「ヴァルストーク航海日誌/第2部」の版間の差分

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[[ヴァルストーク航海日誌]]のうち、第2部で記載されたもの。
  
 
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2019年1月2日 (水) 00:05時点における版

ヴァルストーク航海日誌のうち、第2部で記載されたもの。

注意

作品の全体的なネタバレが含まれています。未プレイの方は気をつけてご覧下さい。

日付

話数 日付
第28話「宇宙に一人だけの」 連合宇宙暦100年 8月25日
第29話「赤い魂、青い炎」 連合宇宙暦100年 8月26日
第30話「女神の夢、戦神の野望」 連合宇宙暦100年 8月29日
第31話「姫と道化、女王と勇者」 連合宇宙暦100年 9月8日
第32話「終わるハイスクールライフ」(1周目)
第32話「決意のパートタイムジョブ」(2周目)
連合宇宙暦100年 9月10日
連合宇宙暦100年 9月10日
第33話「忍び寄る黄金の影」(依頼受けない)
第34話「よみがえる墓場の名刀」(依頼受けない)

第33話「VIRGIN FLUSH」(依頼受諾)
第34話「揺れる想いと小さな決意」(依頼受諾)
連合宇宙暦100年 9月15日
連合宇宙暦100年 9月20日

連合宇宙暦100年 9月18日
連合宇宙暦100年 9月26日
第35話「熱砂に吹く風」 連合宇宙暦100年 10月9日
第36話「別れのイントゥ・ザ・ブルー」 連合宇宙暦100年 10月12日
第37話「平和の国の雷」(オーブ)
第38話「彼と彼女の問題」(オーブ)

第37話「暗黒からの侵略者」(パリ)
第38話「死闘!魔神vs大将軍」(パリ)
連合宇宙暦100年 10月25日
連合宇宙暦100年 11月1日

連合宇宙暦100年 11月1日
連合宇宙暦100年 11月2日
第39話「鉄騎士再誕」 連合宇宙暦100年 11月7日
第40話「勇者の真実」 連合宇宙暦100年 11月12日
第41話「想いと力、その向かう先」 連合宇宙暦100年 11月22日
第42話「暁の閃光」 連合宇宙暦100年 12月1日
第43話「記憶の底から」 連合宇宙暦100年 12月10日
第44話「帰るべきデイ・バイ・デイ」(火星の後継者)
第45話「生まれ落ちた悪意」(火星の後継者)

第44話「運命の子ら」(月・地球間警戒)
第45話「吹き荒れる破壊の嵐」(月・地球間警戒)
連合宇宙暦100年 12月22日
連合宇宙暦100年 12月26日

連合宇宙暦100年 12月24日
連合宇宙暦100年 12月26日
第46話「新しい時代の始まりに」 連合宇宙暦100年 12月30日
第47話「黒衣の復讐鬼の最期」 連合宇宙暦101年 1月1日
第48話「逆襲の大帝王」 連合宇宙暦101年 1月4日
第49話「戦いの海に勇気の帆を」 連合宇宙暦101年 1月6日
第50話「静止した時の二人」(月・ラダム)
第51話「燃え尽きる生命」(月・ラダム)

第50話「憎悪と運命の螺旋」(プラント)
第51話「進んだ道の先」(プラント)
連合宇宙暦101年 1月25日
(なし)

連合宇宙暦101年 1月25日
(なし)
第52話「歪んだ太陽」 連合宇宙暦101年 2月1日
第53話「朝をよぶ者達」 (なし)
第54話「忘れえぬ思い出を胸に」 連合宇宙暦101年 2月12日
最終話「果て無き未来への出航」(1周目)
最終話「終わり無き旅路」(2周目)
(なし)
(なし)
エンディング 連合宇宙暦101年 2月15日

本文(第28話~第36話)

本文
第28話「宇宙に一人だけの」(100.8.25)
(※カズマ失踪中のため、ミヒロが執筆。)
ヴェルターができてから一年、そして、解散してからちょうど半年が経った。半年前のあの日、私達はお父さんとお兄ちゃんを同時に失った。それだけじゃない。オービットベースも壊されてナデシコも動けなくなって…そして、Dボゥイさんやユリカさんとアキトさん、イネスさんもあんな事になってしまった。ヴェルターは活動を続けられなくなりみんな、それぞれの生活に戻っていった。でも、思い出は大事にしなさいとお父さんは言っていたので、今日は日誌に書いてみた。でも、やっぱり思い出すと悲しい…。悲しくて…悲しくて…私は……
第29話「赤い魂、青い炎」(100.8.26)
(※前話と同じく、ミヒロが担当)
傭兵の人達といっしょにいたのは絶対にお兄ちゃんだった…。私が間違えるはずがない…。お兄ちゃんとお父さんは半年前の戦いから行方不明だったけどお兄ちゃんは生きていた…。お姉ちゃんはそれだけで充分だって言っていたけど、私は嫌だ…。お兄ちゃんに会いたい…。お兄ちゃんと一緒に暮らした…。それなのに、どうして…。
第30話「女神の夢、戦神の野望」(100.8.29)
久々に日誌をつける事になった。半年前から昨日まで俺はロクでもない事しかしてこなかった…だが、今はその時間も肯定しつつある。だから、俺はあの半年間の出来事も忘れたくはない。近頃、親父が最後に言っていた思い出の大切さが少しだけわかってきたような気がする。だから、その気持ちを忘れずにこの日誌をつけていくつもりだ…
第31話「姫と道化、女王と勇者」(100.9.8)
俺達はプロフェッサーからの依頼を果たすためにアークエンジェル行きの補給物資を受け取りに向かっている。だが、この一週間、宇宙は一人の少女の存在に揺れている。プラントの歌姫といわれるラクス・クラインが消息不明になったというニュースのためだ。事実上、地球各国とプラントは国交を断絶した状態だが…宇宙で仕事をする俺達の間では彼女の歌声は何度か耳にする機会があり隠れたブームになっている。当然のごとくプラントでは大人気で彼女が評議会議長の娘ということもあり色々な所に引っ張りダコらしい。今回の一件もユニウスセブンの追悼式典の下見の際、先頭に巻き込まれての事だったそうだ。おそらくアルテミスでザフトの部隊が後退したのは彼女の捜索のためだろう。ザフトと地球は戦争をし、俺自身はどちらも支持する気はないが彼女の安否は気がかりだ。彼女のあの歌声をまた聞きたいものである…
第32話(1周目)「終わるハイスクールライフ」(100.9.10)
俺達は凱さんの招きに応じてオービットベースへ行くことになった。あそこに行くのは半年振りだがその間に地球圏の空気はどんどん悪くなっている。プラントと地球は戦争になりラダムとイバリューダーとは三つ巴の状態が続いている。そして、火星の後継者が武装蜂起しあちこちでバイオネットやテロリストが暴れまわっている。それらの対処として大河長官は俺達を集めて再びヴェルターを結成するのだろう。それへの参加を依頼された時、俺は何と答えればいいのだろうか…。正直に言って俺は迷っている。俺はこの世界がどこに向かっているかをわかっていない。このまま戦う事にはためらいを覚える。俺は戦うのなら、その意味を見つけてからにしたい。甲児達はどうしているのだろう…。こういう時には無性にあいつらの笑顔が見たくなる…
第32話(2周目)「決意のパートタイムジョブ」(100.9.10)
俺達は凱さんの招きに応じてオービットベースへ行くことになった。あそこに行くのは半年振りだがその間に地球圏の空気はどんどん悪くなっている。プラントと地球は戦争になりラダムとイバリューダーとは三つ巴の状態が続いている。そして、火星の後継者が武装蜂起しあちこちでバイオネットやテロリストが暴れまわっている。それらの対処として大河長官は俺達を集めて再びヴェルターを結成するのだろう。それへの参加を依頼された時、俺は何と答えればいいのだろうか…。正直に言って俺は迷っている。俺はこの世界がどこに向かっているかをわかっていない。このまま戦う事にはためらいを覚える。俺は戦うのなら、その意味を見つけてからにしたい。甲児達はどうしているのだろう…。こういう時には無性にあいつらの笑顔が見たくなる…
第33話(依頼受けない)「忍び寄る黄金の影」(100.9.15)
大河長官からの依頼を断った俺達は当分の間はトレイラー稼業を続ける事になった。ヴェルターとして戦った時間と独りで世界を巡り歩いた時間は俺に色々な事を教えてくれた。それを無駄にしないためにも俺は戦うために自分の心を100%の状態にしたい。とりあえず、スペースマンの戦いは生きる事だ。大口の契約をふいにした俺達はロウさん達と合流してジャンクの回収をする事にした…
第34話(依頼受けない)「よみがえる墓場の名刀」(100.9.20)
俺達はロウさんに付き合ってグレイブヤードへ向かう事になった。無論、俺自身もグレイブヤードには大いに興味がある。失われた技術や文化と聞いて心が躍らぬわけがない。レッドフレームを狙うヒイロ達の意図はわからないが、今は目の前のワクワク感の方が大事だ。ロウさん流の面白い生き方に俺達も便乗させてもらうとする…
第33話(依頼受諾)「VIRGIN FLUSH」(100.9.18)
地球に降りた俺達を待っていたのは新たに誕生した二人のテッカマンであった。彼らの所属する新生スペースナイツはGGGアメリカを拠点にして活動しているとの事だ。そして、フリーマン司令に代わりスペースナイツの指揮を執るのは俺達の知る人物らしい。Dボゥイさんは依然として行方不明だが、対ラダムの備えは着々と進んでいるようだ。そして、俺達はこの後、新たな司令から新テッカマンについての話を聞く事になった…
第34話(依頼受諾)「揺れる想いと小さな決意」(100.9.26)
訓練中にラダムに遭遇したユミ達は相手のテッカマンにも心がある事に動揺したらしい。そして、その危機を救ったのはあのルネだった。彼女は凱さんの招きでGGGアメリカに来たそうだ。しかし、新テッカマンの3人はどうにも精神的に不安定な所がある。だが、まだテッカマンになったばかりで実戦についてはシロウト同然なのだから仕方ないかも知れない。チーフであるアキさんは彼らをどうするのだろうか…
第35話「熱砂に吹く風」(100.10.9)
(依頼受けない)
サハラ砂漠に落ちた俺達はノイ・ヴェルターに合流した。ロウさん達も『面白そうだ』の一言で俺達に協力してくれる事になった。あの人らしい理由だ。ノイ・ヴェルターはGGGアメリカで3人の新テッカマンとアキさん、ルネ達を仲間に加えた。俺達の当面の任務は火星の後継者の情報収集と…GGGアメリカでバイオネットに奪われたQパーツの捜索だそうだ……アキさんをチーフとする新スペースナイツには3人の地球製テッカマンがいる。ナターシャがテッカマンベスナー、ダービットがテッカマンゾマー、ユミがテッカマンイーベルだ。連中にはブルーアース号に乗ったサポートメンバーがそれぞれ付き、連携で戦うそうだ。ゴリアテがベスナーのアニタがゾマーの、ハヤトがイーベルのと言った具合にだ。アキさんの話では連中は東京で咲いた早咲きのラダム樹に取り込まれた人間なんだそうだ。そして、アキさんは地球製テッカマンを完成させるための実験台として自らもラダム樹に取り込ませた。アキさんは行方不明のDボゥイさんの代わりにラダムと戦う気なのだろう。しかし、新テッカマン…特にユミの奴はDボゥイさんとはえらく雰囲気が違う。その明るさを買われてテッカマンに選抜されたらしいが…あいつの志望動機ってのがブレードに憧れてというのは何とも言えない。俺達はDボゥイさんが生きてる事を秘密にしておく事にしたが、あの人はこの先、どうする気なのだろう…(ルネの超人的な力はその身体がサイボーグであるためだと聞いた。そして、それにはバイオネットが関わっており、それゆえルネは奴らを追う事に執念を燃やしているそうだ)
<ここで中断>
(依頼受諾)
デュオやロウさん達と再会した俺たちは当初のコースを変更して、サハラ砂漠を横断している。あの砂漠の虎はアークエンジェルに撃破されたそうだが、アフリカが激戦区である事は変わりない。俺達は無用な戦いを避けながらパリへと向かっている。デュオ達プリベンターは火星の後継者を追っていて、それでロウさん達と知り合ったそうだ。しかし、どうもあいつらは何かを俺達に隠しているように思える。無論、あいつらの事だから敵のスパイとかそういうのではないと思うが…アキさんがテッカマンになった話を聞いたときは、あのトロワまでもが様子がおかしかった。いずれ時がくれば話してくれると思うが少し気になる…
<ここで中断>
第36話「別れのイントゥ・ザ・ブルー」(100.10.12)
俺達はアメリカ大陸西部のベルデ岬諸島でミスリルのトゥアハー・デ・ダナンと合流した。ナデシコBは補給と修理のためひとまずミスリルのドッグに入る事になった。その間、ルリ艦長達は火星の後継者やバイオネットの情報を整理するために…宗介の上官のカリーニン少佐って人とミーティングをするそうだ。また、姉さんやプロフェッサーさん達は大破したロウさん達のホームを地元のジャンク屋に売りに行っている。機動部隊隊員の俺達はテッサ艦長の招きでデ・ダナンに乗り込んだ。宇宙育ちの人間には潜水艦は見るもの全てが新鮮でロウさんはヨダレを垂らさんばかりになっている。さらにこの後、テッサ艦長主催のスペシャルイベントが待っているそうだ。こっちに来れなかった姉さんやルリ艦長達に同情する…

本文(第37話~第46話)

本文
第37話(オーブ)「平和の国の雷」(100.10.25)
オーブ連合首長国…地球とプラントが戦争している中、中立を表明する太平洋上の小国。俺達はバイオネットにさらわれたテッサ艦長とかなめを追ってこの国へ来た。国連事務局直属の俺達はすんなりと入国が許されたがこの国の事情は複雑なようだ。これというのも連合軍に協力して5機のガンダムを造っていた事が原因だ。この不祥事の責任をとってオーブの前代表のウズミ・ナラ・アスハはその職を辞任したそうだ。だが、この人は今でも強い影響力を持ち、オーブの影の指導者といった存在だと聞く。ちなみにホリスの話では一人娘がいて何でも最近、家出から帰ってきたらしい。かなりの跳ねっ返りらしく、昨日も勝手に偵察に出かけて撃墜されたが何とか捜索隊に発見されたそうだ。ルリ艦長と姉さんはあくまで表敬訪問という形でそのウズミ前代表を訪ねている。その間、ハーリーとホリス達はオーブ軍と協力して、かなめ達の捜査をしている。俺達も街へ出て手分けして聞き込みをする事になった…
第38話(オーブ)「彼と彼女の問題」(100.11.1)
オーブに到着してから既に一週間が経過したが、テッサ艦長達の捜査は遅々として進んでいない。ミスリルの情報部やGGGも全力を挙げてアマルガムの動きを追っているが成果は少ないらしい。オーブで網を張っている俺達は何度かテロリストを発見し、出撃したが全て陽動のようだった。みんなのストレスもかなりのものでそこらで口ゲンカが起きている。その中で気になるのは宗介とルリ艦長だ。宗介の方は相変わらずだがルリ艦長の様子がどうもおかしい。考えてみれば、オーブに来た時からいつも冷静なルリ艦長が微妙に沈んでいるような気がする。だが、そんな感傷に浸っている時間はない。こうしている間もかなめ達の引渡しの準備は進んでいるのだろう。そんな中、リーアムさんとプロフェッサーさんは新しい艦の準備のため宇宙へ上がる事になった。そして、そんな俺達に明日付けでミスリルから補充人員が送られてくるとの事だ…
第37話(パリ)「暗黒からの侵略者」(100.11.1)
オーブへと向かったナデシコはそこでテッサ艦長とかなめの手がかりをつかんだそうだ。こちらはヴァルストークの修理や補給の遅れで、やっと明日にパリ入りだ。ルネの奴は毎度のごとく文句を言い、ノロマは待っていられないと先にパリに向かった。あいつも黙っていればツンとした所が中々かわいいのに口を開けば悪態ばかりだ。例の国連の総会は今日から始まり、甲児やリョウ達も、その警護のためにパリへ来ていると聞く。まあ、あいつらがいれば心配ないって事で俺は秋のセーヌ川でパリジェンヌとのデートを夢見る…
第38話(パリ)「死闘!魔神vs大将軍」(100.11.2)
夜が明けた。あと2時間後にはパリ奪還を賭けた作戦が始まる。作戦の準備は最終段階に入り、俺もこの日誌の後には出撃に備え、機体の最終チェックに入る。誰もがあきらめてはいない。無論、俺も明日の日誌は勝利の報告になる事を信じている…
第39話「鉄騎士再誕」(100.11.7)
俺達は宇宙に上がる前に太平洋上のギガフロートへ向かう事になった。国連の主導で建造されたこの人工島はマス・ドライバーを備えた宇宙港である。俺達はここから打ち上げられるあるものを守る任務に就くことになった。その間にGGGやプリベンターのエージェント達がQパーツとかなめ達の行方を追うらしい。しかし、ノイ・ヴェルターを動かしてまで守るべきものとはいったい何だろう…
第40話「勇者の真実」(100.11.12)
結局、Dボゥイさんは発見できず俺達は捜索を打ち切る事になった。アキさんの気持ちを考えると胸が締め付けられるが、いつまでもギガフロートにいるわけにもいかない。Dボゥイさんの捜索はレディ・アンさんの計らいでプリベンターが引き継いでくれるそうだ。凱さんとルネはプロフェッサー神先とオーガンをオービットベースへ送り届ける事になった。一方、俺達はルリ艦長の提案で一度、日本へ寄る事になった。光子力研究所と早乙女研究所での補給を受ける間にルリ艦長はやりたい事があるそうだ。そんな中、ガレントからの通信でザフトが大規模な作戦行動の準備を進めている話を聞いた。奴らの攻撃目標は連合軍のマスドライバー基地のあるパナマと予想されている。地球とプラントの戦争に対してはさすがのノイ・ヴェルターも何もできない。しかし、俺達は俺達でできる事をやっていくしかないだろう。そして、日本への出発が迫る中、スペースナイツのユミが誘拐されるという事件が起きた…
第41話「想いと力、その向かう先」(100.11.22)
戒道幾己はオービットベースでソール11遊星主への備えを進める事になった。一方、俺達はパスキューマシンの件を報告するために連合軍総司令部のあるアラスカ基地に来た。ルリ艦長と大河長官はあのコルベット准将につかまり、連日ネチネチと言われており…俺達はここに来てもう一週間以上にもなる。そして、どうやらこの基地にはアークエンジェルも来ているらしい。ザフトの次の攻撃目標は連合のパナマ基地と目されているため主力部隊はそちらに言っており…今この基地は各地からの部隊が寄せ集め状態で駐留しているそうだ。俺達も食堂やカフェで様々な人に会う事ができた…
第42話「暁の閃光」(100.12.1)
大河長官は今後の事を検討するためにオービットベースへ戻っていき…アークエンジェルと俺達はバルザックさんの案内でオーブへ入国した。バルザックさんは軍を離れてDボゥイさんをバックアップしてたそうだ。そのDボゥイさんは突然倒れ、今も生死の境をさまよっている。アキさんの話ではDボゥイさんを救うための装置がもうすぐオーブへ届くそうだ。しかし、この数日の間に連合とプラントの戦いはさらに激しいものとなった。改めてパナマに降下したザフトの部隊はアラスカのサイクロプスのお返しとばかりに…『グングニール』とかいう新兵器を使ったそうだ。こいつの発する強力な電磁パルスで無力化した連合軍はザフトに完膚なきまでに叩きのめされたらしい。その様は虐殺そのものだったそうだ。人類同士の泥沼の戦いの中でラダムやソール11遊星主等の敵とも戦わなくてはならないというのに…このままでは連中と戦う前に本当に人類は自分達の手で滅んでいくのかも知れない…
第43話「記憶の底から」(100.12.10)
オーブを脱出した俺達は補給や修理も不十分なまま宇宙へ出た。主要施設をウズミ前代表の手により爆破されたオーブは事実上、崩壊したと言ってもいいだろう。連合軍のやり方はメチャクチャだが安全保障理事会が幅を利かせている今ロゼ婆さんも手が出せない状況にある。婆さんの頼みの綱だったプラントとの和平も当のシーゲル・クラインの失脚によりパーになったそうだ。そして、新たに俺達の仲間になったアスラン・ザラってのはプラントの新たな最高評議会議長の息子だそうだ。オーブで俺達は多くのものを失ったがアスラン以外にも新たな仲間達を得た。バスターガンダムのディアッカ、(プリッツガンダムのニコル、)オーブの姫様のカガリとそのお付き。そして、テッカマンデッド…Dボゥイさんはブラスター化に成功しトモルもオーガンとして戦う事を決意した。俺達はボロボロだが、まだ死んじゃいない。この世界のためにそれぞれができる事をするだけだ…
※ニコルを仲間にしている場合、その内容が追加される。
第44話(火星の後継者)「帰るべきデイ・バイ・デイ」(100.12.22)
俺達は火星の後継者にさらわれたテッサ艦長とかなめを追って月に来た。ここは俺達が白鳥さんやロゼ婆さんに会った思い出の場所でもある。俺達がかなめを探している間、アークエンジェルはプラントへ行ったアスランを迎えるために別行動となった。また、スペースナイツとトモルは俺達とは別に月面を調査している。Dボゥイさんの話ではラダムの母艦は、この月面の地下に潜伏しているそうだ。記憶障害の方は収まったようだが、ブラスター化の代償は刻一刻とDボゥイさんを蝕んでいるらしい。ノイ・ヴェルターの誰もがそれに触れず、黙々と任務をこなしている。みんな、心のどこかで全ての戦いで決戦に向けて動いている事を感じているのだろう。もうすぐクリスマス…去年の今頃はマリーメイア軍との決戦だった。今年のサンタは俺達にプレゼントをくれるのだろうか…
第45話(火星の後継者)「生まれ落ちた悪意」(100.12.26)
クリスマスから一夜明けた。結局、今年も何も無かった。
……
………
少し涙が出てしまった。
月を発った俺達はアークエンジェルに合流するためにL4宙域に向かっている。詳しい事情はわからないがアスランはプラントで協力者を見つけたそうだ。そして、そのプラントでは前評議会議長のシーゲル・クラインが処刑されたそうだ。タカ派のパトリック・ザラに反対し、プラントへの反逆罪を企てたってのが表向きの事情らしいが…ガレントの話ではどう考えても暗殺だったそうだ。だが、俺達ノイ・ヴェルターは地球とプラントの戦争に武力で介入する事はできない。簡単に言えば、その両方と敵であり味方でありと言った状況だ。こんな混沌とした状況で間近と推測される火星の後継者の最終計画を止める事ができるのだろうか。少しユーウツな気分なのは寂しいクリスマスのせいだったからだと思いたい…
第44話(月・地球間警戒)「運命の子ら」(100.12.24)
フリーマン司令と未知さん達はゴライオンとザ・データベースの件を報告するためオービットベースへ向かった。何でもオービットベースにはオーガンの謎を解いてくれる人がいるそうだ。俺達は陽動を兼ねつつ月・地球間を航行しながら火星の後継者の情報を集めている。なお、記憶障害を起こしたDボゥイさんだが、症状の方はとりあえずは収まったようだ。だが、ブラスター化の代償は刻一刻とDボゥイさんを蝕んでいるらしい。ノイ・ヴェルターの誰もがそれに触れないようにしている。みんな、心のどこかで全ての戦いが決戦に向けて動いている事を感じているのだろう。そして、どうやら今年のクリスマスは宇宙空間で迎える事になりそうだ。去年の今頃はマリーメイア軍との決戦でリリーナ様が俺達に勝利をプレゼントしてくれた。今年のサンタは俺達にプレゼントをくれるのだろうか。誰かと二人っきりで過ごすクリスマスは今年も無理そうだが、せめて、少しはロマンチックが欲しい…
第45話(月・地球間警戒)「吹き荒れる破壊の嵐」(100.12.26)
今年のサンタのプレゼントは意外かつビッグなものだった。ニュートロンジャマーキャンセラー…。奪われたとはいえ、そんなものが開発されていたとは驚きの一語だ。そして、それを奪っていったのが劾達、サーペントテールだった事も。あいつらが意味も無く海賊じみた真似をするとは思えない。また、奪った装置を連合軍に売りつけるような事もしないと思っている。だからこそ、俺は劾が何を考えているか知りたい。それはロウさんも同じようだ…
第46話「新しい時代の始まりに」(100.12.30)
プレアとキラ達によってもたらされたニュートロンジャマーキャンセラーは大河長官からロゼ事務総長に委ねられた。無論、それが悪用されないよう厳重に管理されるとの事でだ。明日は大晦日、そして、明後日は新しい年の始まり…火星の後継者の最終作戦が発動される。連合軍は各地の要所を警戒しているが敵が精度の高いジャンプをしてくれば全ては無駄になる。俺達はボソンジャンプで火星に乗り込み、作戦決行前の混乱を突き奴らを止める事になった。先に火星へ向かった連合軍の艦隊は要塞に改造された極冠遺跡の迎撃システムに壊滅させられたそうだ。そして、連合軍のボソンジャンプの技術力では、今から火星へ艦隊を送り込むのは不可能だろう。しかし、ネルガルの研究が進んだとはいえ、俺達のジャンプも大きな危険が伴う。それはA級ジャンパーと呼ばれる火星生まれの人間がいない状態でのジャンプのためだ。A級ジャンパーは貴重な存在であり、そのほとんどが火星の後継者によって拉致、または殺害されている。アキトさんとユリカさん、そして、あの説明大好きイネスさんもその被害者だ。だが、後手に回った俺達が勝利するためには、ジャンプによる奇襲以外に策はない。俺達は決戦に向けて最後の出撃の準備を進めている…

本文(第47話~最終話)

本文
第47話「黒衣の復讐鬼の最期」(101.1.1)
長い一日がやっと終わろうとしている。俺達は火星の後継者の野望をくじきユリカ艦長を救い出す事ができた。アキトさんは行ってしまったがこれで一つの決着はついた。そして、俺達はかなめとテッサ艦長をさらったザ・データベースを引き続いて追う事になった…
第48話「逆襲の大帝王」(101.1.4)
ユリカ艦長はラクス・クラインと共にアキトさんの補佐をしていたラピスのユーチャリスで地球へと帰還した。草壁春樹は逮捕され、火星の後継者の問題は事務局で預かる事になるそうだ。元木連の秋山さんやフクベ元提督もオブザーバーとして参加するそうだからこちらは心配ないだろう。俺達の目下の問題はかなめ達を連れ去ったザ・データベースの追跡の目処が立っていない事だ。地球の技術力では恒星間規模で活動する連中を追いかけるのは到底無理だ。だが、そんな俺達に意外な人物から連中の手がかりが届けられた…
第49話「戦いの海に勇気の帆を」(101.1.6)
時間の感覚が薄れてきているが俺がザ・データベースに捕まって2日経っていると思う。今日の航海日誌も俺の脳内に書き留めておく事にする。ミヒロは俺とは別の所にいるが無事であるらしい…と言うより歓待を受けてるらしい。それについては、あのアリアがイヤミたっぷり、自慢たっぷりに教えてくれた。凱さんの方はどうしているかまったくわからない。囚われの身の俺にできるのは仲間の助けを待つ事だけだ。何としても、ここを抜け出しあのクソ親父をぶん殴って敵に回った理由を聞き出してやる…それだけを頼みに俺は絶望しそうな心をつなぎとめている…
第50話(月・ラダム)「静止した時の二人」(101.1.25)
俺達は準備が整い次第、ラダム艦攻略のために月へと向かう事になった。Dボゥイさんにとって宿敵であるラダムとの最後の闘いであり…奴らの司令テッカマンオメガを倒さなければ、ラダム樹は開花し、全ての人間はテッカマンにされてしまう。国連は人々の避難を進めているが地球上全ての人間をシェルターに収容するのは事実上、不可能だ。そんな状況でも連合軍はプラントへの攻撃を優先している。軍を牛耳るブルーコスモスには市民の安全よりもコーディネイターを潰す事の方が重要らしい。連中はプラントをせん滅した後、新兵器フェルミオンミサイルでラダムを攻撃するらしいが…雷牙博士達の計算ではあのミサイルの力では月の都市にまで被害が及ぶ可能性があるという。だから、俺達は何としても俺達の力でラダムを倒さなければならない。全ての人々のために…。そして、Dボゥイさんの悲しい宿命に終止符を打つために…
第51話(月・ラダム)「燃え尽きる生命」
(なし)
第50話(プラント)「憎悪と運命の螺旋」(101.1.25)
俺達は連合軍とザフトの戦闘を止めるために…最大の激戦地になると思われる要塞ヤキン・ドゥーエへ向かっている。恐らく連合軍の旗艦は黒いアークエンジェル…ドミニオンだろう。あれの艦長はアークエンジェルの副長だったナタルって人だと聞いた。前に一度見かけた印象はお堅い軍人さんだが、悪い人には思えなかった。無論、キラやムウさん達はナタルさんと戦いたくないようだ。そして、個人の考えとは別に人と人が戦わなくてはならないのが戦争とういうものなのだろう。(誤字原文ママ)戦いを前に重苦しい空気が流れる中、体調を崩しているプレアの様子が気になる…
第51話(プラント)「進んだ道の先」
(なし)
第52話「歪んだ太陽」(101.2.1)
地球とプラントの戦争は終わり、プラントの臨時評議会と国連は停戦に合意した。また、ラダムの司令官であったオメガは倒れ…地球のラダム樹は花が咲かないままいつかはディスクXで完全に消滅させられるだろう。俺達はここまで来た。Dボゥイさんやキラを始めとする犠牲を払いながら。そして、今、イバリューダーの本隊が地球へとやってきた。イネスさんの推測では奴らが金星へと現れたのは、遊星主の物質復元と関係があるそうだ。全ての謎を解く鍵は獅子座文明の遺産であるゴライオンにあるらしい。もうすぐ、それについてのミーティングが始まる…それが終わった時が俺達の最後の戦いの始まりになるのだろう…
第53話「朝をよぶ者達」
(なし)
第54話「忘れえぬ思い出を胸に」(101.2.12)
ジェネシックガオガイガーのゴルディオンクラッシャーがピサ・ソールを破壊し…その光を受けたオーガンがグランドクルスアタックでゾーマの反物質砲を相殺した。物質復元装置を失った遊星主はその身体を維持できなくなり暗黒物質へと還元され…イバリューダーの戦闘惑星ゾーマはまた宇宙へと旅立っていった。だが、久見・ジェファーソンの話では奴らの指導者であるミークはオーガンと同じように心を学び…戦う事が全てであったイバリューダーも変わっていくだろうとの事だ。俺達はあの大爆発の中をボソンジャンプで脱出し、何とか地球圏へと帰還できた。金星へ向けて出発してから約10日の事だ。その間、地球圏の各地はザ・データベースの攻撃にさらされていたそうだ。どうやら、奴らは俺達の文明の記録を終えて、地球を本気で滅ぼす気らしい。その攻撃はまさに無差別で地球も月もプラントも関係ないと聞く。おまけに奴らは神出鬼没でその足どりもつかめない状況にある。せめて奴らの本拠地が分かれば地球の総力をあげて決戦を仕掛ける事もできるのだが…俺達は焦りを感じながら傷ついた機体を修理し、奴らとの決戦の時を待っている。トカゲ戦争から続いてきた地球の戦い…その最後の敵は知の記録者…ザ・データベース…そして、その戦いは俺と俺の家族にとって重大な意味を持つものになりそうだ。親父の全てを受け継いだ敵指揮官アプリカント…俺は奴に勝てるのだろうか…
最終話(1周目)「果て無き未来への出航」
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最終話(2周目)「終わり無き旅路」
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エンディング(101.2.15)
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