「リー・リンジュン」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::Lee Lingjun]] | ||
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]]) | | 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]]) | ||
− | *{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}} | + | *初登場:{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}} |
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| 偽名 = '''カーリー・ナウマン''' | | 偽名 = '''カーリー・ナウマン''' | ||
− | | | + | | 声優 = |
+ | ; OGS | ||
+ | : {{声優 (登場作品別)|若林亮|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}} | ||
+ | ; ジ・インスペクター以降 | ||
+ | : {{声優 (登場作品別)|岡野浩介|スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター,第2次スーパーロボット大戦OG}} | ||
| 種族 = 地球人 | | 種族 = 地球人 | ||
| 性別 = 男 | | 性別 = 男 | ||
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| 階級 = 中佐 | | 階級 = 中佐 | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]』より登場した[[シロガネ]]の新艦長。士官学校を主席で卒業し、“'''パーフェクト'''”の[[異名]]を持つ。また、[[テツヤ・オノデラ]]とは同期である。序盤で[[キョウスケ・ナンブ]]ら[[ATXチーム]]を指揮下に置く。 | |
− | + | 軍人として優れた才覚を持っているが、現実よりも理論に重きを置く傾向があり状況判断のミスも多い。また、人間味に欠ける硬直した態度から、部下との言い争いが絶えなかった。猜疑心も強く、[[ノイエDC]]から離反した[[アラド・バランガ]]などには常に疑いの目を向けている。その理由は、前大戦の[[L5戦役]]において[[イングラム・プリスケン]]の造反により、家族を失った事にある。そのため、当時現場にいて造反者を出した[[ハガネ]]隊らを憎しみの目で見ている。 | |
家族を失ったという事情から、[[異星人]]の脅威に対抗して地球を防衛することに強い執念を燃やすが、そのためには、軍隊は徹底して規律により統率されなければならないと考えていた。しかし、現実はリーの理想通りにはいかなかった。[[DC戦争]]・L5戦役の立役者たる[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]の部隊は、どちらかと言うと鉄の規律よりも仲間としての絆を重視していた。しかもハガネの場合は敵からの離反者も加わっていたこともあって、このような部隊が地球圏防衛の要として扱われることに我慢がならなかった。また、[[イスルギ重工]]と癒着している[[ケネス・ギャレット]]のような高級将校が連邦軍に存在していることにも、苦々しさを覚えていた。そのような思いを抱く彼の前に現れたのが[[シャドウミラー]]であった。シロガネの入手を目論むシャドウミラーによって捕縛されるも、その際に[[ヴィンデル・マウザー]]の掲げる理想に共感。連邦を見限って離反し、ヴィンデルの配下となる。 | 家族を失ったという事情から、[[異星人]]の脅威に対抗して地球を防衛することに強い執念を燃やすが、そのためには、軍隊は徹底して規律により統率されなければならないと考えていた。しかし、現実はリーの理想通りにはいかなかった。[[DC戦争]]・L5戦役の立役者たる[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]の部隊は、どちらかと言うと鉄の規律よりも仲間としての絆を重視していた。しかもハガネの場合は敵からの離反者も加わっていたこともあって、このような部隊が地球圏防衛の要として扱われることに我慢がならなかった。また、[[イスルギ重工]]と癒着している[[ケネス・ギャレット]]のような高級将校が連邦軍に存在していることにも、苦々しさを覚えていた。そのような思いを抱く彼の前に現れたのが[[シャドウミラー]]であった。シロガネの入手を目論むシャドウミラーによって捕縛されるも、その際に[[ヴィンデル・マウザー]]の掲げる理想に共感。連邦を見限って離反し、ヴィンデルの配下となる。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[OGシリーズ]] === | === [[OGシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]] |
− | : | + | :序盤から使えるが、中盤で裏切る。シロガネの能力も[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]に比べるとパッとしないので、まず使う事はないだろう。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]] |
− | |||
:撃沈はされなかったので死亡せず、大破したシロガネと共に行方をくらます。 | :撃沈はされなかったので死亡せず、大破したシロガネと共に行方をくらます。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦OG外伝]] |
:フリーバトルのみ登場。 | :フリーバトルのみ登場。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]] |
− | : | + | :声優が岡野浩介氏に交代。序盤はゲームと同様の扱いだが、家族を失った過去や、テツヤとの因縁は描かれず、ハガネ登場後にシロガネ修復のために撤退して以来、最終話まで全く登場しなくなる。そのため、シャドウミラーに寝返る事も、ダイテツの死の原因になる事もない。そして最終話にて宇宙に出ていたシロガネからキョウスケ達とベーオウルフの死闘を見届け、戦闘後、キョウスケ達の回収を指示するというまさかの見せ場が与えられた。結果として、出番がなくなったために負の面が描かれず、良い目を見たとも言えなくはない。 |
− | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG]] | |
+ | :「カーリー・ナウマン」の名で登場。担当声優はアニメ「ジ・インスペクター」でリーを演じた岡野浩介氏が続投(これに伴い、岡野氏はゲーム版スパロボシリーズ初参加となった)。撤退した後スレイ達に発見されたらしく、アルテウル旗下で[[エア・クリスマス]]の艦長として動いている。テツヤに完全敗北した後に自分を省みたようでまともな軍人らしくなっている。中盤以降、[[鋼龍戦隊]]が反逆者に仕立てられてからは何度か対決するが、鋼龍戦隊に勝つ事は出来なかった。このまま前作の轍を踏むと思われたが、不可解な行動を取るアルテウルに次第に疑念を抱くようになる。そして、最終局面で彼が[[ユーゼス・ゴッツォ]]としての正体を現し、更に家族を失ったL5戦役の黒幕だと知って激昂、エア・クリスマスで[[アダマトロン]]に特攻した上にアダマトロンの内部に空間跳躍して自爆させるという離れ業をやってのける。 | ||
:なお、アルテウルがエア・クリスマスのメインを務めるステージではサブパイロットになっている。 | :なお、アルテウルがエア・クリスマスのメインを務めるステージではサブパイロットになっている。 | ||
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;[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX]] | ;[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX]] | ||
− | : | + | :ディバイン・ウォーズの時点で登場しており、大連沖で空母『円明』の指揮を執っていたが北京攻防戦で負傷している。今作のジ・インスペクターでは家族を失ったかは不明だが、この時の戦闘で自身の部隊と故郷の人間がどれだけ死んだかとテツヤに問い詰める場面が存在する。 |
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− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
;OG2、OGS | ;OG2、OGS | ||
− | :能力値上においては[[テツヤ・オノデラ|テツヤ]] | + | :能力値上においては[[テツヤ・オノデラ|テツヤ]]よりも多少強いといった感じ。エースボーナスが優秀なので撃墜数を稼ぎたいところだが、後に離脱するため率先して使う必要はない。離反後は[[回避]]・[[防御]]・[[命中]]が大きく上がる。おそらく本気で地球圏を守る気が無かったのだろう。 |
;第2次OG | ;第2次OG | ||
:OG2に比べて少し能力が上がっているが、他の名有りパイロットに比べるとかなり弱い。たまにメインを務めるアルテウルと比べると雲泥の差であるが、ガイアセイバーズに対する疑念で全力が出せていないのだろうか。 | :OG2に比べて少し能力が上がっているが、他の名有りパイロットに比べるとかなり弱い。たまにメインを務めるアルテウルと比べると雲泥の差であるが、ガイアセイバーズに対する疑念で全力が出せていないのだろうか。 | ||
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
− | ;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS| | + | ;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGs]] |
:'''[[鉄壁]]、[[必中]]、[[努力]]、[[狙撃]]、[[熱血]]、[[突撃]]''' | :'''[[鉄壁]]、[[必中]]、[[努力]]、[[狙撃]]、[[熱血]]、[[突撃]]''' | ||
:艦長としてはかなり優秀な精神を覚えるが、熱血の消費[[SP]]はまさかの'''55'''。 | :艦長としてはかなり優秀な精神を覚えるが、熱血の消費[[SP]]はまさかの'''55'''。 | ||
− | ; | + | ;第2次OG |
:'''[[必中]]、[[努力]]、[[狙撃]]、[[熱血]]、[[突撃]]''' | :'''[[必中]]、[[努力]]、[[狙撃]]、[[熱血]]、[[突撃]]''' | ||
:熱血の消費が45に下がった。 | :熱血の消費が45に下がった。 | ||
=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
− | ; | + | ;[[指揮官]]L4、[[援護攻撃]]L3、[[気力+ (ダメージ)]]、[[ガンファイト|ガンファイトL6]]、[[リベンジ]]、[[ガード]] |
− | |||
:気力+ (ダメージ)から先は離反後の技能。シャドウミラーに入って鬱屈がなくなったのか? | :気力+ (ダメージ)から先は離反後の技能。シャドウミラーに入って鬱屈がなくなったのか? | ||
− | ; | + | ;[[指揮官]]L4、[[援護攻撃]]L3、[[気力+ (ダメージ)]] |
− | + | :第2次OGではこちら。今作の「指揮官」はパイロットによってレベル固定か成長するかが異なるが、リーは成長するタイプ。 | |
− | : | ||
=== [[エースボーナス]] === | === [[エースボーナス]] === | ||
;反撃時に与える、最終ダメージ+10% 受ける最終ダメージ-10% | ;反撃時に与える、最終ダメージ+10% 受ける最終ダメージ-10% | ||
− | : | + | :戦艦乗りとしては理想的なボーナス。とはいえ、普通にプレイしているとこれを見る機会はまず無いだろう。 |
;指揮効果+5%、受ける最終ダメージ-10% | ;指揮効果+5%、受ける最終ダメージ-10% | ||
− | : | + | :第2次OGだとこちら。能力値はともかく、指揮能力は明らかにアルテウルより上。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;[[テツヤ・オノデラ]] | ;[[テツヤ・オノデラ]] | ||
− | :同期だが、士官学校で自分以下の成績であった彼の事を一貫して“ナンバー2の男”として見下していた。しかし、いざテツヤと敵対関係になると、DC戦争・L5戦役を戦い抜いてきたテツヤとの実戦経験の差が浮き彫りとなった挙句、最後は彼を見下す余り、よりにもよって'''ドリル戦艦である[[クロガネ]]に突撃命令を下してしまう''' | + | :同期だが、士官学校で自分以下の成績であった彼の事を一貫して“ナンバー2の男”として見下していた。しかし、いざテツヤと敵対関係になると、DC戦争・L5戦役を戦い抜いてきたテツヤとの実戦経験の差が浮き彫りとなった挙句、最後は彼を見下す余り、よりにもよって'''ドリル戦艦である[[クロガネ]]に突撃命令を下してしまう'''。案の定、クロガネのドリルでシロガネを大破させられ、行方不明に(OG2ではシロガネごとドリルで粉砕される)。ただし、この経験から人間的にはまともになった。 |
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;[[ダイテツ・ミナセ]] | ;[[ダイテツ・ミナセ]] | ||
− | : | + | :彼を討ち取る事に成功する。 |
;[[レフィーナ・エンフィールド]] | ;[[レフィーナ・エンフィールド]] | ||
− | : | + | :こちらもテツヤ同様「特別措置で艦長になっただけの女」と見下していた。ただし実戦経験はリー以上である。 |
;シンシア | ;シンシア | ||
:亡き妻。彼女と両親を失った事がリーの運命を狂わせていく。 | :亡き妻。彼女と両親を失った事がリーの運命を狂わせていく。 | ||
;[[ケネス・ギャレット]] | ;[[ケネス・ギャレット]] | ||
− | : | + | :上官。メーカーと癒着する腐敗ぶりに内心軽蔑していた。しかし、そんな上司だとしてもリー自身は部下には「上官の命令は絶対」と散々主張しているので、プレーヤーにはご都合主義と揶揄される(後述)。 |
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;[[ヴィンデル・マウザー]] | ;[[ヴィンデル・マウザー]] | ||
− | : | + | :彼の理想に賛同して配下に加わる。しかし、ヴィンデルにとってリーはあくまで駒の一つでしかなかった。人を駒としてしか見ない組織こそリーが理想としていた軍隊ではあるのだが、シャドウミラー側はリー自身の目的などあまり理解しておらず、結果的にリーは方法の為に目的を忘れた形になった。ちなみにジ・インスペクターではリーの代わりに彼がダイテツを討ち取っている。 |
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;[[イングラム・プリスケン]] | ;[[イングラム・プリスケン]] | ||
:直接面識はないが、彼の裏切り行為のために家族を失ってしまい、リーはハガネに不信感と恨みを抱くとともに、異星人を倒すことに執念を燃やすことになる。無論彼の真意など知る由もなかった。 | :直接面識はないが、彼の裏切り行為のために家族を失ってしまい、リーはハガネに不信感と恨みを抱くとともに、異星人を倒すことに執念を燃やすことになる。無論彼の真意など知る由もなかった。 | ||
;[[ラミア・ラヴレス]] | ;[[ラミア・ラヴレス]] | ||
− | : | + | :「ジ・インスペクター」では言語回路が故障していた彼女の言動に思わず'''ギャグ調にデフォルメされた表情を晒してしまう'''ほど唖然としていた。 |
− | |||
;[[アルテウル・シュタインベック]] | ;[[アルテウル・シュタインベック]] | ||
:自分を拾ってくれた恩人として尊敬するが、次第に不信感を抱く。正体である[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]は彼が家族を失うきっかけとなったL5戦役を引き起こした黒幕。 | :自分を拾ってくれた恩人として尊敬するが、次第に不信感を抱く。正体である[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]は彼が家族を失うきっかけとなったL5戦役を引き起こした黒幕。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | === | + | === OGs === |
;「反論は許さん。貴様は私の命令に従っていればいい」<br />「言っておくぞ、中尉。ハガネに乗っていた時と同じように振る舞えるとは思わんことだ。命令、そして軍規に違反する者は厳しく処分する。あのふざけた女にもそう伝えておけ」 | ;「反論は許さん。貴様は私の命令に従っていればいい」<br />「言っておくぞ、中尉。ハガネに乗っていた時と同じように振る舞えるとは思わんことだ。命令、そして軍規に違反する者は厳しく処分する。あのふざけた女にもそう伝えておけ」 | ||
:「美しき侵入者」より。不服ながら身元や目的が怪しいラミア&アンジュルグを預かる羽目になり、その監視をキョウスケに押し付ける。…が、これがラミアが「人間性」を得る切欠となったのはある意味皮肉だろう。 | :「美しき侵入者」より。不服ながら身元や目的が怪しいラミア&アンジュルグを預かる羽目になり、その監視をキョウスケに押し付ける。…が、これがラミアが「人間性」を得る切欠となったのはある意味皮肉だろう。 | ||
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:「星への翼」にて。艦長の命令に従わず平然と意見するブリットへの説教。「上官の命令は絶対である」というリーを象徴するような台詞であり、現実の軍隊においては極めてごもっともな説教と持論ではある(ついでに言えば、上官に質問をするには許可が必要なのだが、ブリットはいきなり食って掛かっている)。この地点ではリーもまだ「嫌味ながらも規律に忠実な軍人」という見方もできたのだが…。 | :「星への翼」にて。艦長の命令に従わず平然と意見するブリットへの説教。「上官の命令は絶対である」というリーを象徴するような台詞であり、現実の軍隊においては極めてごもっともな説教と持論ではある(ついでに言えば、上官に質問をするには許可が必要なのだが、ブリットはいきなり食って掛かっている)。この地点ではリーもまだ「嫌味ながらも規律に忠実な軍人」という見方もできたのだが…。 | ||
;「貴様らは私の命令に黙って従っていればいい」<br />「その結果、戦死することになってもな」 | ;「貴様らは私の命令に黙って従っていればいい」<br />「その結果、戦死することになってもな」 | ||
− | : | + | :第13話地上ルート「ノイエDC」より。「兵卒は使い捨て」とは冷酷な事実ではあるが、それを実際に口に出して無用の反感を買ってしまう。彼の性格と器量の限界が端的に表れたセリフ。もっとも後にリー自身は有事の際の責任を全く取らない事が判明するため一種の開き直りともとれる。 |
;「シンシア……!」<br />「ふふふ…私もまだまだ青い。未だにあの夢を見るとはな」 | ;「シンシア……!」<br />「ふふふ…私もまだまだ青い。未だにあの夢を見るとはな」 | ||
:「忘れ得ぬ記憶」で、L5戦役で両親と妻を失った際の光景を夢で見て飛び起きた際の一言。リー本人は自嘲気味に呟いたが、それだけ彼にとって深刻なトラウマになっていることを証明している。 | :「忘れ得ぬ記憶」で、L5戦役で両親と妻を失った際の光景を夢で見て飛び起きた際の一言。リー本人は自嘲気味に呟いたが、それだけ彼にとって深刻なトラウマになっていることを証明している。 | ||
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:上層部からシロガネをDC追撃任務から外す旨を宣告されて苛立つモノローグ。「家族の仇を取る」ということを考える余り、「上官の命令は絶対である」という持論を見失いつつあることを彼は自覚していなかった。ここから彼の歯車は狂い始めることとなる。 | :上層部からシロガネをDC追撃任務から外す旨を宣告されて苛立つモノローグ。「家族の仇を取る」ということを考える余り、「上官の命令は絶対である」という持論を見失いつつあることを彼は自覚していなかった。ここから彼の歯車は狂い始めることとなる。 | ||
;「上官侮辱と受け取っておくぞ」<br />「ええい!この役立たずが!」 | ;「上官侮辱と受け取っておくぞ」<br />「ええい!この役立たずが!」 | ||
− | : | + | :基地防衛に対し「基地のど真ん中に居座り艦を動かさない」という対応を非難されての一言。後者は作戦失敗時の台詞。しかしながらリーは内心ケネスを散々嫌っている現状で'''自分は平然と上官侮辱をしているのに自身に対する上官侮辱は許せない'''という虫の良い思想が露見した台詞である。 |
− | : | + | :後者に至っては自分の判断ミスを棚上げした台詞でもある。 |
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;「犠牲はすでに払われている。貴様やケネスのように無能な軍人のせいでな」<br />「シャドウミラーこそ、私の理想の軍隊。兵士は己の任務に忠実であり、命を捨てることも厭わない」 | ;「犠牲はすでに払われている。貴様やケネスのように無能な軍人のせいでな」<br />「シャドウミラーこそ、私の理想の軍隊。兵士は己の任務に忠実であり、命を捨てることも厭わない」 | ||
− | :「壊れた人形」にて、テツヤから「目的の為なら犠牲を払っても構わないと言うのか」と問われて。人間味に欠けるも一見もっともらしい意見だが、あれほど嫌っていた裏切りという行為に加担したことを棚上げしている上に、'''軍を裏切っておきながら任務への忠実さを説いている''' | + | :「壊れた人形」にて、テツヤから「目的の為なら犠牲を払っても構わないと言うのか」と問われて。人間味に欠けるも一見もっともらしい意見だが、あれほど嫌っていた裏切りという行為に加担したことを棚上げしている上に、'''軍を裏切っておきながら任務への忠実さを説いている'''、ため、全くと言っていいほど説得力がない。 |
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;「末端の兵士は自分の任務のことだけ考えていればいい。そして確実に任務をこなせる兵器であればいいのだ」 | ;「末端の兵士は自分の任務のことだけ考えていればいい。そして確実に任務をこなせる兵器であればいいのだ」 | ||
− | : | + | :リーの語る理想の兵士像。人間味に欠けるも一理ある思想だが、軍を裏切った者が言える立場ではないだろう。かつて部下に対して言い放った''「上官の命令には絶対服従するのが軍隊の大原則」''を守っていない事に気付いていないのだろうか。 |
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;「ふん……ナンバー2と特別措置で艦長になっただけの女が私に勝てると思っているのか!」 | ;「ふん……ナンバー2と特別措置で艦長になっただけの女が私に勝てると思っているのか!」 | ||
− | :「己が信じるもののために」にて。前者はテツヤ、後者はレフィーナを指している。しかしDC戦争やL5戦役を戦い抜いたテツヤ& | + | :「己が信じるもののために」にて。前者はテツヤ、後者はレフィーナを指している。しかしDC戦争やL5戦役を戦い抜いたテツヤ&レフィーナと、時に理論が先行気味になってしまうリーとでは実力に差が生じていた。 |
− | ; | + | ;「馬鹿なことを言うな! 私が貴様などに敗北するものか! ナンバー2の貴様などに! 艦首をクロガネに向けろ! 何としてもあの艦を沈めるのだ!!」 |
− | : | + | :「己が信じるもののために」にて。己が「ナンバー2」と見下したテツヤに不利な状況に置かれた焦りなのか、クロガネに特攻するという命令を下してしまう。 |
− | : | + | :無論、クロガネの艦首にはドリルが装着されており、あっさり返り討ちにあったのは言うまでもない。自分勝手な言動といい判断ミスといい本当にパーフェクトなんだろうか。 |
;「ヴィンデル大佐の理想を! 最強の軍隊を! 貴様などに潰させるものか!」 | ;「ヴィンデル大佐の理想を! 最強の軍隊を! 貴様などに潰させるものか!」 | ||
− | : | + | :上記の台詞に続きウィンデルに全てを捧げたとも言える台詞。「異星人を倒す」という目的を果たせないことに業を煮やして「軍隊を裏切った」だけでなくいつしか彼自身の目的とは逆の行動を取っていることに気づかなかった。 |
− | + | :そして敗北後、本末転倒な言動であったことをテツヤに指摘されてしまう。 | |
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=== 第2次OG === | === 第2次OG === | ||
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;「アルテウル! アルテウル・シュタインベック!! 」<br />「この身に代えても!貴様を!」「貴様を討つ!」<br />「FTBシーケンス!」「フィールド・ブレード、ON!」<br/>「うおおおお!!」 | ;「アルテウル! アルテウル・シュタインベック!! 」<br />「この身に代えても!貴様を!」「貴様を討つ!」<br />「FTBシーケンス!」「フィールド・ブレード、ON!」<br/>「うおおおお!!」 | ||
− | : | + | :第2次OG最終話「古の忌憶」にて。家族を失ったきっかけである「L5戦役」、それを引き起こした元凶であるユーゼスに怒りを爆発させ、エア・クリスマスで特攻を仕掛ける。ユーゼスは'''「下らぬ手だ」'''と一蹴したが…。<br/>なお、このイベントは「F完結編」での[[バスク・オム|バスク]]がシロッコに特攻するシーンのオマージュとなっている。 |
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;「元より、今の一撃が効かぬのは承知の上……!」<br />「……笑うがいい、テツヤ・オノデラ……この私の無様な姿を……」<br />「地球圏存続のため……強大な力を求め続けた結果が……この様だ……」 | ;「元より、今の一撃が効かぬのは承知の上……!」<br />「……笑うがいい、テツヤ・オノデラ……この私の無様な姿を……」<br />「地球圏存続のため……強大な力を求め続けた結果が……この様だ……」 | ||
− | : | + | :アダマトロンに特攻した後の台詞。願いその物は間違った物では無かったにせよ、今までの自分が手段を決定的に間違ってしまっていた事を認め、またその事に対する強い悔恨が見える。 |
;「先程の攻撃で……座標を確定できたのだよ……そう、転移先の座標を……最後の一手が使えると……」 | ;「先程の攻撃で……座標を確定できたのだよ……そう、転移先の座標を……最後の一手が使えると……」 | ||
:エア・クリスマスの特攻を軽傷で凌いだユーゼスに'''「死に損いが……失せろ」'''と言い捨てられたのも意に介さず呟くカーリー。そして…… | :エア・クリスマスの特攻を軽傷で凌いだユーゼスに'''「死に損いが……失せろ」'''と言い捨てられたのも意に介さず呟くカーリー。そして…… | ||
;「どのみち……私の命はもう尽きる……見るがいい、テツヤ・オノデラ……これが私の……!」<br/>「リー・リンジュンとしてのけじめだ!!」 | ;「どのみち……私の命はもう尽きる……見るがいい、テツヤ・オノデラ……これが私の……!」<br/>「リー・リンジュンとしてのけじめだ!!」 | ||
− | : | + | :この叫びと共にアダマトロンの居る座標その物に強引に転移、アダマトロンの内部構造を巻き込んで壮絶な自爆を遂げた。転移した自分は勿論、転移先に居た相手もただでは済まない荒業である。このダメージによって引き起こされた綻びは、盤石であったはずのユーゼスの優位を大きく揺るがす流れを生んだ。また、作中でずっと『カーリー』名義だった名前欄が、'''最後の一言の部分だけ『リー』に戻っている'''。 |
− | === | + | === ゲーム外媒体 === |
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;「貴様ッ、軍人が民間人の被害を看過してどうする!」 | ;「貴様ッ、軍人が民間人の被害を看過してどうする!」 | ||
− | : | + | :コミカライズ「Record of ATX」でゲスト出演した際の台詞。北京でのエアロゲイターの戦闘において、自艦を戦域へと前進させようとした際に副官に「敵は市街地を狙っているのだから、前に出て的になるよりもこの位置で迎撃した方がいい」と言われた際の'''怒りの反論'''である。副官の襟首を掴み上げ、かなり険しい表情で発していたことからも、リーが副官の民間人軽視な意見にどれだけ怒りを感じていたかを察することができる。己の被害を顧みず民間人を守ろうとする意志を最大限に示した台詞でもあり、リーもかつては良識的な軍人だった事が伺える場面だが、この後のイングラムの裏切りで、彼の運命の歯車は徐々に狂っていく事になる…。 |
;「遅い!」 | ;「遅い!」 | ||
− | : | + | :「Record of ATX」で、部下からハガネ隊が到着したとの報告を受けた際の毒づき半分な感想。市街地戦は民間人の犠牲が常につきものであり、長引けばそれだけ犠牲が増える一方である。口が悪いと言われても仕方のない台詞ではあるが、ゲーム本編での自分勝手かつ無責任な言動とは打って変わって、この場面においてはリーの言っていること自体は割と筋が通っている。 |
+ | ;「生存機を回収しろ」 | ||
+ | :[[ジ・インスペクター]]最終話にて、[[ベーオウルフ]]との死闘の後、生き残ったキョウスケ達を発見しての台詞。こちらのリーはなんだかんだでキョウスケ達を認めたようで、僅かながら柔和で優しげな笑みを見せている。 | ||
;「貴様の頭には空気でも詰まっているのか 馬鹿者」<BR/>「特攻隊の勢いに当てられて己の責務を見失うな 先陣を楔に敵の両翼を分断する」 | ;「貴様の頭には空気でも詰まっているのか 馬鹿者」<BR/>「特攻隊の勢いに当てられて己の責務を見失うな 先陣を楔に敵の両翼を分断する」 | ||
− | : | + | :漫画版RoAより、オペレーション・プランタジネットに向け突撃をかけるハガネ&ヒリュウ改を見て、前線への突撃を進言した副官に対して。ゲーム外媒体のリーは、何だかんだで「イヤミな性格だが有能な指揮官」として描かれている。 |
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
196行目: | 149行目: | ||
;[[エア・クリスマス]] | ;[[エア・クリスマス]] | ||
: | : | ||
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{{バンプレストオリジナル}} | {{バンプレストオリジナル}} | ||
{{DEFAULTSORT:りい りんしゆん}} | {{DEFAULTSORT:りい りんしゆん}} |