「プリベンター」を編集中
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− | + | プリベンター(Preventer)とは、『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』に登場する[[組織]]。 | |
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | A.C. | + | A.C.196年に発足した、地球圏統一国家の大統領直属に置かれた情報部。通称「火消し」。 |
表向きは情報部だが、実際は平和維持と将来的な兵器の廃絶を任務とし、ひいては軍隊亡き後の地球圏の安全保障を担うため、ある程度の元軍人の再就職の受け皿を担う目的も兼ねて設立された。年末のバートンの反乱をはじめ、当時の地球圏は水面下でMSの開発など軍需産業の継続を目論む企業などは多数存在し、それらによる戦乱を未然に防ぐために必要とされた組織であるが、その性質故、軍事科学技術や人類が培ってきた軍事的ノウハウの維持が目的の一つなのか、MSなどの戦力も新規開発は行われていないものの、ある程度所持している。これらは完全平和を謳う地球圏統一国家の有り様とは本来相反するものであり、もし世間に対して発覚するようなことがあれば間違いなく大統領はその地位を追われ、国家も瓦解しかねない危険性がある。だが、国家安全保障的観点からすると、一定の戦力の維持は仕方がないところであり、大統領も劇中で予算を「割いている」と発言しており、完全平和主義を標榜していた[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]もその必要性を認めており、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]に参加を打診している。[[レディ・アン]]が指揮し、メンバーにはコードネームが与えられている。元軍人の複数が再就職しており、特に中枢部はOZ出身者で占められている。 | 表向きは情報部だが、実際は平和維持と将来的な兵器の廃絶を任務とし、ひいては軍隊亡き後の地球圏の安全保障を担うため、ある程度の元軍人の再就職の受け皿を担う目的も兼ねて設立された。年末のバートンの反乱をはじめ、当時の地球圏は水面下でMSの開発など軍需産業の継続を目論む企業などは多数存在し、それらによる戦乱を未然に防ぐために必要とされた組織であるが、その性質故、軍事科学技術や人類が培ってきた軍事的ノウハウの維持が目的の一つなのか、MSなどの戦力も新規開発は行われていないものの、ある程度所持している。これらは完全平和を謳う地球圏統一国家の有り様とは本来相反するものであり、もし世間に対して発覚するようなことがあれば間違いなく大統領はその地位を追われ、国家も瓦解しかねない危険性がある。だが、国家安全保障的観点からすると、一定の戦力の維持は仕方がないところであり、大統領も劇中で予算を「割いている」と発言しており、完全平和主義を標榜していた[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]もその必要性を認めており、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]に参加を打診している。[[レディ・アン]]が指揮し、メンバーにはコードネームが与えられている。元軍人の複数が再就職しており、特に中枢部はOZ出身者で占められている。 | ||
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+ | この組織がシリーズに登場する際は殆どの場合、地球連邦軍などの正規軍隊が存在する兼ね合い上、OZ出身者をストーリーが進んで、TV版から[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]の時間軸となった後も登場させるための舞台装置として機能する。この場合は軍部良識派や政府内良識派の手足となって動く情報部としての役目で登場する。 | ||
なお、間違えやすいが「プリ'''ペンダー'''」ではなく「プリ'''ベンター'''」である。 | なお、間違えやすいが「プリ'''ペンダー'''」ではなく「プリ'''ベンター'''」である。 | ||
== 登場作品 == | == 登場作品 == | ||
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=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦α]] | ;[[スーパーロボット大戦α]] | ||
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=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
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;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | ||
:原作通りにゼクスらが在籍する他、[[グラハム・エーカー]]も参加する。 | :原作通りにゼクスらが在籍する他、[[グラハム・エーカー]]も参加する。 | ||
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:『Endless Waltz』は参戦していないがEDにて設立。メンバーはゼクス、クワトロ、カミーユ、ブシドーとほぼ[[オルトロス隊]]の面々である。 | :『Endless Waltz』は参戦していないがEDにて設立。メンバーはゼクス、クワトロ、カミーユ、ブシドーとほぼ[[オルトロス隊]]の面々である。 | ||
;[[スーパーロボット大戦DD]] | ;[[スーパーロボット大戦DD]] | ||
− | : | + | :[[世界観/DD|別の世界]]から来訪した[[ディバイン・ドゥアーズ]]の後ろ盾になる。 |
== 人物 == | == 人物 == | ||
102行目: | 101行目: | ||
:『R』ではその人間離れした能力をスカウトされるが拒否。厳密には所属してないが協力している。 | :『R』ではその人間離れした能力をスカウトされるが拒否。厳密には所属してないが協力している。 | ||
;[[カムラン・ブルーム]] | ;[[カムラン・ブルーム]] | ||
− | :明確にはされていないが、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | + | :明確にはされていないが、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』ではハヤトと行動を共にしていた。また、状況的にも『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』で[[核ミサイル]]を[[αナンバーズ]]に譲渡するという重犯罪を犯しながらも、『第3次α』では健在という事からも、本来何らかの処罰を受けるはずだったカムランを彼の功労を認めた[[レディ・アン]]らが拾ってくれた可能性は充分にありうる。 |
;[[天海護]] | ;[[天海護]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[GGG]]がプリベンターと行動を共にすることがあったらしく、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]と面識があった。 | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[GGG]]がプリベンターと行動を共にすることがあったらしく、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]と面識があった。 | ||
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:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』のEDにて、長らくテロ活動を行っていた[[加藤機関]]の幹部だったと言う事で極刑は免れない立場にあったが、加藤機関の真の目的およびその後の[[LOTUS]]での功績などを顧みられ、「然るべき機関の監視付き」と言う条件付きで超法規的な恩赦により刑を免れる。この「然るべき機関」と言うのがプリベンターのことで、実質的な司法取引のスカウトである。 | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』のEDにて、長らくテロ活動を行っていた[[加藤機関]]の幹部だったと言う事で極刑は免れない立場にあったが、加藤機関の真の目的およびその後の[[LOTUS]]での功績などを顧みられ、「然るべき機関の監視付き」と言う条件付きで超法規的な恩赦により刑を免れる。この「然るべき機関」と言うのがプリベンターのことで、実質的な司法取引のスカウトである。 | ||
:宗美は生存フラグを立てて仲間にしていた場合、他の加藤機関の面々と一緒にEDに登場し、同じようにスカウトされる。 | :宗美は生存フラグを立てて仲間にしていた場合、他の加藤機関の面々と一緒にEDに登場し、同じようにスカウトされる。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[クワトロ・バジーナ]]、[[カミーユ・ビダン]] |
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』のEDにて参加。 | :『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』のEDにて参加。 | ||
;[[ブレックス・フォーラ]] | ;[[ブレックス・フォーラ]] | ||
:『OE』のEDにてプリベンターの設立に大きく関わっている事がクワトロとカミーユの会話で明かされている。 | :『OE』のEDにてプリベンターの設立に大きく関わっている事がクワトロとカミーユの会話で明かされている。 | ||
− | ;[[グラハム・エーカー | + | ;[[グラハム・エーカー]] / [[ミスター・ブシドー]] |
:『OE』のEDではブシドー名義で、『第3次Z時獄篇』ではグラハム名義で参加。『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』でのコードネームは火消しの雷、「プリベンター・ライトニング」。 | :『OE』のEDではブシドー名義で、『第3次Z時獄篇』ではグラハム名義で参加。『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』でのコードネームは火消しの雷、「プリベンター・ライトニング」。 | ||
;[[ミシェル・レモン]] | ;[[ミシェル・レモン]] |