「ジオン公国」を編集中
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− | + | ジオン公国とは『[[機動戦士ガンダム]]』をはじめとする[[一年戦争]]を舞台とした[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]の敵勢力。 | |
== 概要 == | == 概要 == | ||
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ジオン・ズム・ダイクン([[シャア・アズナブル|シャア]]・[[セイラ・マス|セイラ]]兄妹の実父)を中心に設立した「ジオン共和国」を、ダイクンの死後[[デギン・ソド・ザビ]]が反対派を一掃した上で独裁政治体制を敷き、「ジオン公国」として名称変更し、自らを「公王」として君臨した。 | ジオン・ズム・ダイクン([[シャア・アズナブル|シャア]]・[[セイラ・マス|セイラ]]兄妹の実父)を中心に設立した「ジオン共和国」を、ダイクンの死後[[デギン・ソド・ザビ]]が反対派を一掃した上で独裁政治体制を敷き、「ジオン公国」として名称変更し、自らを「公王」として君臨した。 | ||
− | その後、デギンの長男[[ギレン・ザビ|ギレン]]が権力を掌握し、U.C.0079年1月3日に[[一年戦争]]と呼ばれる[[地球連邦政府]]との戦争を開始した。しかし、初戦では[[地球連邦軍]]を圧倒し、宇宙戦力をほぼ瓦解させる程の損害とコロニー落としによって、地球に甚大な被害を与えたが、連邦政府が抗戦の意志を失わなかったため、早期講和に失敗。地球侵攻作戦を実施するも無暗に占領地区を拡大させた結果、攻めきる事が出来ずに世界中で戦線が構築され、膠着状態に陥った。最終的に物量面等で劣る[[ジオン公国軍]] | + | その後、デギンの長男[[ギレン・ザビ|ギレン]]が権力を掌握し、U.C.0079年1月3日に[[一年戦争]]と呼ばれる[[地球連邦政府]]との戦争を開始した。しかし、初戦では[[地球連邦軍]]を圧倒し、宇宙戦力をほぼ瓦解させる程の損害とコロニー落としによって、地球に甚大な被害を与えたが、連邦政府が抗戦の意志を失わなかったため、早期講和に失敗。地球侵攻作戦を実施するも無暗に占領地区を拡大させた結果、攻めきる事が出来ずに世界中で戦線が構築され、膠着状態に陥った。最終的に物量面等で劣る[[ジオン公国軍]]は地球連邦軍のモビルスーツ戦線投入と戦力回復により、オデッサ、ジャブロー、キャルホルニアベース、ソロモンで敗退し、本土防衛線まで戦線が後退するほどに追い詰められ、U.C.0079年12月31日の[[ア・バオア・クー]]攻防戦までに支配者[[ザビ家]]の主だった人物が死亡し、即座にダルシア・バハロがジオン共和国に国号変更を宣言し、連邦政府に停戦の申し入れを行った。最終的には地球連邦政府に屈することになった。 |
=== 一年戦争後のジオン === | === 一年戦争後のジオン === | ||
− | 一年戦争後、ジオン公国からジオン共和国に移行するが、[[デラーズ・フリート]]や[[ネオ・ジオン]]等、旧公国の再興を掲げる勢力は後を絶たず、[[地球連邦軍]] | + | 一年戦争後、ジオン公国からジオン共和国に移行するが、[[デラーズ・フリート]]や[[ネオ・ジオン]]等、旧公国の再興を掲げる勢力は後を絶たず、[[地球連邦軍]]はそれらの掃討に追われることになる。ジオン共和国の独立と自治は連邦政府により保証される形となったが、一度敗戦した事実もあり、数々の制限が掛けられている状況が続いたため、ジオン残党勢力からは連邦の傀儡政権と見做されて、ジオン公国の正統な後継とは認めない勢力が多かった。しかし、ジオン国民の中でも敗戦で意気消沈した空気があり、不満を抱きながらも積極的に連邦へ敵対する人々は少数派となっている。 |
− | U.C. | + | U.C.0087 - 0088に発生した[[グリプス戦役]]ではジオン共和国軍の戦力が[[ティターンズ]]の戦力として運用されていると思われる場面が多数確認できる。 |
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− | [[第1次ネオ・ジオン抗争]](ハマーン戦争) | + | U.C.0089の[[第1次ネオ・ジオン抗争]](ハマーン戦争)では地球連邦政府の日和見政策により一時的にジオン共和国が[[ハマーン・カーン]]に譲渡される事態も発生した。 |
− | U.C. | + | U.C.0094 - 0096にかけて、ジオン共和国内の外務大臣[[モナハン・バハロ]]は、ネオ・ジオン残党の[[袖付き]]を支援するなど暗躍を行う。この時期にはU.C.0100年でのジオン共和国の自治権放棄が決められていた。 |
− | U.C. | + | U.C.0100、ジオン共和国は自治権を[[地球連邦政府]]に返還し、連邦の地方自治体であるサイド3へ回帰した。これを以ってジオンという名前の国は消滅する事となった。 |
しかし、火星に逃げ延びていた一年戦争時の生き残りのジオン公国軍残党「オールズモビル」は、U.C.0120を舞台とした漫画『[[機動戦士ガンダム F90]]』とU.C.0122を舞台としたゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』(SRW未参戦)で二度登場し、地球連邦軍と対立するが、結果的に鎮圧され、以降公国軍の残党は登場していない。 | しかし、火星に逃げ延びていた一年戦争時の生き残りのジオン公国軍残党「オールズモビル」は、U.C.0120を舞台とした漫画『[[機動戦士ガンダム F90]]』とU.C.0122を舞台としたゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』(SRW未参戦)で二度登場し、地球連邦軍と対立するが、結果的に鎮圧され、以降公国軍の残党は登場していない。 | ||
− | サイド3は、宇宙戦国時代にあるU.C.0153を舞台とした漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム | + | サイド3は、宇宙戦国時代にあるU.C.0153を舞台とした漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 』では、月の裏側という遠隔地である事が幸いし、[[ザンスカール帝国]]や好戦的なコロニー自治体の影響が全く無いため、比較的平和な情勢だったが、U.C.0169を舞台とした漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』では、宇宙戦国時代が激化し、ザビ・ジオンやハイ・ジオンなど、ジオンを自称する4つの勢力が現れ内戦状態に陥る。特にズム・シティーを中心とするザビ・ジオンは無能な独裁者ガルマ・ザビ三世により日々のエネルギーや食料品も不足し、日常的に反政府主義とされた国民の処刑が行われるというかつての連邦時代よりも遥かに貧しく、苦しい生活を強いられている。 |
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== 人物 == | == 人物 == | ||
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;[[ガルマ・ザビ]] | ;[[ガルマ・ザビ]] | ||
:ザビ家四男。[[地球]]北米方面軍司令。 | :ザビ家四男。[[地球]]北米方面軍司令。 | ||
− | ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]] | + | ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]]([[オードリー・バーン]]) |
:ドズル・ザビの娘。ザビ家最後の正統後継者。 | :ドズル・ザビの娘。ザビ家最後の正統後継者。 | ||
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:ジオニック社に次ぐモビルスーツ開発企業。[[ドム]]や[[ギャン]]を開発した。ジオニック同様、一年戦争後にアナハイムに吸収される。 | :ジオニック社に次ぐモビルスーツ開発企業。[[ドム]]や[[ギャン]]を開発した。ジオニック同様、一年戦争後にアナハイムに吸収される。 | ||
;MIP社 | ;MIP社 | ||
− | :[[ズゴック]]等の水陸両用機や、[[ | + | :[[ズゴック]]等の水陸両用機や、[[ビグロ]]等の[[モビルアーマー]]を開発した企業。 |
;正統ジオン | ;正統ジオン | ||
:SLGゲーム『ギレンの野望シリーズ』に登場するジオン公国から独立したオリジナル勢力。大将はキシリア。 | :SLGゲーム『ギレンの野望シリーズ』に登場するジオン公国から独立したオリジナル勢力。大将はキシリア。 | ||
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:終戦から一年後、地球連邦と「[[一年戦争]]」を勃発させたが、ゲーム本編中に[[ギレン・ザビ]]と[[キシリア・ザビ]]が[[シャア・アズナブル]]に[[暗殺]]され、[[ハマーン・カーン]]によって[[ネオ・ジオン]]として再編される。 | :終戦から一年後、地球連邦と「[[一年戦争]]」を勃発させたが、ゲーム本編中に[[ギレン・ザビ]]と[[キシリア・ザビ]]が[[シャア・アズナブル]]に[[暗殺]]され、[[ハマーン・カーン]]によって[[ネオ・ジオン]]として再編される。 | ||
:なお、上記の世界観ゆえ[[ネオ・ジオン]]や[[デラーズ・フリート]]などの原作における後身組織の人材・機体が「ジオンの人材・機体」として名を馳せている。 | :なお、上記の世界観ゆえ[[ネオ・ジオン]]や[[デラーズ・フリート]]などの原作における後身組織の人材・機体が「ジオンの人材・機体」として名を馳せている。 | ||
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+ | === 携帯機シリーズ === | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦R]] | ||
+ | :[[出雲銀河]]の父が取材した国として名前のみ登場する(ただし'''ジオン共和国'''の方)。 | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
112行目: | 113行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
*「ジオン」の[[英語]]綴りは当初、ローマ字読みをそのまま当てはめた「ZION」だった。 | *「ジオン」の[[英語]]綴りは当初、ローマ字読みをそのまま当てはめた「ZION」だった。 | ||
− | **しかし、これが実在の「ユダヤ人祖国回復運動(シオニズム | + | **しかし、これが実在の「ユダヤ人祖国回復運動(シオニズム Zionism)」と同名同綴りだったため、問題視されるのを恐れたバンダイおよびサンライズの自主規制によって現在の表記に改められている。 |
*『[[機動戦士ガンダム]]』の企画段階や放映直前に玩具屋向けに配布された資料である『クローバー製品カタログ1979年前期版』において、ジオン公国は'''「恐るべき[[宇宙]]の侵略者」'''と紹介されている。 | *『[[機動戦士ガンダム]]』の企画段階や放映直前に玩具屋向けに配布された資料である『クローバー製品カタログ1979年前期版』において、ジオン公国は'''「恐るべき[[宇宙]]の侵略者」'''と紹介されている。 | ||
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[[Category:ガンダムシリーズの組織]] | [[Category:ガンダムシリーズの組織]] |