「オレンジ (コードギアス)」の版間の差分
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事の発端はジェレミアの独断で[[枢木スザク]]を[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]の殺害した罪を擦り付けて、公開処刑を行うことである。これを行うことで[[イレヴン|反イレヴン]](日本人)への見せしめと、属領[[エリア11]]に駐留する[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア帝国]]軍内の綱紀粛正を図ろうとした。その際[[指揮官|陣頭指揮]]を取ったジェレミアの前に現れたのは[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]。そのゼロが唐突にジェレミアに対して、'''「いいのか? 公表するぞ、オレンジを…」'''と脅しをかけた。<br /> | 事の発端はジェレミアの独断で[[枢木スザク]]を[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]の殺害した罪を擦り付けて、公開処刑を行うことである。これを行うことで[[イレヴン|反イレヴン]](日本人)への見せしめと、属領[[エリア11]]に駐留する[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア帝国]]軍内の綱紀粛正を図ろうとした。その際[[指揮官|陣頭指揮]]を取ったジェレミアの前に現れたのは[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]。そのゼロが唐突にジェレミアに対して、'''「いいのか? 公表するぞ、オレンジを…」'''と脅しをかけた。<br /> | ||
− | + | これ自身は完全なハッタリであり、オレンジなどと言うものはそもそも存在しない。これはブリタニアへの牽制、更にはジェレミアの心の隙を付くための何重における策略である。そして、仕掛けたトラップが発動し取り乱したジェレミアを狙い、ゼロは「私達を'''全力で見逃がせ'''」という[[ギアス]]を掛ける。絶対遵守の命令に従いジェレミアは追跡しようとした部下に銃口を向け制止し、全部隊に「全力をあげてヤツらを見逃すんだ!」という命令まで発する。指揮官の不可解な言動・命令に警備隊が混乱する中、ゼロとスザクは逃走に成功する。 | |
− | + | 傍目には「オレンジ」なる機密の公表を恐れたジェレミアが隠蔽のために必死でゼロを逃がしたかのように映ったため、皇族殺害の重罪人を逃がした責任を問われるだけでなく、「オレンジ疑惑」なる嫌疑までかけられることとなる。これによりジェレミアの地位も権威も失墜し、更には元々ジェレミアの傲慢な態度を嫌っていたブリタニア軍人からも「オレンジ」呼ばわりされ見下されるようになってしまう。当然ジェレミアも「汚名返上」を期してゼロ率いる[[黒の騎士団]]に立ち向かうのだが、全く成果が上がらず、なおブリタニア軍人から散々な扱いを受けることとなった。 | |
ところが、R2終盤においてゼロの正体がジェレミアが敬愛する[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]の息子「[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]」であることを知ると、ルルーシュに嘆願して自らの忠節を告げ、ゼロへの憎悪は忠義へと生まれ変わり、ルルーシュの目的に賛同するのである。<br /> | ところが、R2終盤においてゼロの正体がジェレミアが敬愛する[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]の息子「[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]」であることを知ると、ルルーシュに嘆願して自らの忠節を告げ、ゼロへの憎悪は忠義へと生まれ変わり、ルルーシュの目的に賛同するのである。<br /> |
2017年3月9日 (木) 09:00時点における版
オレンジ(Orange)
『コードギアス 反逆のルルーシュ(R2)』におけるジェレミア・ゴットバルトの蔑称或いは異名。
事の発端はジェレミアの独断で枢木スザクをクロヴィス・ラ・ブリタニアの殺害した罪を擦り付けて、公開処刑を行うことである。これを行うことで反イレヴン(日本人)への見せしめと、属領エリア11に駐留するブリタニア帝国軍内の綱紀粛正を図ろうとした。その際陣頭指揮を取ったジェレミアの前に現れたのはゼロ。そのゼロが唐突にジェレミアに対して、「いいのか? 公表するぞ、オレンジを…」と脅しをかけた。
これ自身は完全なハッタリであり、オレンジなどと言うものはそもそも存在しない。これはブリタニアへの牽制、更にはジェレミアの心の隙を付くための何重における策略である。そして、仕掛けたトラップが発動し取り乱したジェレミアを狙い、ゼロは「私達を全力で見逃がせ」というギアスを掛ける。絶対遵守の命令に従いジェレミアは追跡しようとした部下に銃口を向け制止し、全部隊に「全力をあげてヤツらを見逃すんだ!」という命令まで発する。指揮官の不可解な言動・命令に警備隊が混乱する中、ゼロとスザクは逃走に成功する。
傍目には「オレンジ」なる機密の公表を恐れたジェレミアが隠蔽のために必死でゼロを逃がしたかのように映ったため、皇族殺害の重罪人を逃がした責任を問われるだけでなく、「オレンジ疑惑」なる嫌疑までかけられることとなる。これによりジェレミアの地位も権威も失墜し、更には元々ジェレミアの傲慢な態度を嫌っていたブリタニア軍人からも「オレンジ」呼ばわりされ見下されるようになってしまう。当然ジェレミアも「汚名返上」を期してゼロ率いる黒の騎士団に立ち向かうのだが、全く成果が上がらず、なおブリタニア軍人から散々な扱いを受けることとなった。
ところが、R2終盤においてゼロの正体がジェレミアが敬愛するマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアの息子「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」であることを知ると、ルルーシュに嘆願して自らの忠節を告げ、ゼロへの憎悪は忠義へと生まれ変わり、ルルーシュの目的に賛同するのである。
最終的にオレンジというジェレミアへの蔑称は、本人曰く「我が(主君ルルーシュへの)忠誠の名前」と位置付けられるまでになるのであった。
作中では元々蔑称だったのだが、視聴者からはギャグ扱いされ愛称となり、スタッフもそれを狙ったようにジェレミアのキャラクターを「果物のオレンジ」をモチーフにした脚色をした。
「“オレンジ”以外での」詳しいことは『ジェレミア・ゴットバルト』本人の項目を参照して頂きたい。