「ゼルヴォイド」を編集中
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{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
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*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD}} | *{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD}} | ||
+ | *{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE|魔装機神III PRIDE OF JUSTICE}} | ||
+ | *{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END}} | ||
| デザイン = {{メカニックデザイン|橋口力也}} | | デザイン = {{メカニックデザイン|橋口力也}} | ||
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| SRWでの分類 = [[機体]] | | SRWでの分類 = [[機体]] | ||
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| 主なパイロット = [[パイロット::エラン・ザン・ゼノサキス]] | | 主なパイロット = [[パイロット::エラン・ザン・ゼノサキス]] | ||
}} | }} | ||
− | '''ゼルヴォイド''' | + | '''ゼルヴォイド'''は『[[魔装機神シリーズ]]』の[[登場メカ]]。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
[[エラン・ザン・ゼノサキス|エラン]]が保有する漆黒の魔装機。 | [[エラン・ザン・ゼノサキス|エラン]]が保有する漆黒の魔装機。 | ||
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節のある長い尾、牙のような意匠を剥き出しにした顔面、ひび割れた外装、色の統一されていない左右の腕など、不気味な漆黒の装いが大きな特徴。[[サイバスター]]によく似た姿をしており、サイバスターの搭乗者マサキ・アンドーは初遭遇時に偽物扱いしたが、エラン曰くこちらがオリジナルでサイバスターが模倣品であるらしい。なお、後述のようにはるか昔から存在していたので、少なくともデザインに関しては模倣である事が窺える。もっとも外観を模倣にされているだけで構造は全く異なる。 | 節のある長い尾、牙のような意匠を剥き出しにした顔面、ひび割れた外装、色の統一されていない左右の腕など、不気味な漆黒の装いが大きな特徴。[[サイバスター]]によく似た姿をしており、サイバスターの搭乗者マサキ・アンドーは初遭遇時に偽物扱いしたが、エラン曰くこちらがオリジナルでサイバスターが模倣品であるらしい。なお、後述のようにはるか昔から存在していたので、少なくともデザインに関しては模倣である事が窺える。もっとも外観を模倣にされているだけで構造は全く異なる。 | ||
− | [[エリアル王国]] | + | [[エリアル王国]]のリンプ高原の地下洞には、散り散りに引き裂かれた同型機の残骸が多く眠っている。炭素同位体比測定の結果、1000±50年前ほど昔の遺物ということが明らかにされている。1000年を経た今日までも「戦いに破れた無念」を撒き散らしている。稼働中のゼルヴォイド(オリジナル)は、セニアとデメクサが測定した残骸と経年数を異にする。1000年前のラングランにオリジナルを模倣して量産した人間がいたのかもしれない。本機の外見だけを記録したデータが、ラングランの王室アカデミーに残されているという。 |
=== 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE === | === 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE === | ||
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=== 魔装機神F COFFIN OF THE END === | === 魔装機神F COFFIN OF THE END === | ||
− | そして最後の物語であるFにて全貌が明らかになる。ゼルヴォイドは、かつて巨人族の長「[[カドゥム・ハーカーム]] | + | そして最後の物語であるFにて全貌が明らかになる。ゼルヴォイドは、かつて巨人族の長「[[カドゥム・ハーカーム]]」に支配されていた事を良しとしなかったラ・ギアス人によって作られた人型兵器であり、その製作時期は古代トロイア文明より遥か前、巨人族が栄えた時代に作られていた事が判明する。しかしその正体は「无」の精霊の力を解放し、自分もろとも巨人を消滅させるという特攻自爆兵器であり、ポゼッション補助装置と思われたゼルヴィオリアはその「信管」であったことが発覚した。エランの機体はその時代の生き残りであり、巨人族の残滓でもある[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の復活と共に再び起動したのである。 |
余談だが、精霊と契約している機体と言う事でゼルヴォイドも魔装機の定義を満たしている。上述の通り、ラングラン製魔装機が作られる遥か以前に作られた機体であるため、現状最古の魔装機と言える。 | 余談だが、精霊と契約している機体と言う事でゼルヴォイドも魔装機の定義を満たしている。上述の通り、ラングラン製魔装機が作られる遥か以前に作られた機体であるため、現状最古の魔装機と言える。 | ||
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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=== [[魔装機神シリーズ]] === | === [[魔装機神シリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]] |
− | : | + | :[[エラン・ゼノサキス|エラン]]が搭乗。初登場は「エラン・ゼノサキス」または「もう一機のサイバスター」。基本的に[[マサキ・アンドー|マサキ]]のライバルとして立ち塞がってくるが、対[[ラスフィトート]]戦では味方[[NPC]]として協力することもある。射程2~5かつP属性の必殺技「アストラルイナー」が強力。能力値は初登場時から終盤まで中ボス程度に留まるので、シナリオが進むにつれて撃墜しやすくなる。対ラスフィトート戦で協力する際は高い攻撃力が頼りになるが、機体性能で対抗できず返り討ちにあってしまうことも。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]] |
:味方側の戦闘アニメは右手で剣を使う。そして敵側にはコピー機「ゼルヴォイド・ヴァスト」が登場。 | :味方側の戦闘アニメは右手で剣を使う。そして敵側にはコピー機「ゼルヴォイド・ヴァスト」が登場。 | ||
− | : | + | :エラン(ラングラン)ルートの終盤から本格参戦。パーゼミュート社のモーダルとエランの師兄ソーンの共謀で奪われた「ゼルヴィオリア」という特殊なポゼッション補助装置を追いかけて[[アンティラス隊]]と合流することになる。 |
− | : | + | :その後、エランはソーンとの確執と葛藤のすえ、装置の力に頼ることなく正当なポゼッションを果たした。 |
:無改造であってもそのHPは1万を超える(HP12700・装甲900)。通常形態の最大火力ではサイバスターに一歩譲るが機体性能では完全に優っている。 | :無改造であってもそのHPは1万を超える(HP12700・装甲900)。通常形態の最大火力ではサイバスターに一歩譲るが機体性能では完全に優っている。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]] |
:ラ・ギアス7大超兵器の一つ。参入時期は終盤である対巨人戦だが、キャンペーンマップ「太古の恐怖とゼルヴォイド」で使用可能。ボス補正が掛かったようなHP、装甲と回復能力が弱体化、武器射程以外ならサイバスターとほぼ互角。ポゼッション時の火力が最強クラスなのも変わらないため、アタッカーとしては優秀。 | :ラ・ギアス7大超兵器の一つ。参入時期は終盤である対巨人戦だが、キャンペーンマップ「太古の恐怖とゼルヴォイド」で使用可能。ボス補正が掛かったようなHP、装甲と回復能力が弱体化、武器射程以外ならサイバスターとほぼ互角。ポゼッション時の火力が最強クラスなのも変わらないため、アタッカーとしては優秀。 | ||
:シナリオ中ではその開発経緯やゼルヴィオリアの本来の使用法等の謎も明かされた。 | :シナリオ中ではその開発経緯やゼルヴィオリアの本来の使用法等の謎も明かされた。 | ||
:ポゼッションのターン制限を無くす強化パーツは「虚喚ぶ无の意志」になっている。 | :ポゼッションのターン制限を無くす強化パーツは「虚喚ぶ无の意志」になっている。 | ||
+ | |||
+ | === 単独作品 === | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] | ||
+ | :2019年10月のイベント「黒い魔装機神」より実装。大器型SSRディフェンダー。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
79行目: | 79行目: | ||
:: 『X-Ω』では必殺スキルに採用。 | :: 『X-Ω』では必殺スキルに採用。 | ||
;ヴォイドリグレッション | ;ヴォイドリグレッション | ||
− | : | + | :ゼルヴの『无へと回帰する力』を限定的に放出する、無差別型の大量広域先制攻撃兵器。本来は巨人族の広範囲教化を防ぐためのバリアのような役割を担っていた。 |
==== 必殺武器 ==== | ==== 必殺武器 ==== | ||
92行目: | 92行目: | ||
:COEにおいても最強クラスの火力を叩き出す。 | :COEにおいても最強クラスの火力を叩き出す。 | ||
− | + | === 特筆機能 === | |
;[[ゼルヴィオリア]] | ;[[ゼルヴィオリア]] | ||
:ポゼッションを補助する機能を持つ装置。だが本来の用途は「爆弾の信管」。 | :ポゼッションを補助する機能を持つ装置。だが本来の用途は「爆弾の信管」。 | ||
129行目: | 129行目: | ||
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
;[[サイバスター]] | ;[[サイバスター]] | ||
− | :似通った姿を持つ風の[[魔装機神]] | + | :似通った姿を持つ風の[[魔装機神]]。時期は不明だが、開発者のウェンディは潜在意識(姉のテューディ)に手繰られるようにアカデミーの機密アーカイブを閲覧。ゼルヴォイドの姿を観たことがあるという。そのときの衝撃は凄まじく、潜在意識の浸食で半酩酊状態だったウェンディの脳にまで鮮明な残像を焼き付けてしまった。これがサイバスターとゼルヴォイドの間に存在する外観類似の真相である。 |
:その後、ラングランの「魔装機計画」に参加したウェンディは、インスピレーションの導くままに設計の不明な内部構造を自らの手で埋めていきサイバスターを完成させている。 | :その後、ラングランの「魔装機計画」に参加したウェンディは、インスピレーションの導くままに設計の不明な内部構造を自らの手で埋めていきサイバスターを完成させている。 | ||
;[[ゼルヴォイド・ヴァスト]] | ;[[ゼルヴォイド・ヴァスト]] | ||
144行目: | 144行目: | ||
**本編で「魔装機帝」という単語に触れる人物は、現時点で[[シュウ・シラカワ]]一人である(戦闘台詞)。 | **本編で「魔装機帝」という単語に触れる人物は、現時点で[[シュウ・シラカワ]]一人である(戦闘台詞)。 | ||
*風系の聖位精霊は「空」。主にソラと読む漢字であるが、同時にクウ、カラなどとも読み、無を意味する漢字でもある。対してゼルヴォイドの精霊は「无」。意味深な符合である。 | *風系の聖位精霊は「空」。主にソラと読む漢字であるが、同時にクウ、カラなどとも読み、無を意味する漢字でもある。対してゼルヴォイドの精霊は「无」。意味深な符合である。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |