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3,665 バイト除去 、 2015年3月27日 (金) 21:57
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卑劣で残忍、かつ狡猾な性格で、自分の目的のために他人を犠牲にする事を一切躊躇わない。彼の目的は自らが冥府の王となる事であり、[[日本]]政府か[[鉄甲龍]]のどちらかが世界を制すと計算した上で、その両陣営に自分の[[クローン]]を残している。マサトの人格の中で覚醒したマサキの意志はマサトの人格を書き換えようとしていたが、自分のプログラミングの結果である塞臥たちの愛情関係がもたらした[[三角関係]]を見て苦しみ出し、マサトの人格に敗れてしまう。最期はマサトの意思でもう一人の[[クローン]][[幽羅帝]]もろとも、[[天のゼオライマー|ゼオライマー]]のメイオウ攻撃で果てた。最後まで愛を否定していたが、本当は彼自身も心を捨て切れず、否定しきれなかったのかもしれない。
 
卑劣で残忍、かつ狡猾な性格で、自分の目的のために他人を犠牲にする事を一切躊躇わない。彼の目的は自らが冥府の王となる事であり、[[日本]]政府か[[鉄甲龍]]のどちらかが世界を制すと計算した上で、その両陣営に自分の[[クローン]]を残している。マサトの人格の中で覚醒したマサキの意志はマサトの人格を書き換えようとしていたが、自分のプログラミングの結果である塞臥たちの愛情関係がもたらした[[三角関係]]を見て苦しみ出し、マサトの人格に敗れてしまう。最期はマサトの意思でもう一人の[[クローン]][[幽羅帝]]もろとも、[[天のゼオライマー|ゼオライマー]]のメイオウ攻撃で果てた。最後まで愛を否定していたが、本当は彼自身も心を捨て切れず、否定しきれなかったのかもしれない。
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=== 考察 ===
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冥王計画を企てた理由については最後まで一切不明のままだったが、推察の材料はある。
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マサキの目的は前述したとおり、冥府と化した世界の王=冥王となることであり、これは疑いのない事実である。
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そのために日本と鉄甲龍のどちらかが勝利すると読み、双方に自身のクローンを配置して戦わせたわけだが、もし彼が本気で冥王計画を成功させようとしていたのなら、そんな事をする理由が無い。ゼオライマーさえ無ければ鉄甲龍の八卦ロボに対抗する手段は無く、幽羅帝(=マサキの言う所の「俺自身」)が勝利して終わりである。もちろんマサキ自身が生きていれば自分で実行すればいい。ゼオライマーを作ったことも、自身のクローン同士を戦わせたことも、冥王計画にとっては障害でしかなく、そのクローン(八卦衆)に自滅プログラムを仕込むなどという手の込んだことをする必要も全く無い。
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注目すべきは、幽羅帝含む八卦衆達は全員マサキの手によるクローンそして人造人間であり、それぞれに自滅に向かうように精神をプログラムされている点だが、その「自滅志向」が全員「愛情」絡みのコンプレックスに関連していることである(葎の場合は「女の顔」だが、根底には「父を求める心」がある)。彼らは幽羅帝のもと、冥王計画遂行のために動いてはいたが、幽羅帝を含め描写される彼ら自身の姿は、愛ゆえに迷い、苦しむ「人間」の姿である。マサキが実際に塞臥、祇槍、ロクフェルと相対した際には、彼らの三角関係を見て異様なまでに取り乱していたことからも、心を捨てきれていなかったと思わせる要素はある。終盤で人格の統合されたマサトは、マサキの主観を以って八卦衆や幽羅帝、美久を「綺麗」な存在と評しており、ここからもそれが伺える。穿った見方をすれば、マサキとて人間である以上初めからこんなエゴイストであったはずはないため、こうなったきっかけのようなものは確実にある。
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その上で、彼がゼオライマーを奪って逃げ出し、マサトというもう一人のクローンを造り出し、その上で全てを思いのままに操る「ゲーム」を始めたのはなぜか、という理由であるが、無意識のうちに冥王計画に対する抑止力を、それも他者ではなくゼオライマーを操る自分自身に求めたのではないか、という仮説が立てられる。マサキの真意とは即ち、冥王計画を遂行して世界を冥府と化すことと、それを何らかの手段で己が止めること、二つあったと推察できる。故に、マサキにとっては冥王計画が成功しようが失敗しようが、どちらにせよ「予定通り」だったことになる。
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マサキが冥王計画を企てたのは、つまる所、彼自身が恐らく一番信じることの出来ない「愛」から逃げたかったからであり、ゆえにこそ自分以外誰もいない世界に行こうとしていたのではないか、と思われる。
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いずれにしても確かめる手段はないが、それが真実であるならば、マサトではなくマサキこそが「冥王計画ゼオライマー」の、本当の意味での主人公であったと言える。
      
==登場作品と役柄==
 
==登場作品と役柄==
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