「ベターマン (ソムニウム)」を編集中
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− | + | ベターマン(Better Man)とは、『[[ベターマン]]』『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン]]』に登場する生物。 | |
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 同作のタイトルの由来ともなっている生命体の総称。 | |
− | + | その姿はかなり人間に近いものとなっているが、後述の通り生命体としての本質は全く異なる存在である。 | |
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+ | 生物学的には人類と同じく霊長類に属し、ベターマン達は自らを「'''ソムニウム'''」と呼称する。 | ||
人間を始めとする生命体の身体はタンパク質により構成されており、そのため我々はタンパク質を合成できるタイプのアミノ酸「L型アミノ酸」を摂取する必要がある。それに対しソムニウムは、L型のアミノ酸の光学異性体であり、タンパク質を合成することの出来ない「D型アミノ酸」を利用して生命活動を維持している、[[地球]]上で唯一の生命体である。 | 人間を始めとする生命体の身体はタンパク質により構成されており、そのため我々はタンパク質を合成できるタイプのアミノ酸「L型アミノ酸」を摂取する必要がある。それに対しソムニウムは、L型のアミノ酸の光学異性体であり、タンパク質を合成することの出来ない「D型アミノ酸」を利用して生命活動を維持している、[[地球]]上で唯一の生命体である。 | ||
− | + | 彼らはアルジャーノンを発症して死んだ人間の遺体を苗床として育つ特殊な植物「アニムスの花」から実る「アニムスの実」の摂取によりD型アミノ酸を補充している。また、その実はベターマンにとって変身の起爆剤としての役割を果たし、摂取によって一種の戦闘形態へと変貌を遂げる(狭義には、この形態を指してベターマンと呼称することもある)。 | |
その存在は生態系の中において、地球上の全生命体にとっての天敵に対する免疫抗体的な役割を与えられている。劇中、7年前に行われた不死人=ベストマンを生み出す計画であるダイブインスペクションの結果、生命全体にとってのガン細胞=カンケルの発生という事態を招く。この事件がベターマン作中で大問題となっている伝染病「アルジャーノン」発生の源であり、その場に居合わせた人物が脳内に生体死滅インパルス・プリオン蛋白を刻みこまれた結果、彼らと接触した人物がアルジャーノンにかかっていくことになった。アルジャーノンに感染した人物はその死亡によりアニムスの花の苗床となり、いわばソムニウムの餌となる。即ち、アルジャーノンとはカンケルを打ち倒すソムニウムを招来するための自然の摂理とも呼ぶべきものであった。最終的にソムニウムはその役割を全うし、カンケルを討ち滅ぼすことに成功する。 | その存在は生態系の中において、地球上の全生命体にとっての天敵に対する免疫抗体的な役割を与えられている。劇中、7年前に行われた不死人=ベストマンを生み出す計画であるダイブインスペクションの結果、生命全体にとってのガン細胞=カンケルの発生という事態を招く。この事件がベターマン作中で大問題となっている伝染病「アルジャーノン」発生の源であり、その場に居合わせた人物が脳内に生体死滅インパルス・プリオン蛋白を刻みこまれた結果、彼らと接触した人物がアルジャーノンにかかっていくことになった。アルジャーノンに感染した人物はその死亡によりアニムスの花の苗床となり、いわばソムニウムの餌となる。即ち、アルジャーノンとはカンケルを打ち倒すソムニウムを招来するための自然の摂理とも呼ぶべきものであった。最終的にソムニウムはその役割を全うし、カンケルを討ち滅ぼすことに成功する。 | ||
設定のモチーフは「吸血鬼」で、言い換えれば人を餌として喰らう亜人種。但し前述の通り、彼らはアニムスの花によってしか生命活動を維持できないため、人類とは共生の関係にあり、劇中でもそのような「人を食しなければいけないが故の共生関係」という側面が強く押し出されている。 | 設定のモチーフは「吸血鬼」で、言い換えれば人を餌として喰らう亜人種。但し前述の通り、彼らはアニムスの花によってしか生命活動を維持できないため、人類とは共生の関係にあり、劇中でもそのような「人を食しなければいけないが故の共生関係」という側面が強く押し出されている。 | ||
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また、[[勇者王ガオガイガー]]に登場した[[レプリジン]]は、パスキューマシンによってオリジンから生み出された光学異性体であり、べターマンとはリミピッドチャンネルによる交信が可能(劇中ではレプリパピヨンとベターマン・ラミアが交信に成功している)。 | また、[[勇者王ガオガイガー]]に登場した[[レプリジン]]は、パスキューマシンによってオリジンから生み出された光学異性体であり、べターマンとはリミピッドチャンネルによる交信が可能(劇中ではレプリパピヨンとベターマン・ラミアが交信に成功している)。 | ||
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== 関連人物 == | == 関連人物 == | ||
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;[[羅漢]] | ;[[羅漢]] | ||
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;デウス | ;デウス | ||
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== スパロボに登場した変身形態 == | == スパロボに登場した変身形態 == | ||
;[[ベターマン・ネブラ]] | ;[[ベターマン・ネブラ]] | ||
− | : | + | :「ネブラの実」による変身態。劇中ではラミアが披露した。飛竜のような外観を持ち、空中戦を得意とする飛行形態。必殺技は頭部のクラッシュウィッパーで叩いて相手の固有振動数を調べ、それに対応した超音波を発することで特定の物質だけを破壊する「サイコ・ヴォイス」。なお、[[マイク・サウンダース13世]]のソリタリーウェーブは、サイコ・ヴォイスの力を解析して考案されたものである。 |
;[[ベターマン・フォルテ]] | ;[[ベターマン・フォルテ]] | ||
− | : | + | :「フォルテの実」による変身態。劇中ではラミアが披露した。筋骨隆々な竜人のような外観の人型形態で、純粋な戦闘力では変身態最強。必殺技は頭部のスライディングサーベルで相手の物質崩壊点を突き粉砕する「サイコ・グローリー」。フォルテの実が非常に貴重なため、無闇に変身できないのが欠点。 |
;[[ベターマン・オルトス]] | ;[[ベターマン・オルトス]] | ||
− | : | + | :「オルトスの実」による変身態。劇中ではラミアが披露した。見た目はカラーリングの異なるベターマン・フォルテで、その上位種とも言える存在。全身が寿命がなく永久に分裂し続ける生殖細胞によって構成されており、[[カンケル]]に唯一対抗可能とされる真の切り札。必殺技は頭部のファイアリングサーベルで突いた相手の遺伝子情報を全て引き出して暴走させ、生命体としての構造そのものを破壊して無に還元する「サイコ・バース」。 |
;[[ベターマン・ルーメ]] | ;[[ベターマン・ルーメ]] | ||
:「ルーメの実」による変身態。劇中ではセーメが披露した。セーメはルーメの実を食すことによって元の姿に酷似した変身態となり、生前の力を一時的に取り戻すことが可能となる。 | :「ルーメの実」による変身態。劇中ではセーメが披露した。セーメはルーメの実を食すことによって元の姿に酷似した変身態となり、生前の力を一時的に取り戻すことが可能となる。 | ||
:『覇界王』に登場するユーヤもベターマン・ルーメに変身するが、セーメとは異なり巨大なクラゲのような姿となる。 | :『覇界王』に登場するユーヤもベターマン・ルーメに変身するが、セーメとは異なり巨大なクラゲのような姿となる。 | ||
;[[ベターマン・カタフラクト]] | ;[[ベターマン・カタフラクト]] | ||
− | :羅漢のペクトフォレース・サンクトゥスによりラミアたち6人の変身態とシャーラが合体した姿。 | + | :羅漢のペクトフォレース・サンクトゥスによりラミアたち6人の変身態とシャーラが合体した姿。[[阿嘉松滋]]は即興で「'''ベターメン'''」と名付けようとして周囲を白けさせてしまった。 |
== その他の変身形態 == | == その他の変身形態 == | ||
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:「アーリマンの実」による変身態。『覇界王』ではライが披露した。 | :「アーリマンの実」による変身態。『覇界王』ではライが披露した。 | ||
;ベターマン・オウグ | ;ベターマン・オウグ | ||
− | : | + | :「オウグの実」による変身態。オウグの実はアニムスの花が実らせたものではなく、『覇界王』に登場する羅漢が生み出したものであり、その実を自身が用いて変身した。 |
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
;[[アルジャーノン]] | ;[[アルジャーノン]] | ||
− | : | + | :感染者を発狂させ自殺・大量殺人に追いやる奇病。その正体は、地球生物の免疫抗体たるベターマンを活動させるのに必要なアニムスの花を栽培するために、人類に組み込まれた『アポトーシス(プログラムされた死)』である。 |
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;[[ダイブインスペクション]] | ;[[ダイブインスペクション]] | ||
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