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27 バイト追加 、 2015年2月2日 (月) 07:33
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*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
 
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
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『[[機動戦士ガンダム00]]』の主人公であり、[[ソレスタルビーイング]]に所属する[[ガンダムマイスター]]。コードネームの由来は「刹那from聖永」。すなわち「永遠よりも長い時間の中で切り取られた一瞬よりも短い時間である」を意味している。<br />紛争が続く中東の国家「クルジス共和国」の出身。幼少期を反政府ゲリラ組織「KPSA」の少年兵として過ごし、ある戦闘で死の間際に0ガンダムの武力介入によって偶然救われ、マイスターとしてスカウトされたという過去を持つ(実はこの際の0ガンダムのパイロットが[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]であり、刹那がスカウトされたのは彼の意向が大きく影響している)。このことからガンダムを神聖視するようになり、自身が'''「戦争を根絶するもの=ガンダム」'''になるべく、[[ガンダムマイスター]]としての使命に生きる事となった。<br />
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『[[機動戦士ガンダム00]]』の主人公であり、[[ソレスタルビーイング]]に所属する[[ガンダムマイスター]]
また、'''ゲリラに洗脳されて両親を殺害した'''というガンダムシリーズの主人公の中でも壮絶かつ悲惨極まりない過去を背負っている(ガンダムシリーズの主人公が親と死別しているのは半ばお約束に近いが、自ら手を下してしまったのは刹那だけである)。そのような過去のせいか無口で無表情で無愛想であり、冷たい人間と思われがちだが、潜伏先の隣人だった[[沙慈・クロスロード|沙慈]]が災難にあった際は気遣いの言葉をかけるなど、本来は優しい性格であり、彼の頼みには素直に応じるなど人付き合いの良さを見せることもあり、非道な行いをする者に対して激昂するなど正義感も強い。一方で、そのような過去を背負っているが故に、「自分は幸せになってはならない」と思い込んでいる節もあり、また他人から向けられる憎しみにも一切の抵抗はしない。
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『1st』では[[ガンダムエクシア]]を愛機に、「ガンダムになる」ことを目標に戦争への介入を繰り返した。当初は他の[[ガンダムマイスター]]達と協力することもなく、感情の赴くまま暴走するなど人間的に未熟な面が見られた。また[[モビルスーツ]]の操縦においても、ガンダムより性能の劣る機体を操るエースパイロットらに押される場面が少なくなかった。だがチーム・プトレマイオスのメンバーからの影響、非戦を説く[[マリナ・イスマイール]]との出会い、かつてKPSAで自身を洗脳し、殺しの技術を叩き込んだ男[[アリー・アル・サーシェス]]との再会等を経て、戦いの日々の中でマイスターとして人間として大きな成長を遂げていく。<br />最終決戦では[[ソレスタルビーイング]]壊滅を目指す国連軍相手に奮闘、イオリア計画を歪めた[[アレハンドロ・コーナー]]を撃破し[[グラハム・エーカー]]を辛くも退けるも、国連軍との死闘には事実上敗北。中破したエクシアに乗ったまま姿を消した。
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コードネームの由来は「刹那from聖永」。すなわち「永遠よりも長い時間の中で切り取られた一瞬よりも短い時間である」を意味している。
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『1st』と『2nd』の間は誰とも連絡を取り合わず、[[ガンダムエクシアリペア|ボロボロになった愛機]]に乗って世界を巡り、たった一人で武力介入を続けていた。その間に身長が10cm以上伸び、外見的にも精神的にも落ち着いた大人の青年へと成長している。なお2ndシーズンでは髪型が少し変わっているが、これは『1st』で戦死した[[ロックオン・ストラトス|ニール]]を意識したものである。
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無口で無表情で無愛想であり、冷たい人間と思われがちだが、潜伏先の隣人だった[[沙慈・クロスロード|沙慈]]が災難にあった際は気遣いの言葉をかけるなど、本来は優しい性格である。彼の頼みには素直に応じるなど人付き合いの良さを見せることもあり、非道な行いをする者に対して激昂するなど正義感も強い。
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『2nd』冒頭では[[アロウズ]]の収容所を襲撃し、捕らわれていた[[沙慈・クロスロード|沙慈]]と再会。その後は[[アロウズ]]と交戦し[[GN-X III]]と[[アヘッド]]計3機を相手に善戦するも、性能差と数の差から袋叩きに合い撃墜一歩手前まで追いつめられる。が、[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]の援護で難を逃れ、[[プトレマイオス2]]で新たなる愛機[[ダブルオーガンダム]]を受領。[[ソレスタルビーイング]]に復帰する。その後自暴自棄になっていた[[スメラギ・李・ノリエガ]]をトレミーに連れ帰り説得。同時に新たなる「ロックオン・ストラトス」として[[カタロン]]にいた[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル・ディランディ]]をスカウト。直後の戦闘で[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]を奪還し、再集結した[[ガンダムマイスター]]とチーム・プトレマイオスの中心として再び世界の歪みと対峙していく。<br />
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一方で、悲惨な過去を背負っているが故に、「自分は幸せになってはならない」と思い込んでいる節もあり、また他人から向けられる憎しみにも一切の抵抗はしない。
その過程では[[アロウズ]]や[[イノベイド]]と激闘を繰り広げ、[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]の出現やアザディスタンの崩壊、[[メメントモリ]]攻略戦、明かされた[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]との意外な関係、負傷による細胞異常など多くの困難や歪みに直面しつつも、怯むことなく世界と対峙し続けた。その姿勢は「ガンダムになる」ことを目指した4年前とは違い、「ガンダムを超える」ことを目指すものだった。<br />
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そして、ガンダムと共に駆け抜けたその戦いの終わりに、変革者たる新人類[[イノベイター]]として[[覚醒]]。[[ELS|来るべき異種]]との対話を託されることになった。
      
使用機体の殆どは剣を扱った戦闘スタイルの機体であるが、彼自身も[[武術・格闘技|剣術・体術]]を得意としている。
 
使用機体の殆どは剣を扱った戦闘スタイルの機体であるが、彼自身も[[武術・格闘技|剣術・体術]]を得意としている。
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=== 1st以前 ===
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紛争が続く中東の国家「クルジス共和国」の出身。
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幼少期を反政府ゲリラ組織「KPSA」の少年兵として過ごし、ある戦闘で死の間際に0ガンダムの武力介入によって偶然救われ、マイスターとしてスカウトされたという過去を持つ。実はこの際の0ガンダムのパイロットが[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]であり、刹那がスカウトされたのは彼の意向が大きく影響している。このことからガンダムを神聖視するようになり、自身が'''「戦争を根絶するもの=ガンダム」'''になるべく、[[ガンダムマイスター]]としての使命に生きる事となった。
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また、'''ゲリラに洗脳されて両親を殺害した'''というガンダムシリーズの主人公の中でも壮絶な過去を背負っている。ガンダムシリーズの主人公が親と死別しているのは半ばお約束に近いが、自ら手を下してしまったのは刹那だけである。
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=== 1stシーズン ===
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[[ガンダムエクシア]]を愛機に、「ガンダムになる」ことを目標に戦争への介入を繰り返した。
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当初は他の[[ガンダムマイスター]]達と協力することもなく、感情の赴くまま暴走するなど人間的に未熟な面が見られた。
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また[[モビルスーツ]]の操縦においても、ガンダムより性能の劣る機体を操るエースパイロットらに押される場面が少なくなかった。
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だがチーム・プトレマイオスのメンバーからの影響、非戦を説く[[マリナ・イスマイール]]との出会い、かつてKPSAで自身を洗脳し、殺しの技術を叩き込んだ男[[アリー・アル・サーシェス]]との再会等を経て、戦いの日々の中でマイスターとして人間として大きな成長を遂げていく。
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最終決戦では[[ソレスタルビーイング]]壊滅を目指す国連軍相手に奮闘、イオリア計画を歪めた[[アレハンドロ・コーナー]]を撃破し[[グラハム・エーカー]]を辛くも退けるも、国連軍との死闘には事実上敗北。中破したエクシアに乗ったまま姿を消した。
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=== 1st~2nd間 ===
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誰とも連絡を取り合わず、[[ガンダムエクシアリペア|ボロボロになった愛機]]に乗って世界を巡り、たった一人で武力介入を続けていた。
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その間に身長が10cm以上伸び、外見的にも精神的にも落ち着いた大人の青年へと成長している。
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なお2ndシーズンでは髪型が少し変わっているが、これは『1st』で戦死した[[ロックオン・ストラトス|ニール]]を意識したものである。
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=== 2ndシーズン ===
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冒頭では[[アロウズ]]の収容所を襲撃し、捕らわれていた[[沙慈・クロスロード|沙慈]]と再会。
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その後は[[アロウズ]]と交戦し[[GN-X III]]と[[アヘッド]]計3機を相手に善戦するも、性能差と数の差から袋叩きに合い撃墜一歩手前まで追いつめられる。が、[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]の援護で難を逃れ、[[プトレマイオス2]]で新たなる愛機[[ダブルオーガンダム]]を受領。[[ソレスタルビーイング]]に復帰する。
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その後自暴自棄になっていた[[スメラギ・李・ノリエガ]]をトレミーに連れ帰り説得。同時に新たなる「ロックオン・ストラトス」として[[カタロン]]にいた[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル・ディランディ]]をスカウト。直後の戦闘で[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]を奪還し、再集結した[[ガンダムマイスター]]とチーム・プトレマイオスの中心として再び世界の歪みと対峙していく。
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その過程では[[アロウズ]]や[[イノベイド]]と激闘を繰り広げ、[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]の出現やアザディスタンの崩壊、[[メメントモリ]]攻略戦、明かされた[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]との意外な関係、負傷による細胞異常など多くの困難や歪みに直面しつつも、怯むことなく世界と対峙し続けた。その姿勢は「ガンダムになる」ことを目指した4年前とは違い、「ガンダムを超える」ことを目指すものだった。
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そして、ガンダムと共に駆け抜けたその戦いの終わりに、変革者たる新人類[[イノベイター]]として[[覚醒]]。[[ELS|来るべき異種]]との対話を託されることになった。
    
[[ドラマCD]]の仮想ミッションでは「ちょりーっす!」を口癖とするウザいキャラの擬似人格「R-35」を毎回演じさせられる。
 
[[ドラマCD]]の仮想ミッションでは「ちょりーっす!」を口癖とするウザいキャラの擬似人格「R-35」を毎回演じさせられる。
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劇場版では、イノベイターへと覚醒した自分への戸惑いで周囲には「1st」当初のような性格に戻った印象を持たれている。
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=== [[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]] ===
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イノベイターへと覚醒した自分への戸惑いで周囲には「1st」当初のような性格に戻った印象を持たれている。
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ELSの母星から帰還した50年後の時点では、ELSとのより深い相互理解のため'''完全にELSと同化している'''。この刹那は人間でもイノベイターでもない、いわば「刹那・F・セイエイ」という一個の存在と化しており、見た目は全身がELSの銀に染まった、刹那の形のヒトガタ。刹那本人の意識はそのまま残っているが、大本の肉体は残っておらず、この姿はELSが限界まで刹那の肉体に擬態したもの。そのため、見方を変えれば擬態ELSの変種とも言える。
 
ELSの母星から帰還した50年後の時点では、ELSとのより深い相互理解のため'''完全にELSと同化している'''。この刹那は人間でもイノベイターでもない、いわば「刹那・F・セイエイ」という一個の存在と化しており、見た目は全身がELSの銀に染まった、刹那の形のヒトガタ。刹那本人の意識はそのまま残っているが、大本の肉体は残っておらず、この姿はELSが限界まで刹那の肉体に擬態したもの。そのため、見方を変えれば擬態ELSの変種とも言える。
  

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