「機動戦艦ナデシコ」を編集中

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| タイトル = 機動戦艦ナデシコ
 
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『'''機動戦艦ナデシコ'''』はXEBEC制作のテレビアニメ作品。XEBEC角川書店、スターチャイルド、キングレコード連携によるオリジナルロボットアニメシリーズの初作品となった<ref>後に『[[宇宙のステルヴィア]]』や『[[蒼穹のファフナー]]』へと続く。</ref>。マルチメディア展開した漫画版でのタイトルは『'''遊撃宇宙戦艦ナデシコ'''(SRW未参戦)』。
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『'''機動戦艦ナデシコ'''』はXEBEC制作のテレビアニメ作品。
 
 
1998年8月1日には続編に当たる劇場用アニメ『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』が公開された。
 
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
オタク的モチーフの中にシビアかつハードなSF世界観を内包した90年代ロボットアニメの代表作。英語表記は「'''Martian Successor Nadesico'''」(「ナデシコ」)。
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オタク的モチーフの中にシビアかつハードなSF世界観を内包した90年代ロボットアニメの代表作。英語表記は「'''Martian Successor Nadesico'''」(「[[火星の後継者]]ナデシコ」)。明るくポップなノリではあるが設定や本質は暗くシビアなものが多い。
  
本作品は宇宙及び宇宙戦艦を主要な舞台としてリアルロボットが活躍するSFロボットアニメでありながら、90年代の流行であった明るくポップなノリラブコメ要素も取り入れた作品である。その要素が強い作風であるため誤解されがちだが、重厚なSF設定や民間軍需企業が政治的問題や戦争にも関わる背景や、娯楽作品に含まれていた筈のテーマや思想が利用され政治的アジテーションとなっていく描写や要素も含んでおり、伏線も何重にも張り巡らされているため読み解くのは難解なものとなっている。
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1998年8月1日には続編に当たる劇場用アニメ『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』が公開された。
 
 
作品タイトルは、『[[ヤマト|宇宙戦艦ヤマト]]』と『[[機動戦士ガンダム]]』を合成した『機動戦艦ヤマトナデシコ』の連想から来ている<ref name="kobe_980806">『神戸新聞』1998年8月6日付夕刊、3面。</ref>。ただし、作品内容は大月の好きな『スタートレック ネクストジェネレーション』をモチーフにしている<ref name="kobe_980806" />。タイトルの通り、ロボットアニメでもあるが戦艦とその乗組員の人間関係や行き方こそが主軸に置かれている物語であった。
 
 
 
この作品は細部への偏執的とも言える拘りが特徴で、その最たるものは、劇中劇として度々登場する熱血巨大ロボットアニメ『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』である。この劇中劇は専門の制作チームまで編成され、1970年代のロボットアニメの味を忠実に再現し、本作のテーマ性を横から強く支えるものとなっている。
 
 
 
物語自体は、激化する戦争の結末や[[火星極冠遺跡]]の謎などを全ては描かないまま終了している。戦争の結末は、その後に公開された劇場版やゲームで補完されてゆく事になるが、その上で明かされなかった部分も多い。これは、ストーリーエディター・會川昇が「考えられる要素を全て入れて」執筆した第25、26話脚本初稿の分量が通常の1.5倍から2倍にまで膨れ上がってしまい、「ユリカとアキトの決着だけはつける」という佐藤竜雄監督の方針により謎の説明の大半がカットされたためである<ref>第25話、26話の脚本初稿は、「機動戦艦ナデシコ プレミアムボックス」の「シナリオ・絵コンテセレクション」に収録されている。</ref>。脚本家として参加した首藤剛志はWEBアニメスタイル内の自コラム「シナリオえーだば創作術」にて「僕がシリーズ構成なら、100話以上は続くナデシコという戦艦を主人公……つまり、舞台が主人公という意味の集団群衆ドラマにするしかない」「映画で続編が作られたにしても、26話で終わらせるにはもったいない企画だった」と放送当時を振り返っている<ref>[http://www.style.fm/as/05_column/shudo115.shtml 第115回 『機動戦艦ナデシコ』のなんでもかんでもぶち込め感]、WEBアニメスタイル、2007年9月12日。</ref><ref>[http://www.style.fm/as/05_column/shudo116.shtml 第116回 『機動戦艦ナデシコ』と『宇宙戦艦ヤマト』?]、WEBアニメスタイル、2007年9月19日。</ref>。
 
 
 
日本神話の神々から引用した固有名詞が数多くある。和室、正座が頻繁に登場したり漢字の多用など、SFとしては珍しい和風テイストの強い作品である。これは監督の作風である制作的背景のほか、ナデシコ自体が日本企業である[[ネルガル]]によって開発されている設定的背景がある。
 
 
 
作品の起点としては、「ある意味ベタな、普通にマニアックな作品」(同作品のプロデューサーである大月俊倫が、本作品の監督である佐藤竜雄にアドバイスした)となっており、放送時期が近く度々比較対象に挙げられた『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』とは全く異なる方向性からスタートされている。
 
 
 
1998年次の関連CDが累計62万枚、ビデオ関連が累計59万本販売(DVD-BOX、BD-BOXは除く)<ref>マーチャンダイジングライツレポート1998年7月号</ref>。その後もDVD-BOXや、2019年にもBD-BOXが発売されていた。
 
 
 
続編の制作を期待する声も多かったが、2005年8月9日に監督・佐藤竜雄の公式サイトで『機動戦艦ナデシコ』と『宇宙のステルヴィア』の続編制作中止と、その実現が「永遠に不可能になった」ことが発表された(ただしこの発表の翌日10日に周囲の指摘等でトーンを弱められているため、将来の再度の企画立ち上げの余地は残されたようである)。経緯については明言されていないが、両作とも「作品そのものの問題ではない」と断言されている。
 
 
 
2006年には文化庁メディア芸術祭10周年を記念して行われた「日本のメディア芸術100選」のアニメ部門で46位に選出された。
 
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
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*[[メカ&キャラクターリスト/CC]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/CC]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
*[[メカ&キャラクターリスト/DD]]
 
  
 
=== [[ナデシコ]]クルー・[[ネルガル重工]]関係者 ===
 
=== [[ナデシコ]]クルー・[[ネルガル重工]]関係者 ===
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:[[主人公]]。見習いコック兼パイロット。
 
:[[主人公]]。見習いコック兼パイロット。
 
;[[ミスマル・ユリカ]]
 
;[[ミスマル・ユリカ]]
:[[ヒロイン]]。艦長。
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:メイン[[ヒロイン]]。艦長。
 
;[[ホシノ・ルリ]]
 
;[[ホシノ・ルリ]]
 
:オペレーター。
 
:オペレーター。
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:[[かんなづき]]の艦長であり、[[デンジン]]のパイロット。
 
:[[かんなづき]]の艦長であり、[[デンジン]]のパイロット。
 
;[[タカスギ・サブロウタ|高杉三郎太]]
 
;[[タカスギ・サブロウタ|高杉三郎太]]
:秋山の部下。[[デンジン]]のパイロット。
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:秋山の部下。
 
;[[草壁春樹]]
 
;[[草壁春樹]]
 
:中将。木連におけるタカ派の筆頭。
 
:中将。木連におけるタカ派の筆頭。
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;[[アクア・クリムゾン]]
 
;[[アクア・クリムゾン]]
 
:[[ネルガル重工]]のライバル企業、クリムゾングループ会長の孫娘。
 
:[[ネルガル重工]]のライバル企業、クリムゾングループ会長の孫娘。
;[[イネス・フレサンジュ|アイちゃん]]
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;[[アイちゃん]]
 
:[[火星]]が[[木星蜥蜴]]の襲撃を受けた際に、シェルター内で[[テンカワ・アキト|アキト]]と出会った女の子。
 
:[[火星]]が[[木星蜥蜴]]の襲撃を受けた際に、シェルター内で[[テンカワ・アキト|アキト]]と出会った女の子。
  
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*[[メカ&キャラクターリスト/CC]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/CC]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
*[[メカ&キャラクターリスト/DD]]
 
  
 
=== ナデシコと艦載機 ===
 
=== ナデシコと艦載機 ===
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=== [[木連]]の兵器 ===
 
=== [[木連]]の兵器 ===
 
==== [[木星蜥蜴]] ====
 
==== [[木星蜥蜴]] ====
*[[バッタ]] / 新型バッタ
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*[[バッタ]] / [[新型バッタ]]
 
**地上形態
 
**地上形態
 
**飛行形態
 
**飛行形態
 
*[[ジョロ]]
 
*[[ジョロ]]
 
*[[ゲンゴロウ]]
 
*[[ゲンゴロウ]]
*[[カトンボ]](レーザー駆逐艦トンボ)
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*[[カトンボ]]([[レーザー駆逐艦トンボ]])
 
*[[ナナフシ]]
 
*[[ナナフシ]]
  
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;[[チューリップ]]
 
;[[チューリップ]]
 
:
 
:
;[[重力兵器|グラビティブラスト/重力波砲]]
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;グラビティブラスト/重力波砲
 
:本作品における最新のエネルギー兵器。相転移エンジンから得られるエネルギーを重力波に変換して敵に叩きつける。
 
:本作品における最新のエネルギー兵器。相転移エンジンから得られるエネルギーを重力波に変換して敵に叩きつける。
:原作ではディストーションフィールドに無効化される[[ビーム兵器]]よりも有効な攻撃手段とされているが、SRWでは同フィールドに対し軽減率が大きく、ビームの方が有効な局面が多い。参戦時には[[武器属性]]として「グラビティ兵器/重力波兵器(G)」がつく。
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:原作ではディストーションフィールドに無効化される[[ビーム兵器]]よりも有効な攻撃手段とされているが、SRWでは同フィールドに対し軽減率が大きく、ビームの方が有効な局面が多い。また、他作品にも[[グランゾン|重力を]][[ヒュッケバイン|武器とする]][[ヴァルシオン|機体]]は何機か登場するが、「グラビディ属性」のつく武器はこの武装系列だけとなっている。
 
;[[ディストーションフィールド]]
 
;[[ディストーションフィールド]]
 
:
 
:
 
;[[ディストーションブロック]]
 
;[[ディストーションブロック]]
:
 
;[[連合宇宙軍]]
 
 
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:
 
;[[ネルガル重工]]
 
;[[ネルガル重工]]
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::作詞:有森聡美、作曲・編曲:大森俊之、歌:松澤由実
 
::作詞:有森聡美、作曲・編曲:大森俊之、歌:松澤由実
 
::松澤由美氏の歌手としてのメジャーデビュー曲である。『A』『R』『IMPACT』『J』『BX』で採用。『BX』ではさらに、アバンと共に流れるイントロ入りバージョンも収録。
 
::松澤由美氏の歌手としてのメジャーデビュー曲である。『A』『R』『IMPACT』『J』『BX』で採用。『BX』ではさらに、アバンと共に流れるイントロ入りバージョンも収録。
::『[[スーパーロボット大戦V|V]]』『[[スーパーロボット大戦T|T]]』にはTV版は参戦していないが、限定版では原曲を収録している。
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::『[[スーパーロボット大戦V|V]]』『[[T]]』にはTV版は参戦していないが、限定版では原曲を収録している。
 
:
 
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;エンディングテーマ
 
;エンディングテーマ
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:
 
:;「私らしく」
 
:;「私らしく」
 
::作詞:松浦有希、作曲・編曲:松浦有希、吉田 潔、歌:桑島法子
 
::作詞:松浦有希、作曲・編曲:松浦有希、吉田 潔、歌:桑島法子
::[[ミスマル・ユリカ]]を演じる[[声優]]・桑島法子氏の歌手としてのメジャーデビュー曲である。
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::本作のメイン[[ヒロイン]]である[[ミスマル・ユリカ]]を演じる[[声優]]・桑島法子氏の歌手としてのメジャーデビュー曲である。
 
::原作の一番星コンテストの際にユリカが歌っているが、当初の予定ではユリカはめちゃくちゃ音痴であると言うことにしようとしていたらしく、音痴ver.が存在する。結局没となり本編での使用はされなかったがデスクトップアクセサリのCD-ROMにオーディオトラックとして収録されている。
 
::原作の一番星コンテストの際にユリカが歌っているが、当初の予定ではユリカはめちゃくちゃ音痴であると言うことにしようとしていたらしく、音痴ver.が存在する。結局没となり本編での使用はされなかったがデスクトップアクセサリのCD-ROMにオーディオトラックとして収録されている。
 
:;「いつか…信じて」(最終回)
 
:;「いつか…信じて」(最終回)
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;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
:初の声付き参戦。リメイク前の『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]』には登場しなかったが、リメイクに際し追加参戦。おおむね原作通りの展開だが、フラグを立てずともガイは必ず生き残る(死亡イベントどころか命の危機に遭うこと自体がない)。エステバリス・ガイ機は後半に[[乗り換え]]が可能となり、ユリカなどを乗せることができる。なんと'''アキト機とユリカ機で[[合体攻撃|ダブルゲキガンフレア]]が繰り出せる'''。
 
:初の声付き参戦。リメイク前の『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]』には登場しなかったが、リメイクに際し追加参戦。おおむね原作通りの展開だが、フラグを立てずともガイは必ず生き残る(死亡イベントどころか命の危機に遭うこと自体がない)。エステバリス・ガイ機は後半に[[乗り換え]]が可能となり、ユリカなどを乗せることができる。なんと'''アキト機とユリカ機で[[合体攻撃|ダブルゲキガンフレア]]が繰り出せる'''。
:また味方パイロットとして使用できるキャラには九十九以外の全員にカットインがある(本作以降『BX』までカットインの無い[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]や、本作でしかパイロットとして使用機会のない[[アオイ・ジュン|ジュン]]にもある)など、演出面でも厚遇されている。
 
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])
 
;[[スーパーロボット大戦A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])
:初参戦作品。原作よりキャラの性格が普通(ユリカ、ヒカル等)。基本的な扱いは良いが、アカツキやエリナは最後まで改心しない。「政治家から民衆にまで高い影響力を持つ外務次官」[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]に和平への協力を取り付けており、以後の定番のクロスオーバーとなる。
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:初参戦作品。原作よりキャラの性格が普通(ユリカ、ヒカル等)。基本的な扱いは良いが、アカツキやエリナは最後まで改心しない。「政治家から民衆にまで高い影響力を持つ外務次官」[[リリーナ・ドーリアン]]に和平への協力を取り付けており、以後の定番のクロスオーバーとなる。
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
:最初は劇場版、第5話以降はタイムスリップでTV版と、当時としては斬新な構成をとっている。火星絡みで『[[無敵鋼人ダイターン3]]』とのクロスオーバーが多い。序盤での火星での避難民救出の際にいきなり優人部隊が出撃し九十九がナデシコに侵入するなど、かなり大胆なシナリオ配分が行われている。シナリオ上の出番は多いものの、劇場版の扱いも含めて原作ファンからの評価は芳しくない(第34話「ゲキ・ガンガーを越えてゆけ!」など好評を得た部分も一応ある)。ガイと九十九、火星避難民は必ず生き残る。
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:最初は劇場版、第5話以降はタイムスリップでTV版と、当時としては斬新な構成をとっている。シナリオ上の出番は多いのだが、劇場版の扱いも含めて原作ファンからは不評が多い作品。第34話「ゲキ・ガンガーを越えてゆけ!」は例外的に好評。ガイと九十九は必ず生き残る。
 
:『R』全体に言えることだが、キャラの言動が不可解なものが多く、[[プロスペクター]]に至っては別人になっている。また木連関係者についても、九十九以外は「頑迷な民族」として描かれており、和平を結ぶ気が薄くなっていく。アカツキとエリナは登場しない。
 
:『R』全体に言えることだが、キャラの言動が不可解なものが多く、[[プロスペクター]]に至っては別人になっている。また木連関係者についても、九十九以外は「頑迷な民族」として描かれており、和平を結ぶ気が薄くなっていく。アカツキとエリナは登場しない。
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
:最初から最後まで多くの原作再現が行われている。キャラの言動も原作にかなり忠実になっており、扱いの良い作品。九十九は生存させても正式に仲間にはならない。序盤は同じく火星が舞台となる『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』とクロスオーバーする。
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:最初から最後まで多くの原作再現が行われている。キャラの言動も原作にかなり忠実になっており、扱いの良い作品。九十九は生存させても正式に仲間にはならない。プレイヤー部隊の旗艦がナデシコと[[アークエンジェル]]であるためか、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』と共にクルーが軍から離反する。最後は木連の面々に九十九暗殺事件の真相を話し、これを受けて熱血クーデターに繋がる。原作では歪んでいても正義の人であった草壁が、熱血クーデターで木連を追われた後に分かりやすく悪役になった挙句に[[ラウ・ル・クルーゼ]]に乗艦を落とされる末路を迎える。事実上草壁が抹殺されたと受け取れる描写<ref>『J』の草壁は戦死したとよく言われているが、一応明確に死んだとは描写されていない。明らかに脱出し損ねているので可能性は高いが。</ref>であるため、劇場版には繋がらないと思われる。
:プレイヤー部隊の旗艦がナデシコと[[アークエンジェル]]であるためか、中盤にて『[[機動戦士ガンダムSEED]]』と共にクルーが軍から離反する。最後は木連の面々に九十九暗殺事件の真相を話し、これを受けて熱血クーデターに繋がる。原作では歪んでいても正義の人であった草壁が、熱血クーデターで木連を追われた後に分かりやすく悪役になった挙句に[[ラウ・ル・クルーゼ]]に乗艦を落とされる末路を迎える。事実上草壁が抹殺されたと受け取れる描写<ref>『J』の草壁は戦死したとよく言われているが、一応明確に死んだとは描写されていない。明らかに脱出し損ねているので可能性は高いが。</ref>であるため、劇場版には繋がらないと思われる。
 
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
:第1部で登場。第2部からは劇場版になるため話は短いが、扱いは良い方。ガイと九十九が必ず生き残る、戦闘BGMが『ゲキ・ガンガー』のものであることなどに象徴されるように、『ナデシコ』の「表向きの明るい部分」が大きく強調され「分かりやすいスーパーロボット物」に改変されており、『ナデシコ』をどのような作品と見ているかどうかで評価が大分変わると言える(もっとも、そのために劇場版の展開がより際立つようになっている)。最後はプレイヤー部隊の目の前で熱血クーデターが起き、直後に現れた[[ガルラ大帝国]]の悪行に木連の面々が怒りを感じ、その勢いで和解するという展開。
 
:第1部で登場。第2部からは劇場版になるため話は短いが、扱いは良い方。ガイと九十九が必ず生き残る、戦闘BGMが『ゲキ・ガンガー』のものであることなどに象徴されるように、『ナデシコ』の「表向きの明るい部分」が大きく強調され「分かりやすいスーパーロボット物」に改変されており、『ナデシコ』をどのような作品と見ているかどうかで評価が大分変わると言える(もっとも、そのために劇場版の展開がより際立つようになっている)。最後はプレイヤー部隊の目の前で熱血クーデターが起き、直後に現れた[[ガルラ大帝国]]の悪行に木連の面々が怒りを感じ、その勢いで和解するという展開。
:劇場版以降後の第2部でのアカツキの戦線復帰、月臣の参戦と操作キャラ面での扱いはかなり優遇されている。ただ、エステバリスやナデシコは性能が前作から大幅に弱体化され、アカツキは乗機の性能が最悪、アキトは加入が遅すぎるなど、若干ままならない所も。
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:劇場版以降後の第2部でのアカツキの戦線復帰、月臣の参戦と操作キャラ面での扱いはかなり優遇されている。ただ、アカツキは乗機の性能が最悪、アキトは加入が遅すぎるなど、若干ままならない所も。
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
:『AP』以来の声付き作品参戦であり声の新規収録も多く行われている。本作は[[フクベ・ジン|フクベ]]の[[特攻]]直後からの再現の為、スパロボとしては珍しく、TV版参戦でありながら'''原作どおりガイは死亡済み'''であるためパイロットとしての参戦はない。その代わりとして、アカツキに念願の合体攻撃が実装された。
+
:『AP』以来の声付き作品参戦であり声の新規収録も多く行われている。本作はスパロボとしては珍しく、TV版参戦でありながら原作どおりガイは死亡済みのため、ユニットとしての参戦はない。その代わりとして、アカツキに念願の合体攻撃が実装された。
 
:木連が[[ヴェイガン]]と同盟関係にあるためか、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』との絡みが多い。今までのスパロボで描かれなかった「明るさに隠されたハードな側面」が描かれ、扱いは非常に良い。また、アカツキやムネタケなど、今まで冷遇されて来たキャラがしっかりと描かれている。
 
:木連が[[ヴェイガン]]と同盟関係にあるためか、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』との絡みが多い。今までのスパロボで描かれなかった「明るさに隠されたハードな側面」が描かれ、扱いは非常に良い。また、アカツキやムネタケなど、今まで冷遇されて来たキャラがしっかりと描かれている。
 
:演算ユニットが[[クイーン・フロンティア|太陽系外に運びだされる]]、草壁が投降するなど、劇場版には繋がらないと思わせる描写も多い。
 
:演算ユニットが[[クイーン・フロンティア|太陽系外に運びだされる]]、草壁が投降するなど、劇場版には繋がらないと思わせる描写も多い。
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
:劇場版がメインであり、TV版は旧[[木連]]時代の機体が[[いるだけ参戦|一部登場するのみ]]。
+
:劇場版がメインであり、TV版は旧[[木連]]時代の機体が一部登場するのみ。
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
:サービス開始当初から参戦。『J』以来にTV版のみでの参戦であり、劇場版へと繋がるのかと思わせる描写が一部に見られたものの、劇場版が参戦作品に追加されることなくサービス終了となった。
 
:サービス開始当初から参戦。『J』以来にTV版のみでの参戦であり、劇場版へと繋がるのかと思わせる描写が一部に見られたものの、劇場版が参戦作品に追加されることなくサービス終了となった。
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 
:2023年5月より追加参戦。草壁とかぐらづきが登場。シナリオ再現は劇場版となっており、[[いるだけ参戦|イベント用ボスユニットとしてのみ]]の参戦。
 
:公式サイトの参戦作品には表記されておらず、ロボット図鑑・キャラクター図鑑にてのみ作品名が確認できる。
 
  
 
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
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!話数!!サブタイトル!!登場メカ!!備考!!再現スパロボ
 
!話数!!サブタイトル!!登場メカ!!備考!!再現スパロボ
 
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|第1話||『男らしく』でいこう! ||[[ナデシコ]]<br />[[エステバリス]]・アキト機([[エステバリス・陸戦フレーム|陸戦フレーム]])<br />[[バッタ]]、[[ジョロ]]、[[カトンボ]]||||[[スーパーロボット大戦A|A]]、[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]、J
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|第1話||『男らしく』でいこう! ||[[ナデシコ]]<br />[[エステバリス]]・アキト機([[陸戦フレーム]])<br />[[バッタ]]、[[ジョロ]]、[[カトンボ]]||||[[A]]、[[IMPACT]]
 
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|第2話||『緑の地球』は任せとけ||エステバリス・ガイ機([[エステバリス・空戦フレーム|空戦フレーム]])||||J、W
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|第2話||『緑の地球』は任せとけ||エステバリス・ガイ機([[空戦フレーム]])||||
 
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|第3話||早すぎる『さよなら』!||エステバリス[[エステバリス・砲戦フレーム|重機動フレーム]]<br />[[デルフィニウム]]||||A、J
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|第3話||早すぎる『さよなら』!||エステバリス[[砲戦フレーム|重機動フレーム]]<br />[[デルフィニウム]]||||A
 
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|第4話||水色宇宙に『ときめき』||エステバリス・リョーコ&ヒカル&イズミ機([[エステバリス・0G戦フレーム|0Gフレーム]])<br />[[デビルエステバリス]]||||
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|第4話||水色宇宙に『ときめき』||エステバリス・リョーコ&ヒカル&イズミ機([[0G戦フレーム]])<br />[[デビルエステバリス]]||||
 
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|第5話||ルリちゃん『航海日誌』||||||
 
|第5話||ルリちゃん『航海日誌』||||||
 
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|第6話||『運命の選択』みたいな||||||A、[[スーパーロボット大戦R|R]]、J、[[スーパーロボット大戦W|W]]
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|第6話||『運命の選択』みたいな||||||A、[[R]][[W]]
 
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|第7話||いつかお前が『歌う詩』||||||A、IMPACT、J、W、[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
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|第7話||いつかお前が『歌う詩』||||||A、IMPACT、W、[[BX]]
 
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|第8話||温めの『冷たい方程式』||エステバリス・アカツキ機<br />バッタ(強)||||
 
|第8話||温めの『冷たい方程式』||エステバリス・アカツキ機<br />バッタ(強)||||
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|第11話||気がつけば『お約束』?||[[ナナフシ]]||||A、J
 
|第11話||気がつけば『お約束』?||[[ナナフシ]]||||A、J
 
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|第12話||あの『忘れえぬ日々』||||||IMPACT、J、[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
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|第12話||あの『忘れえぬ日々』||||||IMPACT、J、[[BX]]
 
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|第13話||『真実(ほんとう)』は一つじゃない||[[テツジン]]、[[マジン]]||||R、BX
 
|第13話||『真実(ほんとう)』は一つじゃない||[[テツジン]]、[[マジン]]||||R、BX
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|第14話||『熱血アニメ』でいこう||||総集編||
 
|第14話||『熱血アニメ』でいこう||||総集編||
 
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|第15話||遠い星からきた『彼氏』||エステバリス[[エステバリス・月面フレーム|月面フレーム]]<br />[[ダイマジン]]||||W、BX
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|第15話||遠い星からきた『彼氏』||エステバリス[[月面フレーム]]<br />[[ダイマジン]]||||W、BX
 
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|第16話||『僕達の戦争』が始まる||[[ナデシコ・Yユニット]]<br />[[ダイテツジン]]、[[木連式戦艦]]||||A、J、BX
 
|第16話||『僕達の戦争』が始まる||[[ナデシコ・Yユニット]]<br />[[ダイテツジン]]、[[木連式戦艦]]||||A、J、BX
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|第23話||『故郷(ふるさと)』と呼べる場所||||||J
 
|第23話||『故郷(ふるさと)』と呼べる場所||||||J
 
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|第24話||どこにでもある『正義』||||||A、R、J、W、BX
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|第24話||どこにでもある『正義』||||||A、R、J、BX
 
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|第25話||『私らしく』自分らしく||[[量産型エステバリス]]||||BX
 
|第25話||『私らしく』自分らしく||[[量産型エステバリス]]||||BX
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|第26話||『いつか逢う貴女のために』||||ED変更||A、IMPACT、J、BX
 
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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