「NG騎士ラムネ&40」を編集中
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− | + | == NG騎士ラムネ&40(NG Knight Lamune and 40) == | |
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− | + | *1990年4月6日 ~ 1991年1月4日(テレビ東京系) 全38話 | |
+ | *初登場スパロボ:[[スーパーロボット大戦NEO]](2009年) | ||
− | + | === 概要 === | |
+ | 勇者として[[異世界]]に召喚された[[主人公]]の少年が、[[SD]]型のロボットに載ってファミコンのRPGを彷彿とさせるような大冒険を繰り広げるロボットアニメ。『2文字アルファベットシリーズ』の一作にして、『魔神英雄伝ワタル』(未参戦)以降に流行した「SD型ロボットによる異世界冒険アニメ」の一つである。 | ||
− | + | 特筆すべきは冒険アニメであると同時にギャグアニメでもある事で、作品のノリは往年のギャグアニメ『タイムボカンシリーズ』(未参戦)と共通するところが非常に多く、ベタでお約束な展開を繰り広げる、一種の様式美ともいえる笑いが盛り込まれている。 | |
− | + | 当時のアニメファンの人気を博して放映終了後もOVAシリーズや[[ドラマCD]]でメディア展開が続き、1996年には続編にあたるTVアニメ『VS騎士ラムネ&40炎(未参戦)』が『2文字アルファベットシリーズ』の集大成として製作されている。 | |
+ | <!-- ↓この辺はVS騎士の方が参戦してからそっちに書いたほうがいいと思います。なのでそれまで隠しておきます。なに、きっとすぐですよ。 --> | ||
+ | <!-- 続編の『VS騎士ラムネ&40炎』は当時胃潰瘍だったあかほりさとる氏の元にねぎしひろし氏が、またアニメをやろうと誘いに来て相談した結果ラムネの続編をやろうということに纏まった。 --> | ||
+ | <!-- 当初はOVAでの発売を企画していたがキングレコードよりTVシリーズの枠があるということでTVシリーズに変更になった為、構成を作り直した経緯がある。<br /> --> | ||
+ | <!-- 『VS騎士ラムネ&40炎』はシリーズ構成と脚本家のあかほりさとる氏の持ち味である「あかほり節」が強く出ている面も多々あり、前作TV本編よりも後年発売の(NGシリーズ)OVA・ドラマCDのノリに近い作品となっている。<br /> --> | ||
+ | なお、『VS騎士ラムネ&40炎』は『[[Another Century's Episode Portable]]』に参戦している。 | ||
+ | <!-- 1997年にはOVA『VS騎士ラムネ&40FRESH』(共にSRW未参戦)が製作された。 --> | ||
− | ちなみにタイトルは'''「エヌジーナイト ラムネアンドフォーティー」''' | + | ちなみにタイトルは'''「エヌジーナイト ラムネアンドフォーティー」'''と読む。 |
+ | <!-- 続編の『VS騎士ラムネ&40炎』は'''「バーサスナイト ラムネアンドフォーティーファイアー」'''と読む。 --> | ||
+ | また、タイトルの「'''40'''」は作中に登場する[[守護騎士]]の数を指している(ラムネスの仲間になるのはそのうち16体で、残りの24体は破壊戦士と呼ばれており、敵対する)。40体なのは、企画案の変遷の中で『アリババと40人の盗賊』をモチーフとしたものが存在した為。 | ||
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+ | 上述のアニメファン人気とは逆に、玩具の販売は不振に終わってしまっている。そのために4クールだった予定が3クールに短縮されており、ダ・サイダーが仲間になってからのストーリーは打ち切りが決まってから構成され直されている。特に「聖なる三姉妹」の設定は初期には存在しておらず、レスカが重要キャラになったのは設定変更の恩恵である。また、打ち切りがなかった場合は主役ロボのキングスカッシャーとライバルメカのクィーンサイダロンはパワーアップ形態に進化し、さらにこの二体が合体して城の形を模した巨大ロボットとなる予定であった。このうち、キングスカッシャーのパワーアップ形態のみOVA版で採用されている。 | ||
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
− | TVゲーム大好きの小学4年生の少年「[[馬場ラムネ]] | + | TVゲーム大好きの小学4年生の少年「[[馬場ラムネ]]」はある日10円で売ってる不思議なゲームソフトを購入する。その日の夜に買ったゲームをクリアしたとき、突然TVの画面からミルクと名乗る少女が現れ、ラムネのことを「[[勇者ラムネス|伝説の勇者ラムネス]]」であると語り、彼を[[異世界]]「ハラハラワールド」に連れて行ってしまう。<br /> |
− | |||
ハラハラワールドに着いたラムネは、世界を滅ぼそうとする[[妖神ゴブーリキ]]の復活を阻止するために八体の[[守護騎士]]を見つけ出すことを国王から頼まれ、生来の熱血漢であるラムネはこれを快諾。ミルクとその姉のココア、アドバイザーロボットの[[タマQ]]と共に[[守護騎士]]探しの冒険の旅に出ることになる。 | ハラハラワールドに着いたラムネは、世界を滅ぼそうとする[[妖神ゴブーリキ]]の復活を阻止するために八体の[[守護騎士]]を見つけ出すことを国王から頼まれ、生来の熱血漢であるラムネはこれを快諾。ミルクとその姉のココア、アドバイザーロボットの[[タマQ]]と共に[[守護騎士]]探しの冒険の旅に出ることになる。 | ||
− | == | + | == [[登場人物]] == |
− | + | ;[[勇者ラムネス]]([[馬場ラムネ]]) | |
− | + | :主人公。 | |
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;[[アララ・ミルク]] | ;[[アララ・ミルク]] | ||
:ヒロイン。 | :ヒロイン。 | ||
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:ラムネスのライバル。つまらないダジャレで周囲を凍りつかせる。 | :ラムネスのライバル。つまらないダジャレで周囲を凍りつかせる。 | ||
;[[レスカ]] | ;[[レスカ]] | ||
− | : | + | :ダ・サイダーの女房役。実はミルクとココアの姉。 |
;[[ヘビメタコ]] | ;[[ヘビメタコ]] | ||
:ダ・サイダーのアドバイザーロボ。ダ・サイダーのつまらないダジャレを徹底的に持ち上げる。 | :ダ・サイダーのアドバイザーロボ。ダ・サイダーのつまらないダジャレを徹底的に持ち上げる。 | ||
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: | : | ||
− | == | + | == [[登場メカ]] == |
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=== [[守護騎士]] === | === [[守護騎士]] === | ||
;[[キングスカッシャー]] | ;[[キングスカッシャー]] | ||
− | : | + | :[[サムライオン]]に変形。 |
;[[クィーンサイダロン]] | ;[[クィーンサイダロン]] | ||
− | : | + | :[[ヤリパンサー]]に変形。 |
;[[アッサーム]] | ;[[アッサーム]] | ||
: | : | ||
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;[[ゼンザイン]] | ;[[ゼンザイン]] | ||
: | : | ||
− | ;[[ブレンドン]] | + | ;ブルマン、キリマン |
− | + | :合体して[[ブレンドン]]となる。 | |
=== 飛行艦 === | === 飛行艦 === | ||
122行目: | 83行目: | ||
:最終決戦時の姿。「究極体」の名称は便宜上のもの。 | :最終決戦時の姿。「究極体」の名称は便宜上のもの。 | ||
− | == | + | == 主題歌と[[BGM]] == |
− | + | ;「熱血!勇者ラムネス」 | |
− | ; | + | :前期オープニングテーマ。(作詞:紅玉 作曲:りゅうてつし 編曲:乃沢大二郎 歌:草尾毅)キングスカッシャーの基本戦闘BGMとして採用。 |
− | + | ;「闘え!!キングスカッシャー」 | |
− | + | :挿入歌。(作詞:紅玉 作曲:乃沢大二郎 編曲:乃沢大二郎 歌:草尾毅)ロイヤルスカッシュ、サムライオンのBGMとして採用。 | |
− | + | ;「守護騎士キングスカッシャー」 | |
− | + | :劇中BGM。原作通りキングスカッシャー召喚時のBGMとして採用。 | |
− | : | + | ;「クィーンサイダロン」 |
− | :: | + | :劇中BGM。もちろんクィーンサイダロンの戦闘BGM。 |
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== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
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;[[スーパーロボット大戦NEO]] | ;[[スーパーロボット大戦NEO]] | ||
− | : | + | :初参戦作。今作ではハラハラワールドは[[アースティア]]の一地方扱いであり、また時世の違いによるものか「キングスカッシャー」が[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]風ゲームから[[ニンテンドーDS]]風の携帯ゲームになっている。<br />ファンタジーロボ繋がり、伊東岳彦繋がりということか、[[覇王大系リューナイト|リューナイト]]との絡み・クロスオーバーが多い。原作後半のドキドキスペース編が大きくカットされ、8枚の石版の役目がリューナイトの8個の精霊石に割り振られている。また、原作ではラムネがハラハラワールドで冒険している間は地球の時間はほとんど動いていなかったが、今作ではその設定はカットされた為、ラムネは行方不明扱いとなり、親しい人物達は彼の安否を大いに心配する事となった。 |
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== 用語 == | == 用語 == | ||
;ハラハラワールド | ;ハラハラワールド | ||
− | : | + | :冒険の舞台。TVシリーズ中ではまるで「主人公がTVゲームの中に入り込んで冒険している」ようにも描かれていたが、後に出たOVAや続編によって、TVゲームはあくまで召喚ゲートを開くためのキーのようなもので、ハラハラワールドは地球と並列して存在する異世界であるという設定が確立された。<br />[[NEO]]では『[[覇王大系リューナイト]]』の[[アースティア]]に統合されている。 |
− | + | ;[[ドキドキスペース]] | |
− | ;ドキドキスペース | + | :ハラハラワールドの外に広がる空間であり、ハラハラワールドのような世界が無数に点在している。いわば宇宙だが、ラムネスたちが生身でドキドキスペースに出ても平気な描写があったり、上下の概念が存在するようなので、我々の世界における宇宙とは異なる部分もあるようだ。 |
− | : | + | ;[[アララ王国]] |
− | ;アララ王国 | ||
:ミルクたちの故郷。 | :ミルクたちの故郷。 | ||
− | ;ホイホイ城 | + | ;[[ホイホイ城]] |
:巨大な眼の形状をした、ドン・ハルマゲの本拠地。異空間に存在する。 | :巨大な眼の形状をした、ドン・ハルマゲの本拠地。異空間に存在する。 | ||
;[[守護騎士]] | ;[[守護騎士]] | ||
182行目: | 115行目: | ||
:ホイホイ城の眼球部分が分離し、彗星となったもの。一度ラムネスたちに敗れたゴブーリキは、この内部で傷を癒している。 | :ホイホイ城の眼球部分が分離し、彗星となったもの。一度ラムネスたちに敗れたゴブーリキは、この内部で傷を癒している。 | ||
;8個の石版 | ;8個の石版 | ||
− | : | + | :ドキドキスペースのさまざまな世界に散らばっている、七色に輝く石版(というよりは薄い金属板のようにも見える)。暗黒大彗星へ行くために必要となるが、そのためには立体パズルの如く決まった形に組み上げなくてはならない。また暗黒大彗星へと導く以外にも、聖なる三姉妹の祈りを受けることで、ゴブーリキの力を封じることもできる。なお「七色の石版」「8個の石版」と呼び方が混在しているのでややこしい。 |
− | ;[[ | + | |
− | : | + | == 主要スタッフ == |
+ | ;制作会社 | ||
+ | :葦プロ(現プロダクションリード) | ||
+ | ;監督 | ||
+ | :ねぎしひろし | ||
+ | ;キャラクターデザイン | ||
+ | :斉藤卓也(デザインの原案は『[[覇王大系リューナイト]]』の伊東岳彦が担当) | ||
+ | ;メカニカルデザイナー | ||
+ | :中原れい | ||
+ | ;音楽 | ||
+ | :松井忠重・りゅうてつし | ||
− | + | シリーズ構成と脚本を『タイムボカン』シリーズの生みの親の一人である小山高生が主宰する脚本家集団「ぶらざあのっぽ」が担当しており、『タイムボカン』シリーズに似た作風になっている要因の一つとなっている(後にあかほり氏は『タイムボカン』シリーズの一作である『怪盗きらめきマン』『ヤッターマン(リメイク版)』にて脚本を執筆している)。<br /> | |
− | + | また、後年『ラムネ』シリーズは脚本家のあかほりさとるの出世作として語られることが多いが、その際に本人は「とんでもない、自分は企画参加スタッフの一人にすぎない(肩書きはシリーズ構成補)」とよく語っている。<br /> | |
− | + | 音楽ディレクターの大月氏曰く『NG騎士ラムネ&40』シリーズにあかほり節が強く出るようになるのは放映終了後のOVA版や[[ドラマCD]]版であるとのこと。(角川スニーカー文庫・NG騎士ラムネ&40EX2、巻末解説参照) | |
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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=== 音楽 === | === 音楽 === | ||
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