、次第に人間らしい部分を見せるようになる。キャラクターデザインとコミカライズを担当した貞本義行が原作者でもある庵野秀明監督に教えられた言に寄れば、正確には感情が「ない」のではなく、「知らない」ということらしい。
普段は第3新東京市の旧市街地にある人気のないマンションに住んでおり、生活能力は極めて乏しく、家具も必要最少限のものしかない部屋の様子からして、人間的な生活感を全く見せない。設定によると室内のチェストの上にある本は精神や遺伝に関する医学書であるという。彼女自身は自炊もせず、劇中で確認されている食事シーンは屋台の「'''ニンニクラーメンのチャーシュー抜き'''(なんと現実に商品化もされている)」のみ。他は発作を抑える為の錠剤を飲んでいる程度であったが、シンジとの関わりが多くなった結果、自分からお茶を入れようとした事もある。また、彼の思わぬ発言に頬を染めたり、戸惑う表情も見せたりした。
平常時には前述の通り寡黙で表情の変化も乏しいが、零号機の改修が終了して本格的に参戦する第拾壱話以降の戦闘時には凛々しい表情・強い声音も見せており、完全に無表情・無感情という訳ではないことがうかがえる(第六話でのシンジとの関係による変化も影響しているものと思われる)。
平常時には前述の通り寡黙で表情の変化も乏しいが、零号機の改修が終了して本格的に参戦する第拾壱話以降の戦闘時には凛々しい表情・強い声音も見せており、完全に無表情・無感情という訳ではないことがうかがえる(第六話でのシンジとの関係による変化も影響しているものと思われる)。
その正体は、ゲンドウの妻、[[碇ユイ]]の[[クローン]]の肉体に、サルベージされた[[第2使徒リリス|リリス]]の魂が入れられた存在で、つまりシンジやゲンドウにとっては、「他人であって他人ではない」という、曖昧な関係となっている。また、同様の手段でアダムの魂が宿った渚カヲルとは"同じ存在"である。[[セントラルドグマ]]に彼女のスペアの肉体が多数存在していたが、ストーリー終盤にて、ゲンドウに捨てられた[[赤木リツコ]]の手で全てが破壊された。
その正体は、ゲンドウの妻、[[碇ユイ]]の[[クローン]]の肉体に、サルベージされた[[第2使徒リリス|リリス]]の魂が入れられた存在で、つまりシンジやゲンドウにとっては、「他人であって他人ではない」という、曖昧な関係となっている。また、同様の手段でアダムの魂が宿った渚カヲルとは"同じ存在"である。[[セントラルドグマ]]に彼女のスペアの肉体が多数存在していたが、ストーリー終盤にて、ゲンドウに捨てられた[[赤木リツコ]]の手で全てが破壊された。
[[碇ゲンドウ]]には好意を持っていたが、次第にその感情はゲンドウよりもシンジに向かっていく事になる。また、[[第16使徒アルミサエル]]との戦いで自爆後、『三人目』となった事で記憶と感情のリセットが生じ、最終的に「私は人形じゃない」と、自らの意思で彼を裏切る。その際にゲンドウの持つ[[第1使徒アダム|アダム]]を取り込み、[[第2使徒リリス|リリス]]との融合(正確には「回帰」)を果たしたレイは、彼の息子である[[碇シンジ|シンジ]]の乗った[[EVA初号機]]の許へと向かう。この時、既にアダムの魂(渚カヲル)はリリスのLCLに溶けていた為、最終的に彼女が神に等しき存在となり、ゲンドウと[[ゼーレ]]の待ち望んだ[[人類補完計画]]の発動となる。
[[碇ゲンドウ]]には好意を持っていたが、次第にその感情はゲンドウよりもシンジに向かっていく事になる。また、[[第16使徒アルミサエル]]との戦いで自爆後、『三人目』となった事で記憶と感情のリセットが生じ、最終的に「私は人形じゃない」と、自らの意思で彼を裏切る。その際にゲンドウの持つ[[第1使徒アダム|アダム]]を取り込み、[[第2使徒リリス|リリス]]との融合(正確には「回帰」)を果たしたレイは、彼の息子である[[碇シンジ|シンジ]]の乗った[[EVA初号機]]の許へと向かう。この時、既にアダムの魂(渚カヲル)はリリスのLCLに溶けていた為、最終的に彼女が神に等しき存在となり、ゲンドウと[[ゼーレ]]の待ち望んだ[[人類補完計画]]の発動となる。計画発動後、LCLに帰化した全ての人類の未来の決定権をシンジに委ね、リリスの精神世界で対話と葛藤を果たしたシンジは、「傷付きながらも『他人』のいる世界」を選択。レイは補完計画を破綻させるべく、人外となった自らの身体を自己崩壊させ、カヲルと共に魂でシンジの前に現れ、永遠の別れを告げた。
漫画版においては、比較的明確にシンジに対して恋愛感情を抱いていっており、'''独占欲さえ抱いている'''。原作と「碇シンジ補完計画」の中間と言えなくもない。また、三人目登場後は原作と同じなものの、二人目の感情は決して消えたわけではない模様。補完計画破綻における別れの際も変わっており、何処かでシンジが「還ってくる」のを待っていると告げるとリリスの体を爆ぜさせ、新たな命の種として地球に降り注がせた。
漫画版においては、比較的明確にシンジに対して恋愛感情を抱いていっており、'''独占欲さえ抱いている'''。原作と「碇シンジ補完計画」の中間と言えなくもない。また、三人目登場後は原作と同じなものの、二人目の感情は決して消えたわけではない模様。補完計画破綻における別れの際も変わっており、何処かでシンジが「還ってくる」のを待っていると告げるとリリスの体を爆ぜさせ、新たな命の種として地球に降り注がせた。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
原作の末路ゆえ、シリーズによっては永久離脱する場合がある。また人気キャラだけあって存在感はあるものの、あまり他作品のキャラクターと絡む機会に恵まれていない。また原作の行動の為[[精神コマンド]]には[[熱血]]は持たず、[[自爆]]がよくあるが、EVAの修理費が恐ろしく高いのでまず使わない。使う場合は『[[テム=レイの回路]]』が必須である。
=== 旧シリーズ ===
=== 旧シリーズ ===
:初出演作品。[[EVA零号機]]の[[A.T.フィールド]]とプログレッシブナイフが強力なため、本作は有用なパイロットとなり得る。豹馬の腕を[[ネルフ]]の[[クローン]]技術で再生した際、興味深そうに見ている場面がある。
:初出演作品。[[EVA零号機]]の[[A.T.フィールド]]とプログレッシブナイフが強力なため、本作は有用なパイロットとなり得る。豹馬の腕を[[ネルフ]]の[[クローン]]技術で再生した際、興味深そうに見ている場面がある。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:地上編ではイベントが多く、[[ヤシマ作戦]]を成功させると感情が芽生えて笑顔のグラフィックを見せ、その後DCルートに進むとシンジと共にダミーバルーン部隊の護衛として出撃するイベントが追加される。<br />[[使徒]]に[[特攻]]して[[自爆]]するイベントもあるが、[[特攻]]する相手は[[第14使徒ゼルエル|ゼルエル]]ではなく[[第5使徒ラミエル|ラミエル]]であり、それでいて[[自爆]]する時のレイのセリフは何故か対[[第16使徒アルミサエル|アルミサエル]]戦でのものと、ごちゃ混ぜになっている。<br />[[シンクロ率]]の伸びがEVAパイロット中最低で、宇宙Bもあって使っていくには愛が必要であるが、「[[夢]]」を覚える数少ないパイロットでもある。
:地上編ではイベントが多く、[[ヤシマ作戦]]を成功させると感情が芽生えて笑顔のグラフィックを見せ、その後DCルートに進むとシンジと共にダミーバルーン部隊の護衛として出撃するイベントが追加される。
:[[使徒]]に[[特攻]]して[[自爆]]するイベントもあるが、[[特攻]]する相手は[[第14使徒ゼルエル|ゼルエル]]ではなく[[第5使徒ラミエル|ラミエル]]であり、それでいて[[自爆]]する時のレイのセリフは何故か対[[第16使徒アルミサエル|アルミサエル]]戦でのものと、ごちゃ混ぜになっている。
:[[シンクロ率]]の伸びがEVAパイロット中最低で、宇宙Bもあって使っていくには愛が必要であるが、「[[夢]]」を覚える数少ないパイロットでもある。
=== [[αシリーズ]] ===
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
;[[スーパーロボット大戦α]]
:本作では[[A.T.フィールド]]の必要気力が100になり、彼女はたいてい使徒が登場するステージでは出撃するため、[[脱力]]で使徒の[[A.T.フィールド]]を無効化するのが新たな仕事。[[捨て身]]を最も有効活用出来る人物だが、終盤で[[ネルフ]]に攻め入ったユーゼスに対して[[自爆]]。3人目が登場して永久離脱する。<br />復帰したレイや[[第3次α]]に登場したレイが「3人目」なのか、そうではないのか、定かではない。なお、EVAパイロットの中で唯一射撃に偏り気味のステータスであるため、格闘値を技能ポイントで強化しないと一人だけ出撃時のシンクロ率が低くなってしまう。
:本作では[[A.T.フィールド]]の必要気力が100になり、彼女はたいてい使徒が登場するステージでは出撃するため、[[脱力]]で使徒の[[A.T.フィールド]]を無効化するのが新たな仕事。[[捨て身]]を最も有効活用出来る人物だが、終盤で[[ネルフ]]に攻め入ったユーゼスに対して[[自爆]]。3人目が登場して永久離脱する。
:復帰したレイや[[第3次α]]に登場したレイが「3人目」なのか、そうではないのか、定かではない。なお、EVAパイロットの中で唯一射撃に偏り気味のステータスであるため、格闘値を技能ポイントで強化しないと一人だけ出撃時のシンクロ率が低くなってしまう。
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
:DC版では新規ルートで復帰し、最後まで使用可能となった。[[EVA零号機改]]が初号機や弐号機に比べパワー不足であるが、[[捨て身]]を使用した遠距離から狙撃での活躍も無理ではない。捨て身に加え気力に補正の入るシンクロ率の存在により最終的には最も攻撃力の高いパイロットになる。
:DC版では新規ルートで復帰し、最後まで使用可能となった。[[EVA零号機改]]が初号機や弐号機に比べパワー不足であるが、[[捨て身]]を使用した遠距離から狙撃での活躍も無理ではない。捨て身に加え気力に補正の入るシンクロ率の存在により最終的には最も攻撃力の高いパイロットになる。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:シンジ曰くいつのまにか[[イカロス基地]]に来ていた。過去シリーズから見ても珍しく、攻撃力が上がる精神を一つも覚えないため、せっかくの[[ロンギヌスの槍]]も宝の持ち腐れ状態である。<br />[[パレッス粒子]]の影響を受けないため、特定ステージでは活躍が期待出来る。<br />支援系[[精神コマンド]]は便利で「[[絆]]」をおぼえる。<br />一時離脱はあるが、本作では自軍に復帰する。<br />素での攻撃能力はシンジやアスカと比較して劣るが、2周目以降は復帰時に大量の[[PP]]を獲得しているという[[バグ]]の為、周回を重ねるごとに飛躍的に強くなる。<br />原作同様、[[第一始祖民族]]([[αシリーズ]]では『[[伝説巨神イデオン]]』の[[第6文明人]]と同じ)が遺した[[第2使徒リリス]]として、シンジと共に[[アポカリュプシス]]の乗り越える手段「[[人類補完計画]]」の中核人物となる。<br />カヲルの存在と発言、αでの「三人目」消失からすると、彼女もまたMX、ないしはそれに近い世界から飛ばされて来た「二人目」である可能性が高い。
:シンジ曰くいつのまにか[[イカロス基地]]に来ていた。過去シリーズから見ても珍しく、攻撃力が上がる精神を一つも覚えないため、せっかくの[[ロンギヌスの槍]]も宝の持ち腐れ状態である。[[パレッス粒子]]の影響を受けないため、特定ステージでは活躍が期待出来る。支援系[[精神コマンド]]は便利で「[[絆]]」を覚える。
:一時離脱はあるが、本作では自軍に復帰する。素での攻撃能力はシンジやアスカと比較して劣るが、2周目以降は復帰時に大量の[[PP]]を獲得しているという[[バグ]]の為、周回を重ねるごとに飛躍的に強くなる。
:原作同様、[[第一始祖民族]]([[αシリーズ]]では『[[伝説巨神イデオン]]』の[[第6文明人]]と同じ)が遺した[[第2使徒リリス]]として、シンジと共に[[アポカリュプシス]]の乗り越える手段「[[人類補完計画]]」の中核人物となる。カヲルの存在と発言、αでの「三人目」消失からすると、彼女もまたMX、ないしはそれに近い世界から飛ばされて来た「二人目」である可能性が推察できる。
=== Zシリーズ ===
=== Zシリーズ ===
== パイロットステータスの傾向 ==
== パイロットステータスの傾向 ==
=== [[能力|能力値]] ===
=== [[能力|能力値]] ===
エヴァパイロットは全員似通った能力値だが、レイはやや攻撃に偏りが見られ、[[格闘]]は低いが、[[射撃]]が高い傾向にある。
エヴァパイロットは全員似通った能力値だが、レイはやや攻撃に偏りが見られ、[[格闘]]は低いが[[射撃]]が高い傾向にある。
[[スーパーロボット大戦F|F]]においての[[シンクロ率]]の伸びはエヴァパイロット中最低の伸びであった。他のシリーズでも出撃時の初期シンクロ率も他のEVAパイロットより低い。
[[スーパーロボット大戦F|F]]においての[[シンクロ率]]の伸びはエヴァパイロット中最低の伸びであった。他のシリーズでも出撃時の初期シンクロ率も他のEVAパイロットより低い。
;「絆だから」<br />「私には、何もないもの」
;「絆だから」<br />「私には、何もないもの」
:シンジから「何故EVAに乗るのか?」とたずねられた時の返事。この時点の彼女にとってはそれだけが全てであった。
:シンジから「何故EVAに乗るのか?」とたずねられた時の返事。この時点の彼女にとってはそれだけが全てであった。
;「何故…泣いているの?」<br />「ごめんなさい。こういう時、どういう顔をすればいいのか、わからないの…。」
;「何故…泣いているの?」<br />「ごめんなさい。こういう時、どういう顔をすればいいのか、わからないの…」
:大破した零号機から救出してくれたシンジに対して。<br />この時シンジの「笑えばいいと思うよ」という返事に対して、彼に初めて笑顔を見せる。
:大破した零号機から救出してくれたシンジに対して。<br />この時シンジの「笑えばいいと思うよ」という返事に対して、彼に初めて笑顔を見せる。
;「何を言うのよ…」
;「何を言うのよ…」
:自暴自棄になったアスカが、レイに「あんた碇司令が死ねと言ったら、死ぬんでしょう」と答えたら、即答で、ほぼ反射的に答えてしまった。アスカがレイに心を完全に閉ざしたシーン。
:自暴自棄になったアスカが、レイに「あんた碇司令が死ねと言ったら、死ぬんでしょう」と答えたら、即答で、ほぼ反射的に答えてしまった。アスカがレイに心を完全に閉ざしたシーン。
;「これが、涙…? 泣いているの…私?」
;「これが、涙…? 泣いているの…私?」
:[[第16使徒アルミサエル]]に接触され、自分の心の内を見せ付けられた際に自分が泣いていることに気付いて。なお、「LCLで満たされているエントリープラグ内で泣いても涙なんか見えるわけないだろ」という突っ込みはしないように。
:[[第16使徒アルミサエル]]に接触され、自分の心の内を見せ付けられた際に自分が泣いていることに気付いて。
:なお、「LCLで満たされているエントリープラグ内で泣いても涙なんか見えるわけないだろ」という突っ込みはしないように。
;「私はたぶん、3人目だと思うから…」
;「私はたぶん、3人目だと思うから…」
:自爆から再登場しての台詞。記憶が継承されていないのでシンジらと培ってきた関係も白紙同然になった。
:自爆から再登場しての台詞。記憶が継承されていないのでシンジらと培ってきた関係も白紙同然になった。
=== 新劇場版 ===
=== 新劇場版 ===
;「分からない。でも、碇君と一緒にいるとぽかぽかする。私も碇君にぽかぽかして欲しい。碇司令と仲良くなって、ぽかぽかして、欲しい。」
;「分からない。でも、碇君と一緒にいるとぽかぽかする。私も碇君にぽかぽかして欲しい。碇司令と仲良くなって、ぽかぽかして、欲しい」
:『新劇場版:破』にて、アスカからシンジのことをどう思っているか尋ねられた際の答え。これをアスカは「それって‘‘好き’’ってことじゃない!」と解釈している。「ぽかぽか」というフレーズはこれまでのレイのイメージを一変させるものとして話題となり、製作スタッフもこのレイを「'''ぽか波'''」と表現している。またこの台詞の前後のやり取りは、今までの作品では冷え切った関係であったレイとアスカの仲を変える兆しでもあり、様々な意味で『新劇場版:破』を象徴する台詞とも言える。
:『新劇場版:破』にて、アスカからシンジのことをどう思っているか尋ねられた際の答え。これをアスカは「それって‘‘好き’’ってことじゃない!」と解釈している。「ぽかぽか」というフレーズはこれまでのレイのイメージを一変させるものとして話題となり、製作スタッフもこのレイを「'''ぽか波'''」と表現している。またこの台詞の前後のやり取りは、今までの作品では冷え切った関係であったレイとアスカの仲を変える兆しでもあり、様々な意味で『新劇場版:破』を象徴する台詞とも言える。
;「碇君が…戦わなくていいように…!」
;「碇君が…戦わなくていいように…!」
:『破』の第10の使徒戦にて、特攻する際に呟いた台詞。その後、零号機は使徒に取り込まれてしまう。そして、この台詞は『Q』にて皮肉な形で叶ってしまう事になる…。 -
:『破』の第10の使徒戦にて、特攻する際に呟いた台詞。その後、零号機は使徒に取り込まれてしまう。そして、この台詞は『Q』にて皮肉な形で叶ってしまう事になる。
== 迷台詞 ==
== 迷台詞 ==
=== 旧世紀版 ===
=== 旧世紀版 ===
;「私、ニンニクラーメン、チャーシュー抜き」
;「私、ニンニクラーメン、チャーシュー抜き」
;「綾波レイです、よろしく!」
;「綾波レイです、よろしく!」
:TV版最終話。補完の中でシンジが見た、数多の可能性から「こんな世界もあり得る」一種のパラレルワールドの中には、'''食パンをくわえて「遅刻遅刻~!」と走り主人公と激突するというベタ極まりない転校生'''の綾波レイがいた。
:TV版最終話。補完の中でシンジが見た、数多の可能性から「こんな世界もあり得る」一種のパラレルワールドの中には、'''食パンをくわえて「遅刻遅刻~!」と走り主人公と激突するというベタ極まりない転校生'''の綾波レイがいた。
:このレイは同じ林原めぐみが演じたスレイヤーズの主人公、リナ・インバースと声のトーンが似ていたため、当時のファンから'''リナレイ'''と言われていた。
== スパロボシリーズの名台詞 ==
== スパロボシリーズの名台詞 ==
=== 旧世紀版 ===
=== 旧世紀版 ===
==== [[αシリーズ]] ====
==== [[αシリーズ]] ====
;「私はコーディネイターじゃないわ」
:第3次α第20話(地球降下ルート)「強襲、砂漠の虎」でキラが大気圏突入しながらも無事であった一件にて[[コーディネイター]]の常人とはかけ離れたスペックを聞いたアスカが、人間としてのスペックが違うと言うことでレイと関連づけた時に返したレイの台詞。
:第20話(地球降下ルート)「強襲、砂漠の虎」でキラが大気圏突入しながらも無事であった一件にてコーディネイターの常人とはかけ離れたスペックを聞いたアスカが、人間としてのスペックが違うと言うことでレイと関連づけた時に返したレイの台詞。<br />これに対しアスカは全く意に返さなかったが、どちらも人為的な背景で生まれたという点が共通している。また、この時アスカはレイとコーディネイターが「似たような存在」と言っているので、レイの出自はこの時点で周囲もある程度知っているようである。
:これに対しアスカは全く意に返さなかったが、どちらも人為的な背景で生まれたという点が共通している。また、この時アスカはレイとコーディネイターが「似たような存在」と言っているので、レイの出自はこの時点で周囲もある程度知っているようである。
;「…そう。あなたも滅びのために来たの…」
;「…そう。あなたも滅びのために来たの…」
:第36話「激突!勇者VS勇者!」に於ける[[第5使徒ラミエル]]との[[戦闘前会話]]。突然の復活を[[アポカリュプシス]]の前兆として看破したのであろうか…?
:第3次α第36話「激突!勇者VS勇者!」に於ける[[第5使徒ラミエル|ラミエル]]との[[戦闘前会話]]。突然の復活を[[アポカリュプシス]]の前兆として看破したのであろうか?
==== 単独作品 ====
==== 単独作品 ====
;「あの人は…戻ってきた。大事なものを守るために…」<br />「だけど、守れなかった」<br />「それでも、あの人は………」
;「あの人は…戻ってきた。大事なものを守るために…」<br />「だけど、守れなかった」<br />「それでも、あの人は………」
:『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]])』第37話(『PORTABLE』では第38話)「男の戦い」に於ける[[EVA3号機]]事件で意識を失ったシンジの心象世界に現われ、悲劇に見舞われながらも[[神名綾人|護る為の戦いを放棄しない者]]が居る事を、戦いから逃避した彼に語る。現実にレイから告げられた言葉を、無意識下で反芻しているのだろうか?
:MXの第37話(『PORTABLE』では第38話)「男の戦い」に於ける[[EVA3号機]]事件で意識を失ったシンジの心象世界に現われ、悲劇に見舞われながらも[[神名綾人|護る為の戦いを放棄しない者]]が居る事を、戦いから逃避した彼に語る。現実にレイから告げられた言葉を、無意識下で反芻しているのだろうか?
=== 新劇場版 ===
=== 新劇場版 ===
==== 携帯機シリーズ ====
==== 携帯機シリーズ ====
;「本当にそう?[[クトゥルフ]]だけでしか生きられないと思い込まされてるだけじゃないの?」
;「本当にそう?[[クトゥルフ]]だけでしか生きられないと思い込まされてるだけじゃないの?」
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第26話「それぞれの願い」での[[アトロス]]との[[戦闘前会話]]。[[ネオスゴールド|ネオス]]の役に立ってこそ存在価値があるとするアトロスに対し、疑問を投げかける。
:Lの第26話「それぞれの願い」での[[アトロス]]との[[戦闘前会話]]。[[ネオスゴールド|ネオス]]の役に立ってこそ存在価値があるとするアトロスに対し、疑問を投げかける。
;「でも、私達は人形じゃない」
;「でも、私達は人形じゃない」
:『L』において[[デスティニープラン]]に反対した際の台詞。この台詞にレイと同じ名前を持つ[[レイ・ザ・バレル|彼]]は強く動揺していた。
:Lにおいて[[デスティニープラン]]に反対した際の台詞。この台詞にレイと同じ名前を持つ[[レイ・ザ・バレル|彼]]は強く動揺していた。
;「光学データ確認…。」<br>「1000m以上あるわ」
;「光学データ確認…。」<br>「1000m以上あるわ」
:『L』において巨大ランカを確認した際の台詞。旧世紀版では自分がこれよりはるかに大きくなっていたなどとは当然知る由もない。
:Lにおいて巨大ランカを確認した際の台詞。旧世紀版では自分がこれよりはるかに大きくなっていたなどとは当然知る由もない。
==== [[Zシリーズ]] ====
==== [[Zシリーズ]] ====
;「…これを読めばいいんですね。わかりました。やります」<br/>「何も知らないパイロットを乗せて出撃するEVA初号機」<br/>「凍結を解除される零号機。生きる事を望む人々の物語はどこへ続くのか?さて、この次も、サービスサービス」
;「…これを読めばいいんですね。わかりました。やります」<br/>「何も知らないパイロットを乗せて出撃するEVA初号機」<br/>「凍結を解除される零号機。生きる事を望む人々の物語はどこへ続くのか?さて、この次も、サービスサービス」
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次時獄篇]]』での[[中断メッセージ]]。
:第3次Z時獄篇での[[中断メッセージ]]。
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
:というか、'''[[渚カヲル|シンジに対して受けとか攻めとか聞くのは相当マズイ]]'''。
:というか、'''[[渚カヲル|シンジに対して受けとか攻めとか聞くのは相当マズイ]]'''。
;「さよなら…」
;「さよなら…」
:一見単なる原作セリフだが、第3次Zにおいてはくろがね屋とボランティア部の諍いに巻き込まれたシンジに向けたもの。'''助ける気ゼロ'''である。
:一見単なる原作セリフだが、第3次Z時獄篇においてはくろがね屋とボランティア部の諍いに巻き込まれたシンジに向けたもの。'''助ける気ゼロ'''である。
;「『嘉』…」<br/>シンジ「え?」<br/>アスカ「いきなり何なのよ、あんたは!」<br/>「ダンクーガノヴァ」
;「『嘉』…」<br/>シンジ「え?」<br/>アスカ「いきなり何なのよ、あんたは!」<br/>「ダンクーガノヴァ」
:DLCシナリオ「巨大なX(可能性)」にて、シンジの『森』発言を受けて[[ダンクーガノヴァ]]の合体構成を漢字一文字で表現。他にも[[ゴッドマーズ]]を指して「器」とした。
:DLCシナリオ「巨大なX(可能性)」にて、シンジの『森』発言を受けて[[ダンクーガノヴァ]]の合体構成を漢字一文字で表現。他にも[[ゴッドマーズ]]を指して「器」とした。
== 余談 ==
== 余談 ==
*レイの容姿は将来的にゲーム化された際、髪が青で目が赤ければドット絵でもレイと分かるだろうという理由で作られている。
*レイの容姿は将来的にゲーム化された際、'''髪が青で目が赤ければドット絵でもレイと分かるだろう'''という理由で作られている。
*その絶大な人気からアニメの[[ヒロイン]]像を新たに開拓し、業界に震撼を起こした。『クーデレ』や『素直クール』という言葉が登場する前の出来事であった為、『ディスコミュニケーション型』という類型で呼称される事がアニメ雑誌で見受けられた。他にも『綾波系』という、彼女の名前をそのまま使った類型が生まれた時期もある。<br />また、TV版では、世界の可能性の一つとして、パンを咥えながら走ってシンジにぶつかるという、『ベタなラブコメ的シーン』を展開する、ステレオタイプなヒロイン像として、メタフィクション的に描かれた事もある。林原めぐみ氏が演じる、天真爛漫なレイは必見。
*その絶大な人気からアニメの[[ヒロイン]]像を新たに開拓し、業界に震撼を起こした。『クーデレ』や『素直クール』という言葉が登場する前の出来事であった為、『ディスコミュニケーション型』という類型で呼称される事がアニメ雑誌で見受けられた。他にも『綾波系』という、彼女の名前をそのまま使った類型が生まれた時期もある。
**また、TV版では、世界の可能性の一つとして、パンを咥えながら走ってシンジにぶつかるという、『ベタなラブコメ的シーン』を展開する、ステレオタイプなヒロイン像として、メタフィクション的に描かれた事もある。林原めぐみ氏が演じる、天真爛漫なレイは必見。
*本作に限らず、放送当時から現在までアニメ業界では圧倒的人気を誇っており、彼女以降アルビノ、寡黙、人造人間といった少女キャラが激増した。作品終了1年後に登場した[[ホシノ・ルリ]]に関しては彼女のイメージが取られているが、そんなに間が無い事を踏まえると偶然にも近い(エヴァブームは丁度この時に始まる)。また、彼女が肉嫌いなのは監督の庵野氏が菜食主義者であることに起因する。
*本作に限らず、放送当時から現在までアニメ業界では圧倒的人気を誇っており、彼女以降アルビノ、寡黙、人造人間といった少女キャラが激増した。作品終了1年後に登場した[[ホシノ・ルリ]]に関しては彼女のイメージが取られているが、そんなに間が無い事を踏まえると偶然にも近い(エヴァブームは丁度この時に始まる)。また、彼女が肉嫌いなのは監督の庵野氏が菜食主義者であることに起因する。
*また、[[声優]]の林原めぐみ氏の演技の幅を広げたキャラクターでもあり、漫画原作のアニメ『名探偵コナン』の灰原哀はその一例とも言われている。
*[[声優]]の林原めぐみ氏の演技の幅を広げたキャラクターでもあり、漫画原作のアニメ『名探偵コナン』の灰原哀はその一例とも言われている。
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