イシュタルMk-II
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イシュタルMk-II | |
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外国語表記 | ISHTAR Mk-II[1] |
登場作品 | ガサラキ |
デザイン | 荒牧伸志 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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正式名称 | METAL FAKE EXPERIMENTAL MODEL02 ISHTAR Mk-II |
分類 | メタルフェイク |
全高 | 4.6m |
本体重量 | 3.0 t |
全備重量 | 5.6 t |
最大作戦行動時間 | 45 min(バックパックのエネルギー供給時間) |
最高速度 | 68 km/h |
開発 | シンボル |
所属 |
シンボル アメリカ軍 |
主なパイロット | ミハル |
概要
シンボルが開発した人型二足歩行兵器「メタルフェイク」(MF)の一機。
壱七式戦術甲冑 雷電とは対照的なスリムなフォルムと、旧西側諸国の現用戦車の砲塔を思わせる上半身周辺の形状が特徴。ミハル機にはスズランのマークが施されているが、この個体は第10話で骨嵬・朱天に破壊されている。
タクティカルアーマー(TA)とは事実上同種といえる機体ではあるものの、こちらは開発に用いた骨嵬のサンプルが不完全であったために、性能面ではTAを上回ることはなかったとされている。しかし、速度面ではTAを上回っている上に、TAにはない白兵戦用の武器もあり、また壁抜け用の装備やハッキングシステムまでもあるため、実際にはTAよりもわずかながら高性能寄りな機体となっている。
基本的に量産機ではあるものの、正式名称から本機は量産段階にありながら、あくまでも実験機扱いであること、そして本機以前にも一機MF存在していたことが伺えるが、このことに関しては詳細不明となっている。
17話からは米軍に配備された本機が登場、24話に登場した個体に関しては一部機体に限り吊り下げ式の増加装甲を装備している。しかし、配備に際しての戦闘ヘリとの演習時では、米軍パイロットからはその劣悪な乗り心地に愚痴をこぼす一幕があることから、その評価はお世辞にも高いとは言い難いとみられる。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2017年6月のイベント「鬼哭」にて、ミハル機がSSRシューターとして実装。
- スペックは控えめで、地形適性も「陸」を除いてCとマップは選ぶものの、味方全体にバフ効果とWAVEごとのHP回復を与えるアビリティを持ち、激励も使えるため支援役としては優秀。必殺スキルも威力は低いが、消費コアが1個で済むためΩクロスの繋ぎに無理なく挟みやすい。
- 最大の特徴は、バトル開始からシューターコアを2個持ち込めるアビリティ「思い出の花」。2回の限界突破は必要だが、使用できるコア数が限られる征覇などで重宝する。
- アリーナでも特性はあまり変わらず、「思い出の花」も健在。シューター限定の時限バフアビリティ「インヴィテイター」を持つため、ヒュッケバインと大器プロヴィデンスガンダムを軸にしたシューター編成の全盛期には、選択肢の一つとして用いられた。
装備・機能
武装・必殺武器
イシュタルMk-II同士でデータを連動させることができ、他の機体のLOSATミサイルランチャーのサイトラインに同期して65mm速射機関砲のHESH弾で精密射撃を行うなど、戦闘指揮車のバックアップを必要とするTAと違い、極めて実践的な機能を多数持つ。
武装
- 65mm速射機関砲
- 本機の主兵装。対装甲目標破壊用のAPDS弾と地域制圧用のHESH弾(粘着榴弾)の二種類の弾種が使用可能。
- 『X-Ω』では通常攻撃に使用。
- LOSATミサイルランチャー
- 実在する兵器である「MGM-166 LOSAT」を二足歩行兵器用に多少の小型化の上で装備させたもの。
- 『X-Ω』では必殺スキルとして採用。小ダメージ+吹き飛ばし効果を持つミサイルを2連射する。
- ギロチン
- 近接戦闘用の装備。巨大なハサミで敵機を抑え、内蔵されているチェーンソーカッターでダメージを与えるというもの。
- リフティングウィンチ
- 両腕部内側に装備された機体引き上げ用の装備。主にビルの外壁を登ったり崖を登る際に使われる。雷電に比べると使用する頻度が少ない上に、射出口の位置が曖昧なことが多いが、10話においてその具体的な射出口の位置を確認できる。
- 50mmグレネードランチャー
- 頭部ハードポイントに装備されている。
- エリコン機関砲
- 24話に登場する米軍配備機が使用する。
- EMガン
- 24話に登場する米軍配備機が使用する、俗に言うレールガン。その威力はA小隊の雷電二機を苦戦させた。
オプション装備
- 増加装甲
- 24話に登場する米軍機4機のうちの2機(うち1機が豪和インダストリー本社に突入)に装備されている。機体の胴体部に吊り下げるような形で装備されているが、増加装甲と言う割にはお世辞にも機能するとは思えない位置に取り付けられている。
- 事実、24話の戦闘シーンにおいてこの増加装甲が機能せず雷電に蜂の巣にされている。それでも比較的優位に立てていたのは、本機の装備がタクティカルアーマーより戦闘に特化していたからだといっても過言ではない。
- スキッドローラー
- 24話に登場する米軍機のうち、豪和インダストリー本社に突入した機体にのみ装備されている。ロケットモーター推進であり、正座状態での移動が基本であるが、壁に押し付けての壁面移動も可能となっている。
アビリティ
- 援護攻撃、応急処置、インヴィテイター、思い出の花
移動タイプ
サイズ
- S
関連機体
- 壱七式戦術甲冑 雷電
- 名称、性能、外観と違いは多いものの、根本的な設計思想は全くもって同一といっても過言ではない。
余談
- 前述のとおり、本機は戦車を思わせるスタイリングを特徴としているが、実はこういったデザインのメカがテレビアニメに登場するのは本作が初めてであるといわれている。
- 本機の装備の一つであるスキッドローラーは、壁面を用いた垂直方向への移動も可能という描写がされており、後に本作の副監督である谷口悟朗氏が監督を務めた「コードギアス 反逆のルルーシュ」に登場するナイトメアフレームの装備であるランドスピナーにも少なからず影響を与えている。
- 企画当初、本機と同じ立ち位置のタクティカルアーマー「ラー」がデザインされているが、没になっていることが「出渕裕メカニカルデザインワークス」において明かされている。
- ちなみに、前述の「出渕裕メカニカルデザインワークス」を見れば(そもそもこの本に載っている時点で)分かるが、本機のデザインを手がけているのは荒牧伸志ではなく、タクティカルアーマーと同じく出渕裕氏である。
- なお、この本に掲載されている、決定稿に至るまでのラフ画には「インドラ」「マルドゥークMk-II」といった仮称も書かれている。