ナンバー

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2014年10月1日 (水) 11:25時点におけるモチシオ (トーク | 投稿記録)による版 (強調し過ぎだと思います)
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ナンバー(Number)

量産型バイオゾイドを操縦するディガルド武国の機械兵士。意思を持ち、聞き取り難い電子音で喋る。
ディガルド軍人からは「機械兵」と呼ばれている。

見た目はユニークだが、その実態は人間への適合率の低いバイオゾイドを大量配備する為に、占領した地域の住民の魂を抜き取り機械として組み込んだ非道極まりないものであり、自分以外の人間を道具としか思っていないジーンの異常な傲慢さを象徴している。

ザイリンが、その正体と同郷の友人であったウィプス・ド・ザルツまでもがナンバーにされた事を知ってディガルド軍を離反し、この事実を公表した事でディガルド軍に離反者が続出。
主要な軍人達がディガルド討伐軍側に降り、ディガルド討伐軍はジーン討伐軍へと目標を変更した。

ナンバーの設定は彼らが単なるパイロットではなく、ゾイドコアの補助パーツとして作られた「生体部品」であることを示している。どんなオーバーテクノロジーをもっても、ゾイドの生物としての中心器官であるゾイドコアに関係する部分を機械的に補完することはできない。『ジェネシス』以前のアニメではバイオテクノロジーを使ってゾイドコアを人工的に作り出したり改造したりする技術(ゾイドブロックスなど)があったが、この時代には高度なバイオテクノロジーは失われている。そこでより簡単に生体部品を作り出すために人間という素材を利用しているわけである。
実際、『ジェネシス』企画当初の設定ではナンバーには人間の脳髄が組み込まれている予定だったが、子供向けとしては凄惨過ぎる為、魂という描写になったと言われている。魂を封じ込められる技術というのもある意味凄まじいが。そしてこれには別の理由もあり、それはルージ達に「殺し」や、現実の多くの戦争に見受けられる「(圧倒的)劣勢や因縁・遺恨による(実際この作品においては、劇中でディガルド武国の非道な行為をこれでもか、と前面に押し出す描写が多かった)ゆえの敵(この場合はディガルド武国)に対する余裕のない非情な対応・行動」をさせない事で、(ルージ達を)分かりやすい絶対正義と位置づけする為の措置であるという事でもある。これはこの作品の常連の「ガンダム」シリーズと真逆の観念であるといえる。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K


余談

  • 『ジェネシス』を含む『ゾイド』のアニメシリーズでは一切語られないが、元来戦闘機獣としてのゾイドはゾイドコアを除く体のパーツをほぼ人工機械に置換しており(この結果、人が跨がれる程度のサイズが十数倍に巨大化した)、そういった意味では似通った設定を持つナンバーはある意味「人間型ゾイド」とも言えるのかもしれない。