「ジョージ・グレン」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::George Glenn]] | ||
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}} | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED ASTRAY}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED ASTRAY}} | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY}} | ||
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| 異名 = ファーストコーディネイター | | 異名 = ファーストコーディネイター | ||
− | | 種族 = | + | | 声優 = {{声優|堀秀行}} |
− | | 性別 = | + | | 種族 = 地球人([[コーディネイター]]) |
+ | | 性別 = 男 | ||
| 年齢 = 69歳(没年齢) | | 年齢 = 69歳(没年齢) | ||
− | | 所属 = | + | | 所属 = [[ジャンク屋組合]] |
+ | | キャラクターデザイン = 平井久司 | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』[[世界観|世界]] | + | 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』[[世界観|世界]]において初めて誕生したコーディネイター。それ故に'''「ファーストコーディネイター」'''と呼ばれている。 |
=== 生涯 === | === 生涯 === | ||
− | + | わずか17歳で[[大西洋連邦]]のMITの博士課程を修了。オリンピックで銀メダル(短距離走のように見える)を獲得。アメリカンフットボールのスター選手にして、海軍だけでなく空軍のエースパイロットとしても活躍。その他、理工学の分野でも若くして様々な業績を挙げ、世界中から「万能の[[天才]]」として注目される。 | |
− | [[コズミック・イラ|C.E.]] | + | [[コズミック・イラ|C.E.]]15年。[[木星]]探査に出発する際に、自らが[[デザイナーベビー|遺伝子調整を受けた人間]]「[[コーディネイター]]」である事を告白。さらに遺伝子操作の詳細なマニュアルを地上に向けて公開した。世に言う'''「ジョージ・グレンの告白」'''である。 |
− | + | そして、C.E.53年。ジョージ・グレンは、自身がコーディネイターでない事に悲観した[[ナチュラル]]の少年が放った[[暗殺|凶弾に斃れた]]。 | |
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− | そして、C.E. | ||
=== 蘇ったG・G === | === 蘇ったG・G === | ||
− | しかし、ジョージ・グレンの脳髄は奇跡的に損傷を受けていなかった為、脳死に至る前に脳髄を冷凍保存され保管装置「G・Gユニット」に保管されていた。その後、紆余曲折の末に[[ロウ・ギュール]]ら[[ジャンク屋組合]]の手に渡り、[[プロフェッサー]]により蘇生。[[リ・ホーム]]のメインコンピューターと接続された事により、''' | + | しかし、ジョージ・グレンの脳髄は奇跡的に損傷を受けていなかった為、脳死に至る前に脳髄を冷凍保存され保管装置「G・Gユニット」に保管されていた。その後、紆余曲折の末に[[ロウ・ギュール]]ら[[ジャンク屋組合]]の手に渡り、[[プロフェッサー]]により蘇生。[[リ・ホーム]]のメインコンピューターと接続された事により、'''[[キャプテンG・G]](ジョージ・グレン)'''として生まれ変わった。 |
ちなみに、ジョージ・グレンが蘇生した事実については、世界規模の混乱を防ぐべく厳重に秘匿されている為、一般的には全く知られてはいない。また、身体はホログラムとなっている。 | ちなみに、ジョージ・グレンが蘇生した事実については、世界規模の混乱を防ぐべく厳重に秘匿されている為、一般的には全く知られてはいない。また、身体はホログラムとなっている。 | ||
− | ジョージ・グレンの[[性格]]は、'''一般の見解とは裏腹に極めて陽気かつお調子者'''であり、彼の事を尊敬していた[[山吹樹里]]と[[リーアム・ガーフィールド]]を失望させてしまっている<ref> | + | ジョージ・グレンの[[性格]]は、'''一般の見解とは裏腹に極めて陽気かつお調子者'''であり、彼の事を尊敬していた[[山吹樹里]]と[[リーアム・ガーフィールド]]を失望させてしまっている<ref>ただし、ジョージ・グレンには「生前は何でも出来たが、ユーモアのセンスだけは足りなかったので、それをマスターしよう」という理由が有る為、生前は一般的に伝わる通り真面目な性格であったと考えられる。</ref>。 |
=== キャラクターの総評 === | === キャラクターの総評 === | ||
− | + | ジョージ・グレンは劇中ではナチュラル、コーディネイターを問わず高いカリスマ性を持っており、偉人として語られているものの、視聴者からの評価は賛否両論である。彼が無思慮にコーディネーターの製造技術を公開した事が、後々まで続く[[ナチュラル]]と[[コーディネーター]]の対立・紛争を招いるので、その意味において'''ジョージ・グレンは「コズミック・イラ世界における最大の元凶」である'''。 | |
− | + | にも関わらず、生前のジョージ・グレンについての描写や説明はあまりにも少ない。また、キャプテンG・Gとして蘇生された後も、「自身が紛争を招いた」という自覚が全く無く、それについてコメントする事は少ない。そのため、彼がコーディネイターの製造技術を公開した真意<ref>これに関して、「唯一のコーディネイターだったジョージ・グレンが、オリンピックで'''銀メダル'''を得た事によって、産まれて初めての接戦の末に敗北・誰かと競い合う喜びに目覚め、同類を欲したのではないか?」という考察が有る。</ref>については推測を重ねるしかなく、視聴者の主観によってどうとでも取れてしまうのである。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | :初登場作品。『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAY]] | + | :初登場作品。『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAY]]』の設定を受けて、[[キャプテンG・G]]としても登場。立体映像なので、顔グラは緑がかっている。 |
:かつて[[木連]]を訪れており、現在でも'''[[木連]]の人々から「[[正義]]の人」「伝道師」と讃えられ、偉人として尊敬されている'''。 | :かつて[[木連]]を訪れており、現在でも'''[[木連]]の人々から「[[正義]]の人」「伝道師」と讃えられ、偉人として尊敬されている'''。 | ||
− | :本作では'''木連に『[[ゲキ・ガンガー3]]』の[[劇中劇|アニメのディスク]]を渡した張本人''' | + | :本作では'''木連に『[[ゲキ・ガンガー3]]』の[[劇中劇|アニメのディスク]]を渡した張本人'''だという事実が語られているが、これには意外なオチがある。ゲーム中では[[リ・ホーム]]の[[サブパイロット]]。 |
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− | === | + | === 単独作品 === |
;[[スーパーロボット大戦V]] | ;[[スーパーロボット大戦V]] | ||
:名前のみの登場。今作でも木連に『ゲキ・ガンガー3』を伝えた事が示唆されている。 | :名前のみの登場。今作でも木連に『ゲキ・ガンガー3』を伝えた事が示唆されている。 | ||
− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦W|W]] | ;[[スーパーロボット大戦W|W]] | ||
:'''[[脱力]]、[[狙撃]]、[[突撃]]、[[感応]]、[[かく乱]]、[[補給]]''' | :'''[[脱力]]、[[狙撃]]、[[突撃]]、[[感応]]、[[かく乱]]、[[補給]]''' | ||
− | === [[特殊技能]] === | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦W|W]] | ;[[スーパーロボット大戦W|W]] | ||
:'''[[コーディネイター]]''' | :'''[[コーディネイター]]''' | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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;[[パトリック・ザラ]] | ;[[パトリック・ザラ]] | ||
:直接の関わりは無いが、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では「自分達コーディネイターをナチュラルに代わる新人類である」と豪語するパトリックの姿勢に呆れており、「コーディネイターのメンタリティにまるで進化が見られていない」と、増長したコーディネイターの代表格として扱われた。 | :直接の関わりは無いが、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では「自分達コーディネイターをナチュラルに代わる新人類である」と豪語するパトリックの姿勢に呆れており、「コーディネイターのメンタリティにまるで進化が見られていない」と、増長したコーディネイターの代表格として扱われた。 | ||
− | :もっとも、''' | + | :もっとも、'''ジョージ・グレンがコーディネイターの製造技術を理想論だけで無思慮にバラ撒いた事がナチュラル・コーディネーター間の抗争の遠因'''なので、「お前が言うな」という側面も有るのだが…。 |
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
;[[タカスギ・サブロウタ]] | ;[[タカスギ・サブロウタ]] | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[木連]] | + | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[木連]]の人間である彼は、ジョージ・グレンの事を「偉大な人間で堅物の人格者であった」と教わってきたため、その本人と出会って教わっていた彼の像とのギャップに驚いていた。 |
;[[ダイゴウジ・ガイ]] | ;[[ダイゴウジ・ガイ]] | ||
− | :『W』では『[[ゲキ・ガンガー3]] | + | :『W』では『[[ゲキ・ガンガー3]]』を「ガキ・ゲンガ」と呼ぶジョージに対して訂正を求めるが、逆にジョージ・グレンに「ダキ・パンダ」と寒いギャグで返されてしまう。 |
;[[獅子王凱]] | ;[[獅子王凱]] | ||
:『W』では、彼に'''「ギャグのセンスは[[マキ・イズミ]]以下」'''だと言われてしまう。 | :『W』では、彼に'''「ギャグのセンスは[[マキ・イズミ]]以下」'''だと言われてしまう。 | ||
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]] | ;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]] | ||
− | : | + | :『W』にて、ジョージの寒いギャグに愛想笑いしてくれた人。 |
;[[ヒイロ・ユイ]]、[[トロワ・バートン]] | ;[[ヒイロ・ユイ]]、[[トロワ・バートン]] | ||
− | : | + | :『W』にて、ジョージの寒いギャグに愛想笑いすらしてくれなかった人達。尤も[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]も言っているように、この二人に愛想笑いを求めるなど無理な話だが。 |
;[[カズマ・アーディガン]] | ;[[カズマ・アーディガン]] | ||
− | :『W』では[[アプリカント]] | + | :『W』では[[アプリカント]]との初戦にて、窮地に陥った彼に咄嗟にアドバイスをして、彼の窮地を救う。 |
;[[壇闘志也]] | ;[[壇闘志也]] | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦Z|Z]] | + | :『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では、彼の発見した化石が切っ掛けで[[イオ]]の開拓団に参加している事を語った。 |
== 名(迷)台詞 == | == 名(迷)台詞 == | ||
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;「シャイニングフィンガーで握手してあげよう」<br />「私の秘密を今明かそう、私は[[ガンダムファイター]]だ!」<br />「……と言ったら楽しいだろ」 | ;「シャイニングフィンガーで握手してあげよう」<br />「私の秘密を今明かそう、私は[[ガンダムファイター]]だ!」<br />「……と言ったら楽しいだろ」 | ||
:『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズより。シャイニングフィンガー系の兵装を使用する時の迷言。 | :『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズより。シャイニングフィンガー系の兵装を使用する時の迷言。 | ||
− | :三行目はゴッドフィンガーで[[トドメ演出|止め]]を刺した際の台詞。[[シュバルツ・ブルーダー| | + | :三行目はゴッドフィンガーで[[トドメ演出|止め]]を刺した際の台詞。[[シュバルツ・ブルーダー|声が同じである彼]]に由来した[[声優ネタ]]なのだが、実際に楽しいかどうか判断しかねる。 |
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 == | == スパロボシリーズの名(迷)台詞 == | ||
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:何ともあんまりなその真相に、皆はショックを隠せなかったのであった。…というか、何故そんなものを持ち歩いていたのか。 | :何ともあんまりなその真相に、皆はショックを隠せなかったのであった。…というか、何故そんなものを持ち歩いていたのか。 | ||
;「私はそのような意味で君達に『コーディネイター』になって欲しいと言ったわけではない」<br />「間違いは正せばいい。そして、私は君達にこの世界の調整役となってもらえたいと考え…『コーディネイター』の言葉を送ったはずだ」<br />「世界はゆっくりとだが変わっていこうとしている。焦る事はないんだ、みんな」 | ;「私はそのような意味で君達に『コーディネイター』になって欲しいと言ったわけではない」<br />「間違いは正せばいい。そして、私は君達にこの世界の調整役となってもらえたいと考え…『コーディネイター』の言葉を送ったはずだ」<br />「世界はゆっくりとだが変わっていこうとしている。焦る事はないんだ、みんな」 | ||
− | :『W』の終盤、新・国連本部を急襲した[[火星の後継者]] | + | :『W』の終盤、新・国連本部を急襲した[[火星の後継者]]達に対しての説得の台詞。グレンからの説得の言葉は、グレンを尊敬している彼らに本当の「[[正義]]」を思い出させ、間違いを正させるには十分すぎるものだった。 |
:ちなみに、[[火星の後継者]]の面々は遠い昔の先人であるジョージ・グレンがまさか現代に蘇生したとは思ってもいなかったので、自分達に語りかけるジョージ・グレンの事を彼の子孫だと思っていた。 | :ちなみに、[[火星の後継者]]の面々は遠い昔の先人であるジョージ・グレンがまさか現代に蘇生したとは思ってもいなかったので、自分達に語りかけるジョージ・グレンの事を彼の子孫だと思っていた。 | ||
;「新たなる人類ね…。メンタリティはこの100年でまるで進化は見られないが」 | ;「新たなる人類ね…。メンタリティはこの100年でまるで進化は見られないが」 | ||
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:既述したように、ジョージ・グレンにも責任が無いわけがないのだが…。とはいえ、今更彼が名乗り出た所で混乱を広げるだけとも思える。 | :既述したように、ジョージ・グレンにも責任が無いわけがないのだが…。とはいえ、今更彼が名乗り出た所で混乱を広げるだけとも思える。 | ||
:ちなみに「進んだ道の先」は同ステージのサブタイトルや『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の4thエンディングテーマ曲「FIND THE WAY」の[[歌|歌詞]]の一節にもかかっている。 | :ちなみに「進んだ道の先」は同ステージのサブタイトルや『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の4thエンディングテーマ曲「FIND THE WAY」の[[歌|歌詞]]の一節にもかかっている。 | ||
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
;[[リ・ホーム]] | ;[[リ・ホーム]] | ||
− | : | + | :操縦コントロールを担当。 |
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *名前の由来は、アメリカ合衆国の宇宙飛行士であるジョン・ハーシェル・グレン氏から。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |