「ガン×ソード」を編集中
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『[[無限のリヴァイアス]]』、『[[スクライド]]』、『プラネテス』に続く、谷口悟朗監督による4作目のテレビアニメ。 | 『[[無限のリヴァイアス]]』、『[[スクライド]]』、『プラネテス』に続く、谷口悟朗監督による4作目のテレビアニメ。 | ||
− | キャッチコピーは「痛快娯楽復讐劇」。遠い未来、[[宇宙]]のどこかにある[[地球]]とは違う惑星「[[ | + | キャッチコピーは「痛快娯楽復讐劇」。遠い未来、[[宇宙]]のどこかにある[[地球]]とは違う惑星「[[惑星EI|エンドレスイリュージョン]]」で愛する女を殺され、復讐に生きる男[[ヴァン]]と少女[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]の旅の物語。 |
作品のテーマは“復讐”だが、“痛快娯楽”のキャッチコピーの通り作風は明るく、ロボットアニメにもかかわらずそれを前面に出していない異色作。第一話放映完了まで、完全にロボットアニメであると公表されていなかった(それまでは良くある西部劇風としか見えなかった)。予告を含む全ての話に伏線が張られており、完全にギャグ回に思える話も物語としては非常に重要な内容だったりもしている。それらが少しずつ解明されていくにつれて宿敵の元へと近づき、エピローグ(ラスト3分)で全ての伏線が明らかになるという丁寧かつ珍しい作風。復讐を望むヴァンの初志貫徹も踏まえて、文字通り'''完走しきった作品'''である。 | 作品のテーマは“復讐”だが、“痛快娯楽”のキャッチコピーの通り作風は明るく、ロボットアニメにもかかわらずそれを前面に出していない異色作。第一話放映完了まで、完全にロボットアニメであると公表されていなかった(それまでは良くある西部劇風としか見えなかった)。予告を含む全ての話に伏線が張られており、完全にギャグ回に思える話も物語としては非常に重要な内容だったりもしている。それらが少しずつ解明されていくにつれて宿敵の元へと近づき、エピローグ(ラスト3分)で全ての伏線が明らかになるという丁寧かつ珍しい作風。復讐を望むヴァンの初志貫徹も踏まえて、文字通り'''完走しきった作品'''である。 | ||
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==用語== | ==用語== | ||
− | ;[[ | + | ;[[惑星EI]] |
− | : | + | :EIは「エンドレス・イリュージョン」の略。物語の舞台となる[[地球]]から遠く離れた惑星であり、ナレーションでは「'''ボンクラ達の理想郷'''」などとも言われる。かつて[[地球]]の囚人惑星だったという歴史がある。 |
;マザー | ;マザー | ||
− | : | + | :[[地球]]のこと。[[惑星EI]]住人の故郷であるが、「永遠の春休み」と呼ばれる細菌兵器の誤使用によってほぼ滅亡している(原作)。[[カギ爪の男]]はその唯一の生き残りである。 |
;[[ヨロイ]] | ;[[ヨロイ]] | ||
− | : | + | :[[惑星EI]]における高度な駆動機械のこと。その適用範囲は幅広い。 |
;[[オリジナル7]] | ;[[オリジナル7]] | ||
− | : | + | :囚人惑星であるエンドレスイリュージョンを監視し、有事の際に刑の執行を行うために存在した7人の処刑人、及び彼らの乗っていた[[ヨロイ]]のこと。 |
;G-ER流体 | ;G-ER流体 | ||
− | : | + | :[[オリジナル7]]用[[ヨロイ]]の駆動系に用いられている物質。電流を通すことで固まったり液体に戻したり出来る青黒い色をした流体(解り易く言えば液晶のような物)。これを使用していない[[ヨロイ]]は二足歩行が不可能となっている。ちなみにER流体という物質は実在する。 |
;[[ヨロイインターフェイスインプラント]] | ;[[ヨロイインターフェイスインプラント]] | ||
− | : | + | :オリジナル7に乗る者達の体に施された技術。略称は「YII」。 |
;プリズン・プラネット・デストロイヤー | ;プリズン・プラネット・デストロイヤー | ||
− | :[[月]] | + | :[[月]]の正体。処刑人である[[オリジナル7]]でも対応できない事態が発生した時に、惑星全域に対する粛清を行う機能を持つと考えられる。唯一サウダーテのみがこの惑星破壊システムにアクセスできる機能を持つ。 |
;テラフォーミングベース | ;テラフォーミングベース | ||
− | :[[カギ爪の男]] | + | :[[カギ爪の男]]の本拠地となっている大陸そのもの。その正体は過去に[[惑星EI]]をテラフォーミングする際に使用された超巨大宇宙船である。 |
;[[幸せの時]] | ;[[幸せの時]] | ||
− | : | + | :この作品の全ての鍵となる計画。[[カギ爪の男]]の夢。 |
;[[カギ爪の男の集団]] | ;[[カギ爪の男の集団]] | ||
:カギ爪の男が率いる組織のこと。 | :カギ爪の男が率いる組織のこと。 | ||
;[[エルドラメンバー]] | ;[[エルドラメンバー]] | ||
− | :エルドラVを操縦する[[勇者]]。 | + | :エルドラVを操縦する[[勇者]]。 |
==楽曲== | ==楽曲== | ||
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:;「GUN×SWORD [opening theme]」 | :;「GUN×SWORD [opening theme]」 | ||
::演奏:中川幸太郎 feat.鬼太鼓座 | ::演奏:中川幸太郎 feat.鬼太鼓座 | ||
− | :: | + | ::西部劇風のアニメだが、イントロ部分で和太鼓と男衆の掛け声、メロディは尺八と和の雰囲気が取り入れられている。最終話EDでは特別編集版「GUN×SWORD [starting again]」が使用された。 |
− | ::『K』『T』『X- | + | ::『K』『T』『X-Ω』『30』で採用。『T』限定版、『30』DLCでは原曲を収録。なお、スパロボ用アレンジではイントロがカットされている。『X-Ω』ではイベント「愛の果てに…」、「神に抗う者たち」にてクエストBGMに採用。 |
: | : | ||
;エンディングテーマ | ;エンディングテーマ | ||
224行目: | 224行目: | ||
;[[スーパーロボット大戦T]] | ;[[スーパーロボット大戦T]] | ||
:初の声付き参戦。『学園』以来約10年ぶりの参戦となる。PS4版はソニー製プラットフォーム初参戦にもなる。 | :初の声付き参戦。『学園』以来約10年ぶりの参戦となる。PS4版はソニー製プラットフォーム初参戦にもなる。 | ||
− | :[[ | + | :[[惑星EI]]の世界観が[[火星]]に組み込まれており(この関係で一部のキャラが[[A級ジャンパー]]の資質ありと判定されているクロスオーバーがある)、登場キャラも『K』より増えている。ストーリー面でも最序盤から話が展開し最終盤まで引っ張っていくなど、メイン格として扱われている。今回で初めて[[エルドラメンバー]]の元ネタの一つである[[勇者シリーズ]]との共演を果たした。 |
:地形適性に関しては、ダン・オブ・サーズデイは宇宙Aに引き上げられたが、それ以外はBのまま。 | :地形適性に関しては、ダン・オブ・サーズデイは宇宙Aに引き上げられたが、それ以外はBのまま。 | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
231行目: | 231行目: | ||
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] | ||
:2019年5月のイベント「愛の果てに…」期間限定参戦。『[[オーバーマン キングゲイナー]]』や『[[機動武闘伝Gガンダム]]』と共演する。 | :2019年5月のイベント「愛の果てに…」期間限定参戦。『[[オーバーマン キングゲイナー]]』や『[[機動武闘伝Gガンダム]]』と共演する。 | ||
− | :2020年6月には、イベント「神に抗う者たち」にて復刻参戦。今回は同じ谷口監督作品の『[[スクライド | + | :2020年6月には、イベント「神に抗う者たち」にて復刻参戦。今回は同じ谷口監督作品の『[[スクライド]]』と共演。 |
;[[スーパーロボット大戦30]] | ;[[スーパーロボット大戦30]] | ||
:今回は同じ谷口監督作品の「[[コードギアスシリーズ]]」とエルドラメンバーの元ネタの一つである『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』と共演。 | :今回は同じ谷口監督作品の「[[コードギアスシリーズ]]」とエルドラメンバーの元ネタの一つである『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』と共演。 | ||
− | : | + | :今回も『T』同様に惑星EIの世界観が火星に組み込まれている一方で、一部の登場人物は地球の住人として登場する。 |
:キーミッション「ジルクスタンの闇」で初登場だが、今回は[[ジョー・ラッツ|ジョー]]戦からで最序盤は再現されていない。 | :キーミッション「ジルクスタンの闇」で初登場だが、今回は[[ジョー・ラッツ|ジョー]]戦からで最序盤は再現されていない。 | ||
297行目: | 297行目: | ||
* 本作では、宇宙空間に出た際「コクピットから発する通信、音声」を除いて全てが無音となっている。これはリアリティの追求の一環であり谷口監督が手がけたアニメ『プラネテス』で得たノウハウが生かされている。以後、超常現象から成るものは除いて宇宙空間での行動は全て無音となる。これは後に発売された『[[無限のリヴァイアス]]』のリニューアルBOXでもわざわざ再編集されて処理されている。 | * 本作では、宇宙空間に出た際「コクピットから発する通信、音声」を除いて全てが無音となっている。これはリアリティの追求の一環であり谷口監督が手がけたアニメ『プラネテス』で得たノウハウが生かされている。以後、超常現象から成るものは除いて宇宙空間での行動は全て無音となる。これは後に発売された『[[無限のリヴァイアス]]』のリニューアルBOXでもわざわざ再編集されて処理されている。 | ||
* 本放送時は本来4月から開始する予定だったが、制作の遅れから『[[勇者王ガオガイガーFINAL|勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING]]』を本作を放送予定だった枠で放送し、その後『ガオガイガー』の後番組として放送を開始している(予算の都合がつかなかったためである。そのため『ガン×ソード』は高クオリティに反する'''超低予算で作られている'''(当時放映されていた『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の三分の一以下)監督が「潤沢な環境で良作ができるのは当然」というスタンスに反逆し、敢えて中小のプロダクションで一から奔走し、貫徹したためであった)。 | * 本放送時は本来4月から開始する予定だったが、制作の遅れから『[[勇者王ガオガイガーFINAL|勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING]]』を本作を放送予定だった枠で放送し、その後『ガオガイガー』の後番組として放送を開始している(予算の都合がつかなかったためである。そのため『ガン×ソード』は高クオリティに反する'''超低予算で作られている'''(当時放映されていた『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の三分の一以下)監督が「潤沢な環境で良作ができるのは当然」というスタンスに反逆し、敢えて中小のプロダクションで一から奔走し、貫徹したためであった)。 | ||
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==商品情報== | ==商品情報== | ||
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=== 楽曲関連 === | === 楽曲関連 === | ||
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