「XAN-斬-」を編集中
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 電撃ホビーマガジン誌上の企画から生まれた、原作未登場のオリジナル[[オーバーマン]]。 | |
元々同誌の10周年企画の中で、リボルテック(海洋堂の発売しているアクションフィギュアシリーズ)化を前提にデザインされたものであり、2009年3月に正式に発売となった。実際に商品化された際のキャッチフレーズは「'''後の[[キングゲイナー]]'''」であり、キングゲイナーの過去の姿という設定になっている。 | 元々同誌の10周年企画の中で、リボルテック(海洋堂の発売しているアクションフィギュアシリーズ)化を前提にデザインされたものであり、2009年3月に正式に発売となった。実際に商品化された際のキャッチフレーズは「'''後の[[キングゲイナー]]'''」であり、キングゲイナーの過去の姿という設定になっている。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク]] |
:初登場作品。ストーリーモード「シークレット エピローグ」の第3話に登場。事実上本作の[[ラストボス|ラスボス]]的な役割を担う。 | :初登場作品。ストーリーモード「シークレット エピローグ」の第3話に登場。事実上本作の[[ラストボス|ラスボス]]的な役割を担う。 | ||
:ラスボスの割にはHPは39000と低いが、それを補って余りある充実した[[特殊能力]]を武器に[[ZEUTH]]の前に立ちはだかる。最大の特徴はシリーズ初の3回攻撃(後述)で、[[忍者]]がモチーフである本機の身軽さが再現されており、耐久力と火力で勝負するタイプの最近のラスボスとは一線を画する存在と言えよう。[[キングゲイナー]]を狙って移動するため、その辺りに付け入る隙がある。ただし当然ながら移動後に攻撃可能な味方ユニットがいれば、それがキングゲイナーでなくても攻撃してくる事には注意。下記の特殊能力以外にも運動性が嫌になるほど高く、「集中」程度では焼け石に水。おまけに装甲は1800とスーパーロボット並み。なお、劇中で正式名称を知ったのは直接語りかけられたゲイナー、及びXANの心を感じ取った[[ティファ・アディール|ティファ]]だけであり、他の面々は総じて「ブラックオーバーマン」と呼称。 | :ラスボスの割にはHPは39000と低いが、それを補って余りある充実した[[特殊能力]]を武器に[[ZEUTH]]の前に立ちはだかる。最大の特徴はシリーズ初の3回攻撃(後述)で、[[忍者]]がモチーフである本機の身軽さが再現されており、耐久力と火力で勝負するタイプの最近のラスボスとは一線を画する存在と言えよう。[[キングゲイナー]]を狙って移動するため、その辺りに付け入る隙がある。ただし当然ながら移動後に攻撃可能な味方ユニットがいれば、それがキングゲイナーでなくても攻撃してくる事には注意。下記の特殊能力以外にも運動性が嫌になるほど高く、「集中」程度では焼け石に水。おまけに装甲は1800とスーパーロボット並み。なお、劇中で正式名称を知ったのは直接語りかけられたゲイナー、及びXANの心を感じ取った[[ティファ・アディール|ティファ]]だけであり、他の面々は総じて「ブラックオーバーマン」と呼称。 | ||
− | :本作の発売決定時、メカ・キャラクター両方を通じて、事前情報で新登場が明らかとなった唯一の存在であり話題となる。当初はファンディスク化に際しての特典的な扱いかと思われたが、実際には本作で語られる『[[スーパーロボット大戦Z]] | + | :本作の発売決定時、メカ・キャラクター両方を通じて、事前情報で新登場が明らかとなった唯一の存在であり話題となる。当初はファンディスク化に際しての特典的な扱いかと思われたが、実際には本作で語られる『[[スーパーロボット大戦Z]]』の後日譚における中核的存在であり、非常に重要な役所での参戦であった。また、前述の通り本機は本編未登場の為、本作が初の映像化となったわけだが、戦闘アニメ制作においてはサンライズが監修、富野由悠季監督が修正絵コンテを切ったとの事でその出来は秀逸。あらゆる面から破格の待遇で迎えられていると言える。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] |
− | :2016年11月開催のイベント「轟き叫べ! | + | :2016年11月開催のイベント「轟き叫べ! 愛の名を!」より実装。レアリティSSRのアタッカー。アビリティクエスト解放がLV65からのため、アビリティの追加習得には限界突破が最低1段階必要。2017年5月には大器型SSRディフェンダーが追加。 |
:真価が発揮されるのはアリーナで、軽減型特殊装甲のフォトンマット忍と常時発動型の分身により非常にしぶとい。行動の回転も速く、撃破に手間取るとヤーパンニンポーで殲滅されるので、敵に回すとかなり厄介。ディフェンダー版では'''最後の1機になるまで攻撃対象にならない'''という能力があるため非常に厄介な存在となっている。 | :真価が発揮されるのはアリーナで、軽減型特殊装甲のフォトンマット忍と常時発動型の分身により非常にしぶとい。行動の回転も速く、撃破に手間取るとヤーパンニンポーで殲滅されるので、敵に回すとかなり厄介。ディフェンダー版では'''最後の1機になるまで攻撃対象にならない'''という能力があるため非常に厄介な存在となっている。 | ||
− | :2020年1月のイベント「ふみなとギャン子と逆襲の悪魔」にて[[ゲイナー・サンガ]] | + | :2020年1月のイベント「ふみなとギャン子と逆襲の悪魔」にて[[ゲイナー・サンガ]]搭乗のΩスキル搭載大器型ブラスターが追加。 |
+ | :ちなみにキングゲイナーとは別機体扱いであり、同時編成が可能となっている。 | ||
− | == | + | == 装備・機能 == |
− | ; | + | ;ポシェット |
− | : | + | :両腿についている武器格納スペース。キングゲイナー同様一種の四次元ポケットであり、明らかにサイズの違う大刀を収納している。 |
+ | ;アクナギノツルギ | ||
+ | :得物。反りのない日本刀であり、本体よりもかなり長い。漢字表記は恐らく「悪薙の剣」。 | ||
+ | ;クナイ | ||
+ | :飛び道具。どこから取りだすのかは不明だが、結構な数を隠し持っていると思われる。 | ||
+ | ;フォトンマット | ||
+ | :オーバーマン共通の防御バリア。飛行にも転用できる。アーリーオーバーマンのフォトンマットは総じて通常より強力な物が多いが、XAN-斬-のそれは他と一線を画した性能を誇る。 | ||
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=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
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;クナイ | ;クナイ | ||
− | : | + | :クナイを三本時間差で投げつけた後、相手に突っ込んで行きそのまま切り付ける。最弱の武器だが演出がかなり力の入ったものになっており、 |
− | : | + | :空対空・地対地:投げつけた後瞬間移動で詰め、突き刺したクナイで切り裂く |
− | : | + | :空対地:避けようとする相手を影縫いで縛り付けて突っ込み、地面に突き刺したクナイを掴んで背後に回り、投げつける |
− | : | + | :地対空:投げつけた後二本が貫通、その瞬間に詰めて突き刺さった一本を抜きつつ背後に回って突き抜けた二本を掴み、フォトンマットをカタパルト代わりに斬り抜ける |
− | : | + | :と、いずれも非常にアクロバティックな動きを見せてくれる。ちなみにどのアクションでも'''クナイを投げた瞬間追いつく'''という恐るべき加速力が垣間見られる。さすがニンジャ。 |
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;フォトンマット | ;フォトンマット | ||
− | : | + | :トライチャージ攻撃。本編では小隊を組まず登場するため見る事が出来ず、ビューワーでのみ閲覧可能。[[キングゲイナー]]はフォトンマットエネルギーを円形にして放出するのに対し、XANのそれは手裏剣状にしたフォトンマットエネルギーを回転させて投げつける形式。 |
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;アクナギノツルギ | ;アクナギノツルギ | ||
− | : | + | :自身より巨大な大刀を引き抜いてかざし、逆手に持った状態で突っ込んでいき、一刀両断する。尚、アクションフィギュアでは背中に付ける鞘が用意されているが、戦闘アニメでは右腿部のポシェットから引っ張り出す演出になっている。 |
− | : | + | :ちなみにアニメをよーく見ると、向かってくるカットで'''表情が変わっている'''(メッセージウインドウの顔アイコンと比べるとわかるが、顔の稲妻模様が変化している。顔文字にすると「≫≪」から「==」になる)。 |
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;ヤーパンニンポー | ;ヤーパンニンポー | ||
:全体攻撃。32体に分身し、クナイや刀で敵機を滅多切りにした後、トリの本体がさらに五つ身分身、刀で一斉に切り裂いて吹っ飛ばす。しかる後、取り囲んでフォトンマットエネルギー(?)を凝縮させ爆発を起こす。この演出からキャンプファイヤーと呼ばれる事も。最後は倒れた機体達の上で見得を切り、花弁と化して消える。いくらヤーパンのニンポーでもここまでやるか。 | :全体攻撃。32体に分身し、クナイや刀で敵機を滅多切りにした後、トリの本体がさらに五つ身分身、刀で一斉に切り裂いて吹っ飛ばす。しかる後、取り囲んでフォトンマットエネルギー(?)を凝縮させ爆発を起こす。この演出からキャンプファイヤーと呼ばれる事も。最後は倒れた機体達の上で見得を切り、花弁と化して消える。いくらヤーパンのニンポーでもここまでやるか。 | ||
72行目: | 68行目: | ||
=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
− | + | Zスペシャルディスクでは事実上のラスボスである事もあり、各種特殊能力が非常に極悪な設定となっている。 | |
;[[フォトンマット]](超) | ;[[フォトンマット]](超) | ||
− | :'''ダメージを1/ | + | :'''ダメージを1/10に軽減'''。「直撃」「バリア貫通」属性を無効化し、気力制限も無い。とどめにEN消費も無い。このためHP39000の本機は、事実上HP390000あるのと同じ。尚、本作ではXANは単独行動だが、この能力は小隊員にも適用可能らしい。HP100000ぐらいの小隊員が部下としてついていたら、大変な事になっていたかもしれない…(その場合、実質HP1000000である)。ちなみに、与ダメージが10以下の場合は0になる。 |
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;[[EN回復]](大) | ;[[EN回復]](大) | ||
:毎ターン最大ENの30%を回復。これのおかげでヤーパンニンポー祭り。 | :毎ターン最大ENの30%を回復。これのおかげでヤーパンニンポー祭り。 | ||
;[[オールキャンセラー]] | ;[[オールキャンセラー]] | ||
− | : | + | :全ての特殊効果武器無効。しかし、隊長効果が「全ての特殊効果武器無効」なので、死に能力となってしまっている。 |
;[[オーバースキル]] | ;[[オーバースキル]] | ||
− | :気力130以上で発動し、運動性・照準値+30。毎ターン「[[必中]]」「[[ひらめき]]」「[[覚醒]]」「[[直撃]]」がかかり、更に'''「[[脱力]]」「[[分析]]」を無効化'''。加えて''' | + | :気力130以上で発動し、運動性・照準値+30。毎ターン「[[必中]]」「[[ひらめき]]」「[[覚醒]]」「[[直撃]]」がかかり、更に'''「[[脱力]]」「[[分析]]」を無効化'''。加えて'''技量がXANより20以上低い相手からの攻撃(XANの技量は237なので217以下の敵)は全て分身発動で回避'''、と至れり尽くせり。「脱力無効」はシリーズ初で、常時必中・常時3回行動(覚醒+特殊スキルの[[2回行動]])・条件次第で常時100%分身・バリア及び援護防御無効・初撃は必ず回避と言う事になる。さすがはニンジャ。気力が上がらないようにしようにも、本作では登場時にイベントで気力が150に上昇するため防ぎようが無い。ただし、[[ロジャー・スミス|ロジャー]]の特殊技能「[[ネゴシエイター]]」の効果による気力減少は通じる。精神コマンドと援護攻撃・再攻撃をフル活用して真っ向勝負あるのみ。なお分身に関しては「直撃」「必中」で対処可能。さすがにこのコマンドつきの攻撃は分身しない。 |
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=== 移動タイプ === | === 移動タイプ === | ||
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;S | ;S | ||
: | : | ||
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== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
− | + | 搭乗者は同名パイロットの「'''XAN'''」、すなわちオーバーマン自身である。 | |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | + | 技量、命中、回避など、全てにおいて超が付くほどのトップクラス。まさに忍者である。 | |
− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
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;[[ZSPD]] | ;[[ZSPD]] | ||
:'''[[オーバーセンス]]L9、[[底力]]L9、[[2回行動]]、[[再攻撃]]、[[集束攻撃]]、[[サイズ差補正無視]]''' | :'''[[オーバーセンス]]L9、[[底力]]L9、[[2回行動]]、[[再攻撃]]、[[集束攻撃]]、[[サイズ差補正無視]]''' | ||
− | : | + | :ただでさえダメージがろくに通らないのに、攻めれば攻めるほどより速く、より硬くなり、さらに対小隊攻撃も完備。おまけにオーバースキルで分身出来る相手には、再攻撃までかましてくる。サイズ差からのダメージ減少もない。ジリ貧になる前に止めよう。対応に遅れれば遅れるほど確実に、ジワジワと削られていく。ちなみに、XANの技量は237。 |
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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;[[不動GEN]] | ;[[不動GEN]] | ||
:XANの在り様を「サムライ」と評した。 | :XANの在り様を「サムライ」と評した。 | ||
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+ | == 機体BGM == | ||
+ | ;「キングゲイナー・オーバー!」 | ||
+ | :同じ存在だけあって、BGMもキングゲイナーと同じ。 | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *『[[Another Century's Episode:R]]』にも隠し機体として登場し、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に先んじて[[ゲイナー・サンガ|ゲイナー]]が操縦する。 |
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
<amazon>B003EKCYA2</amazon> | <amazon>B003EKCYA2</amazon> | ||
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{{DEFAULTSORT:XAN さん}} | {{DEFAULTSORT:XAN さん}} | ||
[[Category:登場メカ英数字・記号]] | [[Category:登場メカ英数字・記号]] | ||
[[category:オーバーマン キングゲイナー]] | [[category:オーバーマン キングゲイナー]] |