「ラングラン新暦」を編集中

ナビゲーションに移動 検索に移動

警告: ログインしていません。編集を行うと、あなたの IP アドレスが公開されます。ログインまたはアカウントを作成すれば、あなたの編集はその利用者名とともに表示されるほか、その他の利点もあります。

この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。

最新版 編集中の文章
1行目: 1行目:
 
== ラングラン新暦(New Calender of Langran) ==
 
== ラングラン新暦(New Calender of Langran) ==
地底世界[[ラ・ギアス]]の[[暦・年号|暦]]<ref>『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]』のDISC2に収録された辞典に「新暦──年」という表記があり、[[ノルス]]が完成した年(4951年)と16体の正[[魔装機]]がロールアウトされた年(4955年)が分かるようになっている。現時点で、ラングラン5万年の歴史のうち最端の4960年ほどを占める。</ref>。本暦の誕生は、おそらく「神聖ラングラン王国」の成立と時を同じくする。
+
地底世界[[ラ・ギアス]]の[[暦・年号|暦]]<ref>『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]』のDISC2に収録された辞典に「新暦──年」という表記があり、[[ノルス]]が完成した年(4951年)と16体の正[[魔装機]]がロールアウトされた年(4955年)が分かるようになっている。</ref>。本暦の誕生は、おそらく「神聖ラングラン王国」の成立と時を同じくする。
  
 
[[OGシリーズ]]では「[[LOE]]」第二章と、「[[ROE]]」で発生した出来事が4959年内であることが判明しており、4959年を起点に本編のテキストを辿ることで、いずれの年にどのような事件が起きたのかを探ることが、ある程度可能である。ただ、OG世界における地球の暦([[新西暦]])との整合性及び連動性はいびつ。
 
[[OGシリーズ]]では「[[LOE]]」第二章と、「[[ROE]]」で発生した出来事が4959年内であることが判明しており、4959年を起点に本編のテキストを辿ることで、いずれの年にどのような事件が起きたのかを探ることが、ある程度可能である。ただ、OG世界における地球の暦([[新西暦]])との整合性及び連動性はいびつ。
  
本来のラ・ギアスの地上における時間の流れは北緯30度から40度の歳差運動に相当し、チベットと同期していた<ref>『[[スーパーロボット大戦大事典]]』及び『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]』のDISC2から。</ref>。『α外伝』にあった'''「地上とラ・ギアスじゃ時間の流れが違うから」'''は[[αシリーズ]]のみの設定で、それがない[[旧シリーズ]]ならば、互いの暦の現在日付にずれが発生することはあっても時間の流れがずれることはない。OGシリーズでも当初は時の流れをチベットと同期したまま進める予定だったと考えられるが、生憎なことに物事は綺麗に積み重ならず、二つの世界の時間の流れはある年を境にずれはじめる<ref>地上ならば新西暦186年11月頃(『OG1』序盤)。ラ・ギアスならば新暦4957年12月頃(『I』の第一章終盤)。</ref>。OGサーガに組み込まれた[[魔装機神シリーズ]]の完結作で時間の流れを乱した原因は提示され、そこで問題の解決が図られることになるのだが、ふたつの世界の時間の流れがこれで完全に元通りとなったかは不明のままである(少なくとも『COE』のED時点では、結界の影響が残りどの程度のズレかは不明だが時間の流れは未だズレていると推測されている)。
+
本来のラ・ギアスの地上における時間の流れは北緯30度から40度の歳差運動に相当し、チベットと同期していた<ref>「スーパーロボット大戦大事典」及び『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]』のDISC2から。</ref>。『α外伝』にあった'''「地上とラ・ギアスじゃ時間の流れが違うから」'''は[[αシリーズのみ]]の設定で、それがない[[旧シリーズ]]ならば、互いの暦の現在日付にずれが発生することはあっても時間の流れがずれることはない。OGシリーズでも当初は時の流れをチベットと同期したまま進める予定だったと考えられるが、生憎なことに物事は綺麗に積み重ならず、二つの世界の時間の流れはある年を境にずれはじめる<ref>地上ならば新西暦186年11月頃(『OG1』序盤)。ラ・ギアスならば新暦4957年12月頃(『I』の第一章終盤)。</ref>。OGサーガに組み込まれた[[魔装機神シリーズ]]の完結作で時間の流れを乱した原因は提示され、そこで問題の解決が図られることになるのだが、ふたつの世界の時間の流れがそこで完全に元通りとなったかは不明のままである。
  
 
=== [[ラ・ギアス]]の暦と地上の暦 ===
 
=== [[ラ・ギアス]]の暦と地上の暦 ===
14行目: 14行目:
  
 
==== 『聖霊機ライブレード』の舞台「異世界アガルティア」 ====
 
==== 『聖霊機ライブレード』の舞台「異世界アガルティア」 ====
魔装機神シリーズと類似する設定の多い『ライブレード』の舞台アガルティアには「1日の長さと1年の長さは地球と同じ」「一年は13の月」「ひと月は30日、13月だけ5日(閏日はある)でおわる」という設定がある。ラ・ギアスとチベットの周期はおなじ、魔装機神シリーズの前日譚にあたる『[[ラングラン戦記]]』の本文にある「4月」や「5月」といった表記、II(ROE)本編の用語録の解説文にある「5月1日」(大会→ビエンド杯剣術大会の開催日)という日付……。これらを踏まえてラ・ギアスもアガルティアと同様、30日で構成された「12の月」に「精霊の月」と呼ばれる5日間の閏月を加えていると仮定すると、上記に抜粋した登場人物たちの台詞と大きな符号をみせる。暦は違っても計算すれば大体同じになるという台詞とも合致する。
+
魔装機神シリーズと類似する設定の多い『ライブレード』の舞台アガルティアには「1日の長さと1年の長さは地球と同じ」「一年は13の月」「ひと月は30日、13月だけ5日(閏日はある)でおわる」という設定がある。ラ・ギアスとチベットの周期はおなじ、魔装機神シリーズの前日譚にあたる『[[ラングラン戦記]]』の本文にある「4月」や「5月」といった表記、II(ROE)本編の用語録の解説文にある「5月1日」(大会→ビエンド杯剣術大会の開催日)という日付……。
 +
 
 +
これらを踏まえてラ・ギアスもアガルティアと同様、30日で構成された「12の月」に「精霊の月」と呼ばれる5日間の閏月を加えていると仮定すると、上記に抜粋した登場人物たちの台詞と大きな符号をみせる。暦は違っても計算すれば大体同じになるという台詞とも合致する。
  
;エチオピア暦、ラングラン新暦、アガルティアの暦の関連
 
:[[デメクサ・シーエ]]の出身、『エチオピア連邦民主共和国』、通称エチオピアには独特な暦がある。エチオピアの暦は1年が13か月からなる。1月から12月は各30日で、年の残りの5日(うるう年は6日)が13月になる。そして、閏年の前年は、9月12日が新年となる。
 
:同人誌に寄稿された短編『闇の記憶』にある「ラングラン新暦4958年9月」を補足するものといえる。『ライブレード』の舞台となったアガルティアの暦も、ラングランの新暦も、その根底にはエチオピア暦があるのだろう。
 
;精霊の月
 
:ラ・ギアスの閏月。精霊祭(新年の祭り、または冬至の祭り)はこの閏月が終わったあとにはじまるという話。9月の前後に挟むのか、12月の後かはわからない。
 
:ライブレードの舞台(アガルティア)と共通するならば5日で終わる月(閏日の有無は不明)ということになる。なお、前日譚である『戦記』の第一話に「4月29日」という文があるので、ひと月29日と仮定した場合は17日。
 
 
;「いや、待て待て。同い年だろ、[[セニア・グラニア・ビルセイア|お前]]とは」
 
;「いや、待て待て。同い年だろ、[[セニア・グラニア・ビルセイア|お前]]とは」
 
:シナリオ「操られたプレシア」にあるマサキの言葉。「あたしの方が一つ年上でしょ」とお姉さん風を吹かせたセニアへの反論。なおも「誕生日はあたしのほうが早い」と言い募るセニアに対し、マサキは「地上の暦とラングランの暦は違うし、計算したら大体同じだろうが」と若干呆れ気味であった。
 
:シナリオ「操られたプレシア」にあるマサキの言葉。「あたしの方が一つ年上でしょ」とお姉さん風を吹かせたセニアへの反論。なおも「誕生日はあたしのほうが早い」と言い募るセニアに対し、マサキは「地上の暦とラングランの暦は違うし、計算したら大体同じだろうが」と若干呆れ気味であった。
 
:ふたりがこの時点で既に18歳の誕生日を迎えていることと、彼らの誕生した日が大きく離れていないことがわかる。「ラングランの暦は地上の暦と微妙に違う」が、「うるう月さえなければ、さほど変わりはなく」、「計算したら大体同じ」となる。
 
:ふたりがこの時点で既に18歳の誕生日を迎えていることと、彼らの誕生した日が大きく離れていないことがわかる。「ラングランの暦は地上の暦と微妙に違う」が、「うるう月さえなければ、さほど変わりはなく」、「計算したら大体同じ」となる。
 
:つまり、ひと月29日か30日のラ・ギアスでならセニアの誕生日のほうがマサキの誕生日より早いのだが、31日が混ざる地上の暦で計算すると二人の誕生日は同じ日になってしまうようだ。
 
:つまり、ひと月29日か30日のラ・ギアスでならセニアの誕生日のほうがマサキの誕生日より早いのだが、31日が混ざる地上の暦で計算すると二人の誕生日は同じ日になってしまうようだ。
 +
;精霊の月
 +
:ラ・ギアスの閏月。精霊祭(新年の祭り、または冬至の祭り)はこの閏月が終わったあとにはじまるという話なので、12月の後(13月)だろう。
 +
:ライブレードの舞台(アガルティア)と共通するならば5日で終わる月(閏日の有無は不明)ということになる。なお、前日譚である『戦記』の第一話に「4月29日」という文があるので、ひと月29日と仮定した場合は17日。
 
;魔力弾事件
 
;魔力弾事件
:シュテドニアスとラングラン、両国の開戦(「[[春秋戦争]]」)の火蓋を切ることになった出来事。突如として姿を現した大量のシュテドニアス製魔装機の襲撃と降り注ぐ魔力弾の爆撃にさらされた王都ラングランは、国王アルザールを皮切りに大勢の指導者を失った。『LOE』第一章シナリオ「調和の結界」から「カタストロフ」までの期間が該当。シュテドニアス連合政府は一部の軍人が邪教徒と結託して暴挙に走ったと公表して関与を完全に否定している。この事件の発生は、Iの冒頭で謳われた魔神の予言の完全成立も意味しており、崩壊した王都に会した男たちのなかに『魔神』がいることを抽象的に描写している<ref>もちろんグランゾンに搭乗する男こそが予言の魔神そのひとである。</ref>。単語の初出自体はIIIのDLCキャンペーンマップ「アンティラス隊の名にかけて」より。
+
:シュテドニアスとラングラン、両国の開戦(「[[春秋戦争]]」)の火蓋を切ることになった出来事。突如として姿を現した大量のシュテドニアス製魔装機の襲撃と降り注ぐ魔力弾の爆撃にさらされた王都ラングランは、国王アルザールを皮切りに大勢の指導者を失った。『LOE』第一章シナリオ「調和の結界」から「カタストロフ」までの期間が該当。シュテドニアス連合政府は一部の軍人が邪教徒と結託して暴挙に走ったと公表して関与を完全に否定している。初出はIIIのDLCキャンペーンマップ「アンティラス隊の名にかけて」より。
 
:このテロ事件が発生した月日までは明かされていないが、「精霊の月」(閏月)に近い年の瀬、ヨーテンナイが『静死の棺』で時間軸の同期を乱す前、[[新西暦]]186年11月に起きた『南極事件』と遠く離れていない点などから、新暦4957年11月上旬から12月上旬までが妥当なところといえる。かつてはチベットと同期していたとはいえ暦まで完全に同期しているかは不明なため、新暦4957年の12月のときに地上が新西暦186年の11月であったとしても特に問題はない。
 
:このテロ事件が発生した月日までは明かされていないが、「精霊の月」(閏月)に近い年の瀬、ヨーテンナイが『静死の棺』で時間軸の同期を乱す前、[[新西暦]]186年11月に起きた『南極事件』と遠く離れていない点などから、新暦4957年11月上旬から12月上旬までが妥当なところといえる。かつてはチベットと同期していたとはいえ暦まで完全に同期しているかは不明なため、新暦4957年の12月のときに地上が新西暦186年の11月であったとしても特に問題はない。
 
:「春秋戦争」の勃発した時期に関しても明言は特にないが、ラセツが「近々、シュテドニアスはラングランに対し、宣戦布告を行う」と述べているので、最低でもふた月以内には準備を済ませて侵攻を開始するだろう。ちなみに、「春秋」の一年で[[ガンダムシリーズ]]の「[[一年戦争]]」を踏襲させているのならば、開戦日は新暦4958年1月3日頃、終戦日は新暦4959年1月1日頃となる。
 
:「春秋戦争」の勃発した時期に関しても明言は特にないが、ラセツが「近々、シュテドニアスはラングランに対し、宣戦布告を行う」と述べているので、最低でもふた月以内には準備を済ませて侵攻を開始するだろう。ちなみに、「春秋」の一年で[[ガンダムシリーズ]]の「[[一年戦争]]」を踏襲させているのならば、開戦日は新暦4958年1月3日頃、終戦日は新暦4959年1月1日頃となる。
34行目: 33行目:
 
本編のテキスト範囲を辿ると、新暦と[[新西暦]]の間には少なく見積もっても約半年のずれが存在する<ref>新西暦186年11月の「[[南極事件]]」は「魔力弾事件」の直前に起きている。そこから新西暦188年7月10日の「甦る炎」(『OG外伝』)までで19ヶ月。「春秋戦争」の春秋は一年の比喩であるため、通常ならば『OG2』と同時に「[[地上人召喚事件]]」が終わっていてもおかしくない流れ。さらに詳しくは「[[#メモ]]」の項目にあるOGシリーズ欄を参照。</ref>。ずれの一因としては、[[魔装機神シリーズ]]のリメイクが企画として先行き不透明な状態にあったことが大きい<ref>プロデューサーの寺田氏は[[ボイス・スパログ|ラジオ]]などの媒体で「IのDS版リメイクはかなり瀬戸際のタイミングだった」と述べる。</ref>。
 
本編のテキスト範囲を辿ると、新暦と[[新西暦]]の間には少なく見積もっても約半年のずれが存在する<ref>新西暦186年11月の「[[南極事件]]」は「魔力弾事件」の直前に起きている。そこから新西暦188年7月10日の「甦る炎」(『OG外伝』)までで19ヶ月。「春秋戦争」の春秋は一年の比喩であるため、通常ならば『OG2』と同時に「[[地上人召喚事件]]」が終わっていてもおかしくない流れ。さらに詳しくは「[[#メモ]]」の項目にあるOGシリーズ欄を参照。</ref>。ずれの一因としては、[[魔装機神シリーズ]]のリメイクが企画として先行き不透明な状態にあったことが大きい<ref>プロデューサーの寺田氏は[[ボイス・スパログ|ラジオ]]などの媒体で「IのDS版リメイクはかなり瀬戸際のタイミングだった」と述べる。</ref>。
  
* '''地球の北緯30度から40度の歳差運動に相当し、地球との接点であるチベットと同期している(出典は『[[スーパーロボット大戦大事典]]』など)。'''
+
* '''地球の北緯30度から40度の歳差運動に相当し、地球との接点であるチベットと同期している(出典は「スーパーロボット大戦大事典」など)。'''
 
* '''双方の世界に同時に存在したアルバート・アインシュタイン(ラ・ギアス人のアインシュタインは「仁徳の魔術師」として活躍した。出典はコンプリートボックスのDISC2)。'''
 
* '''双方の世界に同時に存在したアルバート・アインシュタイン(ラ・ギアス人のアインシュタインは「仁徳の魔術師」として活躍した。出典はコンプリートボックスのDISC2)。'''
 
上に述べたふたつの世界設定の記述からもわかるとおり、[[地球]]とラ・ギアスの時間経過はほぼ同じである。ずれるのは精々カレンダーの日付くらいで、一日の長さや一年の長さの周期は変わらない。『[[α外伝]]』ではっきりと'''「ラ・ギアスと地球上では時間の経過が異なる」'''と変えた真偽はいまもわからないままだが、[[OGシリーズ]]の外伝にて、表現を変えた形でα設定を復活させている<ref>『DP』の中盤やエンディングで、シュウが「地上とラ・ギアスで時間のずれが生じており、これが悪化する可能性もある」と述べていた。</ref>。
 
上に述べたふたつの世界設定の記述からもわかるとおり、[[地球]]とラ・ギアスの時間経過はほぼ同じである。ずれるのは精々カレンダーの日付くらいで、一日の長さや一年の長さの周期は変わらない。『[[α外伝]]』ではっきりと'''「ラ・ギアスと地球上では時間の経過が異なる」'''と変えた真偽はいまもわからないままだが、[[OGシリーズ]]の外伝にて、表現を変えた形でα設定を復活させている<ref>『DP』の中盤やエンディングで、シュウが「地上とラ・ギアスで時間のずれが生じており、これが悪化する可能性もある」と述べていた。</ref>。
  
登場人物の一人シュウが時間軸の同期の乱れを意識したのは「[[封印戦争]]」の最中のこと。ヴォルクルスとの戦いを終えた仲間と供にラ・ギアスから地上への転移を試みたシュウは、指定したポイントから離れた場所に転移、その際、日数の計算もあわなくなっていることに気付いた。完結作にあたる『魔装F』において、時間軸の同期が乱れた原因は「調和の結界」の人柱たる預言者ヨーテンナイが発動させた『静死の棺』という結界にあると明言される。時間軸の同期の崩壊、『[[封印戦争]]』時に魔装機神操者達が遭遇した地上とラ・ギアスを繋ぐゲートの一時的な消失、これらの現象は彼女が「静死」の結界を起動させることで発生した副次的なものと言われている<ref>預言者がこの結界を展開した時期に関する指摘は『魔装F』にはない。ただし、「静死」の結界とは別に地上とラ・ギアスを隔絶する結界を張っており、『封印戦争』最終戦の影響でクロスゲートからエネルギーとアーマラが流れ込んだ事が「静死の結界」を実行に移すと決断した要因とは語っている。時間軸の乱れ自体は「封印戦争」勃発以前より前であるため、棺の起動は「春秋戦争」が勃発して間もない頃か、「魔力弾事件」の直後でなければならないだろう。</ref>。
+
登場人物の一人シュウが時間軸の同期の乱れを意識したのは「[[封印戦争]]」の最中のこと。ヴォルクルスとの戦いを終えた仲間と供にラ・ギアスから地上への転移を試みたシュウは、指定したポイントから離れた場所に転移、その際、日数の計算もあわなくなっていることに気付いた。完結作にあたる『魔装F』において、時間軸の同期が乱れた原因は「調和の結界」の人柱たる預言者ヨーテンナイが発動させた『静死の棺』という結界にあると明言される。時間軸の同期の崩壊、『[[封印戦争]]』時に魔装機神操者達が遭遇した地上とラ・ギアスを繋ぐゲートの一時的な消失、これらの現象は彼女が「静死」の結界を起動させることで発生した副次的なものと言われている<ref>預言者がこの結界を展開した時期に関する指摘は『魔装F』にはない。時間軸の乱れ自体は「封印戦争」勃発以前より前であるため、棺の起動は「春秋戦争」が勃発して間もない頃か、「魔力弾事件」の直後でなければならないだろう。</ref>。
  
 
リューネやシュウの転移ポイントが狂った件に関しては、[[ルイーナ]]の次元断層のほかでは「[[クロスゲート]]」に原因を求めるのが無難だろう。
 
リューネやシュウの転移ポイントが狂った件に関しては、[[ルイーナ]]の次元断層のほかでは「[[クロスゲート]]」に原因を求めるのが無難だろう。
68行目: 67行目:
 
#『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]』
 
#『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]』
 
#『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]』
 
#『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]』
# 『[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]』【ザ・ムーン・デュエラーズ】
 
  
=== 作中の経過時間に関する備考 ===
+
== 作中の経過時間に関する備考 ==
 
;旧シリーズ
 
;旧シリーズ
 
:地球圏では『[[第2次スーパーロボット大戦]]』が終結して半年後に『[[第3次スーパーロボット大戦]]』が起きている。『[[スーパーロボット大戦EX]]』はその『[[第3次]]』が終了してから1ヶ月後に起きた出来事である。ただ、『EX』の冒頭(マサキの章)で「'''半年前'''、王都を襲った大規模なテロ」(こちらのラングラン新暦では、おそらく4958年の9月から12月までに間に起きる出来事)という説明があるため、『[[ラ・ギアス]]』の半年と、『[[地球]]』の半年を同じ意味を持つ言葉として捉えてよいのかどうかは議論の余地がある。なお、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』は第3次大戦の終了から3ヶ月後に始まっている。こちら側における『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』第二章は、地球圏が完全に平和を取り戻した後の物語である。
 
:地球圏では『[[第2次スーパーロボット大戦]]』が終結して半年後に『[[第3次スーパーロボット大戦]]』が起きている。『[[スーパーロボット大戦EX]]』はその『[[第3次]]』が終了してから1ヶ月後に起きた出来事である。ただ、『EX』の冒頭(マサキの章)で「'''半年前'''、王都を襲った大規模なテロ」(こちらのラングラン新暦では、おそらく4958年の9月から12月までに間に起きる出来事)という説明があるため、『[[ラ・ギアス]]』の半年と、『[[地球]]』の半年を同じ意味を持つ言葉として捉えてよいのかどうかは議論の余地がある。なお、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』は第3次大戦の終了から3ヶ月後に始まっている。こちら側における『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』第二章は、地球圏が完全に平和を取り戻した後の物語である。
77行目: 75行目:
 
;OGシリーズ
 
;OGシリーズ
 
:『[[新西暦]]』も参照。さしあたって、新西暦186年の11月から新西暦188年の10月頃まで、『[[ラ・ギアス]]』では『[[春秋戦争]]』と呼ばれる2大国の覇権争いが繰り広げられていたということになる。「春秋」はここでは年月のことで、凡そ1年を意味する(ラングランでは新暦4957年の末から4959年初頭までの出来事になると思われる)。端的に表すと、この戦争の間に地球圏では『[[DC戦争]]』・『[[L5戦役]]』・『[[インスペクター事件]]』・『アインスト争乱』・『修羅の乱』などの事件が終結している。時間経過が合致していないのは仕様。これらの件に関しては、『DP』にてシュウの口から地上とラ・ギアスの間で時間のずれが起きていると説明させている。
 
:『[[新西暦]]』も参照。さしあたって、新西暦186年の11月から新西暦188年の10月頃まで、『[[ラ・ギアス]]』では『[[春秋戦争]]』と呼ばれる2大国の覇権争いが繰り広げられていたということになる。「春秋」はここでは年月のことで、凡そ1年を意味する(ラングランでは新暦4957年の末から4959年初頭までの出来事になると思われる)。端的に表すと、この戦争の間に地球圏では『[[DC戦争]]』・『[[L5戦役]]』・『[[インスペクター事件]]』・『アインスト争乱』・『修羅の乱』などの事件が終結している。時間経過が合致していないのは仕様。これらの件に関しては、『DP』にてシュウの口から地上とラ・ギアスの間で時間のずれが起きていると説明させている。
:『[[第2次OG]]』PV第4弾でこれらに続く新たな戦乱として『EX』が再現された。OGサーガの魔装機神で『[[地上人召喚事件]]』が『春秋戦争』の終盤に発生した事件として包括されたように、OGシリーズにおける『[[ラ・ギアス事件]]』もまた『[[封印戦争]]』を彩る出来事のひとつに数えられる模様。
+
:『[[第2次OG]]』PV第4弾でこれらに続く新たな戦乱として『EX』が再現された。[[魔装機神シリーズ]]で『[[地上人召喚事件]]』が『春秋戦争』の終盤に発生した事件として包括されたように、OGシリーズにおける『[[ラ・ギアス事件]]』もまた『[[封印戦争]]』を彩る出来事のひとつに数えられる模様。
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
:『[[魔装機神I]]』の第一章は、日本人の少年[[マサキ・アンドー|安藤正樹]]が『[[ラ・ギアス]]』の『[[神聖ラングラン王国]]』王都に召喚される新暦4956年から始まり、恐らくは王都が『[[シュテドニアス連合国]]』の奇襲で破壊される新暦4957年の末頃に幕を下ろす。
 
:『[[魔装機神I]]』の第一章は、日本人の少年[[マサキ・アンドー|安藤正樹]]が『[[ラ・ギアス]]』の『[[神聖ラングラン王国]]』王都に召喚される新暦4956年から始まり、恐らくは王都が『[[シュテドニアス連合国]]』の奇襲で破壊される新暦4957年の末頃に幕を下ろす。
125行目: 123行目:
  
 
=== ラングラン新暦4930年 ===
 
=== ラングラン新暦4930年 ===
*日本人の女性ミサキ・シラカワ<ref>シナリオ「ウェンディの悲劇から」抜粋。'''「30年くらい前に、地上、それも日本のブームがあったのよ。その時に作り方も伝わってね」「ラ・ギアスに迷い込んだ日本人がカイオン叔父さんのお嫁さんになったのよ。それでブームが起きたってわけ」 「そういう事。シュウって名前は、お母さんが名付け親よ。ミサキさんって言うんだけど、きれいな人だったなぁ」''' </ref>が『[[ラ・ギアス]]』に迷い込む。[[神聖ラングラン王国]]の王弟カイオン・グラン・マクソードにその美しさを見初められた彼女は大公の后に選ばれる<ref>悲劇が起きた年が44年なら29年にゲートの発生に巻き込まれた。</ref>。
+
*日本人の女性ミサキ・シラカワが『[[ラ・ギアス]]』に迷い込む。[[神聖ラングラン王国]]の王弟カイオン・グラン・マクソードにその美しさを見初められた彼女は大公の后に選ばれる<ref>悲劇が起きた年が44年なら29年にゲートの発生に巻き込まれた。</ref>。
 
*神聖ラングラン王国。[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]誕生。
 
*神聖ラングラン王国。[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]誕生。
  
132行目: 130行目:
  
 
=== ラングラン新暦4945年 ===
 
=== ラングラン新暦4945年 ===
*周囲の無理解と夫との不和から溜め込んだ孤独感で望郷の念を募らせた大公妃ミサキ・シラカワが、大公子[[シュウ・シラカワ|クリストフ・グラン・マクソード]]を生贄にした地上送還の儀式を実行する。信頼していた母に裏切られた子の絶望の思いを感じ取った『[[サーヴァ・ヴォルクルス|ヴォルクルス]]』の思念とクリストフが契約してしまったことで儀式は失敗。愛息の左胸に刃を突き立ててまで行った地上送還の儀式が不首尾に終わった影響か、大公妃の心と精神はこの年より完全に均衡を崩す。クリストフもまた、わずか10歳にしてラングランの王家に仇なすヴォルクルス信徒としての裏の顔を持つことになってしまう<ref>新暦4944年の出来事かもしれない。</ref>。
+
*周囲の無理解と夫の無関心から溜め込んだ孤独感で望郷の念を募らせた大公妃ミサキ・シラカワが、大公子[[シュウ・シラカワ|クリストフ・グラン・マクソード]]を生贄にした地上送還の儀式を実行する。信頼していた母に裏切られた子の絶望の思いを感じ取った『[[サーヴァ・ヴォルクルス|ヴォルクルス]]』の思念とクリストフが契約してしまったことで儀式は失敗。愛息の左胸に刃を突き立ててまで行った地上送還の儀式が不首尾に終わった影響か、大公妃の心と精神はこの年より完全に均衡を崩す。クリストフもまた、わずか10歳にしてラングランの王家に仇なすヴォルクルス信徒としての裏の顔を持つことになってしまう<ref>新暦4944年の出来事かもしれない。</ref>。
 
*王室アカデミーの管理するラングランの実験島で事故が発生。実験項目は創造神「[[ギゾース・グラギオス]]」の禁忌に抵触するものであったため、詳細は公開されず。(事故死者の中には後に魔装機操者となるファング・ザン・ビシアスの両親がいた)<ref>おなじく新暦4944年の出来事かもしれない。</ref>。
 
*王室アカデミーの管理するラングランの実験島で事故が発生。実験項目は創造神「[[ギゾース・グラギオス]]」の禁忌に抵触するものであったため、詳細は公開されず。(事故死者の中には後に魔装機操者となるファング・ザン・ビシアスの両親がいた)<ref>おなじく新暦4944年の出来事かもしれない。</ref>。
  
152行目: 150行目:
 
=== ラングラン新暦4955年 ===
 
=== ラングラン新暦4955年 ===
 
<!-- サイバスターのロールアウト時期はα年表からの逆算だが、よくよく考えてみれば原作者が八割ほど関与したOGサーガでもこうだという保証はないため削除。 -->
 
<!-- サイバスターのロールアウト時期はα年表からの逆算だが、よくよく考えてみれば原作者が八割ほど関与したOGサーガでもこうだという保証はないため削除。 -->
*炎系低位『ガルナンサ(雷)』との契約に成功した魔装機がロールアウト。精霊の名前をとり、守護名として『[[ガルガード]]』と命名。ラングランはこれまでに採用された16体の魔装機を『オリジナル魔装機(正魔装機)』と名付け、16体のなかでも高位精霊の降臨に成功して自らの意思で操者を選定する、「機械とは言い切れない存在」へと昇華した4体の正魔装機([[グランヴェール]]・[[サイバスター]]・[[ザムジード]]・[[ガッデス(魔装機神)|ガッデス]])を『魔装機神』と定義した。
+
*炎系低位『ガルナンサ(雷)』との契約に成功した魔装機がロールアウト。精霊の名前をとり、守護名として『[[ガルガード]]』と命名。ラングランはこれまでに採用された16体の魔装機を『オリジナル魔装機(正魔装機)』と名付け、16体のなかでも高位精霊の降臨に成功して自らの意思で操者を選定する、「機械とは言い切れない存在」へと昇華した4体の正魔装機([[グランヴェール]]・[[サイバスター]]・[[ザムジード]]・[[ガッデス]])を『魔装機神』と定義した。
 
*[[神聖ラングラン王国]]王都、冬。第二次「地上人召喚計画」執行。[[テュッティ・ノールバック]]がラ・ギアスに召喚。七日後、地球への帰還を選ばず魔装機『[[ファルク]]』の操者となってラングランに在留する<ref>第一次「地上人召喚計画」は聯盟に協会との交渉も含めれば55年の春から初夏頃と思われる。リカルドは第一陣に属する古株。</ref>。
 
*[[神聖ラングラン王国]]王都、冬。第二次「地上人召喚計画」執行。[[テュッティ・ノールバック]]がラ・ギアスに召喚。七日後、地球への帰還を選ばず魔装機『[[ファルク]]』の操者となってラングランに在留する<ref>第一次「地上人召喚計画」は聯盟に協会との交渉も含めれば55年の春から初夏頃と思われる。リカルドは第一陣に属する古株。</ref>。
 
*[[神聖ラングラン王国]]王都。[[リカルド・シルベイラ]]、大地の魔装機神『ザムジード』の操者に選ばれる<ref>短編『水と沼の国から』(魔装機神Fブックレット所収)の逆算。ザムジードの初陣は[[ルビッカ・ハッキネン]]の脱走劇。敵機は強奪された[[ガディフォール]]。</ref>。
 
*[[神聖ラングラン王国]]王都。[[リカルド・シルベイラ]]、大地の魔装機神『ザムジード』の操者に選ばれる<ref>短編『水と沼の国から』(魔装機神Fブックレット所収)の逆算。ザムジードの初陣は[[ルビッカ・ハッキネン]]の脱走劇。敵機は強奪された[[ガディフォール]]。</ref>。
175行目: 173行目:
 
*シュテドニアス連合、ラングランへの宣戦布告を宣言する。混乱の極致にあったラングラン正規軍は、シュテドニアス連合軍の電撃侵攻作戦の前になす術もなく呑みこまれていく。
 
*シュテドニアス連合、ラングランへの宣戦布告を宣言する。混乱の極致にあったラングラン正規軍は、シュテドニアス連合軍の電撃侵攻作戦の前になす術もなく呑みこまれていく。
  
=== ラングラン新暦4958年<ref>初期シリーズではこの年の9月頃に「魔力弾事件」が勃発したと考えられている(短編「闇の記憶」から)。OGシリーズではテキスト及び設定から、魔力弾事件が4957年にずれていなければならない。なぜずれることになったのかは不明。また、「魔力弾事件」の発生年度がずれていることから、ノルスの完成した年(4951年)や正魔装機16体がロールアウトされた年(4955年)も初期シリーズ構想当時の設定からずらされてしまっている可能性がある。</ref> ===
+
=== ラングラン新暦4958年 ===
 
*新西暦187年1月([[アイドネウス島]])。ハガネ隊、DC総帥ビアン・ゾルダークと交戦の末、彼の操る究極人型機動兵器『[[ヴァルシオン]]』を撃墜。これにより『DC戦争』は終結する。
 
*新西暦187年1月([[アイドネウス島]])。ハガネ隊、DC総帥ビアン・ゾルダークと交戦の末、彼の操る究極人型機動兵器『[[ヴァルシオン]]』を撃墜。これにより『DC戦争』は終結する。
 
*シュテドニアス連合国領内(カラタミーフィ州)。カークス・ザン・ヴァルハレビア大将がパルチザン(抵抗軍)を組織。敵占領地となったナザン大陸北西部からヌエット海を横断してエオルド大陸東部に後退する撤退作戦を成功させた後、かつて凍結させられた「超魔装機計画」を再開する。
 
*シュテドニアス連合国領内(カラタミーフィ州)。カークス・ザン・ヴァルハレビア大将がパルチザン(抵抗軍)を組織。敵占領地となったナザン大陸北西部からヌエット海を横断してエオルド大陸東部に後退する撤退作戦を成功させた後、かつて凍結させられた「超魔装機計画」を再開する。
224行目: 222行目:
 
*神聖ラングラン王国ライオット州、[[ソラティス神殿]]。アンティラス隊が『精霊界』の狭間に降臨した二柱の邪神(『調和神』と『破壊神』)の再封印に成功する。
 
*神聖ラングラン王国ライオット州、[[ソラティス神殿]]。アンティラス隊が『精霊界』の狭間に降臨した二柱の邪神(『調和神』と『破壊神』)の再封印に成功する。
  
=== 発生年度不明<ref>新暦4959年の冬以降。『F』の始まる冒頭くらいから4960年内にはいることになる。</ref> ===
+
=== 発生年度不明 ===
 +
新暦4959年の冬以降。『F』の始まる冒頭くらいから4960年内にはいることになる。
 
*共闘した「テロリスト達」により3大国を巻き込む大規模破壊工作が予告される。対応したアンティラス隊は母艦の分離機能を使い、隊を3手に分けて出発。ラングランに航路を向けた[[ミオ・サスガ]]率いるV艦分隊を壊滅寸前にまで追い込まれるも、広域テロの鎮圧に成功する(OGサーガ 魔装機神III)。
 
*共闘した「テロリスト達」により3大国を巻き込む大規模破壊工作が予告される。対応したアンティラス隊は母艦の分離機能を使い、隊を3手に分けて出発。ラングランに航路を向けた[[ミオ・サスガ]]率いるV艦分隊を壊滅寸前にまで追い込まれるも、広域テロの鎮圧に成功する(OGサーガ 魔装機神III)。
 
*シュテドニアス連合国、パーゼミュート社本社。『[[反アンティラス隊]]』の旗揚げ式が行われる。以降、各地で干戈に訴え、恐るべき勢いで戦をアンティラス隊に仕掛ける反アンティラス隊の姿が散見される。
 
*シュテドニアス連合国、パーゼミュート社本社。『[[反アンティラス隊]]』の旗揚げ式が行われる。以降、各地で干戈に訴え、恐るべき勢いで戦をアンティラス隊に仕掛ける反アンティラス隊の姿が散見される。
 
*バゴニア連邦共和国首都。政権交代発生。「自由と市民連合」の代表エドワル・ビスモルを中心とする新政権の樹立。新たな国是に「強いバゴニア」を打ち出す。
 
*バゴニア連邦共和国首都。政権交代発生。「自由と市民連合」の代表エドワル・ビスモルを中心とする新政権の樹立。新たな国是に「強いバゴニア」を打ち出す。
*『[[ラーダット王国]]』ポトミア州。乗機の操縦座席に仕掛けられた精神制御装置で錯乱した州軍操者の半数が暴動を起こす。首謀者の名はラーダットの技術顧問[[セウラント・ペイ・ボラキス]]。巨大空中要塞を駆り、正気を失った兵士を引き連れてラングラン王室アカデミーに迫らんとするセウラントと、それを阻止すべく出撃したアンティラス隊がラーダット沖で交戦。首謀者セウラントは[[ガッデス(魔装機神)|ガッデス]]の操者[[テュッティ・ノールバック]]によって討ち取られる。
+
*『[[ラーダット王国]]』ポトミア州。乗機の操縦座席に仕掛けられた精神制御装置で錯乱した州軍操者の半数が暴動を起こす。首謀者の名はラーダットの技術顧問[[セウラント・ペイ・ボラキス]]。巨大空中要塞を駆り、正気を失った兵士を引き連れてラングラン王室アカデミーに迫らんとするセウラントと、それを阻止すべく出撃したアンティラス隊がラーダット沖で交戦。首謀者セウラントは[[ガッデス]]の操者[[テュッティ・ノールバック]]によって討ち取られる。
 
*エリアル王国、ラスフィトート神殿。「ゼノサキス南宗家」当主[[エラン・ザン・ゼノサキス]]、邪神の力を利用する裏宗家の兇剣士[[ソーン・ザン・バキウム|ソーン・ザン・ゼノサキス]]を討伐する。
 
*エリアル王国、ラスフィトート神殿。「ゼノサキス南宗家」当主[[エラン・ザン・ゼノサキス]]、邪神の力を利用する裏宗家の兇剣士[[ソーン・ザン・バキウム|ソーン・ザン・ゼノサキス]]を討伐する。
 
*バゴニア連邦共和国、グラギオス神殿。創造神『[[ギゾース・グラギオス]]』復活の儀式を執り行った[[ヴォルクルス教団]]の司教[[ワッシャー・ニールカン]]を、[[ギオリアス]]の操者[[ファング・ザン・ビシアス]]が討つ。
 
*バゴニア連邦共和国、グラギオス神殿。創造神『[[ギゾース・グラギオス]]』復活の儀式を執り行った[[ヴォルクルス教団]]の司教[[ワッシャー・ニールカン]]を、[[ギオリアス]]の操者[[ファング・ザン・ビシアス]]が討つ。
236行目: 235行目:
 
*神聖ラングラン王国王都地下『クロスゲート』門前。結集した「ラ・ギアス7大超兵器」の力の前に巨人族の軍団は敗北。魔装機神サイバスター、崩御時に三邪神という名の呪いを振り撒かんとするカドゥム・ハーカームを「アカシックノヴァ」で浄化。ラ・ギアスにまつろう邪神の因縁を解き放つ。
 
*神聖ラングラン王国王都地下『クロスゲート』門前。結集した「ラ・ギアス7大超兵器」の力の前に巨人族の軍団は敗北。魔装機神サイバスター、崩御時に三邪神という名の呪いを振り撒かんとするカドゥム・ハーカームを「アカシックノヴァ」で浄化。ラ・ギアスにまつろう邪神の因縁を解き放つ。
  
== 関連用語と解説 ==
+
== 関連する用語と解説 ==
 
;[[世界観/旧シリーズ]] / [[世界観/αシリーズ]] / [[世界観/OGシリーズ]]
 
;[[世界観/旧シリーズ]] / [[世界観/αシリーズ]] / [[世界観/OGシリーズ]]
 
:
 
:
246行目: 245行目:
 
:本編の5000年前に起きた大戦の記録。5000年後のラ・ギアスでは御伽話のひとつとして、一部の真相を削除されて語り継がれている模様。
 
:本編の5000年前に起きた大戦の記録。5000年後のラ・ギアスでは御伽話のひとつとして、一部の真相を削除されて語り継がれている模様。
 
;魔神の予言
 
;魔神の予言
:新暦4948年に未来見達に下された予言。曰く、「巨大な魔神が、ラングランを滅ぼす。そして、それはラ・ギアスの生きとし生けるものすべてに災厄をふりまく。運命の日は遅くとも10年後」と<ref>未来見の予言というものは、予言者自身の意識を時空を超えた先にいる第三者の意識と同調させることで得るものであるため、接続した他者の主観に影響される。最初にこのヴィジョンをみた未来見がリンクした人間は、崩壊した王都ラングラン市に出現した巨大な物体の前に立ち、その巨大な存在を『魔神』と認識し、魔神がラ・ギアスにあまねく全ての生命体に災厄を振りまくと確信した人物ということになる(可能性として高いのは主人公マサキの意識)。</ref>。対応を迫られたラングランの政府は、アカデミーの「魔神には魔神を」という進言に従い、4体の魔神(魔装機神)を完成させた<ref>『DP』14話のエンドデモ(レンカウンター)にて、シュウが「ラングランの未来見が予言した魔神……視点を変えれば、魔装機神もその一種だといえます」という見解を示している。魔装機神達は予言の年の後に生み出された人造の魔神であり、予言の示唆する魔神とはあくまで別物である。魔装機神らも未来見の予言するこの魔神に該当するとした場合、王室アカデミーに所属する未来見達は、「王都ラングラン市を破壊する4体の魔装機神のいずれかを目撃し、魔装機神こそラ・ギアスの全生物に災厄を与える魔神になると感じた人間」達と意識を共有しなければならない。予言のあった年から10年以内に「魔装機神こそ魔神」という認識を持つに至った人間との同調が可能な場面の選定はなかなか難しく、シナリオ「レンカウンター」のデモにあるシュウのこの台詞は、ラングランの未来見の欠陥と特性(意識を共有した他者の主観に大きな影響をうける)を考慮してない台詞に見える。</ref>。この予言に謳われた魔神はシュウとグランゾンを指し、ラングランは国名ではなく都市(王都ラングラン市)の方を指す(その他の詳細は[[グランゾン]]の項目でも書かれている)。
+
:新暦4948年に未来見達に下された予言。曰く、「巨大な魔神が、ラングランを滅ぼす。そして、それはラ・ギアスの生きとし生けるものすべてに災厄をふりまく。運命の日は遅くとも10年後」と<ref>未来見の予言というものは、予言者自身の意識を時空を超えた先にいる第三者の意識と同調させることで得るものであるため、接続した他者の主観に影響される。最初にこのヴィジョンをみた未来見がリンクした人間は、崩壊した王都ラングラン市に出現した巨大な物体の前に立ち、その巨大な存在を『魔神』と認識し、魔神がラ・ギアスにあまねく全ての生命体に災厄を振りまくと確信した人物ということになる(可能性として高いのは主人公マサキの意識)。</ref>。対応を迫られたラングランの政府は、アカデミーの「魔神には魔神を」という進言に従い、4体の魔神(魔装機神)を完成させた<ref>『DP』14話のエンドデモ(レンカウンター)にて、シュウが「ラングランの未来見が予言した魔神……視点を変えれば、魔装機神もその一種だといえます」という見解を示している。魔装機神達は予言の年の後に生み出された人造の魔神であり、予言の示唆する魔神とはあくまで別物である。魔装機神らも未来見の予言するこの魔神に該当するとした場合、王室アカデミーに所属する未来見達は、「王都ラングラン市を破壊する4体の魔装機神のいずれかを目撃し、魔装機神こそラ・ギアスの全生物に災厄を与える魔神になると感じた人間」達と意識を共有しなければならない。予言のあった年から10年以内に「魔装機神こそ魔神」という認識を持つに至った人間との同調が可能な場面の選定はなかなか難しく、シナリオ「レンカウンター」のデモにあるシュウのこの台詞は、ラングランの未来見の欠陥と特性(意識を共有した他者の主観に大きな影響をうける)を考慮してない台詞に見える。</ref>。この予言に謳われた魔神はシュウとグランゾンを指し、ラングランは国名ではなく都市(王都ラングラン市)の方を指す。
 
:母である大公妃の裏切りでヴォルクルスと契約してしまったラングランの大公子が、邪神に操られるまま画策して引き起こした「魔力弾事件」で燃える王都の街並み…未来見が最初にみたビジョンはこれなのだろう。[[旧シリーズ]]ではこの予言とミサキが起こしたスキャンダルは、ほぼ同じ年に起きている。どちらの出来事が先に起きたのか、このシリーズでは不明のまま終わったが、[[OGシリーズ]]の「第二章」にて追補されたセニアの「15年位前」という台詞で、予言の降りた年よりも前にミサキの事件が発生したことを原作者が強調している(下記項目メモ内「The Lord of Elemental」参照。つまり、旧シリーズ内でも予言の前にミサキが生贄の儀式を行った事が確定する)。
 
:母である大公妃の裏切りでヴォルクルスと契約してしまったラングランの大公子が、邪神に操られるまま画策して引き起こした「魔力弾事件」で燃える王都の街並み…未来見が最初にみたビジョンはこれなのだろう。[[旧シリーズ]]ではこの予言とミサキが起こしたスキャンダルは、ほぼ同じ年に起きている。どちらの出来事が先に起きたのか、このシリーズでは不明のまま終わったが、[[OGシリーズ]]の「第二章」にて追補されたセニアの「15年位前」という台詞で、予言の降りた年よりも前にミサキの事件が発生したことを原作者が強調している(下記項目メモ内「The Lord of Elemental」参照。つまり、旧シリーズ内でも予言の前にミサキが生贄の儀式を行った事が確定する)。
:さしあたり、第二章の冒頭でテュッティがマサキに伝えることになる未来見の予言のなかに『魔神』という単語は存在せず、ラングランは魔装機神サイバスターの開発に成功したことで未来を変えることに成功したといえる。ちなみに、Iの第一章のシナリオ「調和の結界」に「……予定より早いですが、明日、決行します」「……急がねばならない……」というシュウの台詞がある。彼が計画を早めた理由は完結したいまも分からない。邪神への精一杯の抵抗が「予定より早い決行」となったのかもしれないし、成長する魔装機神操者と魔装機神の存在を警戒して「計画を前倒し」したのかもしれない。
+
:さしあたり、第二章の冒頭でテュッティがマサキに伝えることになる未来見の予言のなかに『魔神』という単語は存在せず、ラングランは魔装機神サイバスターの開発に成功したことで「遅くとも10年後に迫るという滅び」の時の回避に成功したといえる。ちなみに、Iの第一章のシナリオ「調和の結界」に「……予定より早いですが、明日、決行します」「……急がねばならない……」というシュウの台詞がある。彼が計画を早めた理由は完結したいまも分からない。邪神への精一杯の抵抗が「予定より早い決行」となったのかもしれないし、成長する魔装機神操者と魔装機神の存在を警戒して「計画を前倒し」したのかもしれない。
 
;地上人
 
;地上人
 
:「[[バイストン・ウェル|ちじょうびと]]」ではなく「ちじょうじん」と読む。ラ・ギアスにおける『地球』出身者の呼称。さしたる訓練や修行もなしに高いプラーナと魔力を生来備えて生まれる彼らは、ラ・ギアスの住人にとって非常に繊細かつ複雑な存在である。
 
:「[[バイストン・ウェル|ちじょうびと]]」ではなく「ちじょうじん」と読む。ラ・ギアスにおける『地球』出身者の呼称。さしたる訓練や修行もなしに高いプラーナと魔力を生来備えて生まれる彼らは、ラ・ギアスの住人にとって非常に繊細かつ複雑な存在である。
273行目: 272行目:
 
:40頁。ミオの「ラ・ギアスの暦だと今は4959年だっけ。」という台詞でも分かるとおり(魔装機神II)、[[神聖ラングラン王国]]の歴史は5000年足らずで「5000年弱」ではない。5000年近い(5000年弱の)歴史をもつのはラ・ギアスの総合武術「[[不易久遠流]]」である。
 
:40頁。ミオの「ラ・ギアスの暦だと今は4959年だっけ。」という台詞でも分かるとおり(魔装機神II)、[[神聖ラングラン王国]]の歴史は5000年足らずで「5000年弱」ではない。5000年近い(5000年弱の)歴史をもつのはラ・ギアスの総合武術「[[不易久遠流]]」である。
 
;「『魔装機神I』第一章が始まる6年ほど前、未来見の予言によってラ・ギアス全土を襲う「魔神」の脅威が明らかとなった。」
 
;「『魔装機神I』第一章が始まる6年ほど前、未来見の予言によってラ・ギアス全土を襲う「魔神」の脅威が明らかとなった。」
:42頁。第一章のプロローグにある四つの文節を正直に受け取った結果生まれた文<ref>'''「その予言の日は、遅くとも10年後と予測された。」「予言の日まであと4年…遅々として集まらぬ魔装機操者候補。」「ラングラン首脳部は、ついに一大決心をし、地上から魔装機操者候補を召喚する事にした。」「その中に、マサキ・アンドーという一人の少年の姿があった。」'''</ref>。予言のあった年の6年後にラングランが「地上人召喚計画」を実行、同じ年にマサキを召喚して第一章が始まると解釈してしまったのだ<ref>「魔装機神の名にかけて」でフェイルロードが'''「予言の日まで、もう1年余りしかない。君達の活躍に、期待する」'''と発言している。予言の六年後にマサキが来てしまっていた場合、この時点でマサキの年齢が18歳を越してしまうことになる。</ref>。
+
:42頁。第一章のプロローグにある「その予言の日は、遅くとも10年後と予測された。」と、「予言の日まであと4年…遅々として集まらぬ魔装機操者候補。」と、「ラングラン首脳部は、ついに一大決心をし、地上から魔装機操者候補を召喚する事にした。」と、「その中に、マサキ・アンドーという一人の少年の姿があった。」という四つの文節を誤読した結果生まれた文。予言のあった年の6年後にラングランが「地上人召喚計画」を実行、同じ年にマサキを召喚して第一章が始まると誤解してしまっているのだ。
 
:ブックレットに収録された短編小説『水と沼の国から』によれば、ラングランの治安局は「地上人召喚計画」を第一章が始まるまでに三度実行、情報局は地上に興信所を用意して連絡員に召喚候補者の選出と身上調査を担当させている。一大決心してからすぐに地上人を召喚したわけでもないし、同じ年に主要な地上人の召喚を全て終えたこともないようだ。マサキが召喚された「第三次地上人召喚計画」はテュッティが召喚された「第二次召喚計画」の半年後という短編で判明した情報、軍事関係者の目立つ「第一次召喚計画」を実行する前の準備に費やした時間に「第一次」と「第二次」の召喚計画の間にあっただろう空白期間などを考慮すると、「第一章が始まる6年ほど前」に未来見の予言があったとは考えにくい。
 
:ブックレットに収録された短編小説『水と沼の国から』によれば、ラングランの治安局は「地上人召喚計画」を第一章が始まるまでに三度実行、情報局は地上に興信所を用意して連絡員に召喚候補者の選出と身上調査を担当させている。一大決心してからすぐに地上人を召喚したわけでもないし、同じ年に主要な地上人の召喚を全て終えたこともないようだ。マサキが召喚された「第三次地上人召喚計画」はテュッティが召喚された「第二次召喚計画」の半年後という短編で判明した情報、軍事関係者の目立つ「第一次召喚計画」を実行する前の準備に費やした時間に「第一次」と「第二次」の召喚計画の間にあっただろう空白期間などを考慮すると、「第一章が始まる6年ほど前」に未来見の予言があったとは考えにくい。
:ちなみに、新紀元社が2013年に刊行したムック(『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神メモリアルブック』)の2頁目に「『Ⅰ』第一章のおよそ6年前」という気になる文節がある。編集と執筆を担当したオールドスクールのスタッフ(蒲原大庵・木原泉)は、これを参考資料にして誤った可能性もある。
+
:ちなみに、新紀元社が2013年に刊行したムック(『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神メモリアルブック』)の2頁目に「『Ⅰ』第一章のおよそ6年前」という気になる文節がある。編集と執筆を担当したオールドスクールのスタッフ(蒲原大庵・木原泉)は、これを参考資料にして誤った可能性が高い。
  
 
==== 水と沼の国から ====
 
==== 水と沼の国から ====
289行目: 288行目:
 
:28頁。概ね、この時点で[[グランゾン]]、[[ゲシュペンスト]]・[[シュッツバルト]]・[[ビルトシュバイン]]・[[グルンガスト零式]]が完成している。地上にいた頃のテュッティは軍事にさほど関心がなかったのだろう。
 
:28頁。概ね、この時点で[[グランゾン]]、[[ゲシュペンスト]]・[[シュッツバルト]]・[[ビルトシュバイン]]・[[グルンガスト零式]]が完成している。地上にいた頃のテュッティは軍事にさほど関心がなかったのだろう。
 
;「既に発進準備を整えていたブローウェルやルジャノール改を押しのけ、ファルクが出撃ハッチに向かう」
 
;「既に発進準備を整えていたブローウェルやルジャノール改を押しのけ、ファルクが出撃ハッチに向かう」
:31頁。この時点でラングランの兵士にCクラス魔装機が配備されていたことがわかる一文(そして、マサキ顔負けな向こう見ずさをみせるテュッティの果敢さも)。『[[スーパーロボット大戦OG -SECRET HANGAR-|スーパーロボット大戦OG -SECRET HANGAR 2nd target-]]』に収録されている掌編「我れは我が素を行う」(グランヴェール)の内容とは異なる。この掌編に原作者が関与していないので当然といえば当然だが…。
+
:31頁。この時点でラングランの兵士にCクラス魔装機が配備されていたことがわかる一文(そして、マサキ顔負けな向こう見ずさをみせるテュッティの果敢さも)。『スーパーロボット大戦OG -SECRET HANGAR 2nd target- 』にある掌編「我れは我が素を行う」(グランヴェール)の内容とは異なる。この掌編に原作者が関与していないので当然といえば当然だが…。
 
;「その言葉は、これから半年後、地上から召喚された[[マサキ・アンドー|一人の少年]]に対し、テュッティが告げる最初の言葉と同じであった」
 
;「その言葉は、これから半年後、地上から召喚された[[マサキ・アンドー|一人の少年]]に対し、テュッティが告げる最初の言葉と同じであった」
 
:39頁。短編の閉幕を飾る最後の文。残留を決意した少女に王子が用意した歓迎の言葉は「それでは、テュッティ・ノールバック。ようこそ、ラ・ギアスへ。心から歓迎するよ」というもの。
 
:39頁。短編の閉幕を飾る最後の文。残留を決意した少女に王子が用意した歓迎の言葉は「それでは、テュッティ・ノールバック。ようこそ、ラ・ギアスへ。心から歓迎するよ」というもの。
:ここでマサキが召喚されることになる期日について曖昧に触れているが、勘のよい人は、第一章にあるテュッティの台詞と折り合いがつかなくなっていると気が付くだろう<ref>問題となるのは「あなたも魔装機神操者になってもう1年になるんだから、恥ずかしい成績は残さないようにね」と「2年前私の両親と兄を惨殺したの……私の目の前で!!」のふたつ。</ref>。
+
:ここでマサキが召喚されることになる期日について曖昧に触れているが、勘のよい人は、すぐさま第一章にあるテュッティの台詞と折り合いがつかなくなっていると気が付くことになるのでしょう。問題となるのは「あなたも魔装機神操者になってもう1年になるんだから、恥ずかしい成績は残さないようにね」と「2年前私の両親と兄を惨殺したの……私の目の前で!!」のふたつ。
 
:「惨劇の記憶」のシナリオデモで、テュッティは「もうすぐ私の両親と兄が死んで、ちょうど2年がたつから……」とも語るため、無思慮に計算すれば、マサキがラングランにきてから半年以内の間に「降魔弾事件」がおこり、王宮で「御前試合」が開催され、ゼオルートは非業の死を遂げた……ということになる。
 
:「惨劇の記憶」のシナリオデモで、テュッティは「もうすぐ私の両親と兄が死んで、ちょうど2年がたつから……」とも語るため、無思慮に計算すれば、マサキがラングランにきてから半年以内の間に「降魔弾事件」がおこり、王宮で「御前試合」が開催され、ゼオルートは非業の死を遂げた……ということになる。
:「兄達が亡くなってから1年→召喚→7日後残留→半年後、マサキの召喚(約一年半)→惨劇の記憶(ちょうど2年)」…これらの内容を全て旧シリーズ内で整理しようとしても「あなたも魔装機神操者になってもう1年」という台詞などが邪魔になる。いつか、どこかで、いずれかの台詞に修正がはいることになると思われる。
+
:「兄達が亡くなってから1年→召喚→7日後残留→半年後、マサキの召喚(約一年半)→惨劇の記憶(ちょうど2年)」…これらの内容を全て旧シリーズ内で整理しようとしても「あなたも魔装機神操者になってもう1年」という台詞などが邪魔になる。いつか、どこかで、いずれかの台詞に修正がはいることになるだろう。
  
 
=== [[スーパーロボット大戦EX]] ===
 
=== [[スーパーロボット大戦EX]] ===
 
;「半年前、王都を襲った大規模なテロにより、ラングラン王国は中央政府としての機能をなくし、事実上崩壊した」<br />「しかしながら、この国が本当の危機に見舞われていた半年前、殿下はどちらにおいででしたかな?」<br />「それに加え、半年前のテロ事件で負った傷が致命的だったようだ。私の命は、持ってあと半年…」
 
;「半年前、王都を襲った大規模なテロにより、ラングラン王国は中央政府としての機能をなくし、事実上崩壊した」<br />「しかしながら、この国が本当の危機に見舞われていた半年前、殿下はどちらにおいででしたかな?」<br />「それに加え、半年前のテロ事件で負った傷が致命的だったようだ。私の命は、持ってあと半年…」
:上段は「マサキの章」のプロローグからの抜粋。中段はシナリオ「王都への帰還」にあるカークスの言葉。下段はシナリオ「決戦」(または「決戦、デュラクシール」)にあるフェイルの言葉。一応、『旧シリーズ』におけるラングランの動乱は最大でも約半年間(6ヶ月~7ヶ月)であるらしい。『OGシリーズ』では『春秋戦争』として約1年間に延長された。なぜこうしたのかは不明<ref>OGシリーズで「半年前」を軒並み削除、もしくは別の言葉に置き換えている。フェイルの余命が'''「持ってあと半年…」'''という設定はそのままである。</ref>。
+
:上段は「マサキの章」のプロローグからの抜粋。中段はシナリオ「王都への帰還」にあるカークスの言葉。下段はシナリオ「決戦」(または「決戦、デュラクシール」)にあるフェイルの言葉。一応、『旧シリーズ』におけるラングランの動乱は最大でも約半年間(6ヶ月~7ヶ月)であるらしい。『OGシリーズ』では『春秋戦争』として約1年間に延長された。なぜこうしたのかは不明<ref>OGシリーズで「半年前」'''を軒並み削除、もしくは別の言葉に置き換えている。フェイルの余命が'''「持ってあと半年…」'''という設定はそのままである。</ref>。
;「ここ2ヶ月の各勢力の動き、特に、カークス軍とシュテドニアス軍についてだな」<ref>OGシリーズで「ここ2ヶ月」を'''「ここしばらく」'''に修正した。</ref><br />「フェイルロード軍についてはいいんですかい?」
+
;「ここ2ヶ月の各勢力の動き、特に、カークス軍とシュテドニアス軍についてだな」<br />「フェイルロード軍についてはいいんですかい?」<ref>:OGシリーズで「ここ2ヶ月」'''を'''「ここしばらく」'''に修正した。</ref>
 
:「マサキの章」シナリオ「ラングラン動乱」にあるマサキとゴルドの言葉。マサキが『第3次大戦』に参戦したのは2ヶ月前ということだろうか? とりあえず、2ヶ月前にフェイルロードの挙兵はなかったことが伝わってくる。
 
:「マサキの章」シナリオ「ラングラン動乱」にあるマサキとゴルドの言葉。マサキが『第3次大戦』に参戦したのは2ヶ月前ということだろうか? とりあえず、2ヶ月前にフェイルロードの挙兵はなかったことが伝わってくる。
 
;「おや、ご存じありませんでしたか?この一月余り、原因不明のゲートが開かれるという騒ぎが多発しておりましてな」<br />「すでに多くの地上人が、この地に召喚されております」<br />「精霊波の干渉が大きすぎるのです。すでに『調和の結界』が破れて半年余り…精霊の力が不安定になっております」<ref>例によって、'''「半年余り」'''を削除。'''「この一月余り」'''を、'''「ここしばらくの間」'''に修正している。</ref>
 
;「おや、ご存じありませんでしたか?この一月余り、原因不明のゲートが開かれるという騒ぎが多発しておりましてな」<br />「すでに多くの地上人が、この地に召喚されております」<br />「精霊波の干渉が大きすぎるのです。すでに『調和の結界』が破れて半年余り…精霊の力が不安定になっております」<ref>例によって、'''「半年余り」'''を削除。'''「この一月余り」'''を、'''「ここしばらくの間」'''に修正している。</ref>
321行目: 320行目:
 
:シナリオ「デモンゴーレム掃討」にあるマサキの言葉。「10以上も年上」と一部分が切り離された形で用語録に登録されており、「この時点でのマサキは16歳。」と説明されている。下記に記載したテュッティとリカルドの言葉と合わせると、マサキが初陣を迎えた年齢は15歳であることのほか、OGシリーズ内では新暦4956年に召喚されたことも判明する。
 
:シナリオ「デモンゴーレム掃討」にあるマサキの言葉。「10以上も年上」と一部分が切り離された形で用語録に登録されており、「この時点でのマサキは16歳。」と説明されている。下記に記載したテュッティとリカルドの言葉と合わせると、マサキが初陣を迎えた年齢は15歳であることのほか、OGシリーズ内では新暦4956年に召喚されたことも判明する。
 
;「予言の日まで、もう1年余りしかない。君達の活躍に、期待する」
 
;「予言の日まで、もう1年余りしかない。君達の活躍に、期待する」
:シナリオ「魔装機神の名にかけて」にあるフェイルロードの言葉。はじめて魔神の予言が宣告された日から約9年(正確には8年と数ヶ月)ほど経過している。
+
:シナリオ「魔装機神の名にかけて」にあるフェイルロードの言葉。旧シリーズでもOGシリーズでもこのシナリオが起きた年(4957年)に変化はない。
 
;「あなたも魔装機神操者になってもう1年になるんだから、恥ずかしい成績は残さないようにね」<br />「ま、お前もまがりなりにも1年間魔装機神操者をやって来たんだ。優勝のチャンスは、ごくわずかだが、ある」
 
;「あなたも魔装機神操者になってもう1年になるんだから、恥ずかしい成績は残さないようにね」<br />「ま、お前もまがりなりにも1年間魔装機神操者をやって来たんだ。優勝のチャンスは、ごくわずかだが、ある」
 
:シナリオ「御前試合」にあるテュッティとリカルドの言葉。リメイク版でもこの言葉のままで変更はされていない。魔装機ジャオームの操者であった頃を含めた上での数字なのか、魔装機神操者に選ばれてから1年の時が経過したのか……人によって解釈が別れるところであろう。
 
:シナリオ「御前試合」にあるテュッティとリカルドの言葉。リメイク版でもこの言葉のままで変更はされていない。魔装機ジャオームの操者であった頃を含めた上での数字なのか、魔装機神操者に選ばれてから1年の時が経過したのか……人によって解釈が別れるところであろう。
;「大体まだ10才なんだし、子供だったらマサキの被保護者になれるんだから」<br />「君はもう16才だろう? ラングランの法律では立派な大人だ」
+
;「大体まだ10才なんだし、子供だったらマサキの被保護者になれるんだから」<br />「君はもう16才だろう?ラングランの法律では立派な大人だ」
:シナリオ「絶望の淵で」にあるセニアとフェイルロードの言葉。OGシリーズで追補された(『旧シリーズ』には挿入されていない)。プレシアが11歳の誕生日(OGサーガにおいては新暦4957年)を迎える前にゼオルートが戦死したことと、ラングランでは16歳未満(15歳)で成人式を迎えることがわかる。判明している例では、王族は15歳の成人の儀で魔力テストによる王位継承権所有資格の有無を試され、軍人を志望する戦士は15歳で士官学校を卒業して正規軍に入隊する。
+
:シナリオ「絶望の淵で」にあるセニアとフェイルロードの言葉。OGシリーズで追補された(『旧シリーズ』には挿入されていない)。プレシアが新暦4957年の誕生日を迎える前にゼオルートが戦死したことと、ラングランでは16歳未満(15歳)で成人式を迎えることがわかる。判明している例では、王族は15歳の成人の儀で魔力テストによる王位継承権所有資格の有無を試され、軍人を志望する戦士は15歳で士官学校を卒業して正規軍に入隊する。
 
;「ええ……[[ルビッカ・ハッキネン|あいつ]]は……2年前私の両親と兄を惨殺したの……私の目の前で!!」
 
;「ええ……[[ルビッカ・ハッキネン|あいつ]]は……2年前私の両親と兄を惨殺したの……私の目の前で!!」
:シナリオ「惨劇の記憶」にあるテュッティの言葉。マサキに自らの過去を明かす場面である。短編『水と沼の国から』に'''「あなたも魔装機神操者になってもう1年になるんだから」'''という台詞と食違う箇所があるため、本当に2年前に死んだのかは不明。3年前になくなっているのならば問題はないが。
+
:シナリオ「惨劇の記憶」にあるテュッティの言葉。マサキに自らの過去を明かす場面である。旧シリーズではこの時点で4958年に突入していたが、OGシリーズでは4957年の可能性が存在する。
 
;「そういえばそろそろ'''精霊祭'''じゃない? [[アルザール・グラン・ビルセイア|お父さん]]、大丈夫なのかしら?」
 
;「そういえばそろそろ'''精霊祭'''じゃない? [[アルザール・グラン・ビルセイア|お父さん]]、大丈夫なのかしら?」
 
:シナリオ「調和の結界」にあるセニアの言葉。『精霊祭』は用語録で「精霊の月(閏月)が終わった後に行われる新年の祭のこと。いわゆる冬至の祭り。」と解説されている。OGシリーズではこの時点で4957年の11月上旬(6日から8日)~12月上旬と思われる。
 
:シナリオ「調和の結界」にあるセニアの言葉。『精霊祭』は用語録で「精霊の月(閏月)が終わった後に行われる新年の祭のこと。いわゆる冬至の祭り。」と解説されている。OGシリーズではこの時点で4957年の11月上旬(6日から8日)~12月上旬と思われる。
338行目: 337行目:
 
:なお、この台詞は旧シリーズでもあるが、実際にシュウがマサキにそのことを告げる場面は旧シリーズに存在しない。唯一考えられるのは、『第4次』の「グランゾンの謎」でマサキがシュウから『ゲスト』の話を聞いたときだが、何故か[[流竜馬|竜馬]]まで既にそのことを把握していたことから、『ラ・ギアス事件』中に既に知る機会が存在するとも考えられる(ちなみに、この時点でその真相を全て知っている[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]は部隊にいるのだが、'''宇宙ルートで参戦したばかりで、『第4次』で竜馬と合流するのはここが初めてである''')。
 
:なお、この台詞は旧シリーズでもあるが、実際にシュウがマサキにそのことを告げる場面は旧シリーズに存在しない。唯一考えられるのは、『第4次』の「グランゾンの謎」でマサキがシュウから『ゲスト』の話を聞いたときだが、何故か[[流竜馬|竜馬]]まで既にそのことを把握していたことから、『ラ・ギアス事件』中に既に知る機会が存在するとも考えられる(ちなみに、この時点でその真相を全て知っている[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]は部隊にいるのだが、'''宇宙ルートで参戦したばかりで、『第4次』で竜馬と合流するのはここが初めてである''')。
 
;「ねえ、マサキ。あんた'''この間'''まで地上に出てたんだって?」<br />「ああ、いろいろとややこしいことがあってな」
 
;「ねえ、マサキ。あんた'''この間'''まで地上に出てたんだって?」<br />「ああ、いろいろとややこしいことがあってな」
:シナリオ「ペンダント」「リューネの想い」にあるマサキとレベッカの台詞。「この間」は旧シリーズの『第4次大戦』を示していたもの。OGシリーズでは、時期的に『第2次スーパーロボット大戦OG』([[封印戦争]])。
+
:シナリオ「ペンダント」「リューネの想い」にあるマサキとレベッカの台詞。「この間」は旧シリーズの『第4次大戦』を示していたもの。OGシリーズでは、時期的に『第2次スーパーロボット大戦OG』(封印戦争)。
 
;「詳しい事は言えないけど……15年位前、[[シュウ・シラカワ|クリストフ]]が10歳の時にミサキさんが[[ヴォルクルス]]召喚をやろうとしてね……」<br />「それ以来、ミサキさんは隔離されてて、5年前に意識が戻らなくなって……」  
 
;「詳しい事は言えないけど……15年位前、[[シュウ・シラカワ|クリストフ]]が10歳の時にミサキさんが[[ヴォルクルス]]召喚をやろうとしてね……」<br />「それ以来、ミサキさんは隔離されてて、5年前に意識が戻らなくなって……」  
 
:シナリオ「ウェンディの悲劇」にあるセニアの言葉。これもまたOGシリーズで追補された台詞である。なお、旧シリーズでもOGシリーズでもシュウが10歳のときに人身御供の儀式にかけられたことは共通している。ただし、発生した年度は一致していない。これは現在進行しているOGシリーズで設定の改変が行われたからである。歳を重ねたシュウは『II』の時点でおおよそ24歳(25歳前後)になっている。上記に引用したウェンディの言葉とあわせて、『魔装機神I』第二章の終盤は新暦4959年の出来事だとプレイヤーに教えてくれる。ただ、これらの一連の台詞で原作者が強調したかったことは、シュウの実年齢ではない。「予言の魔神はシュウとグランゾンである」「未来視が魔神の予言を予知する前にミサキが悲劇を起こしている」ことなどを強調しているのだ。
 
:シナリオ「ウェンディの悲劇」にあるセニアの言葉。これもまたOGシリーズで追補された台詞である。なお、旧シリーズでもOGシリーズでもシュウが10歳のときに人身御供の儀式にかけられたことは共通している。ただし、発生した年度は一致していない。これは現在進行しているOGシリーズで設定の改変が行われたからである。歳を重ねたシュウは『II』の時点でおおよそ24歳(25歳前後)になっている。上記に引用したウェンディの言葉とあわせて、『魔装機神I』第二章の終盤は新暦4959年の出来事だとプレイヤーに教えてくれる。ただ、これらの一連の台詞で原作者が強調したかったことは、シュウの実年齢ではない。「予言の魔神はシュウとグランゾンである」「未来視が魔神の予言を予知する前にミサキが悲劇を起こしている」ことなどを強調しているのだ。
 
;「ウェンディさんだって、あせってるんでしょ? 来年は30だもん」
 
;「ウェンディさんだって、あせってるんでしょ? 来年は30だもん」
:第二章のあるエンディングにおけるリューネの言葉。OGサーガにおける来年は新暦4960年<ref>初期シリーズの来年が4960年なのか、61年になるかは不明。</ref>。続編は全て短期決着を迎えるため彼女が30歳の誕生日を迎える可能性は、『第3次OG』発売のときまで引き延ばされた。
+
:第二章のあるエンディングにおけるリューネの言葉。ここでの来年は新暦4960年。続編は全て短期決着を迎えるため彼女が30歳の誕生日を迎える可能性は、『第3次OG』発売のときまで引き延ばされた。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
365行目: 364行目:
 
:『DP』の21話「扉の外」より。この後、シュウは(しかも、時間まで……)と内心呟く。時間軸の乱れ自体は、『OG1』の頃から存在するものだが、このときまで転移時に転移点がずれたことや時間流が狂ったことが一度もなかったのだろう。
 
:『DP』の21話「扉の外」より。この後、シュウは(しかも、時間まで……)と内心呟く。時間軸の乱れ自体は、『OG1』の頃から存在するものだが、このときまで転移時に転移点がずれたことや時間流が狂ったことが一度もなかったのだろう。
 
;「……今、境界空間は不安定になっています。もしかしたら、しばらくの間、ラ・ギアスと地上の間の行き来が出来なくなるかも知れません。<br />他にも、時間経過のずれなど、気になる現象が発生しています。今後、それが悪化するようであれば……ラ・ギアスは地上だけでなく、他の世界からも完全に遮断されてしまう可能性があります。<br />今の所、原因は不明ですが……私は、今回の地上での事件と何らかの関係があるのではないかと思っています」
 
;「……今、境界空間は不安定になっています。もしかしたら、しばらくの間、ラ・ギアスと地上の間の行き来が出来なくなるかも知れません。<br />他にも、時間経過のずれなど、気になる現象が発生しています。今後、それが悪化するようであれば……ラ・ギアスは地上だけでなく、他の世界からも完全に遮断されてしまう可能性があります。<br />今の所、原因は不明ですが……私は、今回の地上での事件と何らかの関係があるのではないかと思っています」
:『DP』のエンディングにあるシュウの台詞。真相は『魔装機神F』で明らかになる。ただ、『F』の説明でも時間軸のずれを十分説明できてはいないところはある<ref>地上の時間で既に一年半以上の月日が流れているのに、ラ・ギアスでは一年も月日が流れていないという事実を、ふたつの世界の転移を単身行えるサイバスターの操者が把握していないのはなぜか。</ref>。
+
:『DP』のエンディングにあるシュウの台詞。真相は『魔装機神F』で明らかになる。ただ、『F』の説明でも時間軸のずれを十分説明できてはいない点がある(地上では一年半以上の月日が流れているのに、ラ・ギアスでは一年も月日が流れていないという事実を、ふたつの世界の転移を単身行えるサイバスターの操者が把握していないのはなぜか)。
;「スーパーロボット大戦OG び~ち・でゅえら~ず」
 
:『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』初回限定生産版に同梱されたピクチャードラマブルーレイディスク。[[ショウコ・アズマ|ショウコ]]の台詞によれば、海水浴に選んだ海岸は日本の伊豆地区。旅館の浴衣に二階の縁側から見上げる打ち上げ花火…『MD』は新西暦189年の夏頃の話になるのだろう。
 
  
 
=== [[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]] ===
 
=== [[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]] ===
395行目: 392行目:
 
:シナリオ「簒奪者オンガレッド」より。大会とは『ビエンド杯剣術大会』を指しており、開催期間は毎年5月1日~3日までとなっている。暦がアガルティア(『聖霊機ライブレード』)と同様と計算した場合、『魔装機神II』の終盤で'''新暦4959年11月の上旬(8日頃)'''と判明する。かなり具体的に年度と日数を探ることが可能となる印象深い出来事である。IIの終盤でもまだ59年内であることをプレイヤーに教えてくれる。
 
:シナリオ「簒奪者オンガレッド」より。大会とは『ビエンド杯剣術大会』を指しており、開催期間は毎年5月1日~3日までとなっている。暦がアガルティア(『聖霊機ライブレード』)と同様と計算した場合、『魔装機神II』の終盤で'''新暦4959年11月の上旬(8日頃)'''と判明する。かなり具体的に年度と日数を探ることが可能となる印象深い出来事である。IIの終盤でもまだ59年内であることをプレイヤーに教えてくれる。
 
;「8年3ヶ月と9日前だ」
 
;「8年3ヶ月と9日前だ」
:同じく「簒奪者オンガレッド」より。ロザリーが姿を消した日から、戦場で再会するまでの間に流れた月日をムデカは正確に記憶している。この会話の発生を遅らせるとシナリオごとに日数が加算されていく。「エルシーネの疑惑」では15日前。「南部との決戦」では19日前。「受け継がれた呪い」では21日前。別ルートの「南部聯合の反撃」では12日前。暦がアガルティア(『聖霊機ライブレード』)と同様と計算した場合、4951年7月末の出来事になる。
+
:同じく「簒奪者オンガレッド」より。ロザリーが姿を消した日から、戦場で再会するまでの間に流れた月日をムデカは正確に記憶している。この会話の発生を遅らせるとシナリオごとに日数が加算されていく。「エルシーネの疑惑」では15日前。「南部との決戦」では19日前。「受け継がれた呪い」では21日前。別ルートの「南部聯合の反撃」では12日前。「精霊の月」が毎年閏日なしで終わると仮定した場合、4951年7月末の出来事になる。
 
;「プレシアの成長が止まったのは10歳頃とみられますが、その頃、何か事件がありませんでしたか?」
 
;「プレシアの成長が止まったのは10歳頃とみられますが、その頃、何か事件がありませんでしたか?」
 
:シナリオ「謎の病」にあるエルシーネの言葉。よく勘違いされているところだが、ゼオルートが亡くなったのは3年前ではなく2年前である。プレシアの成長が止まったのも、10歳ではなく10歳'''頃'''である。彼女が11歳の誕生日を迎える前に父ゼオルートがシュウに敗れて戦死したため、10歳頃という表現になっている模様。
 
:シナリオ「謎の病」にあるエルシーネの言葉。よく勘違いされているところだが、ゼオルートが亡くなったのは3年前ではなく2年前である。プレシアの成長が止まったのも、10歳ではなく10歳'''頃'''である。彼女が11歳の誕生日を迎える前に父ゼオルートがシュウに敗れて戦死したため、10歳頃という表現になっている模様。
414行目: 411行目:
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references />
+
<references/>
 
 
 
{{魔装機神シリーズ}}
 
{{魔装機神シリーズ}}
 
{{DEFAULTSORT:らんくらんしんれき}}
 
{{DEFAULTSORT:らんくらんしんれき}}

スーパーロボット大戦Wikiへの投稿はすべて、他の投稿者によって編集、変更、除去される場合があります。 自分が書いたものが他の人に容赦なく編集されるのを望まない場合は、ここに投稿しないでください。
また、投稿するのは、自分で書いたものか、パブリック ドメインまたはそれに類するフリーな資料からの複製であることを約束してください(詳細はスーパーロボット大戦Wiki:著作権を参照)。 著作権保護されている作品は、許諾なしに投稿しないでください!

このページを編集するには、下記の確認用の質問に回答してください (詳細):

取り消し 編集の仕方 (新しいウィンドウで開きます)