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| タイトルにもなっている[[主人公]]機なのだが、主人公のヒイロが乗っていた時期は極端に短く搭乗した話数は全49話中20話にも満たない。それどころか何度も捨てられ、果ては2度(1度目は前述のとおりヒイロ、2度目はゼクスが修復中に[[ロームフェラ財団]]を欺く為のダミー機)も自爆させられるなど'''最も主人公に愛されなかった不遇の主人公機'''としても有名(ただしヒイロの担当声優の緑川光氏には愛されている)。これはヒイロがガンダムも消耗品と考えている為であるのだが、その一方でヒイロは義父が開発した[[リーオー]]に愛着を持っているのは皮肉としか言いようがない。 | | タイトルにもなっている[[主人公]]機なのだが、主人公のヒイロが乗っていた時期は極端に短く搭乗した話数は全49話中20話にも満たない。それどころか何度も捨てられ、果ては2度(1度目は前述のとおりヒイロ、2度目はゼクスが修復中に[[ロームフェラ財団]]を欺く為のダミー機)も自爆させられるなど'''最も主人公に愛されなかった不遇の主人公機'''としても有名(ただしヒイロの担当声優の緑川光氏には愛されている)。これはヒイロがガンダムも消耗品と考えている為であるのだが、その一方でヒイロは義父が開発した[[リーオー]]に愛着を持っているのは皮肉としか言いようがない。 |
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− | === EW版 ===
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− | 『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の世界観における本機の役割の機体。カトキハジメ氏によってデザインされた。漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』にて登場する以前は「アーリータイプ」「Ver.Ka」と呼ばれていた。<br />
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− | 外見は[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ (EW版)]]のトリコロールカラー版であるが、基本的なコンセプトや性能には大河原氏のTV版と変更はなく、TV版と同じく機械的な形(より大型化されている)のウイングを装備し、機構がTV版とはやや異なっているものの、バード形態に変形する。
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− | 武装もTV版同様にマシンキャノン、ビームサーベル、バスターライフル、シールドである。ただし、両腕に予備カートリッジをマウントし、初期装填分で計最大9個も搭載できるようになっている他、ビームサーベルもTV版の2本から1本に削減されている。
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| テレビアニメの主人公機だが参戦機会は多くない。ただでさえ『ガンダムW』がTV版で参戦することが少ないうえ、ヒイロの搭乗機に[[ウイングガンダムゼロ]]が起用されがちだからである。<br /> | | テレビアニメの主人公機だが参戦機会は多くない。ただでさえ『ガンダムW』がTV版で参戦することが少ないうえ、ヒイロの搭乗機に[[ウイングガンダムゼロ]]が起用されがちだからである。<br /> |
| はじめは敵として登場。しばらくして自軍に参加(シリーズによってはヒイロを説得しなければならない)するが、ヒイロの加入・離脱が激しかったり、すぐにウイングゼロに交換・改造が引き継がれたりしてしまい本機を自軍で使用できる期間はかなり短い。そういった意味では、歴代主人公ガンダムの中では最も不遇な機体。<br /> | | はじめは敵として登場。しばらくして自軍に参加(シリーズによってはヒイロを説得しなければならない)するが、ヒイロの加入・離脱が激しかったり、すぐにウイングゼロに交換・改造が引き継がれたりしてしまい本機を自軍で使用できる期間はかなり短い。そういった意味では、歴代主人公ガンダムの中では最も不遇な機体。<br /> |
− | 第2次αでは久々に登場し、しかも初のEW版で登場。最後まで一線を張れる能力を持っている。第2次Zでは初めて序盤から無条件で自軍の機体として使用できる。
| + | [[第2次α]]では久々に登場し、しかも初の[[ウイングガンダム (EW版)|EW版]]で登場。最後まで一線を張れる能力を持っている。[[第2次Z]]では初めて序盤から無条件で自軍の機体として使用できる。 |
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| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| === 武装・[[必殺武器]](MS形態) === | | === 武装・[[必殺武器]](MS形態) === |
− | ==== 射撃兵装 ====
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| ;バルカン | | ;バルカン |
− | :頭部に二門内蔵された近距離戦用の機関砲。EW版には装備されていない。 | + | :頭部に二門内蔵された近距離戦用の機関砲。 |
| ;マシンキャノン | | ;マシンキャノン |
| :両肩部に装備された機関砲。遠距離武器がこれとバスターライフル3発しかないのは頼りなく見えるが、ガンダニュウム合金製の[[MS]]でない限りこれだけで撃破できるだけの威力がある。 | | :両肩部に装備された機関砲。遠距離武器がこれとバスターライフル3発しかないのは頼りなく見えるが、ガンダニュウム合金製の[[MS]]でない限りこれだけで撃破できるだけの威力がある。 |
| + | ;ビームサーベル |
| + | :シールドに収められている。バスターライフルを放棄した後に良く使われた。ガンダニュウム合金素材の使用に出力が桁外れであるため、水中でも減衰せず使用が可能。 |
| + | :が、スパロボでは海適応は無い。 |
| ;バスターライフル | | ;バスターライフル |
| :本機の主武装。[[ウイングガンダムゼロ]]のツイン・バスターライフルを基に開発された[[ビームライフル]]。強力過ぎたウイングゼロの反省から、カートリッジ式にし最大出力で発射した場合弾数は3発という弾数制限を設け、さらに威力も50%以下に抑えられている。カートリッジ式のため他機も使用できる(劇中では[[エアリーズ]]で発射している)。 | | :本機の主武装。[[ウイングガンダムゼロ]]のツイン・バスターライフルを基に開発された[[ビームライフル]]。強力過ぎたウイングゼロの反省から、カートリッジ式にし最大出力で発射した場合弾数は3発という弾数制限を設け、さらに威力も50%以下に抑えられている。カートリッジ式のため他機も使用できる(劇中では[[エアリーズ]]で発射している)。 |
| :威力を抑えられているはいるものの、ビーム軸上から半径150mに激烈なプラズマ渦流と超々高熱が数十kmに及ぶ程の桁外れの威力を持ち、[[プラネイトディフェンサー]]を展開した[[ビルゴ]]の大軍を一撃で消滅させている。またこのビームは2層でできており、中心部は高速で貫通性の高いビームで、その周りは低速で破壊力の高いビームで構成されている。本機の[[トールギス]]級の機動性をもってすれば戦略兵器としても運用が可能。 | | :威力を抑えられているはいるものの、ビーム軸上から半径150mに激烈なプラズマ渦流と超々高熱が数十kmに及ぶ程の桁外れの威力を持ち、[[プラネイトディフェンサー]]を展開した[[ビルゴ]]の大軍を一撃で消滅させている。またこのビームは2層でできており、中心部は高速で貫通性の高いビームで、その周りは低速で破壊力の高いビームで構成されている。本機の[[トールギス]]級の機動性をもってすれば戦略兵器としても運用が可能。 |
− | :原作設定とは違いゲーム上ではEN消費性の武装で、燃費が良く高威力の武器。EW版ではライフルが長大化、更に予備弾装を装備できる仕様になり初期装填合わせて最大9発まで発射可能。第2次αでは6発(MAP兵器版も含めれば設定通り9発)。 | + | :原作設定とは違いゲーム上ではEN消費性の武装で、燃費が良く高威力の武器。 |
| :;バスターライフル(MAP兵器版) | | :;バスターライフル(MAP兵器版) |
| ::[[MAP兵器]]版は一直線上の射程で、原作設定を踏まえてか弾数3である事が多い。 | | ::[[MAP兵器]]版は一直線上の射程で、原作設定を踏まえてか弾数3である事が多い。 |
| :;バスターライフル最大出力 | | :;バスターライフル最大出力 |
| ::第2次Zにて追加された最強武装。[[EN]]消費はかなり激しく、初期ENでは設定通りに3発しか撃てない。だが射程・攻撃力とも優秀で強敵相手には重宝する。 | | ::第2次Zにて追加された最強武装。[[EN]]消費はかなり激しく、初期ENでは設定通りに3発しか撃てない。だが射程・攻撃力とも優秀で強敵相手には重宝する。 |
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− | ==== 格闘兵装 ====
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− | ;ビームサーベル
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− | :シールドに収められている。バスターライフルを放棄した後に良く使われた。ガンダニュウム合金素材の使用に出力が桁外れであるため、水中でも減衰せず使用が可能。が、スパロボでは海適応は無い。
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− | :;ビームサーベル(突撃)
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− | ::第2次αにてEW版の武装として実装された。[[EN]]消費型でP属性、[[射程]]:1-3と使い勝手は良好。攻撃時の演出は誤ってノベンタ元帥を殺害した時の変形からの奇襲攻撃の動きを再現している(通称ノベンタ斬り)。
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− | ==== 防御兵装 ====
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| ;シールド | | ;シールド |
− | :ガンダニュウム合金製のシールド。サーベルを内蔵し、バード形態時には機首部分となって連結する。その鋭い先端は打突武器にもなるが、スパロボではオミットされている。 | + | :ガンダニュウム合金製のシールド。サーベルを内蔵し、バード形態時には機首部分となって連結する。 |
| + | :その鋭い先端は打突武器にもなるが、スパロボではオミットされている。 |
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− | === 武装・[[必殺武器]](バード形態) === | + | ==== 武装・[[必殺武器]](バード形態) ==== |
| ;ウイングバルカン | | ;ウイングバルカン |
| :シールドの白いカバーを開き、バルカン砲を露出させて発射する。原作の設定にはなく、αより前の作品で実装されていた。 | | :シールドの白いカバーを開き、バルカン砲を露出させて発射する。原作の設定にはなく、αより前の作品で実装されていた。 |
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| ;「JUST COMMUNICATION」 | | ;「JUST COMMUNICATION」 |
| :前期OPテーマ。 | | :前期OPテーマ。 |
− | ;「LAST IMPRESSION」
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− | :『EW』劇場版の主題歌。第2次αのみ。
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| == 対決・名場面など == | | == 対決・名場面など == |
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| ;[[ガンダムデスサイズ]]、[[ガンダムヘビーアームズ]]、[[ガンダムサンドロック]]、[[シェンロンガンダム]] | | ;[[ガンダムデスサイズ]]、[[ガンダムヘビーアームズ]]、[[ガンダムサンドロック]]、[[シェンロンガンダム]] |
| :兄弟機。 | | :兄弟機。 |
− | ;[[ウイングガンダムゼロ]] / [[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ(EW版)]] | + | ;[[ウイングガンダムゼロ]] |
| :全ての「ガンダム」の母体となった機体。本機はウイングゼロの血を最も濃く受け継いでいる。 | | :全ての「ガンダム」の母体となった機体。本機はウイングゼロの血を最も濃く受け継いでいる。 |
− | ;白雪姫(スノーホワイト) | + | ;[[ウイングガンダム (EW版)]] |
− | :小説『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』に登場する本機の系列機。ゼロシステムを搭載し、ヒイロ・ユイが搭乗する。全身を特殊ステルスマントで覆っているため外見は確認できない。ビームサーベルとカートリッジ式のバスターライフルを装備。SRW未参戦。 | + | :EW世界観における本機に位置する機体。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
| *プラモデル | | *プラモデル |
− | <amazon>B0019PVDII</amazon><amazon>B000JX2V0U</amazon><amazon>B00E36ROZ6</amazon><amazon>B000JX0UIK</amazon><amazon>B003AH6EPA</amazon><amazon>B00030EUTY</amazon><amazon>B004KJ41F2</amazon><amazon>B000NGP650</amazon><amazon>B004UILW82</amazon> | + | <amazon>B0019PVDII</amazon><amazon>B000JX2V0U</amazon><amazon>B00E36ROZ6</amazon><amazon>B000JX0UIK</amazon><amazon>B003AH6EPA</amazon><amazon>B000NGP650</amazon> |
| *フィギュア | | *フィギュア |
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