「虚憶」を編集中
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− | + | 『[[第2次スーパーロボット大戦OG]]』最終話「古の忌憶」において[[ユーゼス・ゴッツォ]]が語った事象。「きょおく」と読む。一言で説明してしまえば'''そのキャラが別の作品で出演した時の記憶'''である。 | |
== 概要 == | == 概要 == | ||
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再有生を行っている存在については、ユーゼスは「神だとでも思え」と述べている。また、その条件は運命や宿命だとされている。 | 再有生を行っている存在については、ユーゼスは「神だとでも思え」と述べている。また、その条件は運命や宿命だとされている。 | ||
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また、それを知り、再有生を試みざるを得ない存在がおり、それがユーゼスであり、イングラムであるらしい。 | また、それを知り、再有生を試みざるを得ない存在がおり、それがユーゼスであり、イングラムであるらしい。 | ||
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=== バンプレストオリジナル === | === バンプレストオリジナル === | ||
;[[ユーゼス・ゴッツォ]] | ;[[ユーゼス・ゴッツォ]] | ||
− | : | + | :第2次OGでは「虚憶」におけるSHOとαの経験を踏まえてナシムを乗っ取る計画を立てたのだが、記憶の引き継ぎは虫食い状態らしく、しかも肝心の部分(作中判明した限りでは'''自分にとって都合が悪い記憶'''ばかり)が一部抜け落ちている。現にαのユーゼスは自分が倒されても目的の一つが達成されるように一種の保険を掛けており、保険を掛けた事でその目的の一つについては事実上達成出来たのにも関わらず、第2次OGのユーゼスは保険を掛けていなかった。また、CPSの完全な動作にラプラスデモンコンピューターが必須であることなども覚えてないらしく、その影響か鋼龍戦隊をCPSで消滅させられないという失態を犯している(鋼龍戦隊の存在が消えてしまうとアダマトロンも存在出来ないためと思われる)。<br/>なにより最大の問題は、今までにSHOの「全てを良しとして終わった」結末に関しては一度も思い出していない事だろう(でなくば調停者となる野望にしがみ付くはずがない)。 |
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;[[イングラム・プリスケン]] | ;[[イングラム・プリスケン]] | ||
− | : | + | :OGシリーズでは死に際に、「何度目の、何回目の俺であるかはわからないが、迎える結末は全て同じ」と語っている。ちなみにα最終決戦で正気を取り戻した場面があるが、この時のイングラムは「SHO」の主人公本人であるため、虚憶ではなく本人の記憶。 |
:ユーゼス曰く、彼もまた虚憶と再有生の原理を知り、一大劫の超越を試みざるを得ない存在らしい。 | :ユーゼス曰く、彼もまた虚憶と再有生の原理を知り、一大劫の超越を試みざるを得ない存在らしい。 | ||
;[[シュウ・シラカワ]] | ;[[シュウ・シラカワ]] | ||
− | : | + | :いつ頃のことかは不明だが「α」の虚憶を保持しており、クロスゲートを知っていた(正確にはクロスゲートという「言葉」を知っていたのであり、前世でクロスゲートそのものをみていないため下記の人物達のようなデジャヴは発生していない)。また、このビジョンの中には[[アストラナガン]]の姿があったらしく、SRX計画にオリハルコニウムを提供、イングラムがそれによってアストラナガンを造り出すのか否かによって、その知識の程度(=虚憶の有無)を確かめようとしていた節がある。 |
− | : | + | :また、OGDPでは、タイミングの関係でαシリーズでは見ていないはずの[[クストース]]に関する虚憶がぼんやりとだが存在していることが判明。クストースがガンエデンの僕であり、彼がガンエデンを目撃([[第2次]]α時点で'''シュウは既に死亡している''')することはない。可能性があるとすれば[[ズフィルード]]の武器「ジーベン・ゲバウト」でガンエデンのシルエットを見たことだけ。ただ、EXをなぞるならこの後ルオゾールの手で蘇生しただろうことは想像がつく。さらにビアンが健在であるため、彼共々裏で何かやっていた可能性はあるが……。 |
;[[マサキ・アンドー]] | ;[[マサキ・アンドー]] | ||
− | : | + | :実はOGシリーズでこの「虚憶」らしきものの兆候を一番最初に見せた人物。OG1にて初対面のギリアムに対して「どこかで会わなかったか」と尋ねている(ギリアムのリアクションを見るに「ヒーロー戦記」の虚憶である可能性が高い)。さらにマサキは「ヒーロー戦記」においても、初対面のアムロに対して以前からの知り合いであるかのような態度を取っている。また、未だに詳細が明かされていない、マサキの中にある「LOE第一章以前にシュウをどこかで見た記憶」もこれである可能性もある(両者の初登場は第2次。ただし、LOEは第2次とストーリー上の繋がりがあるのでそれ以前の別世界である可能性もある)。お遊び的な要素と見られていたが、後述の再有生も含めて、Zシリーズのそっくりさんこと[[アサキム・ドーウィン]]との関連がほのめかされている。 |
;[[ギリアム・イェーガー]] | ;[[ギリアム・イェーガー]] | ||
:彼も虚億の兆候を見せている。恐らく兆候を見せている人物の中でも完全に近い状態で保持している模様でゼゼーナンの結末が同じ事になると会話していた。だが、肝心要の記憶は抜け落ちているようだ。ついでに言うとロアに対しても同じような現象が起きている(バトルドッジボールの記憶らしいが[[ダークブレイン]]については知らなかった)。 | :彼も虚億の兆候を見せている。恐らく兆候を見せている人物の中でも完全に近い状態で保持している模様でゼゼーナンの結末が同じ事になると会話していた。だが、肝心要の記憶は抜け落ちているようだ。ついでに言うとロアに対しても同じような現象が起きている(バトルドッジボールの記憶らしいが[[ダークブレイン]]については知らなかった)。 | ||
− | :ただし、彼の場合''' | + | :ただし、彼の場合'''「虚憶」や「実憶」よりも『実体験』の占める割合のほうが多い可能性が高い。'''[[ヒーロー戦記]]以降の彼は並行世界を彷徨い、様々な事象を観察し、そして関わってきたと思われる。「何故並行世界を彷徨い実体験しているはずの記憶(ロアやダークブレインについての記憶など)が抜け落ちているのか」という疑問も、『虚憶と実体験が両立しているから』とすれば説明がつく。 |
− | : | + | :なお、虚憶とヒーロー戦記後に数多の世界をさすらった記憶が両立しているとして、どのタイミングで有再生が発生しているかについては、まず一番可能性が高いのはヒーロー戦記本編開始1年前に'''名前以外の全ての記憶を失った状態で'''発見された時。その後、ギリアムは完全な記憶を取り戻した瞬間に'''自分の使命と自分が何の為に生まれてきたのかを思い出した'''。<br />逆にヒーロー戦記のEDでヘリオス要塞の崩壊に巻き込まれた事については'''XNガイストも一緒に転移している'''ため、再有生が発生したかは微妙なところである。 |
− | + | :だが、一番の謎は彼の旅した世界やその順番が謎な事、そしてもし再有生が起きたとするなら超命種の超人(これも詳細は謎ではあるが)である彼もまた何処かで死を迎えたということで、いつどこでそんな事態が起きたのかということである。結局「虚憶」というワードは彼の謎をさらに深めるだけとなってしまった。 | |
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;[[リュウセイ・ダテ]]、[[アヤ・コバヤシ]]、[[マイ・コバヤシ]]、[[クスハ・ミズハ]]、[[ブルックリン・ラックフィールド]] | ;[[リュウセイ・ダテ]]、[[アヤ・コバヤシ]]、[[マイ・コバヤシ]]、[[クスハ・ミズハ]]、[[ブルックリン・ラックフィールド]] | ||
− | :OGシリーズで[[ファブラ・フォレース]]にある[[クロスゲート]] | + | :OGシリーズで[[ファブラ・フォレース]]にある[[クロスゲート]]を、「見たことがあるような気がする」というデジャヴを感じる。共通するのは[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]で[[銀河大戦]]に参加しており、かつ[[念動力]]者であること。なお、リュウセイはスーパーヒーロー作戦のEDにてイングラム(ヴィレッタ)に対し「どこかで会わなかったか」「不思議と他人って気がしない」と語っている。 |
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;[[ノーヴル・ディラン]] | ;[[ノーヴル・ディラン]] | ||
:自らの意思を未来へ飛ばすことにより記憶を保ったまま何度も転生している。彼女の場合はどちらかというと「経験」が伴うため実憶に該当するだろう。 | :自らの意思を未来へ飛ばすことにより記憶を保ったまま何度も転生している。彼女の場合はどちらかというと「経験」が伴うため実憶に該当するだろう。 | ||
;[[アニエス・ベルジュ]] | ;[[アニエス・ベルジュ]] | ||
− | : | + | :UXのEDにて虚憶の兆候を見せている。 |
;[[ZEUTH]]、[[ZEXIS]]、[[Z-BLUE]]の一部メンバー | ;[[ZEUTH]]、[[ZEXIS]]、[[Z-BLUE]]の一部メンバー | ||
− | : | + | :『[[Zシリーズ]]』の中核を成すプレイヤー部隊。Zシリーズでは『一万二千年』の周期で宇宙が崩壊し、再構築している世界観で、前周期で参加した部隊の一部には転生する以前の記憶が残っている。明確に覚えているのは『[[創聖のアクエリオン]]』の登場人物「[[アポロニアス]]」→「[[不動GEN]]」([[スーパーロボット大戦Z]])→「[[不動ZEN]]」([[第3次スーパーロボット大戦Z]])の過去生の人物。 |
=== 版権作品 === | === 版権作品 === | ||
− | + | 版権スパロボにおいても設定や時系列上繋がりの無いはずの作品間を跨いだ小ネタ発言やギャグという物は多数存在しており(一例として[[L]]における[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]の五飛とのとある[[戦闘前会話]]など)、マサキの項で上述した通りこれまでは単なるお遊びやメタフィクション的なギャグとして扱われていたそれら全てが、OGシリーズだけに留まらないスーパーロボット大戦やコンパチヒーローシリーズを始めとした多くの作品群全体を一つの軸に繋ぐ可能性が出てきたといえる(むろん、大半は本当にネタだろうが)。 | |
;[[アムロ・レイ]] | ;[[アムロ・レイ]] | ||
− | : | + | :サイバスターの出自に聞き覚えがある事やギリアムの名前に酷く動揺する事。どちらも「ヒーロー戦記」の虚憶と思われる。逆に「ヒーロー戦記」ではマサキに対して「どこかで会った気がする」と反応を示しており、こちらは「第2次」の虚憶と思われる。 |
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;[[渚カヲル]] | ;[[渚カヲル]] | ||
− | : | + | :[[第3次スーパーロボット大戦α]]にてMX世界の行方を仄めかしている。ただし彼の場合は「死」と「生」が全く同一の意味となる特殊な使徒である上、並行世界から「2人目」のレイ共々跳んで来た「本人」である可能性が高いため、虚憶かどうかは微妙なところ。 |
:これ以外でも参戦する作品全てにおいて、過去作を知っているような口ぶりを見せるため、彼の言動はスパロボ全体における大きな謎のひとつとなっている。 | :これ以外でも参戦する作品全てにおいて、過去作を知っているような口ぶりを見せるため、彼の言動はスパロボ全体における大きな謎のひとつとなっている。 | ||
;[[ゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキ]] | ;[[ゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキ]] | ||
− | : | + | :[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]にて原作通りの展開でキリコが[[バーコフ分隊]]の面々に[[異能生存体]]についての話をしようとしたところ、突然動揺し始め、「その話を聞いてしまったらここから生きて帰れない」とまるで原作の結末を知っているかのような理由で話を遮り、結果として[[死亡フラグ]]をへし折った。 |
− | ; | + | ;[[スーパーヒーロー作戦]]における[[ガイアセイバーズ]]のメンバー、[[リアルロボット戦線]]の自部隊の面々 |
:EDで明らかに虚憶の兆候を示している。 | :EDで明らかに虚憶の兆候を示している。 | ||
:;快傑ズバット/早川健 | :;快傑ズバット/早川健 | ||
− | :: | + | ::「スーパーヒーロー作戦」におけるガイアセイバーズの1人だった男。'''虚構の世界での戦いの全てを実憶として所持している'''。これは続編「ダイダルの野望」でも同じで、味方部隊名が「ガイアセイバーズ」に決定した時にそれを示唆している。 |
;[[兜甲児 (真マジンガーZERO)]] | ;[[兜甲児 (真マジンガーZERO)]] | ||
:時間遡行の当事者である[[ミネルバX (真マジンガーZERO)|ミネルバX]]以外で唯一人、差異次元での記憶を部分的に保持している。 | :時間遡行の当事者である[[ミネルバX (真マジンガーZERO)|ミネルバX]]以外で唯一人、差異次元での記憶を部分的に保持している。 | ||
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== 虚憶に関わる台詞 == | == 虚憶に関わる台詞 == | ||
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:そしてそれは、同じ鎖に連なる全てに定められた運命でもある。滅びも然り、生還も然り、戦いの旅もまた然り。 | :そしてそれは、同じ鎖に連なる全てに定められた運命でもある。滅びも然り、生還も然り、戦いの旅もまた然り。 | ||
;「一大劫を経て再有生し、受け継がれる記憶……いわば、前世の記憶だ。お前達の中にも虚憶を持っている者がいるだろう? 見聞なきはずのクロスゲートやガンエデン、その名や姿に覚えがある者が」<br/>「記憶を辿ろうとも明確な答えは出ず、おぼろげに存在している知識……きっかけがなければ、自覚せぬまま一生を終える」 | ;「一大劫を経て再有生し、受け継がれる記憶……いわば、前世の記憶だ。お前達の中にも虚憶を持っている者がいるだろう? 見聞なきはずのクロスゲートやガンエデン、その名や姿に覚えがある者が」<br/>「記憶を辿ろうとも明確な答えは出ず、おぼろげに存在している知識……きっかけがなければ、自覚せぬまま一生を終える」 | ||
− | : | + | :第2次OG最終話より、ユーゼスによる虚憶についての大まかな説明。「一大劫」とは仏教の言葉で、宇宙の誕生から消滅までの過程を成劫、住劫、壊劫、空劫の四劫に分け、それら全ての時間を一大劫と呼ぶ。つまり、ユーゼスの「虚憶」にある「SHO」や「α」は、OGから見ると「'''前の宇宙の出来事'''」となる。 |
;「虚憶の有無、内容については個体差がある。その要因となるものは縁……一大劫前からの因縁だ。別の形で生まれ変わる者もいれば、一大劫を経て再有生する者もいる。虚憶の持ち主のほとんどが後者だ」<br/>「そして、再有生とは一大劫を経て同じような姿、気性、能力を保つことだ。たとえば、マサキ・アンドー……そしてシュウ・シラカワ。お前達も再有生を遂げ、互いに因縁で結ばれている。そう……並行世界だけでなく、一大劫を経てもなお、お前達は強固な縁で結ばれているのだ」 | ;「虚憶の有無、内容については個体差がある。その要因となるものは縁……一大劫前からの因縁だ。別の形で生まれ変わる者もいれば、一大劫を経て再有生する者もいる。虚憶の持ち主のほとんどが後者だ」<br/>「そして、再有生とは一大劫を経て同じような姿、気性、能力を保つことだ。たとえば、マサキ・アンドー……そしてシュウ・シラカワ。お前達も再有生を遂げ、互いに因縁で結ばれている。そう……並行世界だけでなく、一大劫を経てもなお、お前達は強固な縁で結ばれているのだ」 | ||
:「再有生」について。つまりは前の宇宙、前の世界で強い因縁を持った者達は、互いに同じ人物として次の宇宙、次の世界へ転生するが、この時互いを結ぶ因縁が同時に引き継がれていく(要するに同じような関係となる)。現にマサキとシュウの場合、初登場となる第2次以来、何度も宿敵として戦って来ている。ちなみにシュウはこれを「願い下げだ」と切り捨てたマサキに「同感ですね」と同調したが、当人もまた虚憶を持つだけになおさらうんざりしているのだろう。 | :「再有生」について。つまりは前の宇宙、前の世界で強い因縁を持った者達は、互いに同じ人物として次の宇宙、次の世界へ転生するが、この時互いを結ぶ因縁が同時に引き継がれていく(要するに同じような関係となる)。現にマサキとシュウの場合、初登場となる第2次以来、何度も宿敵として戦って来ている。ちなみにシュウはこれを「願い下げだ」と切り捨てたマサキに「同感ですね」と同調したが、当人もまた虚憶を持つだけになおさらうんざりしているのだろう。 | ||
:並行世界も含まれているという点だが、マサキやリュウセイ達が[[Another Century's Episode:R|あの世界]]に転移した際に[[αシリーズ|前の宇宙]]での[[アムロ・レイ|同]][[カミーユ・ビダン|胞]][[クワトロ・バジーナ|だ]][[キンケドゥ・ナウ|った]][[キラ・ヤマト|彼]][[アスラン・ザラ|ら]]の異世界同位体と出会ったのはその縁が因子として働いた為なのかもしれない。 | :並行世界も含まれているという点だが、マサキやリュウセイ達が[[Another Century's Episode:R|あの世界]]に転移した際に[[αシリーズ|前の宇宙]]での[[アムロ・レイ|同]][[カミーユ・ビダン|胞]][[クワトロ・バジーナ|だ]][[キンケドゥ・ナウ|った]][[キラ・ヤマト|彼]][[アスラン・ザラ|ら]]の異世界同位体と出会ったのはその縁が因子として働いた為なのかもしれない。 | ||
;「再有生という言葉の意味を知っただけであれば、そうであろう。四劫は宇宙の真理……それを知らずとも破界と再世は繰り返される。再有生を遂げなくとも、虚憶がなくとも、それらに気づかずとも、人は生まれ……死んでいくのだ。ただ……仮に再有生の実感があるとすれば、お前はそのような姿ではいられぬ」 | ;「再有生という言葉の意味を知っただけであれば、そうであろう。四劫は宇宙の真理……それを知らずとも破界と再世は繰り返される。再有生を遂げなくとも、虚憶がなくとも、それらに気づかずとも、人は生まれ……死んでいくのだ。ただ……仮に再有生の実感があるとすれば、お前はそのような姿ではいられぬ」 | ||
− | : | + | :再有生の実感はないと突っぱねるマサキに対して。要するに「何度でも同じ人間として生まれ変わっている認識があれば、同一人物としての己を保ってはいられない」ということだろう。<br/>また、[[ペルフェクティオ]]の断末魔にも出てきた単語「[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|破界]]」と「[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世]]」という単語がまたもでてきており、ますます[[Zシリーズ]]との関連を疑いたくなってくる。 |
− | + | :しかし、真っ先に思い浮かぶ[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]はマサキと同一人物ではない事が明言されており、一見ミスリードだったかのように見える……が、マサキではなくサイバスター、或いはサイフィスへの発言だったとすると[[シュロウガ|意味が通ってくる]]。 | |
− | :しかし、真っ先に思い浮かぶ[[アサキム・ドーウィン|アサキム]] | ||
;レーツェル「ユーゼス・ゴッツォ。再有生を可能とする条件は何だ?」<br/>ユーゼス「……運命、宿命とでも言っておこう」<br/>レーツェル「ならば、それを定めたのは何者だ?」<br/>ユーゼス「[[神]]だとでも認識するがいい」<br/>レーツェル「もう一つ聞こう。再有生は、自らの意志で行えるものなのか?」<br/>ユーゼス「希にそれを知り、四劫の超越を試みる者……いや、そうせざるを得ない者達がいる」<br/>ライ「……お前のことか、ユーゼス」<br/>ユーゼス「そう……そして、我と深き因縁を持ち、幾度も我の前に現れるイングラム・プリスケン」<br/>「だが、彼奴は己の虚憶に気づく前、お前達の手によって消滅した。もはや、我の前に立ち塞がることはない」 | ;レーツェル「ユーゼス・ゴッツォ。再有生を可能とする条件は何だ?」<br/>ユーゼス「……運命、宿命とでも言っておこう」<br/>レーツェル「ならば、それを定めたのは何者だ?」<br/>ユーゼス「[[神]]だとでも認識するがいい」<br/>レーツェル「もう一つ聞こう。再有生は、自らの意志で行えるものなのか?」<br/>ユーゼス「希にそれを知り、四劫の超越を試みる者……いや、そうせざるを得ない者達がいる」<br/>ライ「……お前のことか、ユーゼス」<br/>ユーゼス「そう……そして、我と深き因縁を持ち、幾度も我の前に現れるイングラム・プリスケン」<br/>「だが、彼奴は己の虚憶に気づく前、お前達の手によって消滅した。もはや、我の前に立ち塞がることはない」 | ||
:レーツェルとの問答。己を破滅させる因子となりうるだろうイングラムが死んだことで、ユーゼスは己の計画の成功を確信した。その意を継いだ[[クォヴレー・ゴードン|もう一人のイングラム]]は未だ因子が揃わず、OG世界には来られない。……だが、彼は気づかなかった。イングラムが死んだ瞬間、因果の鎖から逃げることはもう出来なくなったのだと。そして、[[イーグレット・イング|己の運命を変えるために造られた因子の一つ]]がそれを決定づけたことを。 | :レーツェルとの問答。己を破滅させる因子となりうるだろうイングラムが死んだことで、ユーゼスは己の計画の成功を確信した。その意を継いだ[[クォヴレー・ゴードン|もう一人のイングラム]]は未だ因子が揃わず、OG世界には来られない。……だが、彼は気づかなかった。イングラムが死んだ瞬間、因果の鎖から逃げることはもう出来なくなったのだと。そして、[[イーグレット・イング|己の運命を変えるために造られた因子の一つ]]がそれを決定づけたことを。 | ||
− | : | + | :前半の台詞を噛み砕くと、「『神』あるいはそれに等しいナニモノカによって再有生が定められており、さらにそれを知り、一大劫の超越を試みざるを得ない者がいる」ということになる。ユーゼスもその一人だが、「なぜ」そうしなければならないのかは今の所不明。イングラムに関しては「番人」の使命が全てを物語っている。 |
;(そして、記憶の底をくすぐられるようなこの感覚は……もしや、私の虚憶と何か関係が……?) | ;(そして、記憶の底をくすぐられるようなこの感覚は……もしや、私の虚憶と何か関係が……?) | ||
− | : | + | :OGDPにてカナフの接近を感知した際のシュウの反応。前述の通りαシリーズでは対面していないはずのクストースの虚憶があるようだが、はっきりとしたイメージにはなっていないらしい。 |
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