「Xbox360」の版間の差分
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日本国外では順調にシェアを伸ばしており、海外製のFPSやレースゲーム等、所謂「洋ゲー」は豊富である。その一方で日本国内でのシェアは[[Wii]]とPS3に押され気味であり、日本向けのゲームタイトルに恵まれておらず、一時期は日本製のRPGがヒットを飛ばしたものの、期間を置いてPS3で完全版が発売されるなどして低迷している。 | 日本国外では順調にシェアを伸ばしており、海外製のFPSやレースゲーム等、所謂「洋ゲー」は豊富である。その一方で日本国内でのシェアは[[Wii]]とPS3に押され気味であり、日本向けのゲームタイトルに恵まれておらず、一時期は日本製のRPGがヒットを飛ばしたものの、期間を置いてPS3で完全版が発売されるなどして低迷している。 |
2018年8月22日 (水) 17:02時点における版
Xbox360は、2005年12月10日にマイクロソフトが発売した家庭用ゲーム機。360はサンロクマルと読み、略称は「360」「箱○(ハコマル)」など。
概要
Xboxの次世代機。MS社が製造しているのでゲーム開発環境が普通のPCと近く、PS3と比べて開発費が低いのが利点(と言われているが、ソフトによりけり)。前世代機Xboxと互換性はなく、ソフトのエミュレータで個別対応している。
日本国外では順調にシェアを伸ばしており、海外製のFPSやレースゲーム等、所謂「洋ゲー」は豊富である。その一方で日本国内でのシェアはWiiとPS3に押され気味であり、日本向けのゲームタイトルに恵まれておらず、一時期は日本製のRPGがヒットを飛ばしたものの、期間を置いてPS3で完全版が発売されるなどして低迷している。
PS3と比較すると、描画性能では360に軍配が上がる(と言われているが、ソフトや開発会社による)がディスクメディアの容量ではPS3が1枚当たり5倍も上である(と言うよりブルーレイの容量がでかい)。次世代DVDの座をブルーレイと争っていたHD-DVDのプレーヤーを周辺機器として発売していた時期もあったが、対応ゲームは発売されずその後HD-DVDを展開していた東芝が撤退したことを受け、発売を終了している。
2016年4月に生産終了を発表、後継機であるXbox ONEへ移行された。
機種
S以前
- Xbox 360 スタンダードモデル
- HDDは外付け型。最初に発売したHDMI無し20GB、2007年11月発売のHDMI有り20GB、2008年9月発売のHDMI有り60GBの3種類がある。販売終了。
- Xbox 360 コアシステム
- 最初に発売したモデル。記憶装置なしで別売りの64MB/512MBメモリーユニットを必要とする。HDMI無し。販売終了。
- Xbox 360 エリート
- 120GBの外付けHDDを同梱した上位版。HDMI有り。24800円。
- Xbox 360 アーケード
- コアシステムの代替的位置づけにある機種。時期により256MBメモリーユニットなし、同梱、内蔵の3タイプある。無線コントローラー同梱、HDMI有り。オープンプライス。
S以降
- Xbox 360 S 250GB
- 2010年6月発売。デザインを一新し小型化・省電力化・静音化した新型。無線LAN内蔵、250GBのHDDを内蔵する。USBポートが増加した。29800円。2011年秋からKinect同梱版が通常モデルとなったため、単品での販売は在庫限りで終了となる。
- Xbox 360 S 4GB
- 2010年9月発売。アーケードの後継機種で、4GBの専用メモリユニットを内蔵する他は250GBモデルと同じ。19800円。16GBまでのUSBメモリをストレージとして利用可能。また別売りの専用HDD(250GB/320GB)を内蔵することが出来る。
- Xbox 360 E 250GB/4GB
- 2013年9月19日発売。次世代機Xbox Oneに準じたデザインへと変更。省電力化や静穏化もなされている。
周辺機器
- Kinect(キネクト)
- 2010年11月20日より発売されたコントローラーを使わずにプレイが出来るゲームデバイス。プレイヤーの様々な体の動きをキャプチャし、画面上に反映することができる。これにより実際に身体を動かして操作するゲームが使用可能になった。今のところスパロボとは無縁の代物であるが、ロボットアニメのような操縦シーンを体感させるには本来は相性が良いデバイスである。カプコンの『重鉄騎』などそのようなコンセプトでKinectで開発されたロボットゲームはすでに存在する。
次世代機
- Xbox One
- 2013年に発表された、Xbox360の後継機。北米・欧州圏にて同年11月22日、日本では2014年9月4日に発売された。
- CPUにはプレイステーション4と同様にAMD製のプロセッサを採用。ソフト供給媒体にはBlu-rayディスクが採用されている。また360では周辺機器であったKinectが入力デバイスとして標準実装(後に非同梱セットも発売)。
- 360とのハードウェア互換性はなく、エミュレータによって後方互換に対応している。現在のところスーパーロボット大戦XOには非対応。
余談
故障について
初期モデルは故障率が高いことで知られており、海外では訴訟問題にまで発展した。特にRRoD=Red Ring of Death、「死の赤いリング」と呼ばれる異常停止現象が有名だが、これは初期モデルの電子基盤の廃熱設計に根本的なミスが存在していたことが原因とされている。2007年11月生産モデルからCPU周りを新型に改装したためこの問題はほぼ解消されている。