「ゾイド」を編集中
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− | '''ゾイド''' | + | '''ゾイド'''(ZOIDS)とは、「[[ゾイドシリーズ]]」の各種作品に登場する生体メカの総称。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
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:アニメ第一作。登場人物や時代背景等、漫画雑誌や模型で展開された『ゾイドバトルストーリー』の設定を一部流用しながらもオリジナルの世界観となっている。 | :アニメ第一作。登場人物や時代背景等、漫画雑誌や模型で展開された『ゾイドバトルストーリー』の設定を一部流用しながらもオリジナルの世界観となっている。 | ||
;[[ZOIDS新世紀/ZERO]] | ;[[ZOIDS新世紀/ZERO]] | ||
− | : | + | :アニメ第二作。ゾイドは戦争の兵器ではなくバトル競技の乗機として扱われるようになっている。アニメ第一作目の直接の続編 |
− | ;[[ | + | ;[[機獣創世記ゾイドジェネシス]] |
:アニメ第四作。文明が崩壊した遥か未来の惑星Ziを舞台としている。 | :アニメ第四作。文明が崩壊した遥か未来の惑星Ziを舞台としている。 | ||
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=== アニメ版ストーリー === | === アニメ版ストーリー === | ||
− | + | スーパーロボット大戦シリーズではこの世界観の作品群が参戦している。1999年のゾイドシリーズ展開の折に上記の「ゾイドバトルストーリー」や漫画作品「機獣新世紀ZOIDS」から地名やキャラクター、登場機体の設定を援用したパラレル世界観の作品がアニメ『[[ゾイド -ZOIDS-]]』。この直接的な続編が戦闘競技「ゾイドバトル」が隆盛を迎えた時代のアニメ『[[ZOIDS新世紀/ZERO]]』である。 | |
− | + | その後のアニメ作品は何れも世界観につながりのないシリーズ展開がなされており、/0の影響からゾイド競技を描いた『ゾイドフューザーズ』(スパロボ未登場)、惑星Ziに天変地異が起こり文明がリセットされた世界観を描いたアニメが『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]』となる。 | |
== ゾイドの生態 == | == ゾイドの生態 == | ||
− | すべてのゾイドは'''ゾイドコア''' | + | すべてのゾイドは'''ゾイドコア'''と呼ばれる器官を持つ。ゾイドコアはそれひとつが脳・心臓・生殖器などを司っている、いわばゾイドの「命」に等しい存在である。 |
− | + | ゾイドの生態・設定のバックボーンは関連する作品ごとに異なる。トミー(現タカラトミー)より展開された公式ストーリー『ゾイドバトルストーリー』においては地球の学説にも似た生態系と進化の歴史を持ち、原始的な金属生命体から長い月日をかけて発達した生物群として扱われる。 | |
− | + | 『スーパーロボット大戦』参戦作品であるアニメ『[[ゾイド -ZOIDS-]]』においてはすべてのゾイドはゾイドイヴから生み出されたゾイドコアを元に発達したという設定であり、そのエネルギーもまたゾイドイヴから供給される。 | |
− | + | ||
− | + | 一方で、同じく参戦作品である『ゾイドジェネシス』においては生態を含めた詳細な説明はなされていない。ただし、天変地異によって文明がリセットされた影響から、ゾイドは概ね地下に埋没しており、それを発掘して利用している。唯一の例外として人工的に作り出せるバイオゾイドも存在しており、こちらは天変地異以前の文明を保持する天空人の技術を拠り所にしている。 | |
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== ゾイドの武装 == | == ゾイドの武装 == | ||
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== ゾイドの基本的な種類 == | == ゾイドの基本的な種類 == | ||
− | ; | + | ;ライガータイプ |
− | :主に[[主人公]] | + | :主に[[主人公]]が乗るライオン型。ライオンだけに気位が高く獰猛で、乗り手に特殊な素質を求める機体も多い。[[主人公]]メカらしく潜在能力が高く、乗り換えはせずにパワーアップする事が多い。元々は帝国軍の開発した「サーベルタイガー」に苦戦した共和国軍が捕獲した機体を元にして生み出された機体である。「タイガータイプ」と比べ、武装面では劣るが、高速戦闘や格闘戦に長けている。後に帝国軍も「ライガーゼロ」を開発したが、開発途中で共和国軍に奪われてしまい、実戦配備が遅れることとなった。「[[シールドライガー]]」系や「ライガーゼロ」系が有名で「[[ブレードライガー]]」は全アニメに登場(ジェネシスではOPアバンの影絵のみ)しており、「ライガーゼロ」は2作品続けて(/ZERO、フューザーズ)主人公の乗機となっている他、ジェネシスの時代も小説に兄妹のライガーゼロが登場している。 |
− | : | + | :ちなみに「ライガー」はライオンと虎(タイガー)の混血種の事。「ゾイドバトルストーリー」ではライオン型のなかにライオン種とライガー種が個別に存在する設定となっているが、スパロボシリーズで扱われる範囲のゾイドではライガー種のライオン型ゾイドしか登場しない。 |
;二足恐竜タイプ | ;二足恐竜タイプ | ||
− | :主に軍事利用に使われ戦闘力が他のゾイドを凌駕する。気質が極めて凶暴でごく一部のエースパイロットでしか乗りこなせない機体が多い。格闘戦を得意とするものが多かったが、「[[デスザウラー]] | + | :主に軍事利用に使われ戦闘力が他のゾイドを凌駕する。気質が極めて凶暴でごく一部のエースパイロットでしか乗りこなせない機体が多い。格闘戦を得意とするものが多かったが、「[[デスザウラー]]」以降は格闘・射撃の両方得意とするものも増えている。なおライバルが乗り換える時に使用する事もある。ゾイド人気の火付け役となった「ゴジュラス」や「デスザウラー」、ライバルキャラの乗機となる事が多かった「ジェノザウラー」系などが有名。また、「バーサークフューラー」は2作品続けてライバルの乗機となっている。「アロザウラー」や「ゴッドカイザー」など中型のもの、「ゴドス」や「レブラプター」など小型かつ量産されているものも存在。大型のものは『ゾイドジェネシス』の時代ではほぼ絶滅している。現在判明しているゾイドの中で最強のゾイドである「キングゴジュラス」もこのカテゴリー。 |
:余談だが、現実の二足歩行恐竜に対する考察の変化もあり、昭和に開発された「ゴジュラス」や「デスザウラー」等は直立型の所謂「[[ゴジラ]]」型なのに対し、平成に開発された「ジェノザウラー」以降は体を水平にした「ハリウッド版(エメリッヒ版)ゴジラ」型である。 | :余談だが、現実の二足歩行恐竜に対する考察の変化もあり、昭和に開発された「ゴジュラス」や「デスザウラー」等は直立型の所謂「[[ゴジラ]]」型なのに対し、平成に開発された「ジェノザウラー」以降は体を水平にした「ハリウッド版(エメリッヒ版)ゴジラ」型である。 | ||
;四足恐竜タイプ | ;四足恐竜タイプ | ||
− | : | + | :こちらは二足型に比べやや戦闘力は劣るものが多いが、比較的扱いやすく、またその性質から砲撃戦用・支援用が多い。突撃戦用の機体も存在する。「レッドホーン」や「ゴルドス」が代表種。中には「ウルトラザウルス」(アニメ版の個体はバトスト通常個体の10倍以上の大きさ)や「マッドサンダー」のような超大型や決戦兵器タイプのものも存在する。二足歩行型同様、「ゾイドジェネシス」時代ではバイオゾイドの系統を除くとほぼ絶滅している。 |
;ウルフタイプ | ;ウルフタイプ | ||
:「[[コマンドウルフ]]」を祖とする中型ゾイド。あらゆる任務に対応可能な汎用性が特徴で、アニメ作中では主に[[主人公]]の仲間ポジションでの登場が多く、主人公の先輩的存在のパイロットが使用する。元々は「シールドライガー」の僚機として開発された機体である。機体によって性格の差があるようで、実際のオオカミ同様にリーダーを据えた集団戦闘で本領を発揮する。類似タイプとして狐型の「シャドーフォックス」などがいる。 | :「[[コマンドウルフ]]」を祖とする中型ゾイド。あらゆる任務に対応可能な汎用性が特徴で、アニメ作中では主に[[主人公]]の仲間ポジションでの登場が多く、主人公の先輩的存在のパイロットが使用する。元々は「シールドライガー」の僚機として開発された機体である。機体によって性格の差があるようで、実際のオオカミ同様にリーダーを据えた集団戦闘で本領を発揮する。類似タイプとして狐型の「シャドーフォックス」などがいる。 | ||
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:見た目通り力強く(ゾイドでは恐竜と同サイズなこともあり)戦闘能力も二足恐竜タイプに匹敵する。それでいて気質が穏やかで操縦しやすいという変わり種でもある。かつての共和国側の花形ゾイド「ゴジュラス」のライバルとして登場した「[[アイアンコング]]」を祖に持つ関係からか、敵味方問わず重要キャラが搭乗する事が多い。中の乗り手は[[ガラガ|ゴリラのような奴]]も居れば[[カール・リヒテン・シュバルツ|ハンサムな者]]も居る。 | :見た目通り力強く(ゾイドでは恐竜と同サイズなこともあり)戦闘能力も二足恐竜タイプに匹敵する。それでいて気質が穏やかで操縦しやすいという変わり種でもある。かつての共和国側の花形ゾイド「ゴジュラス」のライバルとして登場した「[[アイアンコング]]」を祖に持つ関係からか、敵味方問わず重要キャラが搭乗する事が多い。中の乗り手は[[ガラガ|ゴリラのような奴]]も居れば[[カール・リヒテン・シュバルツ|ハンサムな者]]も居る。 | ||
;タイガータイプ | ;タイガータイプ | ||
− | :「サーベルタイガー(現:[[セイバータイガー]])」を祖に持つ高速型ゾイド。この系列の機体と、そのライバルとして登場した「ライガータイプ」により、重装甲、重武装ゾイドが主力だった惑星Ziの戦場の様相を一変させた。主に[[ライバル]] | + | :「サーベルタイガー(現:[[セイバータイガー]])」を祖に持つ高速型ゾイド。この系列の機体と、そのライバルとして登場した「ライガータイプ」により、重装甲、重武装ゾイドが主力だった惑星Ziの戦場の様相を一変させた。主に[[ライバル]]キャラが乗る事が多いが、「ジェノザウラー」の登場以降、その座を二足恐竜型に奪われつつある。上記の理由から高速戦闘ゾイドの祖ともいえる。タイガータイプの中でも伝説の古代虎型ゾイドの特殊なゾイド核を使用し民間企業内で開発された古代虎型ゾイドはタイガータイプの中では強力な性能を持っており、「ジェネシス」では主人公側のゾイドとして複数の機体が活躍している。 |
;哺乳類タイプ | ;哺乳類タイプ | ||
:ライガー系などの他にも哺乳類型は比較的登場する。傾向としては恐竜型とほぼ同じく、肉食系は格闘戦に優れており、草食系は砲撃戦用・重装甲が多い。また四足恐竜型同様に草食型には突撃型も存在。「ディバイソン」「エレファンダー」などがこのカテゴリーに入る。 | :ライガー系などの他にも哺乳類型は比較的登場する。傾向としては恐竜型とほぼ同じく、肉食系は格闘戦に優れており、草食系は砲撃戦用・重装甲が多い。また四足恐竜型同様に草食型には突撃型も存在。「ディバイソン」「エレファンダー」などがこのカテゴリーに入る。 | ||
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:翼竜型は共和国軍の「プテラス」「ストームソーダー」「レイノス」など | :翼竜型は共和国軍の「プテラス」「ストームソーダー」「レイノス」など | ||
:ドラゴン型は帝国軍の「レドラー」や『ジェネシス』に登場した「ギルドラゴン」<ref>ギルベイダーのリデコレーションデザイン。ギルベイダー自体も1度だけ(回想シーンで)登場している。</ref>など | :ドラゴン型は帝国軍の「レドラー」や『ジェネシス』に登場した「ギルドラゴン」<ref>ギルベイダーのリデコレーションデザイン。ギルベイダー自体も1度だけ(回想シーンで)登場している。</ref>など | ||
− | :鳥形は共和国軍の「グライドラー」や帝国軍の「シュトルヒ」<ref>ただし正確には始祖鳥型(生物学的には鳥類ではない)。</ref>(両者共アニメ未登場)、『フューザーズ』に登場した「バスターイーグル」や『ジェネシス』に登場した「[[レインボージャーク]] | + | :鳥形は共和国軍の「グライドラー」や帝国軍の「シュトルヒ」<ref>ただし正確には始祖鳥型(生物学的には鳥類ではない)。</ref>(両者共アニメ未登場)、『フューザーズ』に登場した「バスターイーグル」や『ジェネシス』に登場した「[[レインボージャーク]]」等 |
:昆虫型では「サイカーチス」「ダブルソーダー」など | :昆虫型では「サイカーチス」「ダブルソーダー」など | ||
:ほかにペガサス型なども存在する。 | :ほかにペガサス型なども存在する。 | ||
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:小型ないし中型のタイプ。局地戦用機が多い。「カノントータス」「ステルスバイパー」「ヘルディガンナー」などがこのカテゴリーに入る。 | :小型ないし中型のタイプ。局地戦用機が多い。「カノントータス」「ステルスバイパー」「ヘルディガンナー」などがこのカテゴリーに入る。 | ||
;水棲タイプ | ;水棲タイプ | ||
− | :サメ型のウオディック等。本編が陸戦主体なこともあり純粋な水棲型は少なめ(ウオディックも陸戦出来なくはない<ref>『/ | + | :サメ型のウオディック等。本編が陸戦主体なこともあり純粋な水棲型は少なめ(ウオディックも陸戦出来なくはない<ref>『/ZERO』に登場したウオィックは砂漠を海のごとく自在に泳いでいたが、本来の設定では流石に不可能である。</ref>)。基本は陸戦型の「カノントータス」「スネークス(ステルスバイパーの前身)」「ヘルディガンナー」等も海戦に対応している(当然弱いが<ref>「[[スタンディングトータス|トータス]]」は陸亀の事である。なおブロックスの「カノンダイバー」は海亀([[スタンディングタートル|タートル]])型。</ref>)。 |
:純粋な飛行タイプには劣るが飛行可能なものも多い。エイ型の「シンカー」、シュモクザメ型の「ハンマーヘッド」などがこのカテゴリーに入る。中には「[[ホエールキング]]」や「ネオ・タートルシップ」のような輸送艦として扱われる超巨大ゾイドも存在する。 | :純粋な飛行タイプには劣るが飛行可能なものも多い。エイ型の「シンカー」、シュモクザメ型の「ハンマーヘッド」などがこのカテゴリーに入る。中には「[[ホエールキング]]」や「ネオ・タートルシップ」のような輸送艦として扱われる超巨大ゾイドも存在する。 | ||
;キメラブロックス | ;キメラブロックス | ||
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: | : | ||
;[[デスザウラー]] | ;[[デスザウラー]] | ||
− | :『[[ゾイド -ZOIDS-]]』終盤に登場したものは『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]] | + | :『[[ゾイド -ZOIDS-]]』終盤に登場したものは『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では『[[オリジナルデスザウラー]]』名義となっている。 |
=== 四足恐竜タイプ === | === 四足恐竜タイプ === | ||
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== 関連用語 == | == 関連用語 == | ||
;[[惑星Zi]](ゾイド星) | ;[[惑星Zi]](ゾイド星) | ||
− | : | + | :本シリーズの舞台である地球から6万光年先にある惑星。気候は地球に似ているが金属の分布がはるかに多く、「金属生命体」である'''ゾイド'''が多数生息している。稀に地球人がこの惑星に辿り着く事もある(漫画『ZOIDS惑星Zi』)。 |
;惑星Zi人(ゾイド人) | ;惑星Zi人(ゾイド人) | ||
− | : | + | :惑星Ziの住人達。初期の玩具付随などの描写ではゾイドに近い金属人間といった描写もあったが、設定が変遷していき、最終的には地球人との差異はほぼ無くなり、ゾイド人と地球人のハーフも確認されている。なお一部作品では共通して特徴的なフェイスタトゥーが見られるが、これは元々はゾイド人が持っていた金属質皮膚の名残が部族毎に色や形状が異なっていたことから所属識別として使われていた風習から来るもので、一族で似たデザインのタトゥーを付ける習慣となっている。 |
;野良ゾイド | ;野良ゾイド | ||
:ゾイドは自我を持つ生命体であるため、機械化されても自分の意思を持つ。例えばパイロットが死んでしまったり捨てられたりしても、何かの拍子にコンバットシステムの枷が外れてしまうと、そのまま野良ゾイドとして生きていく事になる。<br />また、トラップとして仕掛けられた無人のスリーパーゾイドが放置された末に野良化する例もある。 | :ゾイドは自我を持つ生命体であるため、機械化されても自分の意思を持つ。例えばパイロットが死んでしまったり捨てられたりしても、何かの拍子にコンバットシステムの枷が外れてしまうと、そのまま野良ゾイドとして生きていく事になる。<br />また、トラップとして仕掛けられた無人のスリーパーゾイドが放置された末に野良化する例もある。 | ||
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:[[惑星Zi]]の環境の中で自然に生まれたゾイド。当然兵器としての改造や武装など、人の手は加えられておらずコックピットもついていない。外見はまさに「金属の皮膚をもつ巨獣」である。一度人の手が加わった「野良ゾイド」とは区別されるので注意。…尤も『フューザーズ』では「野生ゾイド」扱いされていたが<ref>劇中で野生ゾイドと呼ばれるブロックスゾイドが登場したが、本来「野生のブロックスゾイド」は存在しない。</ref>。 | :[[惑星Zi]]の環境の中で自然に生まれたゾイド。当然兵器としての改造や武装など、人の手は加えられておらずコックピットもついていない。外見はまさに「金属の皮膚をもつ巨獣」である。一度人の手が加わった「野良ゾイド」とは区別されるので注意。…尤も『フューザーズ』では「野生ゾイド」扱いされていたが<ref>劇中で野生ゾイドと呼ばれるブロックスゾイドが登場したが、本来「野生のブロックスゾイド」は存在しない。</ref>。 | ||
;ブロックスゾイド | ;ブロックスゾイド | ||
− | :完全な人工ゾイド。ブロックスという人工のゾイドコアを繋げて機体を構成している。出力で本来のゾイドに大きく劣るが、機体の組み換えによる[[合体]]や[[変形]] | + | :完全な人工ゾイド。ブロックスという人工のゾイドコアを繋げて機体を構成している。出力で本来のゾイドに大きく劣るが、機体の組み換えによる[[合体]]や[[変形]]が可能となった。『ゾイドジェネシス』の時代ではこの技術はほとんど失われているがこの技術を発掘、研究し復活させたゾイドバラッツ(SRW未登場)とビームトータス(『ゾイドフューザーズ』に登場したリクガメ型ブロックス「ミサイルトータス」のバリエーション機?SRW未登場)のみが登場する。 |
:ブロックスゾイドだけでの合体の他、ライガーゼロやバーサークフューラーなどハードポイントを持つゾイドと連結することでそのスペックを強化できる。なお、スパロボに登場済みの[[ムラサメライガー]]にも同様に合体できるブロックスが存在する(アニメ未登場)。 | :ブロックスゾイドだけでの合体の他、ライガーゼロやバーサークフューラーなどハードポイントを持つゾイドと連結することでそのスペックを強化できる。なお、スパロボに登場済みの[[ムラサメライガー]]にも同様に合体できるブロックスが存在する(アニメ未登場)。 | ||
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;[[バイオゾイド]] | ;[[バイオゾイド]] | ||
− | : | + | :『[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ジェネシス]]』の時代、過去とは異なる方法で作り出されたゾイド。生物の骨格じみたフレームに特殊な流体金属製の装甲を纏った姿は、戦闘機械然とした既存のゾイドと比べてより生物的であり、前述の野生ゾイドを彷彿とさせる。身に纏った装甲が光学兵器を跳ね返し、実体兵器のダメージをも吸収してしまうため、リーオ製の武器による攻撃以外では撃破が非常に難しい。操縦適格者が多くなく実戦配備は本来困難だが、[[ディガルド武国]]はある[[ナンバー|非道な方法]]でそれを克服、軍備の大幅な増強に成功する。 |
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;[[オーガノイド]] | ;[[オーガノイド]] | ||
− | : | + | :人間と同じぐらいの大きさで、他のゾイドと合体してゾイドコアを活性化させる事により、ゾイドが持つ潜在能力を引き出す能力を持つ。TV第1作には複数体のオーガノイドが存在していたが、対となる古代ゾイド人が登場しないからか、それ以降の作品では存在が確認されていない。と言うか、TV第2作では「学習機能によりゾイドを進化させるシステム」別名「アルティメットX」と設定が変わっている。 |
+ | :余談だがバトルストーリー版では「ゾイドを[[ノーベルガンダム|狂暴化させることでパワーアップさせるシステム]]」とまた別物である。アニメ版オーガノイドも登場するが「狂暴化したゾイドの思念波でパイロットが発狂しないようにするために肩代わりする装置」扱い。 | ||
+ | ;ゾイド(ゾイドオルタナティブ版) | ||
+ | :ゲーム作品『ゾイドオルタナティブ』(未参戦)に登場したゾイドで、他の作品のゾイドとの最大の違いは'''生命体ではなく純粋な兵器である'''点である。機械的なデザインがより強調されており、牙や目に該当する部分はなく、噛みつきやひっかき攻撃も一切ない。動きも非常に鈍重としたものとなっている。 | ||
+ | ;ゾイド(ゾイドワイルド版) | ||
+ | :『ゾイドワイルド』系列(全て未参戦)に登場するゾイドで、他の作品のゾイドとの最大の違いは'''数万年前に[[地球]]に飛来した1つのゾイドコアから派生した存在'''であり、惑星Ziとの環境の違いから'''大きさが地球上の生物とほぼ同等か少し大きい程度<ref>恐竜型は小さくなり、昆虫型は逆に大きくなる。</ref>で、[[ガチコ|コクピットが完全に露出している]]'''<ref>尤も旧ゾイドから通称「懲罰席」と呼ばれるオープンコックピットが存在していたので(例:マッハ2で飛行するサラマンダーの背部砲手席など)、今更と言う意見もある。操縦席に限定してもワイルドゾイドとサイズが近いアタックゾイドや24ゾイドは(24ゾイドの一部を除き)バイクを意識したオープンコックピットである。</ref>。パイロットとゾイドの闘争本能が極限まで高まると'''ワイルドブラスト'''<ref>『ゾイドワイルドZERO』では、種別によってエヴォブラスト、マシンブラスト、ゼロブラストと名称が変化している。</ref>と呼ばれる特殊能力が発動する。 | ||
;古代ゾイド人 | ;古代ゾイド人 | ||
:太古にきわめて高度な文明を築いていたとされるゾイド人。コールドスリープして現代に蘇る事もある。 | :太古にきわめて高度な文明を築いていたとされるゾイド人。コールドスリープして現代に蘇る事もある。 | ||
;ゾイドイヴ | ;ゾイドイヴ | ||
− | : | + | :アニメにのみ登場する、「全てのゾイドのエネルギーの源泉」。 |
;[[ゾイドコア]] | ;[[ゾイドコア]] | ||
− | : | + | :上記[[#ゾイドの生態]]も参照。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == |