「加藤久嵩」を編集中
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− | + | == 加藤久嵩(Hisataka Kato) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[鉄のラインバレル]] | |
− | + | *[[声優]]:福山潤 | |
− | * | + | *本名:城崎久嵩(アニメ版のみ) |
− | * | + | *種族:地球人(日本人) |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *身長:187cm | |
− | + | *体重:63kg | |
− | + | *血液型:A型 | |
− | + | *所属:[[加藤機関]] | |
+ | *役職:加藤機関総司令 | ||
+ | *主な搭乗機:[[シャングリラ (ラインバレル)|シャングリラ]] | ||
+ | *趣味:テレビゲーム | ||
+ | *キャラクターデザイン:下口智裕(原作漫画版)、平井久司(アニメ版) | ||
− | + | 『[[鉄のラインバレル]]』の敵組織[[加藤機関]]の創設者にして総司令官たる人物。強いカリスマ性を持ち、沢渡達を始めとする隊長格は(意図を知らずとも)その命令を忠実に遂行し、[[加藤機関兵士|一般兵]]も彼に心酔している。 | |
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− | + | 久嵩自身も[[ファクター]]であり、専用の[[マキナ]]を持つ。しかしそれは、[[ラインバレル]]や[[グラン・ネイドル]]とは桁が違う、加藤機関の移動基地そのものたる超弩級戦艦型マキナ「[[シャングリラ (ラインバレル)|シャングリラ]]」である。ファクターアイは浩一たちのような赤ではなく、金色。また、シャングリラは巨大すぎるため、自身が前線に立つ際は、専用のアルマ「[[ツクヨミ]]」に乗る。 | |
− | [[ | ||
− | + | 浩一が『正義の味方』であることを望んだ人物の一人。原作者曰く、石神と同じく「浩一の父親的存在」であり、「自分たちがカッコいい、一番強いと思う敵のイメージを合わせて作られたキャラクター」らしい。 | |
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漫画版では天児や石神などの思惑に振り回され四苦八苦して計画を遂行しているが、アニメ版では計画のために滅私を尽くして超然としている、と言うようにメンタル面に差異がある。 | 漫画版では天児や石神などの思惑に振り回され四苦八苦して計画を遂行しているが、アニメ版では計画のために滅私を尽くして超然としている、と言うようにメンタル面に差異がある。 | ||
− | === | + | === 原作漫画版 === |
[[JUDA]]とは完全に敵対していたが、石神の遺志によって協力体制をとる。また身よりのない孤児であった過去があり、絵美や天児との関係も大きく違う。また人類滅亡を防ぐため未来から来た、とされていたが、実際には滅亡当時(つまり660年前)から生き延びて来たうちの一人。 | [[JUDA]]とは完全に敵対していたが、石神の遺志によって協力体制をとる。また身よりのない孤児であった過去があり、絵美や天児との関係も大きく違う。また人類滅亡を防ぐため未来から来た、とされていたが、実際には滅亡当時(つまり660年前)から生き延びて来たうちの一人。 | ||
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以後はヒトマキナと想像力の喪失から人類を守るべく活動したが、ヒトマキナ相手には勝ち目が無いと考え、加藤機関を人類にとっての恐怖の対象=死の象徴にし、世界を制御することで人々から想像力を喪失させず、ヒトマキナの脅威から人類を守ろうとした。しかし、このやり方では人類を救うことは出来ず、結局計画の全ては天児の遺志とラインバレルを受け継いだ浩一、真実を知っていた石神によって瓦解。すべきことを知った後は旧特務室の面々と合流し、本格的にヒトマキナへの反攻を開始した。 | 以後はヒトマキナと想像力の喪失から人類を守るべく活動したが、ヒトマキナ相手には勝ち目が無いと考え、加藤機関を人類にとっての恐怖の対象=死の象徴にし、世界を制御することで人々から想像力を喪失させず、ヒトマキナの脅威から人類を守ろうとした。しかし、このやり方では人類を救うことは出来ず、結局計画の全ては天児の遺志とラインバレルを受け継いだ浩一、真実を知っていた石神によって瓦解。すべきことを知った後は旧特務室の面々と合流し、本格的にヒトマキナへの反攻を開始した。 | ||
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=== アニメ版 === | === アニメ版 === | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
− | : | + | :アニメ版準拠で登場。活躍も概ねアニメ版に準拠しており、シナリオの要所要所で目立つ人物。特に組織や立場的な関連性もあって、ラスボスである[[ルド・グロリア]]の正体を明かしてくれるのも彼の役目。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | : | + | :原作漫画版設定で登場。今回ようやくファクターアイのグラフィックが追加。[[ツクヨミ]]に乗って敵としても登場するため、パイロットデータが造り起こされた。終盤に味方となり、味方パイロットとしても出撃可能に。[[L]]同様に、本作でも物語の根源に深く関わっている。想像力の欠如した人類に楔を打ち込もうとするが、UXの物語には'''想像を促す彼ですらも想像できないであろう、驚愕の展開がこれでもかと盛り込まれている。''' |
:なお、世界観設定上、彼は前世の宇宙から転移してきたはずなのだが、それに関しては'''一切触れられない'''。尤も、それ(=異世界・未来世界組がいたのは過去の宇宙だった)が判明するのは最終話の戦闘中であり、それまでは全員が全員「未来世界から転移して来た」と思っていたため仕方がないが。 | :なお、世界観設定上、彼は前世の宇宙から転移してきたはずなのだが、それに関しては'''一切触れられない'''。尤も、それ(=異世界・未来世界組がいたのは過去の宇宙だった)が判明するのは最終話の戦闘中であり、それまでは全員が全員「未来世界から転移して来た」と思っていたため仕方がないが。 | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] |
:原作漫画版設定で登場。 | :原作漫画版設定で登場。 | ||
− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | 全ての能力が平均的に高い強敵。特に[[ | + | 全ての能力が平均的に高い強敵。特に[[格闘]]・[[技量]]に優れる。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ||
− | : | + | :[[直感]]、[[闘志]]、[[順応]]、[[理想]]、[[魂]] |
:順応と魂を持っているので火力には期待できるが、闘志と理想が被ってしまっているのが痛い。 | :順応と魂を持っているので火力には期待できるが、闘志と理想が被ってしまっているのが痛い。 | ||
− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ||
− | : | + | :[[ファクター]]、[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[全体攻撃]]L2、[[指揮]]L2 |
:一軍を率いるだけあって指揮レベルが高い…のは敵仕様のみ、味方になると指揮の先天成長限界は石神と同じくL2まで。当然の如くファクター持ちだが、実際に乗っている[[ツクヨミ]]は[[アルマ]]なので、実質死に技能。 | :一軍を率いるだけあって指揮レベルが高い…のは敵仕様のみ、味方になると指揮の先天成長限界は石神と同じくL2まで。当然の如くファクター持ちだが、実際に乗っている[[ツクヨミ]]は[[アルマ]]なので、実質死に技能。 | ||
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:アニメ版では妹。 | :アニメ版では妹。 | ||
;[[城崎天児]] | ;[[城崎天児]] | ||
− | : | + | :恩師。人類絶滅に際し、久嵩の手を借りて死亡、ラインバレルのファクターとなる。世界再構築の後も久嵩にとってはもっとも尊敬する人物であり、どんな形でも再会を願っていたが……。 |
:アニメ版では父。ラインバレルを始めとするマキナの開発者。久嵩をセントラルに潜入させるため、あえて自身を射殺させた。 | :アニメ版では父。ラインバレルを始めとするマキナの開発者。久嵩をセントラルに潜入させるため、あえて自身を射殺させた。 | ||
;[[菅原マサキ]] | ;[[菅原マサキ]] | ||
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=== [[ガンダムシリーズ]] === | === [[ガンダムシリーズ]] === | ||
;[[張五飛]] | ;[[張五飛]] | ||
− | : | + | :[[L]]では久嵩の「正義」を見極めるために、久嵩に同志として協力する。彼は久嵩を亡きかつての宿敵・[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]に匹敵する器と覚悟を持った漢と認めている。 |
;[[ギルバート・デュランダル]] | ;[[ギルバート・デュランダル]] | ||
− | : | + | :[[L]]では僅かな期間だが、彼と共に[[LOTUS]]の指導者となっている。 |
;[[呂布トールギス]]、[[貂蝉キュベレイ]] | ;[[呂布トールギス]]、[[貂蝉キュベレイ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では三璃沙から飛ばされてきた彼らを客将として迎えていた。久嵩自身は呂布を「戦場で己の死と向き合わなければ、生を認識できない哀れな男」と評する。第2部後半に機関を離脱するが、彼らの生存フラグが成立した場合、ヒトマキナとの戦いより再び共闘する。 |
;[[刹那・F・セイエイ]] | ;[[刹那・F・セイエイ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では彼が発動したクアンタムバーストにより城崎天児の遺志と対話し、本心を知る。 |
=== リアル系 === | === リアル系 === | ||
;[[シンジロウ・サコミズ]] | ;[[シンジロウ・サコミズ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では20世紀の太平洋戦争の時代では共に大日本帝国軍の軍人であり、当時彼とも対面していたため顔見知りの間柄である。小倉に落とされるはずだった原爆を食い止め、散った彼を憂う会話が存在し、自分達と変わらない時の姿のままで生存していた時には驚きを隠せないでいた。地上に上がって来た彼らホウジョウ軍を一時的に保護し、同盟を結び、サコミズの生存フラグが成立した場合、[[ヒトマキナ]]との戦いより再び共闘する。なお、サコミズからは現在でも「加藤少将」と呼ばれ、敬意を表されている。 |
− | :余談だが、加藤久嵩の[[声優]]は[[エイサップ・鈴木]] | + | :余談だが、加藤久嵩の[[声優]]は[[エイサップ・鈴木]]と同じ福山潤氏である。さらにUXのEDにおいて、加藤はエイサップと共にサコミズの墓参りをし、迫水家の墓前にて和歌を詠んでいる。 |
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=== スーパー系 === | === スーパー系 === | ||
;[[ウラジミール]] | ;[[ウラジミール]] | ||
− | : | + | :[[L]]では共に来たるべき敵に備え、その脅威に立ち向かう者たちの覚醒を促さんとするという似た目的を持っている為、彼女と協力関係を結んでいる。 |
;[[F.S.]] | ;[[F.S.]] | ||
− | : | + | :[[L]]では僅かな期間だが、彼と共に[[LOTUS]]の指導者となっている。上記のデュランダルと並んで、三人そろって怪しい面もあるが人類の未来を真剣に憂う者であるなど、いくつかの共通点を持つ。 |
;覇道鋼造 | ;覇道鋼造 | ||
− | : | + | :[[UX]]ではかつて同じ時代を生きた人間。彼とは直接面識はなかったが、それでも彼の偉業を称賛し、その人間性にも敬意を抱き、その想いを彼の孫娘の[[覇道瑠璃|瑠璃]]に語る。また、彼の「[[大十字九郎|正体]]」に勘付いているような素振りも見せている(後述)。 |
=== [[バンプレストオリジナル]] === | === [[バンプレストオリジナル]] === | ||
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=== 原作漫画版 === | === 原作漫画版 === | ||
− | ; | + | ;マサキ「ラインバレルの破壊は失敗 こちらのマキナも奪われた形になりましたが…」<br/>久嵩「上々だよ あれだけの情報を得られたんだからさ」<br/>「それに比べりゃ イカレたマキナ一体 奪われるぐらい どうってコトはないよ」<br/>「…それより せっかくココまで来たんだからさ ウチのエース達に見せてあげようよ」<br/>「…浮上!」<br/>「諸君よぉく見ておきなさい あれがジュダ(JUDA) 我々の『敵』がいるところだよ」 |
− | : | + | :初登場時。この時シャングリラは潜水してJUDAの近海に近づいており、更にアップの際にファクターアイを発動している。 |
:この時点ではまだキャラクターが固まりきっておらず、石神に近い軽めの口調が目立つ。 | :この時点ではまだキャラクターが固まりきっておらず、石神に近い軽めの口調が目立つ。 | ||
− | ; | + | ;「一本の明確な線を引き、混沌な世界を終わらせ人類を再教育する――それが俺たちの言う世界征服だ」 |
− | : | + | :日本政府の要人たちに説いた加藤機関の目的とする世界征服。居合わせた人間からは「抽象的過ぎる」などと言われるが、加藤はそんな政府要人たちの想像力の無さに失望する。彼に言わせれば、そんな人々に想像を促すことこそが人類の再教育、なのだ。 |
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;「お前が一番想像を理解していない 何故なら自分自身が死ぬコトを想像していないからだ」 | ;「お前が一番想像を理解していない 何故なら自分自身が死ぬコトを想像していないからだ」 | ||
− | : | + | :王政陸を粛清した際に沢渡が伝えた加藤からの伝言。端的に加藤の求める想像の意味がここで語られている。 |
− | ; | + | ;沢渡「―――で こっちの報告だが―――陸が死んだ つーか俺が殺した」<br/>久嵩「そうか 手間かけさせたな」 |
− | + | :21話「ベクトル」にて、沢渡からの陸の抹殺報告を受けて。久嵩にとって陸はただの捨て駒でしかなく、わかりきった結果ゆえに何の感慨も見せなかった。 | |
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;「あ そうそう 大きくなったな城崎絵美 ―――天児も元気そうで何よりだ」 | ;「あ そうそう 大きくなったな城崎絵美 ―――天児も元気そうで何よりだ」 | ||
:[[早瀬軍団]]のクリスマスパーティの会場外に現れた際に遭遇した絵美に対して。久々の対面と共に、記憶を回復させるためにあえて[[城崎天児|恩師]]を名前で呼んでいる。 | :[[早瀬軍団]]のクリスマスパーティの会場外に現れた際に遭遇した絵美に対して。久々の対面と共に、記憶を回復させるためにあえて[[城崎天児|恩師]]を名前で呼んでいる。 | ||
;「現在 我々は全核保有国の核発射用管制システムを掌握している」<br/>「4日後 我々は全核保有国の核ミサイルを発射する 目標は発射したその国だ つまり―――」<br/>「全ての核保有国は自国の持つ核で滅んでもらうってワケだ」<br/>「そこで早瀬浩一 キミに手伝ってもらいたいコトなんだが――――」<br/>「キミには是非とも この計画を阻止してもらいたい」<br/>「あ~ それと詳しい計画内容は既にそちらへ送ってあるから ではまた来年に逢おう」 | ;「現在 我々は全核保有国の核発射用管制システムを掌握している」<br/>「4日後 我々は全核保有国の核ミサイルを発射する 目標は発射したその国だ つまり―――」<br/>「全ての核保有国は自国の持つ核で滅んでもらうってワケだ」<br/>「そこで早瀬浩一 キミに手伝ってもらいたいコトなんだが――――」<br/>「キミには是非とも この計画を阻止してもらいたい」<br/>「あ~ それと詳しい計画内容は既にそちらへ送ってあるから ではまた来年に逢おう」 | ||
:大晦日にJUDAに入れて来た通信。核ミサイル発射作戦を宣告した上で、その阻止を自ら要請するという意味不明な行動に、浩一のみならず全員が面食らっていた。 | :大晦日にJUDAに入れて来た通信。核ミサイル発射作戦を宣告した上で、その阻止を自ら要請するという意味不明な行動に、浩一のみならず全員が面食らっていた。 | ||
− | : | + | :これは、久嵩真の目的である「想像力喪失の阻止」の一環であり、それで人類が滅びては意味がないための行動。「この作戦はJUDAによって失敗したが、加藤機関はいつでも世界を滅ぼすことが出来る」という認識を人々に与えるための大芝居である。 |
− | ; | + | ;「――彼は運命の子ではなく、ましてや選ばれし勇者でもない… なんてコトはない何処にでも居る少年のハズだった」<br/>「否 だからなのか?――何処にでも居る様な只の人間だからこそなのか!?」<br/>「この世界に再び可能性が生まれると言うのか――早瀬浩一(あの少年)が可能性という名の『特異点』になったとでも言うのか!?」<br/>「己で確かめるしかないか…」 |
− | : | + | :再びラインバレルに乗った浩一が二番隊隊長である真田を圧倒した場面を見て。この直後…。 |
− | ; | + | ;「早瀬浩一…お前に確かめたいコトがある ――お前は一体何者だ?」 |
− | : | + | :[[ツクヨミ]]に乗って戦場に現れた際の台詞。[[城崎天児|恩師]]が居るはずのラインバレルを操縦する浩一に対しての物。 |
;「…何故だ …何故お前なんだ… 何故だぁああ」<br/>「お前は只の少年だったハズだ!! お前は選ばれた人間等では無かったハズだァ!!」 | ;「…何故だ …何故お前なんだ… 何故だぁああ」<br/>「お前は只の少年だったハズだ!! お前は選ばれた人間等では無かったハズだァ!!」 | ||
:[[城崎天児|恩師]]の死を告げられ託されたのが浩一だという事実を受け入れることが出来ずに。 | :[[城崎天児|恩師]]の死を告げられ託されたのが浩一だという事実を受け入れることが出来ずに。 | ||
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:過去の回想から覚めて。 | :過去の回想から覚めて。 | ||
;「加藤機関全隊員に告ぐ――これより全力でJUDA特務室を援護しろ!!」 | ;「加藤機関全隊員に告ぐ――これより全力でJUDA特務室を援護しろ!!」 | ||
− | : | + | :原作漫画版における真の敵『ヒトマキナ』との対決に至り、ついに覚悟を決めJUDAとの共闘を決意、隊員たちへ指令を下す。しかし、'''全力で'''の辺りに[[ルルーシュ・ランペルージ|何か]]を意識しているような気がするのは考えすぎだろうか……? |
− | : | + | :[[UX]]ではJUDA特務室が[[アルティメット・クロス|UX]]に加わっているため「これより我々は…全力でUXを援護する!」に代わっている。 |
− | ; | + | ;「………お前は そうやって死に至っていけば早瀬浩一が反応し戻って来ると思っているのか?」<br/>「お前は早瀬浩一に命を預けたのだろう? ならば何故その思いを貫こうとしない」<br/>「今のお前は その思いを裏切り 自ら絶望するコトを選んだに過ぎん」<br/>「しかもそれが早瀬を裏切るコトと同じだと分かっていながらな」 |
− | : | + | :浩一がラインバレル共々消失してとことん自らを追い詰めていた絵美を叱咤した際の台詞。直後、自身も絶望を選んでいたことを言い返されるが…。 |
− | ; | + | ;「そうだ その所為で俺は長きに渡って多くの命を奪い 多くのモノを失ってきた…それが自分に出来る唯一の選択だと信じてな…」<br/>「だが 違ったんだ 自ら絶望を選んだモノに可能性が生まれるコトは無い―――― そんな簡単なコトを教える為 城崎天児は早瀬に全てを託し 石神はその身を犠牲にした」<br/>「今更 赦されようなどとは微塵も思わん その日が来れば甘んじて報いを受けよう だが それまでは――」<br/>「俺は もう誰にも絶望を選ばせない」 |
:その返し。だが後に、[[九条美海|絶望を選んだ所為で]][[遠藤イズナ|取り返しの]][[ディスィーブ|付かないことが]]起きてしまう…。 | :その返し。だが後に、[[九条美海|絶望を選んだ所為で]][[遠藤イズナ|取り返しの]][[ディスィーブ|付かないことが]]起きてしまう…。 | ||
;「それを想像しろ 絵美」<br/>「想像力を失わない限り 可能性もまた失われるコトはない」 | ;「それを想像しろ 絵美」<br/>「想像力を失わない限り 可能性もまた失われるコトはない」 | ||
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;「何かを頼める立場でないコトを重々承知した上で この場にいる各国代表の方々にお願いしたい」<br/>「――――邪魔をするな」<br/>「もう一度だけ言うぞ 全てが終わるまで 我々の邪魔をするな」 | ;「何かを頼める立場でないコトを重々承知した上で この場にいる各国代表の方々にお願いしたい」<br/>「――――邪魔をするな」<br/>「もう一度だけ言うぞ 全てが終わるまで 我々の邪魔をするな」 | ||
:新国連で演説した際、その場にいた人たちから非難を受けたさいにこの台詞で一喝する。敵から味方になっても、加藤司令は加藤司令なのであった。 | :新国連で演説した際、その場にいた人たちから非難を受けたさいにこの台詞で一喝する。敵から味方になっても、加藤司令は加藤司令なのであった。 | ||
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=== アニメ版 === | === アニメ版 === | ||
− | ; | + | ;「陽動とわかっていても他に対抗できるものがない以上、自分達が戦い続けるしかない。大変だね、正義の味方は」 |
− | : | + | :2話「疾走する正義」より。スパロボだと自軍がこんな状況におかれる事がザラにある。 |
− | ; | + | ;「まさか。あれはまだ序の口、目覚めの産声というところかな…?」<br/>「うずくまって泣いていた子供がようやく自らの足で世界に立った…」<br/>「これからどんな風に成長していくのか、実に興味深いね」 |
− | : | + | :4話「正義の代償」およびLの同名ステージのエンディングにて。[[アパレシオン|ハグレマキナ]]を圧倒し、エグゼキューターで大暴れしたラインバレルと浩一を評して。かなり初期から彼とラインバレルに注目していたことがうかがえる。 |
− | ; | + | ;「それはよくないな…。想像力とは生きるための力そのものだ」<br/>「事態を予測し、可能性を考慮し、未来に備える…」<br/>「その能力をなくした者は柵に囲われた家畜と何ら変わりない」<br/>「想像せよ。それだけが来たるべき時代を生き抜く唯一の手段なのだ」 |
− | : | + | :加藤久嵩流「想像」の定義。極めて的を射ている。ちなみに後述の浩一に語った「世界征服」の概念と合わせ、原作漫画版における「想像力の喪失による人類絶滅」にも大きく関わっている。 |
− | ;「想像した味と違うかね?」<br/> | + | ;「想像した味と違うかね?」<br/>「見かけが甘い菓子だからと言って、中身がその通りであるとは限らない」<br/>「想像することを止めた瞬間、世界は成長を止める」<br/>「もっとよく観察し、情報を精査して考えたまえ…」 |
− | : | + | :突然JUDAに現れ、「カレー味のカステラ」を浩一達に振る舞った際の台詞。自信に満ちた言葉に、居合わせたJUDAの面々は圧倒されていた。 |
;「違うな。間違っているぞ、マサキ」<br/>「ここは『引き上げず戦闘を続行しろ』だ」 | ;「違うな。間違っているぞ、マサキ」<br/>「ここは『引き上げず戦闘を続行しろ』だ」 | ||
:スフィア設置後、撤収命令を出したマサキに対して。久嵩独特の言い回しが印象に残る台詞だが、[[ルルーシュ・ランペルージ|後年福山氏が「コードギアス」で演じたキャラクター]]が久嵩と同様の台詞を使用。アニメの放送はギアスの方が先だったためそちらで有名になり、Lでは結果的に[[声優ネタ]]となった。 | :スフィア設置後、撤収命令を出したマサキに対して。久嵩独特の言い回しが印象に残る台詞だが、[[ルルーシュ・ランペルージ|後年福山氏が「コードギアス」で演じたキャラクター]]が久嵩と同様の台詞を使用。アニメの放送はギアスの方が先だったためそちらで有名になり、Lでは結果的に[[声優ネタ]]となった。 | ||
229行目: | 192行目: | ||
;「やはり、早瀬浩一は想像以上だ。おかげで計画を2ステージ分短縮できる」<br/>「…妹をよろしく」 | ;「やはり、早瀬浩一は想像以上だ。おかげで計画を2ステージ分短縮できる」<br/>「…妹をよろしく」 | ||
:去り際に。この辺りから久嵩真の狙いが徐々に明かされていく。 | :去り際に。この辺りから久嵩真の狙いが徐々に明かされていく。 | ||
− | ; | + | ;「まだ、終わってはいないだろう? お前の正義は…森次玲二?」 |
− | : | + | :ヴァーダントのファクターとなった森次に対して。 |
;「人間だったということさ…最期までな…」 | ;「人間だったということさ…最期までな…」 | ||
− | : | + | :機体との融合を拒絶し、プリテンダーと共に散った桐山を見て。傍らに立つマサキへの皮肉とも取れる。 |
− | ; | + | ;「沢渡。ユリアンヌ。そして同志諸君。加藤機関総司令としての、最後の命令を伝える!」<br/>「理想の未来を想像し、それを必ず実現せよ!」 |
− | : | + | :炎上するシャングリラのブリッジから下した最終命令。 |
− | ; | + | ;「早瀬浩一。道は我々が切り拓く。後は頼むぞ…正義の味方」 |
:最期の台詞。この言葉を残し、シャングリラはグラン・ネイドルへ突撃をかける。そして…。 | :最期の台詞。この言葉を残し、シャングリラはグラン・ネイドルへ突撃をかける。そして…。 | ||
;「…フ…」 | ;「…フ…」 | ||
243行目: | 206行目: | ||
=== 原作漫画版 === | === 原作漫画版 === | ||
;「お前 ふざけてるだろ」 | ;「お前 ふざけてるだろ」 | ||
− | : | + | :どこまでもマイペースな真来梓に対して一言。 |
=== アニメ版 === | === アニメ版 === | ||
;「えー、全世界の紳士淑女の皆さん。私は加藤機関総司令、加藤久嵩。突然ですが、我々はこれより世界征服をさせていただく」 | ;「えー、全世界の紳士淑女の皆さん。私は加藤機関総司令、加藤久嵩。突然ですが、我々はこれより世界征服をさせていただく」 | ||
:「流れるは血、失うは涙」における世界征服宣言。…なのだが、交通機関を抑えたはずなのに'''電車が普通に走っている'''。どうした、加藤機関。 | :「流れるは血、失うは涙」における世界征服宣言。…なのだが、交通機関を抑えたはずなのに'''電車が普通に走っている'''。どうした、加藤機関。 | ||
− | ; | + | ;「城崎絵美はまだこちらに到着していない。二人が来るまで少し話でもしないか?」 |
− | : | + | :18話「メメント・モリ」にて、矢島の呼びだしを受けて一足早く現れた浩一に対して。何でもない普通のセリフなのだが、この時久嵩は'''焼き網を団扇で扇ぎながらホタテを焼いていた'''。加藤総司令、何がしたかったんだ。 |
− | ; | + | ;「昔は''大きくなったらお兄ちゃんと結婚する''って言ってくれてたのに…」 |
− | + | :「鬼を喰らうモノ」の次回予告での大迷言。何を言っても絵美から「あなた、最低です!」とぶった切られて。これに対する絵美のセリフも当然の如く「あなた、最低です!」。久嵩に限らず、「鉄のラインバレル」は次回予告を担当するキャラが確実に崩壊するが、これはさすがに壊れ過ぎだろう。 | |
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;「インパクトに頼っては駄目だ。ファッションはもっとさり気なく、かつ印象的な物であるべきだ。この俺のように」 | ;「インパクトに頼っては駄目だ。ファッションはもっとさり気なく、かつ印象的な物であるべきだ。この俺のように」 | ||
:ピクチャードラマ#05にて、マサキの提案('''チャイナドレスやドS等の格好''')では真面目な話を全く聞いてくれないと危惧して。その直後、'''無言でスルーした'''マサキに「何か?」と突っ込んだ。 | :ピクチャードラマ#05にて、マサキの提案('''チャイナドレスやドS等の格好''')では真面目な話を全く聞いてくれないと危惧して。その直後、'''無言でスルーした'''マサキに「何か?」と突っ込んだ。 | ||
260行目: | 220行目: | ||
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
=== 戦闘台詞 === | === 戦闘台詞 === | ||
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;「まったく、こんな展開になるとは…私も想像力が足りなかったよ」 | ;「まったく、こんな展開になるとは…私も想像力が足りなかったよ」 | ||
:[[フェストゥム]]、[[ELS]]、[[バジュラ]]との戦闘台詞。久嵩がその事を言っているのは、地球外生命体である彼らとの対話が可能と知ったからだろう。 | :[[フェストゥム]]、[[ELS]]、[[バジュラ]]との戦闘台詞。久嵩がその事を言っているのは、地球外生命体である彼らとの対話が可能と知ったからだろう。 | ||
:…しかし、本作をプレイした側からすればむしろ「[[蒼穹のファフナー|他作品]]の'''[[羽佐間翔子|版権キャラ]]の[[バイストン・ウェル|生存理由]]'''」がぴったり当てはまってしまう。それどころか、UXのクロスオーバーは彼が全力で頭を捻っても想像できないものばかりであるので逆に想像力が足りないと喩えるのは酷だろう…… | :…しかし、本作をプレイした側からすればむしろ「[[蒼穹のファフナー|他作品]]の'''[[羽佐間翔子|版権キャラ]]の[[バイストン・ウェル|生存理由]]'''」がぴったり当てはまってしまう。それどころか、UXのクロスオーバーは彼が全力で頭を捻っても想像できないものばかりであるので逆に想像力が足りないと喩えるのは酷だろう…… | ||
;「九条美海、想像力が足りないな」 | ;「九条美海、想像力が足りないな」 | ||
− | : | + | :美海への援護防御時。UXの彼女への援護台詞はダメ出しを喰らわせるモノが多く、加藤に至っては'''「想像力が足りない」'''とストレートに一刀両断した。 |
=== シナリオデモ === | === シナリオデモ === | ||
==== L ==== | ==== L ==== | ||
;「失礼、LOTUSの早瀬浩一君に面会したいのだが……」 | ;「失礼、LOTUSの早瀬浩一君に面会したいのだが……」 | ||
− | : | + | :L12話「放課後の来訪者」で、いきなりJUDAに現れた際の台詞。原作でも似たような台詞があり、どうも正当な手続きを踏んでから入って来たらしい。 |
− | ; | + | ;「眩しいな…君のその真っ直ぐな思いは…大人である我々にとって…」 |
− | : | + | :L36話「正義のために」にて、グラン・ネイドルへの特攻の直前、「仲間を犠牲にして生き残れない」と拒否した浩一に対して。浩一が「正義の味方」であることを望んだ久嵩だが、本当に「正義の味方」でありたかったのは彼自身だったのかも知れない。 |
==== UX ==== | ==== UX ==== | ||
;(平和か…。真実を知らないとは幸せなコトだ…) | ;(平和か…。真実を知らないとは幸せなコトだ…) | ||
− | : | + | :UX35話における[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]との戦闘前台詞。かつて自身が生きていた世界で、人類が「完全な平和」を手にした先の末路を目にした彼にとって、真実を知らない少年の言葉はどう聞こえたのだろうか。 |
;「私は負けると知りながら、あの戦争に加担した男だぞ?」 | ;「私は負けると知りながら、あの戦争に加担した男だぞ?」 | ||
− | : | + | :UX38話にて、サコミズから「自分と同じく大東亜戦争を戦った加藤少将なら自分の気持ちが分かるはず」と言われて。大東亜戦争の結末を知っていて加担した加藤は、特攻隊に所属していたサコミズを無駄死にと知りながら犠牲にしたと言ってもいい立場である。それだけに、変わらず自分に敬意を払うサコミズには思うところがあったのであろう。 |
− | ; | + | ;「……… 迫水真次郎…。とこしえに滅びぬは、防人(さきもり)の魂か…」 |
:そしてサコミズが去った後に一人呟いて。 | :そしてサコミズが去った後に一人呟いて。 | ||
;「!? せ、先生…!」<br/>「先生、僕は…」<br/>「し、しかし…!」<br/>「!?」<br/>「先生ぇぇぇぇぇーっ!」 | ;「!? せ、先生…!」<br/>「先生、僕は…」<br/>「し、しかし…!」<br/>「!?」<br/>「先生ぇぇぇぇぇーっ!」 | ||
− | : | + | :UX43話にて、クアンタムバーストの力でかつての師・天児と再会した際の彼との対話。原作では再会が叶わなかったコトを思うと感慨深いものがある。また、天児の前ゆえ、かつての関係を象徴するように一人称が「僕」に戻っている。そしてこの対話の中で、久嵩は師の本当の想いを知ることとなる。 |
− | ; | + | ;「人は……何度でも、運命を……」<br/>(先生……僕は……) |
− | : | + | :UX43話にて、クアンタムバーストにより天児との対話を果たして。恩師が未来を託したのは、新たな可能性たる「正義の味方」。師の願いを託された久嵩の胸中に去来する想いとは……。 |
;「石神め、やってくれる。想像が足りなかったのは、私自身だったというワケだ…貴様らから逃げるのは、今日で終わりだ…ヒトマキナッ!」 | ;「石神め、やってくれる。想像が足りなかったのは、私自身だったというワケだ…貴様らから逃げるのは、今日で終わりだ…ヒトマキナッ!」 | ||
− | : | + | :UX45話「ユダ」にて仲間になった際の戦闘前台詞。それまでの自身の逃げの行動に見切りを付け、ヒトマキナとの戦いに臨む決意を固める。 |
− | ; | + | ;「行くぞ、石神!!」<br/>「俺とお前は、同じ志を抱きながら、違う未来を観ていた…だが今… 俺達には同じ未来が見えているハズだ!!」<br/>「もはや、二度と視線は外さない!さあ、行こう! 俺達の選んだ、今を生きるためにッ!!」 |
− | : | + | :UX45話「ユダ」にて、石神の生存フラグが成立した場合。全ては人類を救うため―――志を同じくしながらも、見据える未来の違いから袂を分かった二人。しかし、全ての真実が明かされ、そして死の運命を覆そうと足掻くUXを前に、久嵩はかつての盟友に叫ぶ。 |
− | : | + | :実は「君は僕に似ている」の歌詞ネタ。 |
− | ; | + | ;「フ、石神…お前らしいな…………う、うぅぅ…う、うぅぅ…い、石神…」 |
− | : | + | :UX第45話でのシナリオエンドデモにて。緒川から渡されたビデオレターに映しだされた石神が久隆の知る当時と変わらぬ姿に思わず笑っていたが、その男はもう「ここにいない」ことを理解し、久嵩は人知れず涙を流す…。原作ではこの場面で久嵩は一切喋らないためスパロボオリジナルの台詞となっている。 |
− | ; | + | :なお、石神が生存している場合は、このシーンは見られない。 |
− | : | + | ;久嵩「私もかつて諦めた人間だ。君と同じようにな……」<br/>操「それならわかるだろ!? 一度選んだことは、簡単には変えられないって! 俺はもう選ばされたんだ!」<br/>久嵩「しかし、私は選び直した! 君もまだ選び直せるハズだ! 本当にまだ救いたいモノがあるのなら!」 |
+ | :UX47話における[[来主操|操]]との戦闘前会話。久嵩も一度は諦め、しかしかつての盟友によってその道を選ぶコトが出来た。だからこそ加藤機関総司令は、目の前の黒きファフナーに叫ぶ。かつての己と同じ、諦めようとしている者に。 | ||
;「人は…何度だって、自らの運命を選ぶコトが出来る…」 | ;「人は…何度だって、自らの運命を選ぶコトが出来る…」 | ||
− | : | + | :UX47話にて、「変わる事が出来ない」と自暴自棄になる操に対してこの言葉で諭した。 |
;「作戦はごく単純だ」<br/>「いいか、地球が滅ぶ様を想像しろ」<br/>「今想像した光景を許せんのであれば、ELSの防衛ライン到達を全力で阻止せよ!」 | ;「作戦はごく単純だ」<br/>「いいか、地球が滅ぶ様を想像しろ」<br/>「今想像した光景を許せんのであれば、ELSの防衛ライン到達を全力で阻止せよ!」 | ||
− | : | + | :UX48話にて加藤が戦術指揮を行っている場合の作戦説明。基本的に「刹那はまだ出撃できないので、出撃まで防衛ラインを死守せよ」という説明を行う指揮官が多い中、加藤は自身の持論を使ってUXを鼓舞するという独特な形になっている。 |
− | ; | + | ;久嵩「一言で言うならば……彼は、絶望を知らぬ男でした」<br/>「イオリア・シュヘンベルグ、城崎天児、そして覇道鋼造……みな人類の未来を予見し、滅びに立ち向かおうとした男達です」<br/>瑠璃「やはりお爺様も、未来のことを知っていたのですね……」<br/>久嵩「そして、彼は希望を胸に、世界のあらゆる絶望と戦い続けた」<br/>「おかげでアーカムシティは、推進派ですら手が出せない場所にされてしまいましたがね」<br/>瑠璃「では、加藤司令は、お爺様と直接会ったことは…」<br/>久嵩「ええ、ありませんいや……ひょっとしたら、別の意味で会っているのかも知れないが……」 |
− | : | + | :UX51話のIM、[[エルシャンク]]のブリッジにおける瑠璃とのやり取り。実は「デモンベイン」の原作ネタで、鋼造はこの劇中に「ある人物」として登場。久嵩が言っているのはその事である。 |
− | ; | + | ;「いずれにせよ、覇道鋼造の魂は、間違いなくデモンベインの中に受け継がれていますよ」<br/>「この世界が、過去と未来を繰り返し、可能性を積み重ねて来たのならば……デモンベインもまた、幾度も覇道鋼造の魂を宿して来たと言えるのではないでしょうか」 |
:そのやり取りの後の言及。この後さらに、「鋼造の意志は瑠璃や九郎の中に確かに生きている」と続ける。確かにデモンベインは鋼造が造った(修復した)ものだが、魂を宿すほどに深く関わってはいない。そして、九郎自身は鋼造とは会ったこともない。 | :そのやり取りの後の言及。この後さらに、「鋼造の意志は瑠璃や九郎の中に確かに生きている」と続ける。確かにデモンベインは鋼造が造った(修復した)ものだが、魂を宿すほどに深く関わってはいない。そして、九郎自身は鋼造とは会ったこともない。 | ||
:これについては『デモンベイン』原作の瑠璃ルートで明かされる「覇道鋼造」の真実が全てを物語っている。 | :これについては『デモンベイン』原作の瑠璃ルートで明かされる「覇道鋼造」の真実が全てを物語っている。 | ||
− | ; | + | ;「ヒトが生み出す可能性は無限。 そのヒトによって創り出される未来もまた無限に広がってゆく…!神といえど、想像が足りなかったようだな!」 |
− | : | + | :UXでの第51話にて、[[マスターテリオン]]との最後の決戦の末、[[ナイア]]の描いたシナリオが完全に崩壊。この結末を受け入れられず、ただ取り乱すばかりの邪神に対して、痛烈に突きつけた一言。ナイアルラトホテップに対してのUXの面々からの皮肉の中でも特に痛烈、かつ痛快な一撃の一言である。この際、[[石神邦生|石神社長]]が生存していれば「ヒトが生み出す可能性は無限~」の部分が石神社長の台詞に差し替わり、絶妙なコンビネーション攻撃をナイアに見舞ってくれる。 |
;「敷島の、大和心を人問わば、朝日に匂ふ、山桜花…」 | ;「敷島の、大和心を人問わば、朝日に匂ふ、山桜花…」 | ||
:エンディングで迫水家の墓前で加藤が詠んだ一句。彼とサコミズの作品を超えた繋がりを締めくくるシーンであり、自然とこの句が出るのもサコミズと同じく戦争の当事者であった加藤ならではだろう。詳しくは[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]の項参照。 | :エンディングで迫水家の墓前で加藤が詠んだ一句。彼とサコミズの作品を超えた繋がりを締めくくるシーンであり、自然とこの句が出るのもサコミズと同じく戦争の当事者であった加藤ならではだろう。詳しくは[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]の項参照。 |