「マスターテリオン」を編集中
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− | + | == マスターテリオン(Master Therion) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[機神咆吼デモンベイン]] | |
− | + | *[[声優]]:緑川光(全年齢対象作品)、氷河流(『斬魔大聖』) | |
− | | | + | *種族:魔人([[ネロ (デモンベイン)|人間]]と[[ヨグ=ソトース|邪神]]の間に生まれた子) |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *年齢:不明(見た目は10代後半~20代前半) | |
− | + | *所属:[[ブラックロッジ]] | |
− | + | *キャラクターデザイン:Niθ(原案)、橋本秀樹、桜井正明 | |
− | + | [[ブラックロッジ]]の首領にして最強最悪の大導師(グランドマスター)。「七頭十角の獣」「背徳の獣」「666の獣」等の[[異名]]を持つ金髪金眼の美青年。美しく神聖な姿をしていながらもその瞳には一切の光が宿っておらず、見る者全てを恐怖と絶望に陥れる。 | |
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− | + | 魔導書「ナコト写本」と契約しており、その精霊[[エセルドレーダ]]を傍に控えさせている。魔術師としては規格外の能力を持ち、初戦では'''生身でデモンベインを圧倒'''して九郎を驚愕させた。自らの駆る[[鬼械神]]「[[リベル・レギス]]」も搭乗者同様に凄まじい戦闘能力を誇る。 | |
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長らく表舞台に姿を現さず、信徒達からでさえも半ば架空の存在と云われていたが、[[大十字九郎]]が[[デモンベイン]]を起動させたことで九郎達の前に突如としてその姿を見せる。 | 長らく表舞台に姿を現さず、信徒達からでさえも半ば架空の存在と云われていたが、[[大十字九郎]]が[[デモンベイン]]を起動させたことで九郎達の前に突如としてその姿を見せる。 | ||
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九郎と戦うことだけが唯一の愉しみと称しており、それ以外に対しては基本的に無気力且つ無関心。邪神を召喚する「C計画」のためにアルを必要としながらも、飽く迄九郎が強くなることを最優先とさせるその姿勢に、補佐である[[アウグストゥス]]から次第に疑いの眼差しを向けられるようになる。 | 九郎と戦うことだけが唯一の愉しみと称しており、それ以外に対しては基本的に無気力且つ無関心。邪神を召喚する「C計画」のためにアルを必要としながらも、飽く迄九郎が強くなることを最優先とさせるその姿勢に、補佐である[[アウグストゥス]]から次第に疑いの眼差しを向けられるようになる。 | ||
− | + | そして、迎えた計画発動の時に際し、一連の不可解な行動を「反逆」と断定したアンチクロスに謀反を起こされ、[[レガシー・オブ・ゴールド]]の攻撃を受けてリベル・レギスごと抹殺された。 | |
しかし、その後「暴君」を憑代に転生を遂げ、再び九郎たちの前に姿を現す。最終的には時間と空間を超越したヨグ=ソトースの門の向こうにおいて、真の力を解放したデモンベインと、それを駆る九郎らとの最終決戦を繰り広げることになる。 | しかし、その後「暴君」を憑代に転生を遂げ、再び九郎たちの前に姿を現す。最終的には時間と空間を超越したヨグ=ソトースの門の向こうにおいて、真の力を解放したデモンベインと、それを駆る九郎らとの最終決戦を繰り広げることになる。 | ||
− | + | アルルート準拠の『機神咆吼』ではこの戦いにおいて、本来の姿を取り戻したシャイニング・トラペゾヘドロンの一撃を受けて宇宙の外側へ放逐され、敗北。同時に長らく続いた絶望の輪廻から解き放たれることとなった。 | |
− | + | 一方、原作『斬魔大聖』においてそれ以外の結末を迎えた場合、決戦にて逆にデモンベインを打ち倒しているが、これによって九郎がデモンベインごと時間の輪廻に巻き込まれ、世界全体を繋ぐループが完成してしまうことになる。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | : | + | :初登場作品。ほぼ原作通りの役割を担い、終盤では参戦作品からの最後のボスとして登場する……が、手を抜いた状態とはいえ初っ端から'''突如として現れた[[飛影|忍者]]に機体をボコボコにされる'''等、想定外の事態が連発したことで今までとは違う展開に驚きつつも期待を募らせていく事となる。ちなみに、この展開は原作者である鋼屋ジン氏をして「変な悲鳴が出た」と言わしめ、'''「グランドマスターも同じ気持ちだったと思います」'''とも発言している。 <br>第51話が最終決戦となるが、その際には、[[ブラックロッジ]]に関係する[[量産型破壊ロボ]]と[[ダゴン]]だけではなく、鹵獲したのか召喚したのかは不明だが、[[AIF-9V ゴースト|他]][[ライオットX|勢力]][[迅雷|の]][[シャーマン|兵]][[バンクス|器]]を引き連れてくる。そのシナリオで原作通り退場するが、[[カリ・ユガ]]との戦いにおいて世界の狭間から九郎達を鼓舞した。 |
− | : | + | :また、フラグ次第だが何と[[隠し要素/UX|隠し要素]]で'''九郎とアルに説得されて自軍に参加'''、直接手助けしてくれる事になり、'''原作に先駆けて九郎との共闘が実現する'''。その場合、決戦後にUXの面々を送り返すべく、甲洋やフェイたちと共にゲートを開き、世界の狭間に戻ることになる。ちなみに、フラグに失敗した場合、世界の狭間での最期のセリフがエセルドレーダも含めてほぼ[[DVE]]で進行する。逆に言うと、生存フラグが次周に引き継がれる今作で1周目からフラグを成立させてしまうと、そのデータで周回し続ける限り'''このDVEを聞きそびれる'''。 |
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:また、[[中断メッセージ]]において'''次元を超えた廃人っぷり'''が判明してしまう。 | :また、[[中断メッセージ]]において'''次元を超えた廃人っぷり'''が判明してしまう。 | ||
− | === | + | == パイロットステータスの傾向 == |
− | + | === 能力値 === | |
− | + | 背景が背景だけにぶっ飛んだ能力を持つ上に魔術師補正を加味すれば[[ノーヴル・ディラン|ディラン博士]]や[[カリ・ユガ]]に並ぶ。 | |
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− | + | 第4話で初登場した際に、圧倒的な能力値と10種類もの特殊スキルを習得していることでプレイヤーを驚愕させた、文字通りの怪物。幸い自動回復がなく、回避率もそこそこのレベルなのが唯一の救いかもしれない。 | |
− | + | 味方になった際はさらに能力が上がっており、無養成での基本的なステータスは回避以外は大抵マスターテリオンがトップに立っている程である。 | |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ||
− | : | + | :[[直感]]、[[てかげん]]、[[直撃]]、[[気迫]]、[[魂]] |
− | : | + | :ラインナップとしてはリアル系より。乗機のリベル・レギスがLサイズのスーパー系で自軍屈指の攻撃力であるにも関わらず「魂」を持つ。特に「魂」+トラペゾヘドロンの破壊力は凄まじい。 |
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− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ||
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:;敵対時 | :;敵対時 | ||
− | :: | + | ::[[魔術師]]L9、[[魔導書]]L9、[[底力]]L9、[[援護攻撃]]L3、[[気力限界突破]]、[[見切り]]、[[カウンター]]、[[ガード]]、[[全体攻撃]]L3、[[指揮官]]L4 |
− | :: | + | ::「魔導書」は本人ではなくエセルドレーダの能力だろう。最終戦では削れば削るほど硬くなり、ハーフ改造程度ではダメージが1000台を出られなくなる。ただ、ここで手こずっていてはラスボスには到底歯が立たない。 |
− | :: | + | ::また、「魔道書」の全能力上昇補正とリベル・レギスのS適応が手伝ってか、命中率が非常に高い。SSサイズのユニットにすら追いすがる命中率を誇るので、命中系or防御系の精神コマンドは欠かせない。 |
:;味方時 | :;味方時 | ||
− | :: | + | ::[[魔術師]]L9、[[底力]]L9、[[援護攻撃]]L2、[[気力限界突破]]、[[カウンター]]、[[見切り]]、[[ガード]]、[[全体攻撃]]L1、[[指揮官]]L4 |
− | :: | + | ::「魔導書」はサブパイロットのエセルドレーダに移動している。J以来の任天堂携帯機スパロボにしては珍しく、先天で指揮官L4を覚えるの味方キャラでもある。 |
+ | |||
+ | == [[BGM|パイロットBGM]] == | ||
+ | ;「機神咆吼―交錯する刃金と刃金」 | ||
+ | :劇中BGM。 | ||
+ | ;「獣が嗤う」 | ||
+ | :原作におけるマスターテリオンのテーマ。UXでは採用されていない。 | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:古くからの付き合いだが、ある計画のためにひたすら利用され、弄ばれ続けている。 | :古くからの付き合いだが、ある計画のためにひたすら利用され、弄ばれ続けている。 | ||
;[[アウグストゥス]] | ;[[アウグストゥス]] | ||
− | :配下である[[アンチクロス]] | + | :配下である[[アンチクロス]]の一員であると同時に補佐として活動しているが、マスターテリオンに対して次第に疑問と不満を募らせていく。<br>中盤で彼に抹殺されるが、それも予想の内にあった。 |
;[[ティベリウス]]、[[カリグラ]]、[[クラウディウス]]、[[ウェスパシアヌス]]、[[ティトゥス]] | ;[[ティベリウス]]、[[カリグラ]]、[[クラウディウス]]、[[ウェスパシアヌス]]、[[ティトゥス]] | ||
− | : | + | :配下である[[アンチクロス]]の構成員。 |
− | ;[[ | + | ;[[ネロ (デモンベイン)|ネロ]] |
− | : | + | :配下である[[アンチクロス]]の一員であり、マスターテリオンの母親。彼女を憑代として転生した。 |
;[[ドクター・ウェスト]] | ;[[ドクター・ウェスト]] | ||
− | : | + | :部下の一人。流石のウェストでも彼の前では自粛している。<br>また、彼だけはマスターテリオンが唯一直接スカウトに出向いており、その技術を高く評価している。その他、彼のキャラクター性自体を面白がっている節がある。 |
;覇道鋼造 | ;覇道鋼造 | ||
− | : | + | :SRW未登場。過去に彼を自らの手で殺めていると同時に、その意外な正体を唯一知っている。 |
;[[ヨグ=ソトース]] | ;[[ヨグ=ソトース]] | ||
:父親。 | :父親。 | ||
;ウィルバー・ウェイトリイ、ウェイトリイ(弟) | ;ウィルバー・ウェイトリイ、ウェイトリイ(弟) | ||
− | : | + | :SRW未登場。同じ存在を父親とする異母兄弟と言える存在。弟の方は『機神飛翔』でデモンベインと直接対決するシナリオが用意されている。 |
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
;[[ヒーローマン]] | ;[[ヒーローマン]] | ||
− | : | + | :[[UX]]におけるヒーローマンの誕生は'''いかなる邪神さえも予測できなかった最大級のイレギュラー'''という特殊な位置づけであり、マスターテリオンが九郎と初邂逅した時は興味と警戒心からか、原作のように生身で戦わずに'''いきなりリベル・レギスで襲い掛かってくる'''。<br>ゲームが始まったばかりなのにラスボス級のユニットと戦うという絶望的なシチュエーションが生まれ、原作を知っているユーザーの度肝を抜く事となった。 |
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;[[飛影]] | ;[[飛影]] | ||
− | : | + | :UXにおける'''いきなり現れたイレギュラーその2'''。その絶望的なシチュエーションさえ覆す大ドンデン返し。これに対してマスターテリオンは「虚空よりの使者」と呼んでいた。UXにおいてこのフレーズは「『前』より以前からやって来る力ある存在」のことを意味する。 |
− | : | + | :なお、上記の展開は原作者である鋼屋ジン氏も「変な悲鳴をあげてしまった」「大導師も同じ気持ちだったと思います」と唸らせている |
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;[[ジョウ・マヤ]] | ;[[ジョウ・マヤ]] | ||
− | : | + | :UXにおける[[飛影]]の「正体」そのものといえる存在で、ある意味では九郎とアルに次ぎ、アーニーやヒーローマンと並ぶ因縁の相手となる。 |
− | ;[[ | + | ;[[日野道生]] |
:同じ由来のコードネーム(トリプルシックス、[[メガセリオン・モデル|マスターセリオン]])を持つ人間。そのためかUXでは[[戦闘前会話]]が存在する。 | :同じ由来のコードネーム(トリプルシックス、[[メガセリオン・モデル|マスターセリオン]])を持つ人間。そのためかUXでは[[戦闘前会話]]が存在する。 | ||
;[[羽佐間翔子]]、[[カレン (飛影)|カレン]]、[[バーン・バニングス]] | ;[[羽佐間翔子]]、[[カレン (飛影)|カレン]]、[[バーン・バニングス]] | ||
− | : | + | :UXでは彼らが本来辿っていた運命を知っており、初めて対峙した際は彼らを「死人」と呼ぶ。 |
;[[フェイ・イェンHD]]、[[春日井甲洋]]、[[来主操]]、[[シンジロウ・サコミズ]]、[[呂布トールギス]]、[[貂蝉キュベレイ]] | ;[[フェイ・イェンHD]]、[[春日井甲洋]]、[[来主操]]、[[シンジロウ・サコミズ]]、[[呂布トールギス]]、[[貂蝉キュベレイ]] | ||
− | : | + | :UXでは参戦フラグを満たした場合、最終話にて彼らと協力し、[[アルティメット・クロス]]を彼らの元いた「現代」の[[地球]]へと帰還させる。 |
− | ;[[ジン・スペンサー]] | + | ;[[ジン・スペンサー]]<br/>[[アニエス・ベルジュ]] |
− | + | :アーカムシティでの戦いで割り込んで来たジンを攻撃したが、アーニーに阻まれた。<br>この一連の流れはUXの物語における最大の分岐点の一つであり、ここでどちらが墜ちたか、あるいはどちらが死んだかでこの後の物語は大きく変わる(ゲーム内で我々の眼に触れるのはその一つの例)。 | |
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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:マギウス・スタイルの九郎の攻撃をいともあっさり回避して、魔術の講義を行う。 | :マギウス・スタイルの九郎の攻撃をいともあっさり回避して、魔術の講義を行う。 | ||
;「やれやれ、今の貴公では話にならないな。――ふむ、良かろう。アル・アジフ……例の新しい鬼械神を喚び給え」<br>「覇道財閥が余に対抗するために造った、あのロボットのことだ。あれを使えば、少しは勝負にもなろう」<br>「――余は生身で充分だ」 | ;「やれやれ、今の貴公では話にならないな。――ふむ、良かろう。アル・アジフ……例の新しい鬼械神を喚び給え」<br>「覇道財閥が余に対抗するために造った、あのロボットのことだ。あれを使えば、少しは勝負にもなろう」<br>「――余は生身で充分だ」 | ||
− | :初戦において、マギウス・スタイルで全く歯が立たない九郎に対して。アルの後押しもあり、躊躇しながらも[[デモンベイン]]を召喚する九郎だったが…直後、その言葉通り'''デモンベインを生身のアッパーで遥か上空へ殴り飛ばした'''。 | + | :初戦において、マギウス・スタイルで全く歯が立たない九郎に対して。アルの後押しもあり、躊躇しながらも[[デモンベイン]]を召喚する九郎だったが…直後、その言葉通り'''デモンベインを生身のアッパーで遥か上空へ殴り飛ばした'''。<br>これと似たようなことをやらかした[[東方不敗マスター・アジア|ガンダムファイター]]や[[ガイオウ|破界の王]]とタメを張れるシーンといえなくもない。 |
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;「無粋に対して無粋で返すのは無粋の極みぞ。せめてこちらは小粋に決めたいではないか」 | ;「無粋に対して無粋で返すのは無粋の極みぞ。せめてこちらは小粋に決めたいではないか」 | ||
:夢幻心母に向けて発射された[[核ミサイル]]を迎撃しようとした[[エセルドレーダ]]に対して。この直後、'''リベル・レギスから核ミサイルへ生身で飛び移り、着弾する寸前に核ミサイルを分解消滅させる'''というとんでもない行動に出る。 | :夢幻心母に向けて発射された[[核ミサイル]]を迎撃しようとした[[エセルドレーダ]]に対して。この直後、'''リベル・レギスから核ミサイルへ生身で飛び移り、着弾する寸前に核ミサイルを分解消滅させる'''というとんでもない行動に出る。 | ||
− | : | + | :期待したファンもいたかもしれないが残念ながら、UX第22話で全世界に核ミサイルが発射された際にはマスターテリオンが迎撃に来てくれない。 |
;「憎い…憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い…憎いぞ! 大十字九郎、アル・アジフ! ハハハハハ! 余はこんなにも…こんなにも貴様等が憎いぞ!」 | ;「憎い…憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い…憎いぞ! 大十字九郎、アル・アジフ! ハハハハハ! 余はこんなにも…こんなにも貴様等が憎いぞ!」 | ||
:デモンベインとの最終決戦にて。自身と互角以上に戦う九郎を前に、内に秘めた憎悪を爆発させる。 | :デモンベインとの最終決戦にて。自身と互角以上に戦う九郎を前に、内に秘めた憎悪を爆発させる。 | ||
− | ; | + | ;「余を呪縛した永劫が、こうも容易く打ち破られるとは……これが喜劇でなくて何とする!? ははははははははははッ!」<br>「あはははははは! ヒト如きが! 人如きが! 神のシナリオを打倒したか! あははははははははッ!」 |
:原作ゲーム[[覇道瑠璃|瑠璃]]ルート最終決戦より。輪廻の輪は、一人の恋する少女によっていとも簡単に破壊された。それを見た金色の闇の哄笑は、怒りか、憎悪か、狂気か、それとも―――歓喜か。 | :原作ゲーム[[覇道瑠璃|瑠璃]]ルート最終決戦より。輪廻の輪は、一人の恋する少女によっていとも簡単に破壊された。それを見た金色の闇の哄笑は、怒りか、憎悪か、狂気か、それとも―――歓喜か。 | ||
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== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
;「おはよう、お兄ちゃん」 | ;「おはよう、お兄ちゃん」 | ||
− | :原作のバッドエンドにて。九郎に対する台詞だが、色々とおかしい。 | + | :原作のバッドエンドにて。九郎に対する台詞だが、色々とおかしい。<br>この場面以外でも[[ドラマCD]]などで度々九郎をお兄ちゃん呼ばわりしている。'''そっちは完全にギャグだが。''' |
− | + | ;「じゃあパン買ってこい」<br>「マジ使えねぇな貴公」<br>「カブトムシうめぇ」<br>「クワガタうめぇ」<br>「余はデモンベイン」 | |
− | ;「じゃあパン買ってこい」<br>「マジ使えねぇな貴公」<br>「カブトムシうめぇ」<br>「クワガタうめぇ」<br> | + | :イベントドラマにおける[[ドクター・ウェスト|ウェスト]]とのやり取り。完全にキャラが崩壊しており、流石のウェストも'''「ツッコミに回らざるを得なかった」'''。 |
− | :イベントドラマにおける[[ドクター・ウェスト|ウェスト]] | ||
:このセリフを始め、本編外のマスターテリオンは愉快な電波系天然ボケというキャラ付けである。どうしてこうなった。 | :このセリフを始め、本編外のマスターテリオンは愉快な電波系天然ボケというキャラ付けである。どうしてこうなった。 | ||
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
− | + | ;「ほう…今回は面白いモノを連れているではないか」<br/>「ならばこちらも、いつもとは趣向を変えねばなるまい…[[エセルドレーダ]]!」 | |
− | + | :第4話にて、[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]が呼び出した[[ヒーローマン]]を見て。「前」まではいなかったイレギュラーを目にした彼は、デモンベインを攻撃せずにエセルドレーダを呼び……。 | |
− | ; | ||
− | : | ||
;「フフフ、紹介しよう。我が魔導書、ナコト写本。そしてこれが…」<br/>「余の鬼械神、[[リベル・レギス]]だ」 | ;「フフフ、紹介しよう。我が魔導書、ナコト写本。そしてこれが…」<br/>「余の鬼械神、[[リベル・レギス]]だ」 | ||
− | : | + | :深紅の鬼械神を召喚する。'''ゲーム開始から4話でいきなり原作のラスボス機が登場'''という仰天の展開に発展し、原作を知るユーザーの度胆を抜いた。とはいえ多少手を抜いていたのか、最大HPは本来の10%程に落ちている。 |
− | ; | + | ;「本来なら、もう少し先で見せるはずだったものだが…」<br/>「まあ良い、今回は特別だ。やれ、エセルドレーダ」 |
− | : | + | :呼び出したリベル・レギスに搭乗して。原作だとリベル・レギスの登場は結構遅い。何気に原作をプレイしていればニヤリとくる一言。ここからスパロボに参戦したデモンベイン、という『もしも』が明確な形となって顕れる。 |
− | ; | + | ;「他の生き方を知るか…」<br/>「エセルドレーダ、お前はどうしたい?」<br/>「永劫の刻の中、余に付き従い続けてくれた礼だ」<br/>「一度ぐらい、お前の意思に従うのも悪くない」<br/>「フ、長き輪廻の果てに、ようやくたどり着いた終焉だ……」<br/>「最後にそのような生き方をしてみるのも、また一興と言えよう」 |
− | + | :第51話で生存フラグが成立した場合。ユガの狭間へ消える所に新たな道を示され、大導師は初めて己が魔導書に問う。その意を受けた男は、最後に少しだけ道を外れる。ブラックロッジの盟主でも、邪神の子たる絶望の魔人でもない、ただの魔術師・マスターテリオンとして。 | |
− | + | ;「フ、もしかすると余は、この時のために在ったのかも知れぬ」<br/>「すべての可能性を一つに束ね、輪廻の理から解脱する……」<br/>「それは、この宇宙に生まれたありとあらゆる命達の、大いなる願いだったのだ」 | |
− | + | :最終話の特殊IMにて。数え切れないほどの輪廻の果てに、ついに「全て」の可能性がUXの旗の許、一つに集った。その一翼たる大導師は、間もなく幕を開ける始まりへの決戦を前に、神話への口火を切る。 | |
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− | ;「フ、もしかすると余は、この時のために在ったのかも知れぬ」<br/> | ||
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;「絶望すらも消え果てた先に、このような展開が待っていようとはな」<br/>「共に踊ろうぞ、エセルドレーダ。比翼の鳥の如く、いつまでも、どこまでも……」 | ;「絶望すらも消え果てた先に、このような展開が待っていようとはな」<br/>「共に踊ろうぞ、エセルドレーダ。比翼の鳥の如く、いつまでも、どこまでも……」 | ||
− | : | + | :最終話での戦闘前台詞。終わらぬ絶望から解放された先に待っていたのは、新たな世界の始まりを懸けた決戦の場と、今や肩を並べるかつての敵達、そして「愛しの怨敵」であった魔を断つ剣。積み重ねられた可能性がほんの少しだけ運命を変え、彼をこの場に呼んだ。数奇な巡り合わせの果て、深紅の鬼械神がユガの狭間を往く。 |
;「ようやく世界を見続ける時を得た。それを斯様な者に遮られるのは、いささか不愉快だ」 | ;「ようやく世界を見続ける時を得た。それを斯様な者に遮られるのは、いささか不愉快だ」 | ||
− | : | + | :最終話にて、フラグが立っていない場合の九郎対[[カリ・ユガ]]の戦闘前会話での台詞。ようやく辿り着いた終焉を、神の意志によって呆気なく捻じ曲げられるのをマスターテリオンが許せるはずはなく、「愛しの怨敵」に打倒の意志を託す。 |
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== スパロボシリーズの迷台詞 == | == スパロボシリーズの迷台詞 == | ||
− | ; | + | ;マスターテリオン「フフフ…飽きぬな。幾万、幾億と繰り返しても飽きぬ」<br/>「これもまた無限の呪縛。終わりを求めても終わらぬ呪縛」<br/>エセルドレーダ「マスター…」<br/>マスターテリオン「余のリベル・レギスのみならず、あらゆる可能性を集める…そのような事も可能かもしれんな。今の貴公になら」 |
− | : | + | :[[中断メッセージ/UX|中断メッセージ]]において。繰り返しているのは無論スパロボのことである。C計画を放置した上に尋常でないほどのやり込みっぷりに[[アウグストゥス]]は憤り、彼に忠誠を誓っているエセルドレーダすら引き気味だった…。<br>ちなみに[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]の中断メッセージにおいて[[ヒイロ・ユイ|これと似たようなネタをやった人物]]もいるが、やはり中の人が乗り移ってるようにしか見えない。<br/>なお、最後の部分(4行目)は2週目以降に追加されるが、ゲームを進めればその意味はおのずと分かってくるだろう。今回のこのネタは、ストーリーの根幹に関わっているので隅からすみまで知ってしまうと、彼のプレイが少々物悲しく見えてしまう…… |
− | + | ;「プレイヤーもまた、この呪縛を楽しんでいるようだ。違うかな、そこの貴公?」 | |
− | + | :上記の中断メッセージにおいて、一定の確率で最後の台詞(4行目)がこの台詞になる事がある。<br/>繰り返し繰り返し周回プレイをしてもまだ飽きないプレイヤーへの同類認定。嬉しいのやら悲しいのやら… | |
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;「[[ヨグ=ソトース]]を現世に留めているのは、このリベル・レギス自身の動力に施された術法にこそある」<br/>「すなわち世界を救いたければ、このリベル・レギスを破壊する以外にありえんぞ!」<br/>「醜悪なる神の眷属を退け、見事、余の下まで差し迫ってみせよ!」 | ;「[[ヨグ=ソトース]]を現世に留めているのは、このリベル・レギス自身の動力に施された術法にこそある」<br/>「すなわち世界を救いたければ、このリベル・レギスを破壊する以外にありえんぞ!」<br/>「醜悪なる神の眷属を退け、見事、余の下まで差し迫ってみせよ!」 | ||
− | :第51話「STRANGE EONS」にてシャイニング・トラペゾヘドロンを披露した後、援軍を呼び出した際の台詞。 | + | :第51話「STRANGE EONS」にてシャイニング・トラペゾヘドロンを披露した後、援軍を呼び出した際の台詞。<br/>……なのだが、その内容は[[ダゴン]]、[[量産型破壊ロボ]]、[[シャーマン|ザ・ブームの]][[バンクス|機体]]やキリヤマ重工の[[迅雷 (ラインバレル)|機動兵器]]、[[マクロス・ギャラクシー船団]]の[[AIF-9V ゴースト|無人戦闘機]]に[[ノーヴル・ディラン]]が開発した[[ライオットX|謎の機体]]という謎の構成。<br/>おまけにこう言ったマスターテリオン自身は'''出現したターンから真っ先に九郎目がけて移動して来る'''。何がしたいんだ大導師。 |
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *名前の由来は実在の魔術師「アレイスター・クロウリー」の異名から。更に補足するとリベル・レギスは彼の著書である「法の書」、エセルドレーダは彼の愛犬「レディ・エセルドレーダ」から取られている。また、異名の通り、旧約聖書に記された黙示録の獣の名前であり、その七つの首は堕落したローマ帝国の7人の皇帝(=アンチクロスの面々)を示している。また、マスターテリオンは「大淫婦」ベイバロンに組み敷かれる存在であるが、ナイアの手の平で踊らされている彼を暗示している可能性もある。 |
*マスターテリオンの異名である「666の獣」等の異名は悪魔の数字として有名な数字666を由来にしたと思われる。「獣の数字」とも言われており、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に記述されている。この黙示録には「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」と書いてある。また、ユダヤ教、キリスト教とイスラム教における悪魔サタンも666の刻印を持つ悪魔といわれており、この数字との関連性も深い。 | *マスターテリオンの異名である「666の獣」等の異名は悪魔の数字として有名な数字666を由来にしたと思われる。「獣の数字」とも言われており、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に記述されている。この黙示録には「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」と書いてある。また、ユダヤ教、キリスト教とイスラム教における悪魔サタンも666の刻印を持つ悪魔といわれており、この数字との関連性も深い。 | ||
**なお、この獣の数字が指す人物として有力視されているのがかの暴君ネロ。つまり再誕の母胎とした少女の事を指しているという事になる。 | **なお、この獣の数字が指す人物として有力視されているのがかの暴君ネロ。つまり再誕の母胎とした少女の事を指しているという事になる。 | ||
+ | *演じた緑川光氏はこれまでに演じたキャラクターの中でも指折りに入れるほどマスターテリオンを気に入っているらしく「[[アサキム・ドーウィン]]は彼がモデルになっている」ともされ、'''18禁版「斬魔大聖」の話を、一般誌のインタビューで熱烈に語ってしまったエピソードも存在する'''。 | ||
+ | **そして緑川光と言えばスパロボ廃人で知られており、マスターテリオンのスパロボ参戦を長年の間切望して来た事もファンの間で有名。デモンベインのUX参戦を聞いてまず最初に彼の事を思い浮かべたファンは多い。 | ||
*ファンからは「照夫」または「増田照夫」と呼ばれることも多い。 | *ファンからは「照夫」または「増田照夫」と呼ばれることも多い。 | ||
− | * | + | *なお原典ゲームの担当声優が氷河流(ヒカル)となっているがこれは緑川光氏のアダルト作品用の別名義であり、ヒカル(光)と呼んだり好きな声優に自分自身(緑川光)を上げたりと明らかに狙っている面が見られる。テレビアニメに出る声優(ベテラン、新人時代など含む)が所謂エロアニメやゲームに出る際別名義で出る事は珍しくないが特に緑川氏の場合は本人の知名度と隠しようのない同じ声なので良くネタにされる。 |
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[[category:登場人物ま行]] | [[category:登場人物ま行]] | ||
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