「新ゲッターロボ」を編集中
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{{登場作品概要 | {{登場作品概要 | ||
− | | 読み = | + | | 読み = |
| 外国語表記 = | | 外国語表記 = | ||
− | | 原作 = | + | | 原作 = |
| 著者 = | | 著者 = | ||
| 作画 = | | 作画 = | ||
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| 監督 = 川越淳 | | 監督 = 川越淳 | ||
| シリーズ構成 = | | シリーズ構成 = | ||
− | | 脚本 = | + | | 脚本 = |
− | | キャラクターデザイン = | + | | キャラクターデザイン = 鈴木藤雄 |
− | | メカニックデザイン = | + | | メカニックデザイン = 田中良 |
− | | 音楽 = | + | | 音楽 = 信田かずお |
| 制作 = ブレインズ・ベース | | 制作 = ブレインズ・ベース | ||
| 放送局 = | | 放送局 = | ||
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| 公開日 = | | 公開日 = | ||
| 発売日 = | | 発売日 = | ||
− | | 発表期間 = 2004年7月23日 - | + | | 発表期間 = 2004年7月23日 - 12月23日 |
| 刊行期間 = | | 刊行期間 = | ||
| 配信開始日 = | | 配信開始日 = | ||
| 話数 = 全13話 | | 話数 = 全13話 | ||
− | | 巻数 = | + | | 巻数 = 全6巻 |
| シリーズ = [[ゲッターロボシリーズ]] | | シリーズ = [[ゲッターロボシリーズ]] | ||
| 前作 = | | 前作 = | ||
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| その他 = | | その他 = | ||
}} | }} | ||
− | 『'''新ゲッターロボ''' | + | 『'''新ゲッターロボ'''』はブレインズ・ベース制作の[[OVA]]作品。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | これまでのOVAゲッターから原点に戻した作品で、原作に近くある意味遠い作品。 | |
− | [[ | + | [[主人公]]達の凶暴性が非常に高く、ワイルドでバイオレンスな作品の雰囲気に魅了されるファンも多い。今までのゲッターロボの[[主人公]](『[[真ゲッターロボ 世界最後の日|世界最後の日]]』の[[號]]も含める)は「真っ当なヒーロー」だが、この作品は正しいヒーローではないと述べている。 |
− | + | 竜馬達[[ゲッターチーム]]が普段にも増して凶悪人顔なのも大きな特徴で、振る舞いや言動にも他のOVA作品とはまた違った過激さが見受けられる。公式サイトでも「'''ヒーローにして兇悪顔'''<ref>[https://v-storage.bnarts.jp/sp-site/new-getter-robo/chara.html 新ゲッターロボ [chara]] 2020年2月8日閲覧。</ref>」「'''凶悪度ブッチギリ!'''<ref>[https://v-storage.bnarts.jp/sp-site/new-getter-robo/intro.html 新ゲッターロボ [intro]] 2020年2月8日閲覧。</ref>」と表記されている。 | |
+ | |||
+ | また漫画版『ゲッターロボ』だけでなく、石川賢の他作品(とくに時代劇作品や『虚無戦記』)に近い雰囲気に近い作品でもあり、平安時代にタイムスリップしてロボットそっちのけで物語が展開したり、最終話が[[打ち切り]]を思わせるような締めくくりだったりと、石川氏の作品を強く意識した要素が多数見られる。 | ||
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
− | + | 人が、闇に蠢く異形の者を認識したのはいつの頃だろうか… | |
+ | |||
+ | [[鬼]]と呼ばれるその者達は、人を襲い、人を食らい、仲間を増やしていく。 | ||
+ | |||
+ | やがて人は、鬼に対抗すべく、ある力を準備し始めた。 | ||
+ | |||
+ | だが、その尋常でない力を操る者はなく、人は未だに闇を恐れ続ける… | ||
− | + | しかし闇すらもその牙で噛み潰す男が現れる…その漢こそゲッターを乗りこなす者なり… | |
== 登場人物 == | == 登場人物 == | ||
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*[[メカ&キャラクターリスト/NEO]] | *[[メカ&キャラクターリスト/NEO]] | ||
− | |||
;[[流竜馬 (OVA)|流竜馬]] | ;[[流竜馬 (OVA)|流竜馬]] | ||
− | :[[新宿]] | + | :[[主人公]]。[[新宿]]で空手道場を営むが、早乙女博士の無茶苦茶なスカウトを受けて[[ゲッターチーム]]に加わる。 |
;[[神隼人 (OVA)|神隼人]] | ;[[神隼人 (OVA)|神隼人]] | ||
− | : | + | :常軌を逸した性格をした、武装革命組織のリーダー。竜馬と早乙女博士の無茶苦茶なスカウトにより、ゲッターチームに加わる。 |
;[[武蔵坊弁慶]] | ;[[武蔵坊弁慶]] | ||
− | : | + | :ある寺の僧だったが、仲間達の仇をとる為にゲッターチームに加わる。無類の女好きで、手のつけられない暴れん坊だが、それでも本作のゲッターチームの中ではまともな性格の人物。 |
:従来の[[巴武蔵]]と[[車弁慶]]を統合させたキャラクター。 | :従来の[[巴武蔵]]と[[車弁慶]]を統合させたキャラクター。 | ||
;[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]] | ;[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]] | ||
− | :[[早乙女研究所]] | + | :[[早乙女研究所]]の所長。他作品以上に毒舌で自己中心的な性格。非情な性格だが、時には家族愛を示す事も。 |
;[[早乙女ミチル (OVA)|早乙女ミチル]] | ;[[早乙女ミチル (OVA)|早乙女ミチル]] | ||
− | : | + | :[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]の娘。他の作品のミチルと全く異なり、冷徹で自己中心的な性格をしており、現在の容姿からも冷徹な印象を受ける。 |
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;[[安倍晴明]] | ;[[安倍晴明]] | ||
− | : | + | :[[鬼]]を操り[[異世界]]の平安時代の平安京を脅かす陰陽師で、[[黒平安京]]の支配者。[[ゲッターロボ]]と竜馬の存在を知っており、彼らを抹殺せんとする。 |
− | === | + | === スパロボ未登場キャラ === |
− | ; | + | ;早乙女達人 |
− | : | + | :[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]の息子。第1話にて戦死するも、従来の達人と違って物語に大きな影響を与えている。 |
− | + | ;源頼光 | |
− | + | :[[異世界]]の平安時代で晴明や[[鬼]]達と戦う武将。史実とは異なり、女性である。 | |
− | ; | + | ;多聞天 |
− | : | + | :別の時空に住まう神々のひとりにして「四天王」のリーダー。[[鬼]]や晴明を裏から操っていた物語の黒幕。惑星を優に超えるサイズにも巨大化することができ、その際の質量は物理学上は重力崩壊が起きるはずの数値で、隼人に「ありえない!」と言わしめた。剣の一振りで星1個が容易く失せる。四天王3人を倒してパワーアップしたゲッターを捨て置いて、ゲッター線の根源を断とうと「地獄の釜」の底からゲッター同士が争い滅んだ別宇宙に向かい、追いかけてきたゲッターロボを圧倒的な力で追い詰めるも、この世界のゲッター線と同化して、さらにパワーアップしたゲッターロボのゲッタービームフルパワーに敗北。負けを認めながらも、決してゲッターの存在を許しはしないと主張しようとするが、突如として現れたゲッター聖ドラゴンに握りつぶされてしまい、巨大ドラゴンをゲッターの行き着く悍ましい姿と称しながら最期を迎えた。 |
+ | ;広目天、持国天、増長天 | ||
+ | :多聞天とともに四天王を成す3人。「地獄の釜」から噴出したゲッター線を浴びてパワーアップしたゲッターロボにやられたが、神ゆえに死してもすぐ復活した。さらにパワーアップしたゲッターに滅ぼされる。 | ||
== 登場メカ == | == 登場メカ == | ||
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*[[メカ&キャラクターリスト/NEO]] | *[[メカ&キャラクターリスト/NEO]] | ||
− | === | + | === [[ゲッターロボ (新)]] === |
− | + | ;[[ゲッター1 (新)]] | |
− | + | : | |
− | + | ;[[ゲッター2 (新)]] | |
− | + | : | |
− | + | ;[[ゲッター3 (新)]] | |
− | + | : | |
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=== [[鬼]] === | === [[鬼]] === | ||
+ | [[百鬼帝国]]とは大きく違い、純粋な“'''鬼'''”である。 | ||
;[[円盤型鬼獣]] | ;[[円盤型鬼獣]] | ||
: | : | ||
;[[晴明ロボ]] | ;[[晴明ロボ]] | ||
: | : | ||
+ | |||
+ | === スパロボ未登場メカ === | ||
+ | ;[[プロトタイプ・ゲッター]] | ||
+ | : | ||
+ | ;[[ゲッターロボ (ロボット)|ゲッターロボ]] | ||
+ | :これまでのOVAゲッターに登場したものとほぼ同形状のもの。早乙女達人が搭乗。 | ||
+ | ;ゲッター聖ドラゴン | ||
+ | :別宇宙に居る巨大なゲッターロボ。その世界でゲッター線に取り込まれた人類が互いに争い食らい合う状況を生んだ元凶。多聞天は「ゲッターが最終的に行き着く果て」と言っているが、あくまでも竜馬がゲッター線に取り込まれた場合に行き着く進化の'''一つの可能性'''に過ぎない…。 | ||
== 用語 == | == 用語 == | ||
;[[ゲッター線]] | ;[[ゲッター線]] | ||
:今までのシリーズ作品とほぼ同じ立ち位置だが、本作の作風もあってか活動的である。 | :今までのシリーズ作品とほぼ同じ立ち位置だが、本作の作風もあってか活動的である。 | ||
− | ;[[鬼 | + | ;[[鬼]] |
− | : | + | : |
− | + | ;[[鬼獣]] | |
− | : | + | : |
;[[黒平安京]] | ;[[黒平安京]] | ||
− | : | + | : |
== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
;オープニングテーマ | ;オープニングテーマ | ||
+ | : | ||
:;「DRAGON」 | :;「DRAGON」 | ||
− | :: | + | ::作詞:影山ヒロノブ、作曲・編曲:須藤賢一、歌:JAM Project |
::タイトルで分かるように竜馬をイメージして作られた曲である。イントロの読経のようなコーラスや和楽器によるメロディなどにより、作風に合わせた和風テイストとなっている。 | ::タイトルで分かるように竜馬をイメージして作られた曲である。イントロの読経のようなコーラスや和楽器によるメロディなどにより、作風に合わせた和風テイストとなっている。 | ||
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::『NEO』で採用。「イントロカット版」と「ノーカット版」が存在する。 | ::『NEO』で採用。「イントロカット版」と「ノーカット版」が存在する。 | ||
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== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
;[[スーパーロボット大戦NEO]] | ;[[スーパーロボット大戦NEO]] | ||
:初参戦作品。『NEO』の参戦作品中では数少ない2000年代の作品である。 | :初参戦作品。『NEO』の参戦作品中では数少ない2000年代の作品である。 | ||
− | : | + | :全体的にライトな雰囲気で統一された本作の中ではかなり浮いた存在だが、『NEO』が全年齢対象である事を考慮してか、ゲッターチームの性格は原作に比べていくらか丸くなっており、原作のウリの一つとも言えるバイオレンス描写も薄められている。今回のゲッターロボ各形態はそれぞれに役割がはっきりとしている。 |
− | : | + | :今回のゲッターは新しく作られた(試作機がない)ことになっている。よって従来と異なり、ゲッターロボ自体の世間的知名度は低い設定である。作品のイメージ演出で[[鬼]]などが登場すると原作の和風な[[BGM]]が流れる。シナリオの展開上、[[黒平安京]]は『[[覇王大系リューナイト]]』の[[アースティア]]に存在しており、平安時代に[[タイムスリップ]]する事は無い。 |
− | :晴明は『[[獣神ライガー (TV)|獣神ライガー]]』の[[ドラゴ帝国]] | + | :晴明は『[[獣神ライガー (TV)|獣神ライガー]]』の[[ドラゴ帝国]]の幹部格として登場。ストーリー上の事情からか、原作のラスボスである四天王は登場しないものの、四天王に代わりに[[邪神ドラゴ]]を始めとする他作品の強大な存在が[[ゲッター線]]を「滅びをもたらす力」とし、その存在を非常に危惧していた。原作シナリオの再現率は五割程度といまいち高くないが、「地獄の釜」の底が本作のラスボスである[[ラルヴァ]]との最終決戦の地となっているなど、決して冷遇されているわけではない。 |
== 各話リスト == | == 各話リスト == | ||
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! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ | ! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ | ||
|- | |- | ||
− | | 第1話 || 竜馬が行く || | + | | 第1話 || 竜馬が行く || || || |
|- | |- | ||
| 第2話 || 隼人が来る || || || | | 第2話 || 隼人が来る || || || | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | + | 本作に登場する「神」のデザインは、『虚無戦記』の「仏の軍団」が元になっている。 | |
− | + | ||
− | + | また「新ゲッター」という名称は[[漫画]]版ゲッターロボで[[ゲッターロボG]]に対して使われたのが初出、[[ゲッターロボ號]]でも[[一文字號]]が[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]を指して使ったことがある(文庫版では「真ゲッター」に修正された)。 | |
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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=== [[Blu-ray]] === | === [[Blu-ray]] === | ||
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=== [[DVD]] === | === [[DVD]] === | ||
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=== 楽曲関連 === | === 楽曲関連 === | ||
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