「ヴィンデル・マウザー」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::Vindel Mauser]] | ||
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]]) | | 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]]) | ||
*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}} | *{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[シャドウミラー]]の[[指揮官]]にして『[[スーパーロボット大戦A]]』の黒幕であり、本作の[[ラストボス]] | + | [[シャドウミラー]]の[[指揮官]]にして『[[スーパーロボット大戦A]]』の黒幕であり、本作の[[ラストボス]]。ヴィンデルの目標は、平和による緩慢な腐敗を阻止するために、戦争が日常的にある世界を作る事。元の世界でそのためのクーデターに失敗し、別世界([[平行世界]])へと逃げて来たが、最終的には元の世界に戻るつもりらしい。その際様々な[[平行世界]]に介入して常に戦争を引き起こすという壮大な計画を立てていた。 |
− | + | しかし、その思想は'''「自分が戦っていたいだけ」'''という自己満足・自己陶酔以外の何物でもなく、部下から皮肉られたり、最終的には裏切られたりと、誰からも理解を得られず散々な結末を迎える事が多い。それは彼が『救う』つもりだった「生きる場所を失った兵士達」や「闘争の中で進歩を勝ち取った戦士達」にもその思想を否定されていることからも見て取れる。 | |
− | + | また永遠の闘争を掲げながらクーデターを起こすも失敗していることが小物感を醸し出している上、その後にやった事が「逃亡先の世界で八つ当たり紛いの戦争を引き起こす」というものであり、そこで世界が被った被害を考えると極めて自分勝手かつ傍迷惑な敵首領と言えるだろう。そういう意味では、[[ドルチェノフ]]や[[オルバン大元帥]]等とは違う意味で「小悪党の代表」に相応しい人物とも言える。 | |
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− | また永遠の闘争を掲げながらクーデターを起こすも失敗していることが小物感を醸し出している上、その後にやった事が「逃亡先の世界で八つ当たり紛いの戦争を引き起こす」というものであり、そこで世界が被った被害を考えると極めて自分勝手かつ傍迷惑な敵首領と言えるだろう。そういう意味では、[[ドルチェノフ]]や[[オルバン大元帥]] | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦A]] |
− | : | + | :[[ラストボス|ラスボス]]。[[主人公]]級ほぼ全員と[[戦闘前会話]]イベントを起こす割に、乗機の[[ツヴァイザーゲイン]]はHP6万程度と打たれ弱く、全員どころか4、5人で落ちてしまう。また、そんな打たれ弱さ+ステージの構造も相まって、1ターンキルもされかれない。装甲値も[[キュベレイ]]、[[ドン・ザウサー]]以下である。こんな打たれ弱さでは出撃したメンバー分の台詞を聞くことも困難である。最後は主人公によってツヴァイを次元転移弾として使われ、爆発の中に消えていった。 |
:ちなみに、レモンともども登場作品の中で唯一[[カットイン]]がある。この時点では髪にソバージュがかかっておらず、普通のストレート。 | :ちなみに、レモンともども登場作品の中で唯一[[カットイン]]がある。この時点では髪にソバージュがかかっておらず、普通のストレート。 | ||
− | :; | + | :;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]] |
− | ::流石に1ターンキルはどうかと思ったのか、初めて戦う時でもHP10万、最終的には26万となった。またOG同様[[マップ兵器]]も追加された(弾数制ではなくEN消費型)。全キャラ唯一の[[2回行動]] | + | ::流石に1ターンキルはどうかと思ったのか、初めて戦う時でもHP10万、最終的には26万となった。またOG同様[[マップ兵器]]も追加された(弾数制ではなくEN消費型)。全キャラ唯一の[[2回行動]]やターン制限もあって、かなりの強敵と化している。だが、ドン・ザウサーなどと比べると、[[ツヴァイザーゲイン]]の装甲が低めで、かつEN回復が無いためガス欠を起こしやすいのが弱点である。恒例の各主人公との戦闘前会話は健在。今作では[[コウ・ウラキ|コウ]]との戦闘前会話も補完された。 |
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=== [[OGシリーズ]] === | === [[OGシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]] |
− | : | + | :Aとほぼ同じ流れで戦う。Aほど弱くはないものの、その後のMAPから[[アインストレジセイア]]が大挙出現するため、インパクト負けする。おまけに、ツヴァイに追加されたMAPWで自分を巻き込んでしまう事が多々あるという少々間抜けな一面も。最後は次元転移を行おうとしたが、ギリアムに因果地平の彼方へと飛ばされかけ、結局ラミアに止めを刺された。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]] |
− | : | + | :今回から声が入った。強さはOG2GBA版時代とあまり変わらないが[[気力限界突破]]が加わっているため、[[気力]]は170。自分で放ったMAPWに自分で喰らうことはなくなったが、新しく設定されたツイン[[精神コマンド]]は本人のキャラクターに合わない「'''[[祈り]]'''」となっている。 |
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE}} | ||
:プレイアブルキャラクター。 | :プレイアブルキャラクター。 | ||
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
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;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]] | ;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]] | ||
:'''[[2回行動]]、[[底力]]L9、[[切り払い]]L8、[[カウンター]]、[[ヒット&アウェイ]]、[[インファイト]]L9''' | :'''[[2回行動]]、[[底力]]L9、[[切り払い]]L8、[[カウンター]]、[[ヒット&アウェイ]]、[[インファイト]]L9''' | ||
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;「CHAOS」 | ;「CHAOS」 | ||
:ヴィンデルのデフォルト[[BGM]]。シャドウミラーのテーマ曲でもある。 | :ヴィンデルのデフォルト[[BGM]]。シャドウミラーのテーマ曲でもある。 | ||
− | ; | + | ;「CHAOS Ver.A-PORTABLE」 |
− | : | + | :A PORTABLEでのヴィンデルのテーマ。というか同作ではシャドウミラー全員(ザコ含む)がこの曲。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;[[レモン・ブロウニング]] | ;[[レモン・ブロウニング]] | ||
− | : | + | :腹心の部下であるが、彼の思想をある程度理解しているだけで、所詮は利害一致による協力関係に過ぎなかった面が強い。 |
;[[アクセル・アルマー]] | ;[[アクセル・アルマー]] | ||
− | : | + | :お互いのことを非常に信頼し合っていたが、A主人公バージョンにおいては最終的に彼にも自身の思想は否定される。また、OG外伝でも修羅によって闘争の世界と化した世界を否定している。 |
;[[ラミア・ラヴレス]] | ;[[ラミア・ラヴレス]] | ||
− | : | + | :スパイとして潜り込ませたが、人間の情愛を知る事で「感情」を得て、最終的に自身を裏切る事となる。 |
;[[リー・リンジュン]] | ;[[リー・リンジュン]] | ||
:捕虜になった彼を説得し味方に引き入れる。しかし、彼自身は不甲斐無い軍を抜け出したかっただけであり、ヴィンデルの思想を有耶無耶に受け入れた側面が強い。<ref>OGSでは、土壇場で逃げられている事からも、余計に強調されている。</ref> | :捕虜になった彼を説得し味方に引き入れる。しかし、彼自身は不甲斐無い軍を抜け出したかっただけであり、ヴィンデルの思想を有耶無耶に受け入れた側面が強い。<ref>OGSでは、土壇場で逃げられている事からも、余計に強調されている。</ref> | ||
;[[ギリアム・イェーガー]] | ;[[ギリアム・イェーガー]] | ||
− | :[[平行世界]] | + | :[[平行世界]]への確実な転移のために、彼を捕らえようとする。が、結局最後まで反抗された挙句に、自身に引導を渡す事となる。 |
;[[ベーオウルフ]] | ;[[ベーオウルフ]] | ||
:元の世界では彼の率いる特殊鎮圧部隊により敗北している。 | :元の世界では彼の率いる特殊鎮圧部隊により敗北している。 | ||
− | ;[[バン・バ・チュン]]、[[アギラ・セトメ]]、[[イーグレット・フェフ | + | ;[[バン・バ・チュン]]、[[アギラ・セトメ]]、[[イーグレット・フェフ]]、[[ミツコ・イスルギ]]、[[ウェンドロ・ボルクェーデ]] |
:利害一致から、互いに利用しあう。しかし'''ヴィンデルの思想に理解を示して協力関係を築けたのは、全作品を通してフェフ一人だけであった。''' | :利害一致から、互いに利用しあう。しかし'''ヴィンデルの思想に理解を示して協力関係を築けたのは、全作品を通してフェフ一人だけであった。''' | ||
;[[ダイテツ・ミナセ]] | ;[[ダイテツ・ミナセ]] | ||
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== 版権作品との人間関係 == | == 版権作品との人間関係 == | ||
;[[キラー・ザ・ブッチャー]] | ;[[キラー・ザ・ブッチャー]] | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では[[平行世界]]から招き寄せ、彼ら[[ガイゾック]]に[[シャドウミラー]] | + | :『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では[[平行世界]]から招き寄せ、彼ら[[ガイゾック]]に[[シャドウミラー]]への協力をさせた。 |
:ただし逆を返せばこんな奴らがいる状況下で元いた世界が平和だったかどうかは怪しいものがあり、ヴィンデル自身が叫んでいた'''「元いた世界は平和が続いたから腐敗した」という発言が真っ赤なウソであった可能性であることを示唆してしまっている。''' | :ただし逆を返せばこんな奴らがいる状況下で元いた世界が平和だったかどうかは怪しいものがあり、ヴィンデル自身が叫んでいた'''「元いた世界は平和が続いたから腐敗した」という発言が真っ赤なウソであった可能性であることを示唆してしまっている。''' | ||
;[[ハマーン・カーン]]、[[エギーユ・デラーズ]]、[[ウォン・ユンファ]]、[[デキム・バートン]]、[[ドルチェノフ]]、[[草壁春樹]]、[[オルバン大元帥]]、[[ベガ大王]] | ;[[ハマーン・カーン]]、[[エギーユ・デラーズ]]、[[ウォン・ユンファ]]、[[デキム・バートン]]、[[ドルチェノフ]]、[[草壁春樹]]、[[オルバン大元帥]]、[[ベガ大王]] | ||
:『A』では彼らに協力を申し出ては、利用した。その中にはドルチェノフやウォン、オルバンといったそうそうたる小悪党が含まれているのが何とも言えない。ただし、ハマーンとデラーズは部下がシャドウミラーの存在を警戒していた(後述)。 | :『A』では彼らに協力を申し出ては、利用した。その中にはドルチェノフやウォン、オルバンといったそうそうたる小悪党が含まれているのが何とも言えない。ただし、ハマーンとデラーズは部下がシャドウミラーの存在を警戒していた(後述)。 | ||
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;[[シャア・アズナブル]]、[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ;[[シャア・アズナブル]]、[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ||
:『A』ではかつて彼らに協力を申し出た事もあるが、断られている。 | :『A』ではかつて彼らに協力を申し出た事もあるが、断られている。 | ||
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;[[リリーナ・ドーリアン]] | ;[[リリーナ・ドーリアン]] | ||
:『A』では[[マリーメイア軍]]と共に拘束した。「タカ派とハト派の代表」の片割れとの事だがタカかハトかは言うまでもないだろう。 | :『A』では[[マリーメイア軍]]と共に拘束した。「タカ派とハト派の代表」の片割れとの事だがタカかハトかは言うまでもないだろう。 | ||
− | + | :[[三輪防人]]、 | |
:『A』ではリリーナ同様に[[マリーメイア軍]]と共に拘束した。 | :『A』ではリリーナ同様に[[マリーメイア軍]]と共に拘束した。 | ||
− | : | + | :非戦闘員を軽視する軍人至上主義者という点ではヴィンデルと非常に似通っているが、過激的で歪んだ節こそあれど'''「地球を守る」'''という意志を持った三輪に対し、地球連邦の軍人でありながら戦争の継続と拡大自体を目的としその為ならテロや外患誘致すら引き起こすヴィンデルとでは目指しているものが根本的に違うので、三輪がヴィンデルを肯定することはないだろう。 |
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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;「私は楽しくて仕方がない。……この感覚……闘争だよ」<br />「そして、そこから生み出される混沌こそが我々の望むものだ」 | ;「私は楽しくて仕方がない。……この感覚……闘争だよ」<br />「そして、そこから生み出される混沌こそが我々の望むものだ」 | ||
− | : | + | :理想云々以前に戦争の快楽とスリルを好むバトルマニアとしてのヴィンデルの本音が表れた台詞。それを受けて、レモンからは「自分が望むもの」と皮肉られる。 |
− | ; | + | ;「目的を達成するためだけに創られていながら、それがさも自分の意思のように自覚し、行動する……風体の問題ではなく、そのコンセプトはむしろ美しいとさえ言えるだろう」 |
− | : | + | :[[ガイゾック]](OGでは[[マシンナリー・チルドレン]])に対する評価。ヴィンデルの言うような存在としてはスパロボでは[[八卦衆]]が近いだろうか。 |
;「別にネオ・ジオンに義理立てをするわけではない。これは復讐だ」<br />「奴は『我々のような者達に居場所は無い』と言った」<br />「奴が正しいのか、それとも私が正しいのか…はっきりとさせてから、例の装置の最終調整に入る。でなければ、私の気がすまん」 | ;「別にネオ・ジオンに義理立てをするわけではない。これは復讐だ」<br />「奴は『我々のような者達に居場所は無い』と言った」<br />「奴が正しいのか、それとも私が正しいのか…はっきりとさせてから、例の装置の最終調整に入る。でなければ、私の気がすまん」 | ||
− | :[[アクセル・アルマー|アクセル]] | + | :A[[アクセル・アルマー|アクセル]]ルートでの、[[アクシズ]]での台詞。信頼できる同志であったアクセルの裏切りには相当な怒りを感じていたようだ。 |
;「だが、闘争は人間にとって滋養分なのだ。それがない世界は、ゆっくりと腐敗し…やがて取り返しのつかない世界となる」 | ;「だが、闘争は人間にとって滋養分なのだ。それがない世界は、ゆっくりと腐敗し…やがて取り返しのつかない世界となる」 | ||
− | : | + | :最終決戦でプレイヤー部隊に対し、戦争の必要性を述べた。ただしヴィンデルの元いた世界がどのように腐敗したのか直接的な描写が無い上に、'''ヴィンデル自身はその世界の治安部隊に敗走してきたことを踏まえると、負け惜しみにしかなっていない'''のが情けないところである。プレイヤー部隊からも「それはお前達の勝手な理屈だ」「屁理屈ってんだよ」と返されている。 |
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;「あんな休戦などすぐに破られる。地球人同士でさえ争っている地球人が異星人とうまくやっていけると思っているのか!」 | ;「あんな休戦などすぐに破られる。地球人同士でさえ争っている地球人が異星人とうまくやっていけると思っているのか!」 | ||
− | : | + | :A最終話での[[竜崎一矢|一矢]]との戦闘前台詞。Aに限らずスパロボシリーズでは「地球を侵略しに来た異星人の撃退などそっちのけで人類同士の戦争や利権争いを続ける地球圏内の人間組織」が嫌と言うほど登場している事も踏まえると、嫌味ながらもある一理ある指摘ではあり、スパロボシリーズで時折発生する'''「価値観世界観の違う作品同士を同一の世界に描くことで生じがちな矛盾や無理のある設定」にメスを入れた台詞とも捉えられる。''' |
− | :ただし、ヴィンデル率いるシャドウミラーは'''[[バーム星人]]に限らず各異星人に取り入って戦争の火種を撒いた''' | + | :ただし、ヴィンデル率いるシャドウミラーは'''[[バーム星人]]に限らず各異星人に取り入って戦争の火種を撒いた'''という事実もあることに加え、闘将ダイモスのストーリーの場合、当初は地球圏への移住を求めていた異星人が'''異星人側の'''内輪揉めで戦争になった(その内輪揉め自体も『A』では前述の通りシャドウミラーの工作員がバーム星人の指導者を暗殺したせいである)ことも踏まえると、早い話が開き直りとマッチポンプに近い発言であり説得力はない。 |
− | ; | + | ;「出来んかもしれん。それに、いつまで続くかもかわからん。闘争が日常となる世界ならば…」 |
− | : | + | :A最終話での[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]との戦闘前台詞。一見ヴィンデルらしい言い回しだがこれはユリカへ「私を倒したあとどうするつもりだ」と問うたのに対し「アキトと幸せな家庭を築きます!」という返答された事へのツッコミ。劇場版を示唆する発言だが'''冷静な顔で(自称)新婚カップルへの皮肉を零す'''という少々微笑ましい返答だったりする。確かに「幸せな新婚生活がいつまでも続くとは限らない」のも事実だが、闘争を日常とする世界、即ち'''夫婦喧嘩の絶えない家庭が長続きする'''という主張は間違いだろう。それとも喧嘩するほど仲がいいのがヴィンデル的には理想の関係なのだろうか。 |
;「得られるもののために、失うものもある、両立などできるわけがあるまい」 | ;「得られるもののために、失うものもある、両立などできるわけがあるまい」 | ||
− | : | + | :A最終話での[[破嵐万丈|万丈]]との戦闘前会話。戦争によって得られるものを分かっていても、失うものを理解していないメガノイドと同じ人間以下だと糾弾する万丈をこの台詞で一蹴するも、彼から「'''それを目指せるのが人間だ!'''」と啖呵を切られてしまう。 |
− | + | ;ヴィンデル「フフフ…戦争は人を強くすると言うがやはりそれは真実のようだな。新兵だったお前がジオンのエースと渡り合うまでに成長したのが、まさにそれを体現している」<br />コウ「…だとしたら、俺は奴に感謝する!貴様を倒す力を与えてくれたんだからな!」<br />ヴィンデル「私を倒せばお前の成長も止まるぞ?それでいいのか?考えるまでもあるまい!」<br />コウ「貴様に話す舌など持っていないっ!約束は果たすぞ、ガトーォォッ!」 | |
− | + | :AP最終話での[[コウ・ウラキ|コウ]]との戦闘前会話。GBA版では何故かコウだけ[[主人公]]キャラであるにも拘らずヴィンデルとの戦闘前会話が用意されていなかったが、APでフォローされる形となった。 | |
− | + | :確かにこの戦いを通じて士官学校を出て間もなかったコウが成長したのは事実であり、この発言にも一理あるが、コウは[[アナベル・ガトー|ガトー]]との約束を果たすべくヴィンデルの言葉を一蹴した。 | |
− | + | ;「ツヴァイザーゲインの刃……じっくりと味わうがいい!」 | |
− | + | :闇刃閃使用時の台詞。何でもない台詞だが、実は「現れた『影』」でしか見られない。決戦時は「ツヴァイの~」と略されている。 | |
− | + | ;「そうか…これが…世界を変える力…か…」 | |
− | ;ヴィンデル「フフフ…戦争は人を強くすると言うがやはりそれは真実のようだな。新兵だったお前がジオンのエースと渡り合うまでに成長したのが、まさにそれを体現している」<br />コウ「…だとしたら、俺は奴に感謝する!貴様を倒す力を与えてくれたんだからな!」<br /> | + | :Aでの被撃墜時。戦争の必要性を訴え抗争を日常とする世界を求めるヴィンデルにしてはやけに潔く謙虚な発言である。一応「自分の思想を否定する程の力を持った者達を認めた」ようにも捉えられる発言だが、その後の台詞でそのような様子は見られない事を思うと不自然な台詞と言われても仕方がない。 |
− | : | + | ;「このような結末…私は認めん!」 |
− | :確かにこの戦いを通じて士官学校を出て間もなかったコウが成長したのは事実であり、この発言にも一理あるが、コウは[[アナベル・ガトー|ガトー]] | + | :OGS及びAPでの被撃墜時。上記の台詞と比べれば、こちらの方がいかにもヴィンデルらしいと言えるだろう。 |
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;ヴィンデル「己の理想を成し遂げるためには敵とも手を組む…お前と同じだ、[[バン・バ・チュン|バン大佐]]」<br />バン「ヴィンデル!貴様、[[インスペクター|異星人]]に地球を明け渡すつもりか!?」<br />ヴィンデル「都合がいいのだよ、闘争を日常とする世界を創り上げるには」 | ;ヴィンデル「己の理想を成し遂げるためには敵とも手を組む…お前と同じだ、[[バン・バ・チュン|バン大佐]]」<br />バン「ヴィンデル!貴様、[[インスペクター|異星人]]に地球を明け渡すつもりか!?」<br />ヴィンデル「都合がいいのだよ、闘争を日常とする世界を創り上げるには」 | ||
− | : | + | :OG2「オペレーション・プランタジネット(後編)」より、[[インスペクター]]と結託したことをバンに問われて。ヴィンデルにとっては'''「自分が闘っていられる日常」が実現するなら(平行世界とはいえ)地球が異星人に占領されようが構わない'''という、自己満足・自己陶酔以外の何物でもない薄っぺらな本音が垣間見られた台詞である。 |
− | :劇中ではあまり指摘されていないが、異世界の出身とはいえ'''ヴィンデルはれっきとした地球連邦の軍人'''であり、''' | + | :劇中ではあまり指摘されていないが、異世界の出身とはいえ'''ヴィンデルはれっきとした地球連邦の軍人'''であり、'''異星人を地球へ引き入れて火種を撒き散らす行為は外患誘致同然である。''' |
;「ぬ、ぬおおっ! 貴様などに!」<br />「貴様のような人形などにぃぃぃぃぃぃっ!!」 | ;「ぬ、ぬおおっ! 貴様などに!」<br />「貴様のような人形などにぃぃぃぃぃぃっ!!」 | ||
− | : | + | :OG2での断末魔。最後まで彼はラミアを「人形」としか見ず、それゆえに足下をすくわれる形となって果てた。 |
;ギリアム「久しぶりだな……大佐」<br />ヴィンデル「フッ、フフフフ……。全くだ、ヘリオス・オリンパス…それがお前の素顔か……」 | ;ギリアム「久しぶりだな……大佐」<br />ヴィンデル「フッ、フフフフ……。全くだ、ヘリオス・オリンパス…それがお前の素顔か……」 | ||
− | : | + | :「ジ・インスペクター」にてヘリオスことギリアムと再会して。なお、笑う少し前に長い間が入っている事から、素顔を見て困惑していたようである。この事から「あちら側」の人間はギリアムの素顔を誰も見た事が無かった事が窺える(少なくともシャドウミラーには一人もいない)。 |
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;「ヘリオス…貴様は一体、何者なのだ……!?」 | ;「ヘリオス…貴様は一体、何者なのだ……!?」 | ||
− | : | + | :「ジ・インスペクター」にてギリアムが自分の過去の一端を語った際の台詞(ゲームでもほぼ同じ発言をしている)。 |
;「や、やめろぉぉぉぉぉっ!!?」<BR/>「ヘリオオオオオォォォォォァァァァァァ……!」 | ;「や、やめろぉぉぉぉぉっ!!?」<BR/>「ヘリオオオオオォォォォォァァァァァァ……!」 | ||
− | : | + | :ジ・インスペクターでの断末魔。最後の方は声が完全に裏返っており、ウェンドロほどではないがかなり情けない最期となった。 |
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | + | *その髪型の過激なソバージュ具合から、ファンからは「'''ワカメ'''」の愛称で親しまれている。また乗機の[[ツヴァイザーゲイン]]の演出で分身するものが多い為、「増えるワカメ」とも呼ばれている。 | |
− | *その髪型の過激なソバージュ具合から、ファンからは「'''ワカメ'''」の愛称で親しまれている。また乗機の[[ツヴァイザーゲイン]] | + | *苗字の「マウザー」の由来はドイツの銃器メーカー「モーゼル」から。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
<references /> | <references /> | ||
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{{DEFAULTSORT:ういんてる まうさあ}} | {{DEFAULTSORT:ういんてる まうさあ}} |