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| 余談だが、進化の形の予見には『虚無戦記』のラ=グースの存在を示唆する台詞もある。武蔵が語った「'''究極の進化、それは…宇宙を支配すること……'''」という言葉も、これらと関わると考えた場合、単純な宇宙征服ではなく空間支配の意味合いとも受け取れる。また地中深くのドラゴンから聞こえた弁慶の声も、生命は純粋になればなる程により強大な宇宙を求めて宇宙を喰ってゆく、と同様の意味に取れることを語っている。 | | 余談だが、進化の形の予見には『虚無戦記』のラ=グースの存在を示唆する台詞もある。武蔵が語った「'''究極の進化、それは…宇宙を支配すること……'''」という言葉も、これらと関わると考えた場合、単純な宇宙征服ではなく空間支配の意味合いとも受け取れる。また地中深くのドラゴンから聞こえた弁慶の声も、生命は純粋になればなる程により強大な宇宙を求めて宇宙を喰ってゆく、と同様の意味に取れることを語っている。 |
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| + | ただ、「真説・魔獣戦線」とゲッターロボサーガは、石川氏の構想がどのようなものであったにせよリンクしないまま未完となっているため、時天空との関連も、エンペラーの目的も、'''永遠に謎のまま'''である。 |
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| エンペラーは『真』で見た未来の時点では惑星より大きい程度だったが、『アーク』で描かれた2500年後では[[太陽系]]に匹敵するサイズにまで至るとされている。発表当時はロボット作品史上最大のロボットであり、スパロボに間接的に登場している機体では未だに最大のロボットである。また確固たる物理的実体を持つ機体としては今でも最大と言える([[天元突破グレンラガン]]は認識宇宙で実体化した機体であり、オルタニティコンボイは高次元の上位存在と化しており、大きさは意味を成さない)。匹敵する可能性があるのは軍神[[デモンベイン]]であるが、こちらの最終的なサイズは不明である(確認されている最後のサイズは約5550km)。 | | エンペラーは『真』で見た未来の時点では惑星より大きい程度だったが、『アーク』で描かれた2500年後では[[太陽系]]に匹敵するサイズにまで至るとされている。発表当時はロボット作品史上最大のロボットであり、スパロボに間接的に登場している機体では未だに最大のロボットである。また確固たる物理的実体を持つ機体としては今でも最大と言える([[天元突破グレンラガン]]は認識宇宙で実体化した機体であり、オルタニティコンボイは高次元の上位存在と化しており、大きさは意味を成さない)。匹敵する可能性があるのは軍神[[デモンベイン]]であるが、こちらの最終的なサイズは不明である(確認されている最後のサイズは約5550km)。 |
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− | 注目すべきは、天元突破やオルタニティと異なり'''現実の空間に存在している'''ということである。石川氏のインタビューに曰く、「合体するのにかなりの年数かかってると思うよ」「『エンペラーチェンジ!』なんて叫んでる場合じゃない、むしろ'''合体するまでに人が生まれ死んでいく'''、みたいな」「例えば火星から地球まで手を動かす。'''動いたと気付くのは一世代前で、ぶつかる時には相当な年数が経っている'''と」とのこと。 | + | 注目すべきは、天元突破やオルタニティと異なり'''現実の空間に存在している'''ということである。石川氏のインタビューに曰く、「合体するのにかなりの年数かかってると思うよ」「『エンペラーチェンジ!』なんて叫んでる場合じゃない、むしろ'''合体するまでに人が生まれ死んでいく'''、みたいな」「例えば火星から地球まで手を動かす。'''動いたと気付くのは一世代前で、ぶつかる時には相当な年数が経っている'''と」とのこと。何とも気の長いゲッターロボである。 |
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− | 何とも気の長いゲッターロボである。
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| === 能力 === | | === 能力 === |
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| ;ゲッタービーム | | ;ゲッタービーム |
| :ゲッター線のビーム砲。ここまでとんでもない存在であっても、やはり「ゲッターロボ」なので当然所持。 | | :ゲッター線のビーム砲。ここまでとんでもない存在であっても、やはり「ゲッターロボ」なので当然所持。 |
| + | ;ゲッターシールド |
| + | :ゲッター線による防御フィールドを張る。 |
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| === 原作における扱い === | | === 原作における扱い === |
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| :[[真ドラゴン]]のシャインスパークで[[インベーダー]]の次元断層に突撃を敢行した際に、別次元の世界で巨大[[インベーダー]]と戦闘を繰り広げるゲッターエンペラーが率いるゲッター軍団の姿があった。[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]、[[神隼人 (OVA)|隼人]]、[[車弁慶 (OVA)|弁慶]]はここからは自分達が始末をつけると言って戦乱の渦に飛び込む。 | | :[[真ドラゴン]]のシャインスパークで[[インベーダー]]の次元断層に突撃を敢行した際に、別次元の世界で巨大[[インベーダー]]と戦闘を繰り広げるゲッターエンペラーが率いるゲッター軍団の姿があった。[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]、[[神隼人 (OVA)|隼人]]、[[車弁慶 (OVA)|弁慶]]はここからは自分達が始末をつけると言って戦乱の渦に飛び込む。 |
| ;ゲッターロボ大決戦 | | ;ゲッターロボ大決戦 |
− | :「早乙女博士が開発した宇宙戦艦型ゲッター」という設定であり、クロスオーバー含めた登場作品で唯一味方として使用可能。超長射程かつ最強クラスの威力のエンペラービームを持つが、燃費も最悪でこれ以外の武器を持たないため2発撃ったら何もできなくなる。 | + | :イーグル号部分がこの名義で登場。「早乙女博士が開発した宇宙戦艦型ゲッター」という設定であり、クロスオーバー含めた登場作品で唯一操作可能。超長射程かつ最強クラスの威力のエンペラービームを持つが、燃費も最悪でこれ以外の武器を持たないため2発撃ったら何もできなくなる。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
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| ;[[真ゲッタードラゴン]] (漫画版) | | ;[[真ゲッタードラゴン]] (漫画版) |
| :大本の姿その2。『アーク』の最後でついに目覚めたドラゴン。「でたなゲッタードラゴン(『ゲッターロボアーク』第一部完)」が唯一の出番。 | | :大本の姿その2。『アーク』の最後でついに目覚めたドラゴン。「でたなゲッタードラゴン(『ゲッターロボアーク』第一部完)」が唯一の出番。 |
| + | :『世界最後の日』に出てきた並行存在の方はラストで真ゲッターを炉心としてインベーダーにシャインスパークを敢行したところ、何かと戦うゲッター艦隊と遭遇したが、その時点で弁慶によって真ゲッターとのリンクを切られて通常宇宙へ送り返され、そこで力尽きて崩壊したため、進化することなく終わっている。 |
| ;ゲッター聖ドラゴン | | ;ゲッター聖ドラゴン |
| :大本の姿その3。「ゲッターセイントドラゴン」と読む。漫画版『真』で見た未来に登場。ドラゴンの名が示す通りGの系譜に当たり、外見は超巨大で、ゲッタードラゴンが鬼の意匠を取り込んだような姿。首の部分にライガー、胸部にポセイドンの顔があり、機体各所にそれぞれの形態の武装が取り付けられている。 | | :大本の姿その3。「ゲッターセイントドラゴン」と読む。漫画版『真』で見た未来に登場。ドラゴンの名が示す通りGの系譜に当たり、外見は超巨大で、ゲッタードラゴンが鬼の意匠を取り込んだような姿。首の部分にライガー、胸部にポセイドンの顔があり、機体各所にそれぞれの形態の武装が取り付けられている。 |
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| :大本。漫画版『號』で[[火星]]に飛び立って眠りについていた。ゲッターの意思はこちらに宿っていたので、エンペラーが記憶した「ゲッター戦記」に聖ドラゴンの記録はない。 | | :大本。漫画版『號』で[[火星]]に飛び立って眠りについていた。ゲッターの意思はこちらに宿っていたので、エンペラーが記憶した「ゲッター戦記」に聖ドラゴンの記録はない。 |
| ;[[真ゲッタードラゴン]] | | ;[[真ゲッタードラゴン]] |
− | :『世界最後の日』ラストで真ゲッターを炉心としてインベーダーにシャインスパークしたところ、エンペラーに遭遇。 | + | : |
| ;巨大ドラゴン | | ;巨大ドラゴン |
− | :『新』において神々が恐れた機体であり、別の可能性の竜馬が搭乗する暴虐のゲッターロボ。ゲッター聖ドラゴンがモチーフ。神々はゲッターの進化の行き着く果てと考えていて、毘沙門天を握りつぶす程の存在だが、進化に行き詰まった派生進化の一つの形に過ぎなかった。 | + | :『新』において神々が恐れた機体であり、別の可能性の竜馬が搭乗する暴虐のゲッターロボ。ゲッター聖ドラゴンがモチーフ。毘沙門天を握りつぶす程の存在であり、神々はゲッターの進化の行き着く果てと考えていたが、このドラゴンは進化に行き詰まった派生進化の一つの形に過ぎず、未来のないただのロボットである。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |