差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
228行目: 228行目:  
;「およそ地形には6つの害あり。今奴はその1つ、天羅に向かいつつあり。<br /> そこは草木が密生し、思うがままの行動不可能なり。しかるに、近付くことなかれ。<br /> だがドモンはただ追いかけるのみ。そして、アリ地獄にはまったがごとく奴は我々の思うがままにやってくる。<br /> そう、罠の張られたあの場所へ。これこそ東方不敗は八卦の陣! 一度はまれば抜けられぬ! 覚悟しろ!」
 
;「およそ地形には6つの害あり。今奴はその1つ、天羅に向かいつつあり。<br /> そこは草木が密生し、思うがままの行動不可能なり。しかるに、近付くことなかれ。<br /> だがドモンはただ追いかけるのみ。そして、アリ地獄にはまったがごとく奴は我々の思うがままにやってくる。<br /> そう、罠の張られたあの場所へ。これこそ東方不敗は八卦の陣! 一度はまれば抜けられぬ! 覚悟しろ!」
 
:自分を追ってくるドモンを逆に罠にはめ、抹殺しようとする際の台詞。「東方不敗は八卦の陣!」の所での「八卦盤の中央からニュッと顔を出してキメポーズ」が可笑しすぎる点が突っ込まれることも多いが、三国志演義等で知られる「八門金鎖の陣」を元にしたトラップやその前の「戦いとは詭道なり」で始まる台詞等、またその後ドモンが山頂に向かった際に「生兵法は怪我の元だぞ」と嘲笑するという、三国志演義内での曹仁・李典連合の戦いを思わせるシーンなど、古代中国物のファンならば思わずニヤリとするシーンが続く、名場面である。
 
:自分を追ってくるドモンを逆に罠にはめ、抹殺しようとする際の台詞。「東方不敗は八卦の陣!」の所での「八卦盤の中央からニュッと顔を出してキメポーズ」が可笑しすぎる点が突っ込まれることも多いが、三国志演義等で知られる「八門金鎖の陣」を元にしたトラップやその前の「戦いとは詭道なり」で始まる台詞等、またその後ドモンが山頂に向かった際に「生兵法は怪我の元だぞ」と嘲笑するという、三国志演義内での曹仁・李典連合の戦いを思わせるシーンなど、古代中国物のファンならば思わずニヤリとするシーンが続く、名場面である。
;東方不敗「まさか無事でここから出られるとでも思っていたか? '''この馬鹿弟子が!'''」<br />ドモン「そんなガンダムでまだ動けるなんて!」<br />東方不敗「当たり前だ! ワシの名を知らぬか? 未だ負けを知らぬは、東方不敗よぉ!!」
+
;「まさか無事でここから出られるとでも思っていたか? '''この馬鹿弟子が!'''」<br />ドモン「そんなガンダムでまだ動けるなんて!」<br />「当たり前だ! ワシの名を知らぬか? 未だ負けを知らぬは、東方不敗よぉ!!」
 
:[[ギアナ高地]]にて、[[明鏡止水]]を会得したドモンに完膚なきまでに叩きのめされ、それでもなおドモンに食らいつかんとする。
 
:[[ギアナ高地]]にて、[[明鏡止水]]を会得したドモンに完膚なきまでに叩きのめされ、それでもなおドモンに食らいつかんとする。
 
;「うるさぁい! 貴様などにわかってたまるかぁ! ワシが何のために闘うかだと? そんな事を貴様に話して何になる!」<br />「ふっふっふっふっ…ワシも哀れよなぁ…まさか自分の育てた弟子に、こうまで逆らわれるとは思ってもみなんだ…」<br />「そうだ…貴様さえ…貴様さえ! あの新宿に現れなんだらどれほど良かったか…」<br />「貴様さえガンダムファイターにならなければ、どれほど良かったか、わからんかぁっ!」<br />「'''この馬鹿者! 馬鹿者! 馬鹿者! 馬鹿者ォォッ!!'''」<br />「もう少しで…もう少しでデビルガンダムでこの地球を! この地球をぉぉッ!!」
 
;「うるさぁい! 貴様などにわかってたまるかぁ! ワシが何のために闘うかだと? そんな事を貴様に話して何になる!」<br />「ふっふっふっふっ…ワシも哀れよなぁ…まさか自分の育てた弟子に、こうまで逆らわれるとは思ってもみなんだ…」<br />「そうだ…貴様さえ…貴様さえ! あの新宿に現れなんだらどれほど良かったか…」<br />「貴様さえガンダムファイターにならなければ、どれほど良かったか、わからんかぁっ!」<br />「'''この馬鹿者! 馬鹿者! 馬鹿者! 馬鹿者ォォッ!!'''」<br />「もう少しで…もう少しでデビルガンダムでこの地球を! この地球をぉぉッ!!」
242行目: 242行目:  
;「うるさぁいっ! 何を寝言を言っておる! ワシはこうしてここにおる。なんの不思議があろうか!」
 
;「うるさぁいっ! 何を寝言を言っておる! ワシはこうしてここにおる。なんの不思議があろうか!」
 
:どっこい生きてた東方不敗。ギアナ高地での激戦などなかったかのように平然と開会セレモニーに現れ、「確かに俺はあんたを倒したはずなのに…何故!?」と動揺するドモンを一蹴する。
 
:どっこい生きてた東方不敗。ギアナ高地での激戦などなかったかのように平然と開会セレモニーに現れ、「確かに俺はあんたを倒したはずなのに…何故!?」と動揺するドモンを一蹴する。
:この一件からファンの間では「ギアナ高地の師匠は偽者」との説を囁かれる事になったが、後に今川監督が「本物」と明かした。<br />この後の戦いぶりからして、何故ギアナ高地で敗れたのかはまるで分からない訳だが…東方不敗の演出だったのだろうか?<br />「超級!」では、ネオホンコンから'''専用ヘルメットを使って遠隔操作をしている'''という設定が追加された。性能はタイムラグが生じオリジナルより劣っていたが、ドモンを押していた。そして、搭乗するより疲労するらしい。
+
:この一件からファンの間では「ギアナ高地の師匠は偽者」との説を囁かれる事になったが、後に今川監督が「本物」と明かした。<br />この後の戦いぶりからして、何故ギアナ高地で敗れたのかはまるで分からない訳だが…東方不敗の演出だったのだろうか?<br />「超級!」ではこの疑問に対する一つの回答として、ネオホンコンから'''専用ヘルメットを使って遠隔操作をしていた'''という設定が追加された。性能はタイムラグが生じオリジナルより劣っていたが、ドモンを押していた。そして、搭乗するより疲労するらしい。
 
;「だが心してかかれよ。このワシはシード選手として先にあそこで待っておる」<br />「そして、キサマ等全員を叩きのめし! 真の王者、'''東西南北中央不敗・スーパーアジア'''となってくれるわぁっ!」
 
;「だが心してかかれよ。このワシはシード選手として先にあそこで待っておる」<br />「そして、キサマ等全員を叩きのめし! 真の王者、'''東西南北中央不敗・スーパーアジア'''となってくれるわぁっ!」
 
:第13回大会におけるマスターの優勝宣言。この後、ドモンたちがわざわざ顔アップで「東」「西」「南」「北」「中央不敗だとっ!?」と繰り返してくれる。本当にやりかねないのがまた……。というか、アジアの方を残すんですか……。
 
:第13回大会におけるマスターの優勝宣言。この後、ドモンたちがわざわざ顔アップで「東」「西」「南」「北」「中央不敗だとっ!?」と繰り返してくれる。本当にやりかねないのがまた……。というか、アジアの方を残すんですか……。
251行目: 251行目:  
;「よいか! ワシの目的はな…この'''地球人類の抹殺'''なのだぞ!!」
 
;「よいか! ワシの目的はな…この'''地球人類の抹殺'''なのだぞ!!」
 
:ついに明かされた東方不敗の真意。ドモンは「デビルガンダムをそんな事のために!」と激怒するが…
 
:ついに明かされた東方不敗の真意。ドモンは「デビルガンダムをそんな事のために!」と激怒するが…
;東方不敗「ドモンよ…デビルガンダムがもともとは地球再生のために造られたという事はシュバルツから聞いたであろう。<br />だが、地球に落下したショックで異変が生じ、地球再生のための三大理論を飛躍させ、ある答えを導き出した。それこそが人類抹殺よ…」<br />ドモン「あ、あんた…!?」<br />東方不敗「分からぬか? 地球を汚す人類そのものがいなければ、自然は自ずと蘇る。<br />そして最強の力を持ったデビルガンダムさえいればもう誰も地球へ降りられなくなる…。<br />ふははは…はははははは…'''そうだ…それがいい…! それが一番だ! '''<br />'''そのためならば人類など滅びてしまえぇっ! うぁっはっはっはっは…!'''」<br />ドモン「し…師匠…」
+
;「ドモンよ…デビルガンダムがもともとは地球再生のために造られたという事はシュバルツから聞いたであろう。<br />だが、地球に落下したショックで異変が生じ、地球再生のための三大理論を飛躍させ、ある答えを導き出した。それこそが人類抹殺よ…」<br />ドモン「あ、あんた…!?」<br />「分からぬか? 地球を汚す人類そのものがいなければ、自然は自ずと蘇る。<br />そして最強の力を持ったデビルガンダムさえいればもう誰も地球へ降りられなくなる…。<br />ふははは…はははははは…'''そうだ…それがいい…! それが一番だ! '''<br />'''そのためならば人類など滅びてしまえぇっ! うぁっはっはっはっは…!'''」<br />ドモン「し…師匠…」
 
:ドモンとウォンにデビルガンダムの真意「人類抹殺」を憂いしく語り、自身の心中を絶望と共に吐露する。小説版の東方不敗の設定がここにある。後半部の狂ったような笑いの中にも彼の哀しみが感じられる。ドモンはあまりの事に言葉を失い、ウォンはその様子を「狂っている」と評した。IMPACTではシュバルツも[[飛影]]に助けられてこの場に居合わせたが、彼ですら東方不敗の真の目的には唖然としていた。
 
:ドモンとウォンにデビルガンダムの真意「人類抹殺」を憂いしく語り、自身の心中を絶望と共に吐露する。小説版の東方不敗の設定がここにある。後半部の狂ったような笑いの中にも彼の哀しみが感じられる。ドモンはあまりの事に言葉を失い、ウォンはその様子を「狂っている」と評した。IMPACTではシュバルツも[[飛影]]に助けられてこの場に居合わせたが、彼ですら東方不敗の真の目的には唖然としていた。
 +
;「そうだ…償いだ… 犯した罪は償わねばならぬ…この手でな。<br />そう、宇宙に浮かぶ大地、森、山、そして湖。すべてが偽者の世界の中で生きていることも気付かぬ愚か者共から!この地球を取り戻す!」」<br />ドモン「だからと言って、人間を抹殺していいはずがない!」<br />「まだ分からんのか! なにがガンダムファイトだ! なにが理想的な戦争よ!」<br />「我が身を痛めぬ勝利が何をもたらす?所詮はただのゲームぞ!」<br />ドモン「だが、無闇に人が死ぬよりは遥かにいいッ!」<br />「だから、お前はアホなのだぁぁぁッ!!」
 +
:心中を吐露した東方不敗は、地球再生・人類抹殺を改めて決意し、再びドモンと激しく拳を交える。人間唯一論の弟子と、自然博愛原理主義者の師匠、互いの主張はどこまでもすれ違う…。
 
;「そこまでか!? 貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのか!? それでもキング・オブ・ハートか!」<br />「足を踏ん張り、腰を入れんか!! そんな事では'''悪党のワシ一人倒せんぞ! '''この馬鹿弟子が!!」<br />「何をしておる!? '''自ら膝を付くなど、勝負を捨てた者のする事ぞ! '''立て! 立ってみせい!!」
 
;「そこまでか!? 貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのか!? それでもキング・オブ・ハートか!」<br />「足を踏ん張り、腰を入れんか!! そんな事では'''悪党のワシ一人倒せんぞ! '''この馬鹿弟子が!!」<br />「何をしておる!? '''自ら膝を付くなど、勝負を捨てた者のする事ぞ! '''立て! 立ってみせい!!」
 
:ドモンとの最終決戦にて、石破天驚拳の撃ち合いになり、押し込まれたドモンに対し悪態に見せかけた叱咤激励を入れて。自らを「悪党」と断じているところから、己の誤りを認め、ドモンに対し言外に師である自分を超え、討ち果たして見せろと告げている。東方不敗の、弟子への不器用な愛が滲み出る一幕である。
 
:ドモンとの最終決戦にて、石破天驚拳の撃ち合いになり、押し込まれたドモンに対し悪態に見せかけた叱咤激励を入れて。自らを「悪党」と断じているところから、己の誤りを認め、ドモンに対し言外に師である自分を超え、討ち果たして見せろと告げている。東方不敗の、弟子への不器用な愛が滲み出る一幕である。
259行目: 261行目:  
;「何がシャッフル同盟よっ! 何がキング・オブ・ハートよっ!! ぬぉぉぁあああ……!!」
 
;「何がシャッフル同盟よっ! 何がキング・オブ・ハートよっ!! ぬぉぉぁあああ……!!」
 
:『平和的な戦争』という名目の[[ガンダムファイト]]が正しい戦いかどうかを確かめるために第12回[[ガンダムファイト]]に出場、優勝した際に、自分の後ろに広がる廃墟を見て[[ガンダムファイト]]の弊害を己自身で演じていた事に絶望する。その憤りが彼を暴走させてしまう。
 
:『平和的な戦争』という名目の[[ガンダムファイト]]が正しい戦いかどうかを確かめるために第12回[[ガンダムファイト]]に出場、優勝した際に、自分の後ろに広がる廃墟を見て[[ガンダムファイト]]の弊害を己自身で演じていた事に絶望する。その憤りが彼を暴走させてしまう。
;東方不敗「なぁ、ドモンよ…お前には教えられたよ…<br />人類もまた自然の一部…それを抹殺するなど自然を破壊するも同じ…<br />ワシはまた、同じ過ちを繰り返すところであった…」<br />ドモン「師匠…」<br />東方不敗「ワシをまた、師匠と呼んでくれるのか…」<br />ドモン「俺は今の今になって、初めて師匠の悲しみを知った。<br />なのに俺は、あんたと張り合うことだけを考えていて、話を聞こうともしなかった! <br />なのにあんたは最後まで、俺の事を…っ」<br />東方不敗「何を言う…しょせんワシは大罪人よ…<br />だがな…見てくれ。ワシの体は一片たりともデビルガンダム細胞には侵されておらん…」<br />ドモン「分かっていた…! 分かっていたのに…!」
+
;「なぁ、ドモンよ…お前には教えられたよ…<br />人類もまた自然の一部…それを抹殺するなど自然を破壊するも同じ…<br />ワシはまた、同じ過ちを繰り返すところであった…」<br />ドモン「師匠…」<br />「ワシをまた、師匠と呼んでくれるのか…」<br />ドモン「俺は今の今になって、初めて師匠の悲しみを知った。<br />なのに俺は、あんたと張り合うことだけを考えていて、話を聞こうともしなかった! <br />なのにあんたは最後まで、俺の事を…っ」<br />「何を言う…しょせんワシは大罪人よ…<br />だがな…見てくれ。ワシの体は一片たりともデビルガンダム細胞には侵されておらん…」<br />ドモン「分かっていた…! 分かっていたのに…!」
 
:師匠と弟子の壮絶な戦いが決し、朝日の昇るランタオ島の浜辺でのやり取り。武闘家故に想いを拳に乗せてでしか語り合えなかったが、最後にお互いを理解し、分かり合えた師匠と弟子の姿が、そこにはあった。
 
:師匠と弟子の壮絶な戦いが決し、朝日の昇るランタオ島の浜辺でのやり取り。武闘家故に想いを拳に乗せてでしか語り合えなかったが、最後にお互いを理解し、分かり合えた師匠と弟子の姿が、そこにはあった。
 
;「あぁ…ドモン…お前と新宿で出会わなければ…お前がガンダムファイターになどならなければ…」<br />「こんな…こんなことにはならなんだのに…」
 
;「あぁ…ドモン…お前と新宿で出会わなければ…お前がガンダムファイターになどならなければ…」<br />「こんな…こんなことにはならなんだのに…」
匿名利用者

案内メニュー